「クレジットカードの審査になかなか通らない」または「今すぐにでもクレジットカードが欲しい」ということで、審査なしで作れるクレジットカードを探している方も多いでしょう。
ですが、残念ながら"審査なし(無審査)で作れるクレジットカード"は存在しません。
ただし、ブラックリストの人でも作れるクレジットカードや、クレジットカードと同様の機能を持っていて審査なしで作れるカードは存在します。
記事前半では「審査なしのチャージ系カードの紹介」を、後半では「審査はあるけどブラックの方でも通りやすいクレジットカード」を紹介していきます。
まずは、審査なしのカードにはどんなものがあるのか見ていきましょう。
目次
ブラックや無職の人でも作れるカード
ブラックリストとは個人信用情報機関に「異動」という事故情報が残ってしまっている状態のことです。
具体的には「クレカやローンの支払い延滞」「奨学金の支払いの延滞」「携帯電話本体の分割購入代金の延滞」「債務整理を行った」「カードを強制解約された」などがあげられます。
身に覚えがある方はブラックである可能性が高く、クレジットカードの審査も厳しいものになるでしょう。
ですが、以下のカードであれば延滞を重ねた上で債務整理をおこなった超ブラックの人でも審査なしも同然に作ることが可能です。
- 家族カード
- デビットカード
- プリペイドカード
それぞれ、どういうカードなのか順に説明していきます。
家族カード
家族カードとは、契約者である本会員の高校生を除く18歳以上の家族に発行できるカード。家族カードの利用代金も本会員が支払うため、家族会員に返済能力がなくても、本会員に安定した収入と返済能力があれば作ることができます。
家族カードの契約者は本会員なので、家族会員に対する審査はなしに等しいです。すでに本会員がカードを持っている場合は、本会員に滞納などがなければ家族カードは発行されます。
デビットカード
デビットカードとは、クレジットカードと同様に店頭やネットでの買い物で利用することができる、銀行が発行しているカードです。
クレジットカードは商品代金を後払いでカード会社に返しますが、デビットカードは自分の銀行口座から即時に利用代金が引き落とされます。
銀行が商品代金を立て替えるわけではないため、銀行にとっては貸したお金を返してもらえないリスクがありません。そのため、デビットカードはクレジットカードと同じように利用できるにもかかわらず、審査なしで作れます。
代表的なデビットカード
- 楽天銀行デビットカード
- PayPay銀行デビットカード
- イオンデビットカード
- SMBCデビット
プリペイドカード
プリペイドカードとは、カードにチャージ(入金)した金額内で決済可能なカードのことを言います。suicaやPASMOといった電車に乗る際に使うカードと同じイメージです。
チャージ方法は、コンビニ払いや銀行口座からの引き落とし、携帯電話料金と一緒に支払いなど、カードによって様々です。
クレジットカードとの大きな違いは、クレジットカードが翌月後払い制なのに対して、カードにチャージした金額から即時カード利用分が決済されるという点です。(プリペイドカードもクレヒスは作れません)
デビットカードは銀行口座が作れる年齢(16歳以上)であれば誰でも持てるカードなのに対して、プリペイドカードはカードによって何歳からでも持てるカードです。
代表的なプリペイドカード
- バンドルカード
- Vプリカ
- Kyash(キャッシュ)
チャージ式のカードは事前にチャージが必要なので審査が無しと覚えておきましょう。
クレヒスが作れないのがデメリット
「家族カード」「デビットカード」「プリペイドカード」に共通するデメリットは、クレジットカード審査でもっとも重要視されるクレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー/クレヒス)が作れないことです。
カード会社は審査の際、過去の利用履歴を見て「この人は滞納せず、返済してくれる人だ」と判断するため、ほとんどのクレジットカードの場合、クレヒスがないと審査で厳しく見られてしまいます。
そのため、クレヒスを審査基準にしていないアコムなどの消費者金融会社が発行する「ACマスターカード」などを作って、クレヒスを積んでいく方も多いです。
クレジットカードの審査難易度解説
カード会社の種類 | 審査難易度 | 代表的なカード |
---|---|---|
消費者金融系カード | 独自の審査基準 | Tカード プラス(SMBCモビットnext) ライフカードch |
流通系カード | 普通 | イオンカード セブンカード・プラス ファミマTカード |
信販系カード | 普通 | オリコカード JCBカード セゾンカード |
鉄道系・交通系カード | 普通 | JALカード ANAカード ビックカメラSuicaカード |
銀行系カード | 厳しい | 三井住友カード VIASOカード |
外資系カード | 厳しい | ダイナースクラブカード アメリカンエキスプレスカード |
上の表はクレジットカードを系統別で並べて審査難易度を比較しています。アメックスやダイナースクラブカードなどのいわゆる「外資系カード」は審査難易度が厳しいのでブラックの方が申し込んでも審査に通るのは難しいでしょう。
今までクレジットカードの審査に落ちてきた方や、ブラックの方は独自の審査を行っている「消費者金融系のカード」に申し込むのが得策です。
それでも審査に合格しない場合はプリペイドカードなどを持つしかありません。
ブラックでも作れる審査の甘いクレジットカード
通常、過去にクレジットカードやローンの支払い延滞をして、悪いクレジットヒストリーが信用情報機関に残っていると審査落ちしてしまいます。
ですが、クレジットヒストリーではなく、現在の支払い能力があるかを重要視する独自の審査基準を採用しているカードもあります。(「支払い能力」という定義はカード会社によっても異なりますが、申込者本人が働いていることが前提)
- Tカード プラス(SMBCモビットnext)
- ライフカードch
上記の2つを紹介します。
Tカード プラス(SMBCモビットnext)
Tカード プラス(SMBCモビットnext)
カードの特徴
SMBCモビットと三井住友カードが提携してできた消費者金融系カード。年会費無料で、Tポイントも貯まり、ETCカードの発行も可能。
おすすめポイント
- 年会費永年無料!発行手数料などの費用もかからない
- 18歳以上で個人の収入がある方であれば審査通過可能
- クレヒスではなく収入を重視する独自の審査基準を採用した「消費者金融系カード」
Tカード プラス(SMBCモビットnext)は、SMBCモビットと三井住友カードが提携した年会費無料のカードです。
このカードは通常のクレジットカードとは異なる審査基準の「消費者金融系カード」に含まれます。
一般的なクレジットカードは過去の支払い実績や現在の職業などから「お金に困っていない人」を評価しているのに対し、消費者金融系カードは「お金に困っている人」を対象にして発行しているカードなので、クレジットヒストリー(過去の支払い実績)よりも現在の収入を重視してくれます。
消費者金融系カードには「ACマスターカード」というカードもありますが、ポイントが貯まらず、ETCカードも発行できず、リボ払い専用のため手数料がかかるといったデメリットがあるのに対し、Tカード プラス(SMBCモビットnext)は、Tポイントが貯まり、ETCカードが発行でき、新規入会時は「マイ・ペイすリボ」の支払い方法ではありますが、入会後に通常の支払い方法に変更も可能と、利用のしやすいカードになっています。
ライフカードch(年会費あり)
ライフカードch(年会費あり)
カードの特徴
「過去に延滞がある方」でも作れるクレジットカード。年会費5,500円(税込)で保険も付帯したライフカードが作れる。ただし、「独自の審査基準」というだけで審査が甘いわけじゃないので注意!
発行会社 | ライフカード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 5,500円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 国内旅行傷害保険:最高1,000万円 シートベルト傷害保険:最高200万円 |
電子マネー | 楽天Edy、モバイルSuica、iD | ポイント | サンクスポイント |
これまで「独自の審査基準」という表現を使われているのは20歳以上からしか申し込めない消費者金融のカードのみでしたが、ライフカードでも同様の「クレジットヒストリーよりも支払い能力を重視」というカードができました。
▼「過去に延滞履歴がある方でも審査OK」を公式が明言している珍しいカードです。
この年会費ありのライフカードは、年会費5,500円(税込)がかかってしまう代わりに、他社の審査で落ちてしまうような人でも審査通過できるよう設定しています。
ただし、審査通過には以下2つの条件は最低限満たしている必要があります。
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通常審査のクレジットカード
銀行系カードよりは審査の厳しくない流通系や信販系のクレジットカードならブラックが明けた方や、1度もクレジットカードを作ったことが無いスーパーホワイトの方でも審査が可決されている実績があるのでチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ただ、審査が厳しくないといっても消費者金融系のクレジットカードよりは審査が難しいので、理解した上で申し込みをしましょう。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
2022年の顧客満足度調査でナンバーワンに輝き、14年連続になります。3人に1人は所持しているカードと言われており年会費無料、保険やポイント還元率も充実しているカードです。
審査基準も難しくないため、今までクレジットカードを作ったことが無い人や、ブラック明けの方も申し込むことが多いです。
通常ポイント還元率は1.0%で、100円の利用につき1円相当のポイントが貯まります。ポイントアッププログラムも豊富に用意されているため「楽天経済圏」を作ろうと考えている方いは最適。
楽天市場を利用する方ならザクザクポイントが貯まるシステムが魅力のカードです。
セブンカード・プラス
セブンカード・プラス
カードの特徴
セブン&アイグループでのカード利用でポイント2~3倍、毎月8、18、28日(8のつく日)はイトーヨーカドーで5%OFFになるカード
発行会社 | セブン・カードサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー | nanaco、QUICPay(nanaco) | ポイント | nanacoポイント |
セブンカード・プラスは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスのグループ企業である株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードです。
クレジット機能と電子マネーnanacoが一体となった便利なカードで、セブン&アイグループの対象店での利用など、ポイントがたまる特典が複数そろっています。
nanacoに直接紐づけることでオートチャージが可能となり、ポイントの2重取りが出来る唯一のカードとしても人気が高いです。
ファミマTカード
ファミマTカード
カードの特徴
コンビニのファミマで利用すると、ポイント還元率が最大5倍になり、商品によっては割引も適用される年会費無料のクレジットカード
「ファミマTカード」は、ポケットカード株式会社が株式会社ファミリーマートおよびカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と提携して発行している年会費無料のクレジットカードです。
ファミリーマートでは、「今お得」や「厳選セール」など、期間によって割引が設定されている商品がありますが、ファミマTカード会員はさらに安い特別価格で買い物をすることができるのでお得。
基本的なポイント還元率は0.5%ですが、ファミリーマートでファミマTカードを利用すると、ショッピングポイントが200円につき1ポイント加算されるため、基本還元のポイントと合わせると還元率1.0%となります。
貯めたポイントはファミリーマートをはじめ、ENEOS、TSUTAYA、すかいらーくグループなどのTポイント提携先で1ポイント=1円として使うことができます。
審査が甘いと言われているけど実際は厳しいカード
他のクレジットカード情報サイトで「審査が甘いカード」として紹介されているにも関わず、実際は審査が厳しいクレジットカードがあります。
- セディナカードJiyu!da!
- JCB CARD W
- VIASOカード
代表的な上記の3枚を紹介します。
セディナカードJiyu!da!
セディナカードJiyu!da!
カードの特徴
セディナカードJiyu!da!は、年会費無料で支払い方法が自由に選べるクレジットカード。かわいいハローキティデザインのカードが選べて、海外ショッピングやセブン-イレブン・イオン・ダイエーはポイントが3倍になるお得な特典もある
発行会社 | SMBCファイナンスサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 国内旅行傷害保険最高1,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高50万円 |
電子マネー | iD、QUICPay、ApplePay | ポイント | わくわくポイント |
セディナカードJiyu!da!は「審査が甘い」ということで、どのクレジットカード情報サイトでも伝えられていましたが、2020年7月1日に株式会社セディナとSMBCフィナンシャルサービス株式会社(三井住友カードと同じSMBCグループ)が合併したことにより、以前のような甘い審査ではなくなっています。
正直、リボ払い専用カードでポイント還元率も低く、審査難易度が厳しいとなるとカードとしての魅力は薄いと思います。
JCB CARD W
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドであるジェーシービーが発行する、ポイント高還元率が魅力の39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | QUICPay | ポイント | OkiDokiポイント |
JCBカード系は審査が甘いどころか厳しい部類にあたるカードです。
それでも「審査が甘い」とクレジットカード情報サイトで紹介されるのは、審査通過の可否に関わらず申し込みによってアフィリエイト報酬(広告収入)がもらええていることが多いからです。
「審査が甘い」という見出しだけを信用せずに、審査が甘いなりの根拠がきちんと書かれているかを見て申し込むべきか検討しましょう。
VIASOカード
VIASOカード
カードの特徴
三菱UFJニコスが発行する通常ポイント還元率0.5%のカード。ネットショッピングは最大10%・ETC・携帯電話・プロバイダーは2倍に還元率がアップするのが特徴で、貯まったポイントはオートキャッシュバックとなる。
発行会社 | 三菱UFJニコス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | VIASOポイント |
VIASOカードは三菱UFJニコスが発行する「銀行系カード」にあたるカードです。
専業主婦や学生でも申し込み資格がある間口の広いカードではありますが、審査難易度の高い銀行系カードで、過去に支払い遅延をした人はおろか、普通にクレジットカードを使ってきた人でも審査落ちすることが多いです。
それでもこのカードを紹介しているサイトがあるのは、JCBカードと同じくアフィリエイト報酬の関係でしょう。
即日発行可能なクレジットカードがおすすめ
「審査の時間を待ってられない」という理由で審査なしのクレジットカードを探している方は、即日発行可能なクレジットカードを申し込むのがおすすめです。
一般的なクレジットカードの場合は、審査にかかる時間だけでも1~3週間かかるところがほとんどという中、即日発行可能なカードはその名の通り申し込んだその日のうちに審査回答、カードの発行、カードの受け取りまでができるというものです。
即日発行でクレジットカードを作る場合、郵送ではその日のうちにカードを受け取れないので、自分で店頭(店舗のカウンター)にカードを受け取りに行く必要があります。
▼即日発行可能なクレジットカードと、即日発行の流れについては以下ページをご確認ください。
すぐにお金が必要!なら、無利息期間のあるカードローンもおすすめ
アイフル
アイフルの特徴
はじめての利用なら契約から30日間利息0円で利用できる消費者金融系カードローン。最短1時間融資可能と借り入れまでが早く、働いている人であれば申込OKのおすすめ消費者金融ローン。
キャッシングローンの金利 | 3.0%~18.0% | かりかえMAX・おまとめMAXの金利 | 3.0%~17.5% |
---|---|---|---|
審査時間 | 最短25分 | 即日融資 | 可能 |
限度額 | キャッシングローン / かりかえMAX / おまとめMAX 最大800万円まで |
担保・保証人 | 不要 |
審査基準がクレジットカードの審査よりもカードローン審査の方が甘いので、とにかく急ぎでお金を手にしたいという人はカードローンの利用がおすすめです。
「お金がないのでクレジットカードのキャッシングを利用したい」「お金がないのでクレジットカードで支払いを次月以降にしたい」ということであれば、即日融資可能で無利息期間のあるカードローンを利用してクレヒス修行をするのはいかがでしょうか。
カードローンにも必ず審査はありますが、消費者金融のカードローンは過去の利用履歴(クレヒス)を最重視するクレジットカードの審査基準とは異なり、アルバイト・フリーターでも働いていて支払い能力があるとみなされれば、クレジットカード審査で落ちた人でも通過できる可能性が高いです。
アイフルの申し込み方法は公式サイトで申し込み手続きをし、最短25分の審査完了後、インターネットや電話で振り込んでもらい融資を受ける方法と、アイフルの無人契約機「てまいらず」でカードを受け取って銀行やコンビニのATMで融資を受ける方法があります。
※融資を極力急ぎたい場合は、申し込み完了後、フリーダイヤル(0120-337-137)に急ぎで対応してほしい旨を伝えれば、優先して審査を進めてもらえます。
また、カードローンは「借金」という印象があるため、家族や会社に利用がバレたくない。という方もいるかと思いますが、Webでの申し込みなら会社への在籍確認なし、自宅に郵便物が届く心配もなしで契約・利用することができます。
年齢、雇用形態、年収、他社借入金額を入力するだけで、融資可能かを診断できる「1秒診断」もあるので、審査が不安な方は試してみてください。
クレジットカードの審査なしで発行できるETCカード
ETCカードを持つには、まずクレジットカードを作ってから追加カードとしてETCカードを発行するしか方法がないと思っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、クレジットカードの追加カードとしてETCカードを持つ人は確かに多いのですが、クレジットカードを発行するまでには審査に通る必要があるというハードルがあるので、何かしらの理由でクレジットカード審査に通れないという人にとっては、ほかの方法でETCカードを発行できれば嬉しいですよね。
「ETCパーソナルカード」というETCカードであれば、クレジットカードの審査なしで発行できます。
<注意点>利用にはデポジット額が必要
ETCパーソナルカードとは、クレジットカードを持っていない人でも、有料道路(高速道路)のETC専用ゲートを通ることが出来るカードです。
ただし、ETCパーソナルカードの利用には、預金口座から引き落としの有料道路の利用料金とは別に、デポジットという保証金を支払う必要があります。
デポジット額には、有料道路の平均利用月額の4倍の金額(最低20,000円)を預ける必要があります。
具体的には、有料道路を毎月平均5,000円利用の方だと20,000円を保証金として預託し、平均10,000円利用の方だと40,000円を預託することになります。
デポジット額について、suicaやPASMOのチャージ金額にあたると考える方もたまにいますが、どれだけ高額の保証金を払っても有料道路の通行料金としては支払われません。
高速料金が口座から引き落としできなかったときにデポジットから充当されます。
デポジット額が返金されるのは、ETCパーソナルカードの解約時です。
ETCを持つなら面倒でもクレジットカードを作った方がお得
ETCパーソナルカードは、高額なデポジット額が必要なのに対し、クレジットカードはクレカ自体の年会費とETCカードの年会費を支払うだけで発行できるので、基本的にはクレジットカードを作ってからETCカードを作る方がおすすめです。
中には、クレカ自体の年会費も、ETCカードの年会費も無料という「オリコカードザポイント」のようなカードもあります。
しかし、このページを読んでいる方は基本的には審査に不安を抱えている方が多いと思いますので、そういう方は審査が柔軟な「流通系カード」をおすすめします。
審査通過のためのコツ・テクニック
ここまで、審査に通らない理由について説明してきましたが、それでは審査通過するためにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは、審査通過のためのコツやテクニックを解説していきます。
ブラックの人は延滞金を完済して「喪明け」を待ってから申し込む
ブラックリストとなった場合、自分でブラック情報を消すことはできません。
滞納のブラック情報が消えるのは「契約終了後5年間」となるため、完済して滞納を解消しなければ更にブラック期間は延びてしまいます。
例えば、滞納を起こしてブラックとなった際にすぐ滞納を解消すれば約5年間で「喪明け」となりますが、ブラックとなった後も更に1年間滞納を続けているとブラック解消までに6年間かかるのです。
クレジットカードの審査に通るために「クレヒス修行」をしよう
クレジットカードやカードローンの支払いを遅延なく毎月利用していくと、いわゆる「良いクレジットヒストリー」が個人信用情報機関に貯まっていき、カード会社が審査を行う際に「この人は利用した金額をきちんと返済してくれる人だ」と判断してもらえるので、審査難易度の高いカードでも審査に通過しやすくなります。
また、クレジットヒストリーが無いまま年齢を重ねていくと、ブラックリストの情報保存期間後と同じ「スーパーホワイト」と呼ばれる状態になるため、クレジットカード審査に通過しにくくなるのはもちろんのこと、お金を借りたいのでカードローンを利用したい!住宅ローンを利用したい!車のローンを組みたい!という場合にも、審査に通りづらくなってしまいます。
クレジットカードなどの各種審査に通るために毎月カード利用をして個人信用情報機関にコツコツ良いクレジットヒストリーを築き上げていくことは「クレヒス修行」と呼ばれています。
後で説明するデビットカードやプリペイドカード、家族カードはいくら利用しても、クレヒスが個人信用情報機関に記録されないというデメリットがあるので、「審査なし」という言葉ばかりを重視せずにクレジットカードを利用していくのが良いでしょう。
キャッシング枠はなるべく低い金額で申し込む
キャッシング枠とは、クレジットカードでお買い物をする際に利用する金額の上限である「ショッピング枠」とは別の、お金を借りるための上限金額のことです。
多くのクレジットカードは、申し込み画面で「キャッシング枠」の金額を設定できるのですが、ここでなるべく低めの設定金額で申し込むことで審査通過率が上がり、審査も早く完了します。(カードにもよりますが大体0円で申し込み可能です。)
なぜなら、ショッピング枠を得るための「割賦販売法」に基づく審査より、キャッシング枠を得るための「貸金業法」に基づく審査は、年収の3分の1以上借り入れをできない「総量規制」という法律に引っかかる可能性もあり、2種類の審査に通過する必要があるからです。
クレジットカードが手元に届いてからでも、キャッシング枠の増枠はインターネットや電話で可能なので、とりあえずクレジットカードの審査に通りたいという方は、まずキャッシング枠無しで申し込むことをおすすめします。
すぐにETCカードが必要というのであれば、即日発行に対応したクレジットカードがおすすめです。
ただし、ETCカードを即日で受け取れるのはセゾンカード系だけなのでご注意ください。(セゾンカード以外は即日発行できるクレジットカードでも、ETCカードは郵送のみの対応となってしまうため、10日くらいかかってしまいます)
審査なし(無審査)で作れるクレジットカードは無い
冒頭でも書いた通り、審査なしのクレジットカードというものは存在しません。
残念ながら「クレジットカードの審査基準」をクリアした人にしかカードは発行されません。
なぜクレジットカード審査が必要なのかと言いますと、クレジットカードは翌月払いや分割払いのできるカードです。
つまり、支払いがおこなわれるまでお金を借りている(立て替えてもらっている)状態になるわけです。
カード会社としても支払いの滞納をする人や支払い能力がない人など、信用度が低い人にクレジットカードを発行すると踏み倒されるリスクがあり会社も利益を出せないので、審査を必須にしているのです。
たまに「審査なしのクレジットカード」と紹介しているサイトもありますが、そういうのは申し込みがあると報酬がもらえるアフィリエイトで紹介しているパターンであったり、よく見るとクレジットカードではなくてデビットカードだったりします。
「審査なしのクレジットカード」として紹介されている場合は嘘の広告だと判断してください。
審査の専門家コメント
「審査なしも同然のカード」「極甘審査ファイナンス」と記事タイトルに書いて読者を釣ろうとしているサイトもありますが、そこで紹介されているのが「ライフカード」などの”審査なし”どころか比較的審査が通り辛いカードや、クレジットカードではなく「デビットカード」だったりする場合があります。
クレジットカードは審査に落ちると信用情報機関に申し込み履歴が残ってしまい、カード会社はこれを確認することができるため他のカードの審査にも影響してしまいます。
「審査なしも同然」として一般的な流通系カードを紹介しているサイトには注意しましょう。
何度もクレカの審査落ちをしている人や、ブラックリスト入りしている人は、審査を通過する信用状態になるまで(5年~10年)は審査なしのカードを検討してみてはいかがでしょうか。
条件によっては審査なしで作れるクレカや、クレカと同じようにショッピングが可能なカードがあります。
この記事を読んで今の自分にあった無審査のカードを探してみましょう。
監修者コメント
家族カードの申し込みでも本会員の利用状況に問題があるなど、本会員が原因で家族カードの申し込みが却下されることもあります。
「確実」「100%」というわけではないので注意しましょう。