PayPay銀行は365日24時間、いつでもどこでも取引ができるインターネット銀行です。
パソコンやスマホを使って振込や残高の確認ができ、入金や出金はコンビニや銀行に設置されている提携ATMが利用可能。
キャッシュカードはVisaデビット付きなのでショッピングにも便利。取引にはワンタイムパスワードを使用するのでセキュリティも確保されていて安心です。
今回は、手数料や金利がお得なPayPay銀行の口座開設の流れを詳しく解説していきます。
目次
PayPay銀行とは?
PayPay銀行Visaデビットカード
カードの特徴
PayPay銀行口座開設によって発行されるキャッシュカードとデビット機能が一体となったカード。満15歳以上の方なら安定収入がなくても使え、審査不要で年会費や発行手数料無料。500円(税込)の決済で1PayPayポイントがたまる
PayPay銀行とは、三井住友銀行とYahoo!を主要株主に持つインターネット銀行の先駆けです。
本来、インターネット銀行は店舗を構えずに営業していますが、PayPay銀行は西新宿に本店営業部があります。
入出金や振込の他にもローンや資産運用、投資信託など様々なサービスを展開しているのが特徴で、多くの店舗を持たないため手数料は安く、毎月1回はATM手数料が無料というのもメリットです。
Yahoo!やPayPayアプリとの相性抜群
主要株主であるYahoo!のサービスも充実していて、ヤフオクで落札した商品の代金をPayPay銀行から支払い可能で、出品の際も落札代金がすぐに受け取れます。
スマホの決済アプリであるPayPayの残高にチャージ可能で、口座から支払うとPayPayポイントがもらえるキャンペーンが開催されたリもします。
PayPay銀行の特徴・手数料一覧
PayPay銀行の入金・出金ができるATMは以下の通りです。
- セブン銀行ATM
- イオン銀行
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
ATM手数料
ATM手数料は、毎月最初の1回は無料です(入金・出金各1回)。
毎月2回目以降は、一度に3万円以上の金額を入出金した場合は何度でも無料で利用できます。毎月2回目以降の手数料を以下にまとめました。
■セブン銀行・イオン銀行・ローソンATM・イーネットATM・三井住友銀行の提携ATM手数料
3万円未満 | 165円 |
---|---|
3万円以上 | 0円 |
■ゆうちょ銀行のATM手数料
3万円未満 | 330円 |
---|---|
3万円以上 | 0円 |
提携ATM振込手数料
PayPay銀行のキャッシュカードを使って三井住友銀行のATMで振込を行う場合の振込手数料は、出金手数料の165円+三井住友銀行の振込手数料となります。
キャッシュカードを使った振り込みは金額に関わらず出金手数料が発生しますが、その月に一度もATM出金もしくはキャッシュカードを使った振込を行っていないのであれば提携ATMの出金手数料が毎月1回目のみ無料になります。
インターネットバンキング振込手数料
振込金額 | PayPay銀行の口座宛 | 他の金融機関宛 | 三井住友銀行の 本人名義口座宛(個人のお客様のみ) |
---|---|---|---|
3万円未満 | 0円 | 145円 | 無料 |
給与の受取口座に指定すると振込手数料が月3回無料になります。
提携ATMの設置場所
提携ATMの主な設置場所は以下の通りです。
セブン銀行ATM | セブン‐イレブン・イトーヨーカドー |
---|---|
イオン銀行 | イオン・ミニストップ |
イーネットATM | ファミリーマート・デイリーヤマザキ・ライフ |
ローソンATM | ローソン・ナチュラルローソン |
ゆうちょ銀行ATM | ゆうちょ銀行・ファミリーマート |
三井住友銀行ATM | 三井住友銀行 |
PayPay銀行の口座開設の流れ
ここではPayPay銀行の口座開設方法を紹介していきます。口座開設の流れは以下の通りです。
- 「PayPay銀行申し込みページ」から申し込む
- メールアドレスやお客様情報入力
- 本人確認書類を撮影して送信
- 最短当日で口座開設
- 最短5日でキャッシュカードが届く
- カード到着後に初期設定
PayPay銀行の普通預金口座は、満15歳以上の個人・法人・個人事業者の方が開設できます。
申し込み方法
口座開設の申し込み方法は、2通りあり、手順はどちらも一緒となります。
いずれも運転免許証・健康保険証(カード型)・個人番号カードを用意しておけばスムーズです。
スマホアプリの場合はApp Store(iPhone)・Google Play(Android)から無料ダウンロードしましょう。
各ストアで「PayPay銀行」と検索すれば出てきます。インターネット(パソコン・スマホ)の場合は、PayPay銀行の公式サイトのトップページにある「口座開設」ボタンから進みましょう。
個人が申し込む場合と法人・個人事業者が申し込む場合では申し込みページが分かれているので注意が必要です。
「普通預金口座」または「ネットキャッシング(ローン)+普通預金口座」のどちらかを選ぶ
通常の普通預金口座に加え、PayPay銀行ではネットキャッシング(ローン)も利用できるタイプの普通預金口座もあります。
ネットキャッシングを希望すると審査が必要になるため、利用しないのであればネットキャッシングが付いていない「普通預金口座」を選びましょう。
口座開設は最短当日・カードは最短5日
PayPay銀行の口座開設は最短当日で完了し、Visaデビット付きのPayPay銀行キャッシュカードは口座開設から最短5日で郵送されます。
当日開設とならないケース
・入力内容の不備
・本人確認資料の種類
・本人確認方法の種類
・土曜日・日曜日・祝日、年末年始
・口座開設手続が混みあった場合
申し込み時に提出した内容や本人確認資料、本人確認方法、不備の有無などで口座開設までの所要日数は異なります。
また、営業日での審査対応となるため、金曜日の夜に申し込みした場合は月曜日に審査開始となるので3日~5日はみていた方が良いでしょう。
審査に落ちてしまうケースとしては「現在の状態」と「古い本人確認書類」による情報の相違によることが多いです。
本人確認書類
インターネットやアプリからの申し込みで使える本人確認書類は「運転免許証」「健康保険証(カード型)」「マイナンバーカード」のうち1点となり、口座開設までの日数も変わります。
- マイナンバーカードの読み取り:最短当日
- 運転免許証+顔の撮影:最短当日
- 健康保険証+顔の撮影:2週間程度
- 本人確認書類の郵送:最短7日
いずれの場合も、申し込み内容と住所・氏名・生年月日が一致している必要があります。
撮影を行う際は本人確認書類の全体が明るく鮮明に写るようにし、フラッシュの反射などにも注意しましょう。
運転免許証
運転免許証を使う場合は裏表両面が必要で、表面の記載事項に変更がある場合は変更手続きを行っていないと利用できません。
健康保険証(カード型)
カード型の健康保険証も裏表両面を撮影します。裏面に住所の記入欄がある場合、住所を自分で書いてから撮影しましょう。
マイナンバーカード
個人番号カード(マイナンバーカード)は表面のみ撮影します。表面の記載事項に変更がある場合、変更手続きが済んでいて表面に変更内容の記載があれば利用できます。
申込書類を取り寄せる(郵送)
スマホアプリが使えない方や、アプリに対応している本人確認書類を持っていない場合は、申し込み時に本人確認方法で「郵送」を選択できます。
郵送の場合は口座開設までが最短7日となります。
郵送で申し込む場合に使える本人確認書類(本人確認資料)は以下の通りです。
- 運転免許証(コピー)
- 個人番号カード(コピー)
- パスポート(コピー)
- 各種健康保険証(コピー)
- 顔写真とQRコードのある住民基本台帳カード(コピー)
- 印鑑証明書(原本)
- 住民票の写し(コピー)
- 各種年金手帳(コピー)+現住所・氏名・領収日付のある補助資料(原本)
- 身体障害者手帳を含む各種福祉手帳(コピー)現住所・氏名・領収日付のある+補助資料(原本)
キャッシュカードとトークンの到着後に初期設定を行う
申し込みからおよそ5日~7日後に、キャッシュカードとトークン(ワンタイムパスワード生成機)が転送不要の簡易書留郵便で届きます。
簡易書留は本人以外の家族でも受け取れますが、手渡しなのでポスト投函はされません。
転送不要郵便で送られてくるので引越しの予定がある方は引越してから口座開設を行った方が無難です。
手元に届いたらインターネットで初期設定を行いましょう。初期設定はパソコン・スマホ・携帯電話からでき、ログインパスワードと暗証番号の設定、トークンの利用登録を行います。
初期設定を行わないとATMからの出金や振込出金、Visaデビットが使えないので要注意です。
初期設定の方法
初期設定を行うには、キャッシュカード表面に記載されている3桁の店番号と7桁の口座番号、カード裏面に記載されている5桁の初期設定番号、トークンに表示されるワンタイムパスワード・トークンの裏面に記載されているシリアル番号が必要です。
- PayPay銀行の公式サイト「ログイン」をタップ
- 各番号を入力してログイン
- ログインパスワードと暗証番号を設定
- トークンのシリアル番号とワンタイムパスワードを入力
時間をかけるとトークンのワンタイムパスワードが無効になる事があるので入力後は速やかに設定しましょう。
申し込み完了画面に切り替わったら初期設定が完了しているのでその時点で取引が利用できます。
以降はパソコンやスマホからログインする場合はログインパスワードの入力が求められ、携帯電話からログインする場合は暗証番号の入力が求められます。
Yahoo!やPayPay利用者は必須のインターネット銀行
PayPay銀行Visaデビットカード
カードの特徴
PayPay銀行口座開設によって発行されるキャッシュカードとデビット機能が一体となったカード。満15歳以上の方なら安定収入がなくても使え、審査不要で年会費や発行手数料無料。500円(税込)の決済で1PayPayポイントがたまる
PayPay銀行はネットでの利用が基本ですし、スマホ一つで振り込みなどが可能ですのでインターネットバンクを持っていない方は解説しておいて損はないです。
Yahoo!ショッピングやオークション、PayPayアプリ、PayPayカードとの相性もいいので経済圏の中心として開設しておくと便利です。
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