すでにブラックであることを確認済みの方は、5年~7年の期間が経過するとブラックが解消されて「喪明け」となります。
喪明けはスーパーホワイトと同じ状態と言えますが、クレジットカード会社は30代以降のホワイトは「喪明けなのか」「クレカを作ったことがないのか」判断がつきません。
警戒されていることを頭に入れておきなながら「合格するだろう」と勘違いしないように「最初の1枚」は慎重に選びましょう。
本記事では喪明けの方向けにクレジットカード選びと、審査合格のための注意点をまとめています。
目次
喪明けにおすすめのカードは「消費者金融系」「流通系」
カード会社の種類 | 審査難易度 | 代表的なカード |
---|---|---|
消費者金融系カード | 独自の基準 | Tカード プラス(SMBCモビットnext) プロミスVisaカード NexusCard |
流通系カード | 普通 |
セブンカード・プラス ファミマTカード |
信販系カード | 普通 |
JCBカード セゾンカード |
鉄道系・交通系カード | 普通 | JALカード ANAカード ビックカメラSuicaカード |
銀行系カード | 厳しい | 三井住友カード 三菱UFJカード |
外資系カード | 超厳しい | ラグジュアリーカード アメリカンエキスプレスカード |
上の表はクレジットカードを系統別で並べて審査難易度を比較しています。三井住友カードなどのいわゆる「銀行系カード」は審査難易度が厳しいので喪明けやスーパーホワイトの方が申し込んでも審査に通るのは難しいでしょう。
喪明けの方は最も審査に受かりやすい「消費者金融系のカード」に申し込むのが得策です。
消費者金融系の次に審査が通りやすい「流通系カード」は喪明けで審査に可決したという口コミもあるので、チャレンジしても良いでしょう。
審査落ちすると申し込み履歴が6ヶ月間残る
万が一審査に落ちしてしまうと信用情報機関に6ヶ月間履歴が残ってしまうので、その後の他社カードの審査も厳しくなります。
まずは無難なところからクレジットカードを作成して、徐々にクレカの枚数を増やしてランクアップを目指すのが得策です。
喪明けの方におすすめできる「消費者金融系カード」と「流通系カード」に絞ってカードを解説してきます。
喪明けにおすすめの「消費者金融系カード」と「流通系カード」一覧
喪明けの方はブラックではないため、基本的にどのカードにも申し込み可能です。
ですが、クレジットヒストリー(カードやローンの利用履歴)が積み上げられていないため、審査の厳しい「銀行系カード」「外資系カード」などの申し込みは控えましょう。
まずは「クレジットヒストリーを築くための最初の1枚を必ず発行する」という意識が大切になります。
喪明けにおすすめのクレジットカード(消費者金融系)
消費者金融系カードなど、カードローンを取り扱う消費者金融業者が発行しているクレジットカードです。
「消費者金融」と聞くと手を出しにくいイメージですが、初期段階からリボ払い設定がついていること以外は普通のカードと一緒です。カード発行後はリボ払いの設定を外すことも可能となっています。
クレジット機能付きローンカードという位置付けでカードが発行されていて、クレヒスや属性などを重視するカード会社とは審査基準が異なり、現在の収入を重視して審査をおこなう独自審査を特徴としています。
安定収入や職業を審査基準にする一般的なクレジットカードに対し、消費者金融系カードならパートやアルバイトでも収入があればカードを作れるのがメリットです。
Tカード プラス(SMBCモビットnext)
おすすめポイント
- 年会費永年無料!発行手数料などの費用もかからない
- 18歳以上で個人の収入がある方であれば審査通過可能
- クレヒスではなく収入を重視する独自の審査基準を採用した「消費者金融系カード」
Tカード プラス(SMBCモビットnext)は、SMBCモビットと三井住友カードが提携した年会費無料のカードです。
このカードは通常のクレジットカードとは異なる審査基準の「消費者金融系カード」に含まれます。
現在の収入を重視
一般的なクレジットカードは過去の支払い実績や現在の職業などから「お金に困っていない人」を評価しているのに対し、消費者金融系カードは「お金に困っている人」を対象にして発行しているカードです。
ですので、クレジットヒストリー(過去の支払い実績)よりも現在の収入を重視してくれます。
Tポイントも貯まり、ETCカードも発行可能
消費者金融系カードには「ACマスターカード」というカードもありますが、Tカード プラス(SMBCモビットnext)の方をおすすめします。
理由としては「ポイントが貯まらない」「ETCカードも発行なし」「リボ払い専用のため手数料かかる」といったデメリットがあるためです。どちらかというとブラック向けのカードといった印象。
Tカード プラス(SMBCモビットnext)は、Tポイントが貯まり、ETCカードが発行でき、新規入会時は「マイ・ペイすリボ」の支払い方法ではありますが、入会後に通常の支払い方法に変更も可能と、利用のしやすいカードになっています。
プロミスVisaカード
プロミスVisaカードは人気の高い三井住友カードの機能はそのままに、カードローンでの借り入れも可能としているクレジットカードです。
消費者金融系カードでもあり、銀行系カードでもあります。審査も「プロミスのローン審査」 → 「三井住友カード審査」の順で行われるのが特徴的です。
対象のコンビニ・飲食店で7%還元
三井住友カード特有のポイントアップ特典が受けられるのが最大の魅力です。
セブン‐イレブン、ローソン、マクドナルドなど対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で※7%還元を受けることが出来ます。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
Nexus Card
Nexus Card
カードの特徴
本人認証サービス(3Dセキュア)に対応しているのでネットショッピングなども安心。3Dセキュア対応の電子マネーチャージもできる。利用限度額分を前入金するデポジット型カード。審査が不安な方でも申し込み可能
NexusCardのカードブランドは、世界でも加盟店が多いMasterCardですので、日本国内・世界中どこでも利用できます。
18歳以上(高校生は除く)で安定した収入があれば利用できるため成人したばかりの方も申し込めます。
デポジット型のクレジットカード
カード発行の際に利用限度額分をカード会社に預ける「デポジット型」クレジットカードのため審査に不安な方でも発行されやすいカードです。
発行費用が550円(税込)、年会費が1,375円(税込)と安く、デポジット額も最低金額5万円の少額から200万円まで可能。
デポジットの追加は1万円からできるので、増やしたいときに増額できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
キャッシング・付帯サービスなどはなし
「キャッシング機能がない」、「付帯サービスがない」というデメリットもあります。
クレジットカードには、旅行傷害保険がついていることが多いですが、こちらのカードには保険などがついていないため、普段の買い物づかいに使用したいという方におすすめです。
喪明けにおすすめのクレジットカード(流通系)
流通系カードとは、百貨店やショッピングなどの流通系店舗が発行しているクレジットカードです。イオンカードなどは、主なターゲット層を女性としており、専業主婦でも作れるカードとして人気があります。
スーパーやショッピングサイトで割引やポイント還元があるなど特典も豊富なのが特徴です。
店舗の売り上げを伸ばす目的で発行されているカードも多いため、比較的審査は厳しくない傾向にあります。喪明けで初めてのカードに選択する人も増えてきています。
消費者金融系よりはハードルが上がりますので、そこは理解した上で申し込まないといけません。
楽天カード
「流通系カード」の中でも喪明けの方が審査合格しているという情報が多い楽天カードです。
楽天グループが運営しているインターネット上のショッピングモールで効率よくポイントを貯めていくことが出来るカードです。
楽天市場でポイント3倍
楽天市場は国内最大級の規模を誇り、店舗数は45,000店以上、取り扱い商品は食品や本から保険商品まで2億4,000万点を優に超えます。
楽天カードでの決済はポイント3倍となり、楽天モバイルなどの楽天関連サービスを増やすことで更に還元率を上げることが出来ます。
喪明けの方でも申し込んでいる人が多い
日本版顧客満足度指数調査のクレジットカード業種にて14年連続で第1位を獲得しており、発行枚数の多さから3人に1人は持っていると言われています。
SNSでは喪明けで申し込んで合格している口コミもありますので申し込んでみても良いでしょう。
ファミマTカード
「ファミマTカード」は、ポケットカード株式会社が株式会社ファミリーマートおよびカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と提携して発行している年会費無料のクレジットカードです。
ファミリーマートでは、「今お得」や「厳選セール」など、期間によって割引が設定されている商品がありますが、ファミマTカード会員はさらに安い特別価格で買い物をすることができるのでお得。
ファミリーマートで2%還元
基本的なポイント還元率は0.5%ですが、ファミリーマートでファミマTカードを利用すると、ショッピングポイントが200円(税込)につき4ポイント加算されるため、基本還元のポイントと合わせると還元率2.0%となります。
貯めたポイントはファミリーマートをはじめ、ENEOS、TSUTAYA、すかいらーくグループなどのTポイント提携先で1ポイント=1円として使うことができます。
セブンカード・プラス
セブンカード・プラスは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスのグループ企業である株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードです。
クレジット機能と電子マネーnanacoが一体となった便利なカードで、セブン&アイグループの対象店での利用など、ポイントがたまる特典が複数そろっています。
nanacoオートチャージ可能でポイントも還元
nanacoへオートチャージが可能な唯一のクレジットカードとなっていることでも人気です。
オートチャージを利用すると、チャージした時にポイントが200円(税込)で1ポイント、支払いにnanacoを利用しても200円(税込)で1ポイント還元されますのでポイントの2重取りが可能。
nanacoの利用をフル活用すれば常時ポイント還元率が1.0%を保つことが出来ます。セブン-イレブンの利用が多くnanacoポイントを貯める方には最適なカードと言えます。
イオンカード
イオンカードは通常ポイント還元率0.5%ですが、イオングループの対象店舗利用時は2倍の1.0%となるのが特徴です。
イオン・イオンモール・ダイエー・マックスバリュなど毎日のお買い物に便利な店舗が揃っているため、食料品や日用品もお得に購入できます。
お客さま感謝デーはイオンのお店が5%割引
20日・30日の「お客さま感謝デー」はイオングループの対象店舗でクレジットまたはWAONを利用すると5%割引になります。
55歳以上なら「G.G感謝デー」の15日も同様に5%割引となり、ショッピングがお得です。イオンのお店を頻繁に利用するという方は必携のカードとなっています。
エポスカード
エポスカードは、年会費無料カードでは貴重な海外旅行傷害保険が付くのが特徴です。
利用付帯の保険とは旅行の移動手段などにカードを利用するだけで適用となる保険で、最高3,000万円の補償が受けられます。
マルイで年に4回10%割引
エポスカード会員は、年に4回開催される「マルコとマルオの7日間」というマルイとモディの10%割引セールでお得にショッピングが楽しめます。
実店舗はもちろんのこと、ネット通販の「マルイweb channel」も10%割引となるので、近くにマルイやモディのお店がなくても割引を利用できるのがメリットです。
カラオケや飲食店など豊富な割引特典
全国に10,000店舗ある飲食店・遊園地・カラオケ・映画館・温泉・美容院など様々なお店や施設で優待割引やサービスが受けられるのもエポスカードの魅力です。
例えば、ミスタードーナツでドーナツ1個無料、カラオケ店シダックスのルーム料金が30%割引、映画の一般料金が1,100円などの優待もあります。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは、クレジットカードはもちろんETCカードも年会費無料で即日発行できるのが特徴です。
ららぽーとやパルコにあるセゾンカウンターでの受け取りなら、申し込んだその日のうちにカードを発行できます。
有効期限がない永久不滅ポイント
通常ポイント還元率は0.5%と一般的ですが、有効期限がない永久不滅ポイントが貯まるので失効による無駄がありません。
ポイント付与は利用ごとではなく、一か月の合計金額から計算されるため端数が切り捨てられない点もメリットです。
ネットショッピングは最大30倍のポイントが貯まる
セゾンポイントモール経由のネットショッピングなら、最大30倍のポイントが貯まります。
Amazonや楽天市場など500以上のサイトが参加していて、出店ショップ数は30万店以上と品揃えも豊富なのが魅力です。
ここからは自分ではなく、家族にカード作成を代行してもらう方法を紹介します。
家族カードを作ってもらう
ブラックでも確実にクレジットカードを作りたいという方は、クレジットカードを所有する家族に「家族カード」を作ってもらう方法があります。
家族カードとは、所有するクレジットカードと同様の機能を持つカードを家族に対してのみ発行できるというサービスです。
ブラックでカードが作れない状態でも、クレジットカードを所有している本人会員が支払いの滞納をしていない限りほぼ確実に作ることができるカードです。
家族カードのメリット
・ポイントを一緒に貯めることができる
・年会費が高いカードでも家族カードは割安
などといった点があります。逆にデメリットは以下となります。
家族カードのデメリット
・家族に利用履歴が知られる
・利用金額などを家族に相談しながら使う必要がある
などといったデメリットがあります。
家族カードを利用して毎月返済を行ったとしても、クレヒスが積めないので将来クレジットカードが作りやすくなることはありません。
喪明けでも審査通過するための対策
ブラック期間を乗り越えて「喪明け」に新しくクレジットカードを作る場合や、審査が通らない方向けに審査に通りやすくするいくつかの対策をご紹介します。
キャッシング枠は0円で申し込む
クレジットカードでお金を借りられる「キャッシング枠」を希望すると、貸金業法の審査が加わるため審査難易度が上がってしまいます。
いつか必要になるかもしれないからという理由で希望したくなる気持ちもありますが、利用する予定がなければ0円で申し込むのがいいでしょう。あとから必要になった場合もキャッシング枠はカードを発行した後からでも審査を受けて設定することが可能です。
申し込み内容は嘘を記入しない
喪明け後ということで「絶対に審査に受かりたい気持ち」が勝ってしまい、審査に通るために年収や勤務先に嘘を記入してしまうと、信用度が下がって審査落ちの原因になります。
過去に申し込んだ履歴から勤務先情報なども信用情報機関では履歴として確認できるため、勤務年数や勤務場所について偽りがあるとすぐにバレてしまいます。
また、嘘の勤務先を記入しても在籍確認などにより勤務していないことがバレてしまうと審査には通りません。
入力間違いであっても嘘とみなされてしまうこともあるので、申し込みする際は内容を確認してから申し込みをする必要があります。
短期間に複数のカードを申し込まない
「ブラック期間が終わったから大丈夫だろう」と短期間に複数のカードやローンを申し込むと、借り入れや現金化、キャンペーン目的での入会を疑われて「申し込みブラック」と呼ばれる状態になってしまいます。
審査に合格すれば問題ないですが、もし落ちた場合の履歴は信用情報機関に6か月間もの間残ってしまうため、他社のカード審査で不利になります。
申し込みブラックになった恐れがある時は、6か月以上の期間を開けてから改めてカードを申し込みするようにしましょう。
審査難易度が低いカードを申し込む
クレジットカードの審査難易度はカード会社の系列やカードのグレードによって大きく異なります。
独自審査を行っている消費者金融系カードや外資系カードであれば喪明けでも作れる可能性は高いですが、審査が厳しいとされる銀行系カードを申し込むのは避けた方が良いでしょう。
ゴールドカードやプラチナカードになると収入面でもハードルが上がるので、申し込むなら一般ランクのカードにするのがおすすめです。
ブラックが明けているか信用情報を確認
ブラック(ブラックリスト)とは、支払い滞納や金融事故を起こして信用情報機関に「異動」という記録が残っている状態のことです。
クレジットカードやローンを利用した際の情報は、個人信用情報機関という機関によって記録されていて、新たにカードやローンを申し込んだ際には信用力や返済能力(支払い能力)の調査のために照会されます。
審査の際に「異動」という記録が残っていると、信用力や返済能力に問題があるとされて審査落ちの原因となってしまいます。
ブラックになってしまう原因
信用情報機関に「ブラック」として登録されてしまう原因は以下です。
- 61日以上または3か月以上の滞納(延滞)を起こした場合
- クレジットカードが強制解約となった場合
- 自己破産などの債務整理を行った場合
「61日以上または3か月以上」に該当しない滞納の場合は、支払い遅延という記録が残ることはありますが、異動という記録は付かないためブラックにはなりません。
クレジットカードやローン(キャッシング)の他にも、スマートフォンなどの端末代を分割払いにしていて滞納した場合もブラックとなります。
端末代の支払いを親が支払いをして契約者が子供の名義になっている場合は、契約者名義となっている子供の信用情報がブラックになってしまうため要注意です。
端末代を一括購入して月々の利用料金を口座振替している場合には滞納してしまってもブラックになることはありません。
▼ブラックになる条件一覧は以下ページをチェック
ブラックになる期間
ブラックになった場合のブラック解消までの期間は以下の通りです。
- 延滞:5年
- 強制解約:5年
- 自己破産:7年
国内には「CIC」「JICC」「KSC(全銀協)」という3つの信用情報機関があります。
情報の登録期間が異なる場合もありますが、3社間ではネットワークによる情報の共有が行われているため、自己破産を起こすと最長7年間カードやローンの審査に通らなくなります。
カード会社の「社内ブラック」に注意
信用情報機関のブラックが解消されても、トラブルを起こしたカード会社では半永久的にカードを作れないケースもあるため注意が必要です。
一度金融事故を起こした場合は社内独自のデータベースに記録されてしまう場合があり、社内ブラックと呼ばれる状態になります。
系列会社にも情報が共有されていて審査に影響が出る恐れがあるため、過去にトラブルを起こしたカード会社や、その系列会社は避けて申し込んだ方が無難です。
滞納してもブラックにならない支払い
滞納してもブラックにならない支払いは以下の通りです。
- 税金
- 公共料金
- 家賃
- プロバイダ料金
税金や公共料金など、上記の支払いは信用情報には記録されないため理由があって滞納してしまった場合もブラックにはなりません。
これらの支払いをクレジットカード払いにしていて滞納した場合はカードの滞納と同様に扱われるためブラックとなります。
本当にブラック?喪明けかどうか確認する方法
自分がブラックリストかを確認したい場合は、各信用情報機関に信用情報(クレジットヒストリー)の開示請求をすることができます。
1,000円程度の手数料を支払う必要はありますが、本人の申し出によって信用情報は開示できるため、現在自分がブラックかどうかを確認することが可能です。
クレカの履歴は「CIC」と「JICC」
クレジットカード会社が多く加盟しているのは「CIC」と「JICC」の2社で、「KSC(全銀協)」の加盟会員は銀行がメインですが、CICとJICCのように複数の信用情報機関に加盟しているカード会社もあります。
各信用情報機関のサイトでは加盟会員の検索をすることもできます。各信用情報機関によって開示請求の手続き方法が異なるため、自分に合った開示方法で利用しましょう。
インターネットですぐに情報開示可能
CICではスマートフォンやパソコンから即時開示をすることができますが、手数料をクレジットカードで支払いをする必要があり、支払いに利用できるカードは一部のカードに限定されています。
郵送の場合は10日程度の時間はかかりますが、郵便局で購入できる定額小為替証書を同封して送ることで後日自宅に開示情報が届きます。
CICとJICCであれば近くに窓口があれば指定の本人確認書類を持参の上、直接足を運んで情報開示手続きを行うことも可能です。
まずは消費者金融系カードから
喪明けにおすすめのクレジットカードから、現在の信用情報の確認の仕方までお話してきました。
「なんとなく5年くらいたったからブラックも明けているだろう」と考えてクレジットカードに申し込むのはもったいないです。確実に喪明けが済んでいることを確認してから申し込みに移りましょう。
すでに喪明けが分かっている方は、難易度の低いカードからチャレンジしていきましょう。リスクが少ないのは消費者金融系のカードです。