PayPayカードはPayPayカード株式会社が発行する、年会費永年無料のクレジットカードで、決済ブランドはJCB・Visa・Mastercardから選択することができます。
ポイントの基本還元率は他社が0.5%還元が多い中、PayPayカードは1.0%と高く設定されています。
ヤフーショッピング、LOHACOの利用では常時3.0%の還元も行われているのでYahoo!のヘビーユーザーやPayPayをメインの支払いとして使っている方は作っておくべきカードと言えます。
年会費も永年無料なので2枚目のカードとして作っても負担はなしです。今回はPayPayカードのポイント還元の仕組みやメリット、特徴を紹介していきます。
PayPayカード
カードの特徴
ポイント還元率常時1.0%と高還元率で、Yahoo!が運営する各種サービスでお得に利用できるカード。年会費無料で審査も速い
目次
PayPayカードのポイント
PayPayカードは利用金額200円につき1%が還元され200円以下の端数に関してはポイントが付きません。
例えば1,100円のお買い物をした場合、200円につき1%(2ポイント)が付きますので1,000円部分で10ポイント付与されることになり、200円未満の100円にはポイントが付かないことになります。
端数のポイント付与はありませんが、200円につき2ポイント付与されるので1.0%還元のクレジットカードになります。
通常のポイント還元率が高く、PayPay残高へチャージできる、Yahoo!からのポイントキャッシュバックが大きいことがメリットです。
それぞれの特徴を見ていきます。
- ポイント還元率は最高4.5%
- 年会費無料
- 審査は難しくない
- 発行即日から使える
ポイント還元率は最高4.5%
PayPayカードを使用 | 1.0% | 合計:1.0% |
---|---|---|
200円以上の決済回数30回以上かつ決済金額10万円以上 | +0.5% | 合計:1.5% |
Yahoo!、LOHACOで買い物 | +3.0% | 合計:4.5% |
PayPayカードの通常ポイント還元率は1.0%ですが「後払い登録」をして、ペイペイステップと言われる200円以上の決済回数30回以上かつ決済金額10万円以上の条件を満たすと翌月から+0.5%が還元されるようになります。
その様態でPayPayカードを利用してYahoo!ショッピングを利用すると3%還元されるのでお得です。
ウエルシアでのポイント利用で還元率実質1.5%
関東甲信越・北陸・東北・東海・関西地方に店舗を展開するウエルシアでポイントを利用すると還元率が実質1.5%になる日があるのをご存知ですか?
ウエルシアでは毎月20日がお客様感謝デーとなっていて、支払い時にポイントを200ポイント以上利用すると1.5倍のお買い物ができるのです。
例えば200ポイントで300円分、1,000ポイントなら1,500円分のお買い物ができてお得です。
ウエルシアでは毎週月曜日はポイントが2倍になり、こちらも見逃せません。
Tモール経由でのネットショッピングでポイントお得
PayPayカードはTモールというポイントサイトを経由したネットショッピングでお得にポイントが貯まります。
最大1,000ポイント以上が貯まるネットショッピングの他にも会員登録や見積もり、口座開設、ゲームや動画視聴など、多くのポイントが目白押しです。
「超PayPay祭り」、「5の付く日キャンペーン」利用で10%還元も
ソフトバンクやワイモバイルのユーザー、Yahoo!プレミアム会員は5~10%還元の対象となるため定期的に開催されている「PayPay祭り」を利用することで多量のポイントキャッシュバックを期待できます。
また、5の付く日は+4%還元も開催していますのでPayPayカードを持っているだけで対象者となります。
カードの通常ポイントだけでなく各キャンペーンを利用していくことで、効率よくポイントを貯めることが出来るでしょう。
年会費について
PayPayカードは入会金無料・年会費永年無料です。
ETCカード年会費
Yahoo! JAPAN ETCカードの年会費は550円(税込)です。
高速道路の通行料金でも1.0%のPayPayポイントが貯まり、ETCマイレージサービスを利用すればETCマイレージサービスのポイントとの二重取りもできます。
家族カード年会費
PayPayカードは家族カードの年会費も本会員同様無料です。
引き落としや明細は本会員とまとめられ、カード利用時のPayPayポイントも本会員のカードに貯まります。
審査について
PayPayカードの申し込み資格は、高校生を除く18歳以上の方で、本人が無収入でも配偶者に収入がある方となっているので、学生やアルバイト・パートの方はもちろん、専業主婦の方でも申し込みができるカードです。
審査難易度
PayPayカードは年齢制限も成人からとなっていますし、収入の制限もないため、かなり取得しやすいカードとなっています。
ブラックリストや他社のカードで滞納や延滞を繰り返している方、カードを申し込む月に複数のカード申し込みをしている方は審査可決は難しいでしょう。
ですが、パートやアルバイトでも収入があり、支払い履歴に問題がなければ比較的発行しやすいカードです。
審査にかかる期間はスピーディ
PayPayカードの公式HP上に、申し込み&審査で最短5分で使えると記載されているだけあって審査回答はとても早く、早ければ数分で審査の回答を得ることができ、遅くとも数時間程度で審査結果が出るためかなりスピーディです。
審査結果に問題がなけば5日~1週間前後でカードが発行されますので、申し込みから数えて1週間から10日程度でカードが手元に届きます。
選ぶ国際ブランドによって利用できる電子マネーが異なる
PayPayカードは、選ぶ国際ブランドによって利用できる電子マネーが異なります。
Master Cardブランドならau PAYへのチャージが可能
PayPayカードのMaster Cardブランドのみ、au PAYへチャージが可能となっています。
チャージ利用は可能ですが、チャージでポイントは貯まりません。
その他の電子マネー
モバイルSuicaとPASMO、SMART ICOCAへのチャージも可能で、ポイント付与の対象となっていますが、楽天Edy、WAONはチャージ自体利用不可となっており、Apple payには登録可能です。
PayPayカードのデメリット
PayPayカードのデメリット面について説明していきます。
海外旅行傷害保険が付帯されていない
PayPayカードには、旅行傷害保険が付帯されていませんので、特に医療費が高額となる恐れのある海外では、旅行傷害保険の付帯というのは非常に重要となってくるため、メインカードとして利用するには心許ないです。
海外旅行で利用されたいという方は、他社の旅行傷害保険が付帯されているカードをサブカードとして持つことを検討すると良いでしょう。
ポイントアップ店が少ない
Yahoo!ショッピングとLOHACOを利用しないという方は、ポイント還元率は1.0%が基準となります。
また、PayPayポイントを1.5倍の価値で利用できるウエルシアも、関東甲信越・北陸・東北地方にしかありませんので、残念ながらお住まいの地域にウエルシアがなければこの恩恵を受けることはできません。
200円以下はポイント対象外
PayPayカードは200円ごとに1%のポイント付与なので200円以下のお買い物や端数についてはポイント付与されません。
100円ごとにポイントが付与されるカードと比較するとポイントを取り損ねてしまうこともあります。
締め日と引き落とし日
国際ブランドを問わず、PayPayカードの締め日は月末・引き落とし日は翌月27日(27日が土日祝の場合は翌営業日)です。
お申込みの流れ
PayPayカードの申込みは、以下のような流れで行います。
① Yahoo!JAPAN IDを取得する
PayPayカードに申し込むためには、Yahoo!JAPAN IDを取得(無料)する必要があります。
※Yahoo!JAPAN IDはPayPayカードのお申込みページから、「IDをお持ちでない方(ID新規取得する)」→「新規取得」という流れでも取得できます。
② ウェブサイトから申し込み画面に進む
PayPayカードの公式サイトにスマートフォンでアクセスして、Yahoo!JAPAN IDを持っている方は「IDをお持ちの方」をタップしてください。
スマートフォンでの申し込み限定なので、パソコンでPayPayカードの公式サイトにアクセスした場合はサイト内にあるQRコードを読み取って、スマートフォンを使って手続きを進めて下さい。
③ 申込内容の入力
本人情報や勤務先の情報など、申し込みに必要な内容を入力します。
家族カードやETCカードが必要な場合は、ここで同時に申し込むことができます。
④ 引き落とし口座の設定
オンラインで引き落とし口座を設定できる金融機関の場合は、各金融機関のウェブサイトで引き落とし口座を設定します。
⑤ 審査
申し込み内容に基づき審査が行われます。
審査にかかる時間は最短2分~数日程度です。
⑥ SMS認証、電話にて本人確認・在籍確認
PayPayカードでは、申込者本人の電話番号や申込者の勤務先・アルバイト先の電話番号に、本人確認や在籍確認の電話をかけることがあります。
必ずかかってくるわけではありませんが、カード会社や消費者金融などの金融機関から個人の信用情報を集めて管理している「個人信用情報機関」に登録されている勤務先情報と異なる勤務先を申告した場合や、個人信用情報機関に信用情報が全く登録されていない場合などは電話がかかってくる可能性が高くなります。
⑦ 口座設定(オンラインで口座設定をしない場合)
オンラインで口座設定をしなかった場合は、審査が完了すると口座振替依頼書が郵送されてくるため、必要事項を記入して返送しましょう。
この際に銀行印を間違えてしまうと口座設定に時間がかかるため注意しましょう。
なお、口座設定が完了していなくてもカードを使うことはできますが、銀行やコンビニでの入金が必要になるので注意しましょう。
⑧ カード発送
全ての確認と審査が終わると、カードが発送されます。
カードは申し込みの際に申告した自宅住所宛てに「簡易書留」「佐川急便 受取人確認サポート」「郵便局の本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」のいずれかにて発送されます。
PayPayカードはウェブ申込のみ対応
PayPayカードはウェブ申込のみの対応です。
申込書の郵送での申し込みには対応していませんが、ウェブ申込は記入漏れのリスクがない・カード発行までの期間が短縮できるというメリットがあります。
カード発行状況の確認方法
申し込みが完了すると、Yahoo!の「PayPayカード審査・発行状況の確認」ページから、カードの発行状況を確認することができます。
審査・発行状況の確認ページのURLは、申し込み受付完了メールにも記載されています。
必要書類
PayPayカードを作るには、原則カードの受け取りの際に本人確認書類が必要です。
本人確認書類として認められる書類は、発送方法が「佐川急便 受取人確認サポート」の場合と「郵便局の本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」の場合で異なります。
なお、オンラインで口座設定をした場合はカードが簡易書留で発送されるため、本人確認書類は必要ありません。
佐川急便 受取人確認サポートの場合
以下の書類のうちいずれか1点が必要です。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 各種健康保険証(後期高齢者医療保険証、介護保険証も含む)
- 年各種金手帳(年金証書も含む)
郵便局の本人限定受取郵便の場合
以下の書類のうちいずれか1点が必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のもの)
- パスポート
- 個人番号カード
- 写真付き住民基本台帳カード
- 健康保険、国民健康保険または船員保険等の被保険者証
- 共済組合員証
- 国民年金手帳
- 年金手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書(在留資格が特別永住者のものに限る)
- 官公庁が発行した身分証明書で写真付きのもの
- 公の機関が発行した資格証明書で写真付きのもの(療育手帳、身体障害者手帳など)
- 届出避難場所証明書(作成日より6カ月以内のもの)
審査に通るための対策
PayPayカードでは、職業や年収などの申し込みの際に申告した項目や、個人信用情報機関に登録されている情報を審査基準にしています。
職業や年収、個人信用情報機関の情報はすぐには変えることができませんが、申し込み方法を工夫することで審査に通りやすくすることが可能です。
ここからは、PayPayカードの審査に通るために今からでもできる対策について説明していきます。
短期間に複数のカードに申し込みをしない
短期間に複数のクレジットカードに申し込んだ場合、「申し込みブラック」という状態になってしまい、審査に通りにくくなります。
申し込みブラックとは、短期間に複数の申込情報が個人信用情報機関に登録されている状態のことです。
私たち消費者がクレジットカードに申し込むと、申込情報が個人信用情報機関に登録されます。
PayPayカードが審査中に個人信用情報機関の情報を参照した際に、短期間に複数のカードへの申込情報が残っていると、お金に困っている人・他のカード会社の審査に何度も落ちている人とみなされてしまうため、審査に通りにくくなります。
クレジットカードの申し込みは、1カ月に1~2件程度に留めておくのが無難です。
申し込み内容に誤りや虚偽がないようにする
申告内容に誤りがあると、確認に時間がかかったり、正しい情報が確認できない場合は審査に落ちてしまうこともあります。
申し込みをする際は、誤りのないように注意しましょう。
また、審査に通りやすいようにと申告内容を偽って申し込んでも、審査の中で行われる個人信用情報機関の参照などによりすぐにばれてしまいます。
虚偽の申告がばれると不審な申し込みとみなされて審査に通る可能性が下がるため、申し込みの際は虚偽の申告をしないようにしましょう。
キャッシング枠はできるだけ「希望しない」にして申し込む
PayPayカードは50万円までのキャッシング枠を希望することができますが、キャッシング枠はできるだけ「希望しない」にして申し込むことをおすすめします。
クレジットカード会社が守らなければならない「貸金業法」という法律では、収入がない人へのキャッシングは禁止されています。
そのため、収入のない専業主婦や学生など、原則キャッシングを利用できない人がキャッシング枠を希望すると、審査に落ちる可能性が高くなることがあります。
また、収入がある場合でも、キャッシング枠を希望することで、審査の項目が増えて審査に落ちる可能性が高くなることがあります。
発行までにかかる期間は約1週間~10日
PayPayカードは、審査完了から1週間~10日程度でカードが手元に届きます。
PayPayカード側での手続きがスムーズに完了した場合は申し込みから3~4営業日で届くこともありますが、反対に手続きに時間がかかると10日以上待つ場合もあります。