クレジットカードは、一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードなどステータス性に応じてランクがグレードアップしていくのが特徴です。
ラグジュアリーカードは一番低ランクのチタンカードでもプラチナ相当とされており、外資系カードのため審査も簡単ではありません。
まだ日本では馴染みの薄いラグジュアリーカードの特徴や、その高いステータス性などについて解説します。
- 電子マネーチャージや公共料金支払いでもポイント還元率が下がらない
- チタンカードでもプライオリティパスやコンシェルジュサービスなどが付きプラチナランク並みのサービス
- 国内外の手厚い旅行傷害保険が付く
- 会員限定のコミュニティがありイベントもあるため経営者との繋がりも作れる
- 年会費が高い
- ポイントアップする提携店などがない
- 申し込み条件は「20歳以上」のみだが、プラチナカード並みの審査難易度を有する
LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)Titanium Card™
カードの特徴
最高のステータス性を誇るカード。カード自体がチタン金属でできており、人前で使いたくなるかっこいいカードを求める方におすすめです。dポイント、PeXへポイント交換可能。JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイルへ交換可能
発行会社 | Black Card I株式会社 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 55,000円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高1.2億円(自動付帯) 国内:最大1億円(利用付帯) ショッピングガーディアン保険:最大300万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、Google Pay |
申し込み条件 | 20歳以上(学生不可) |
追加カード | 家族カード 16,500円(税込)、ETCカード(無料) |
目次
ラグジュアリーカードとは?
LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)とは、富裕層向けのクレジットカードを提供するアメリカのブラックカード・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーが新生銀行グループ会社のアプラスと提携して発行する、高いステータス性を誇るクレジットカードです。
カードの国際ブランドは世界中で利用できるMastercardで、ひと目見るだけでステータス性が分かる高級感溢れるカードデザイン、他の上位カードを凌駕する豊富な特典など、唯一無二のカードとしてお使い頂けます。
ラグジュアリーカードの種類
チタン | ブラック | ゴールド | ブラックダイヤモンド | |
---|---|---|---|---|
クレジットカード | ||||
国際ブランド | Mastercard® | Mastercard® | Mastercard® | Mastercard® |
年会費 | 55,000円(税込) | 110,000円(税込) | 220,000円(税込) | 660,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% | 2.0% |
付帯保険 | 国内:1億円 海外:1.2億円 ショッピング保険:最大300万円 |
|||
公式サイト |
ラグジュアリーカードは「チタン」が一般ランクとなっており、セミゴールドの位置に「ブラック」が入ります。
再上位ランクの「ブランクダイヤモンド」は招待制の為、申し込みは不可となっています。
いずれにせよ、チタンであっても申し込みのハードルが高く、他社のプラチナランクカード並みの難易度と考えておきましょう。
高いステータス性を持つ
ラグジュアリーカードは、日本で初めてMastercardブランドの最上位である「World Elite Mastercard」として発行されたカードです。
ステータス性の高いクレジットカードは一般向けのカードと比較すると審査難易度も高くなる傾向があるため、持っているだけで一目置かれるでしょう。
World Eliteの会員であれば世界中いつどこにいてもサービスを提供してもらえるので、カードを持てば専任のコンシェルジュが付いているのも当然です。
カードはこだわり抜いた金属製素材
ラグジュアリーカードは一般的なカードとは異なり、24金やステンレスといった金属製素材で作られています。
表面は金属加工、裏面はカーボン素材となり、Mastercardのロゴマークは削り出し加工になっているなど、細部にまでこだわって作られているのが特徴です。
このため、カードで支払いをする際にキャッシュトレイに乗せると金属音が鳴り響き、さりげなく高級感を演出する事ができます。
ラグジュアリーカードの特徴
ここからはラグジュアリーカードの基本情報と利用方法などについて解説していきます。
ラグジュアリーカードの年会費
ラグジュアリーカードの年会費は以下の通り。
ブラックカードは110,000円
ゴールドカードは220,000円
ブラックダイヤモンドが660,000円
ブラックダイヤモンドに関しては年会費とは別に入会金が1,100,000万円必要になります。
ラグジュアリーというだけあって年会費はやや高額ですが、年会費に見合った特典が受けられるのはメリットです。
ポイント還元率とポイントの使い道
ラグジュアリーカードは、1,000円の利用につき2ポイント(5円相当)のポイントがたまる通常ポイント還元率1.0%のカードです。
海外の利用分は常に2倍の還元率で、国内の利用でもカードの利用金額に応じたボーナスポイント制度があり、カードのランクに応じて還元率もアップします。
カードランク | ポイント還元率 |
---|---|
Titanium Card | 1.0% |
Black Card | 1.25% |
Gold Card | 1.5% |
Black Diamond | 2.0% |
カードで貯めたポイントの有効期限は最大5年間と他のカードと比べても長めで、ポイントはギフトカードや提携航空会社(ANA・JAL)のマイレージへの移行、キャッシュバックなど使い道も選べます。
少し変わったところでは、ラグジュアリーカードならではの限定商品も用意されていて、本数限定のプレミアムワインに交換する事も可能です。
チタンカードでも十分ポイント還元率の高いカードなので、まずはTitanium Cardから利用していきランクを上げていくのが良いでしょう。
ラグジュアリーカードの利用限度額
ラグジュアリカードも通常のクレジットカード同様に利用限度額が設定されています。
カードの利用履歴によって都度、見直しされますが、発行したての方であれば100万円程度となるでしょう。ですが、事前入金サービスを利用することによって車やマンションなどの高額な買い物も可能となります。
ラグジュアリーカードの利用限度額
一部のステータスカードでは利用限度額の上限がないというカードもありますが、ラグジュアリーカードの場合は利用限度額が初めから設定されています。
公式にはアナウンスされておらず、個人差があるため一概にはいえませんが、利用限度額はチタンカードが50~300万円・ブラックカードが300~500万円・ゴールドカードが500万円以上というのがひとつの目安です。
事前入金サービスで最大9,990万円利用可能
ラグジュアリーカードの利用者は大きな金額の買い物をする方も多いため、「事前入金サービス」を設けています。
指定の口座に入金することで利用限度額を一時的に上げることが出来、最大9,990万円まで引き上げが可能となっています。
利用には決済予定日の約7~3営業日前までにカスタマーサポートへ事前申し込みが必要となります。振込手数料が発生しますので注意しましょう。
カスタマーサポート
受付時間は、受付時間9:30 – 18:00 日祝休
デポジット型のラインナップも選べる
チタン(デポジット) | ブラック(デポジット) | ゴールド(デポジット) | |
---|---|---|---|
クレジットカード | |||
国際ブランド | Mastercard® | Mastercard® | Mastercard® |
年会費 | 55,000円(税込) | 110,000円(税込) | 220,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
付帯保険 | 国内:1億円 海外:1.2億円 ショッピング保険:最大300万円 |
||
デポジット金額 | 30〜9,900万円 希望する利用可能枠と同額の保証金を預ける。 |
||
公式サイト |
ラグジュアリーカードにも会員に見合った利用可能枠が設定されますが、高額決済者向けに最初から利用限度額を自身で決められるデポジット(保証金)式のカードも用意されています。
保証金は入会時に利用限度額を決めるためにカード会社に預入れする形となり、カードの利用分は別途決済口座からの通常引き落としとなります。
カード自体のポイント還元率や優待は、従来のカードと同様の内容で発行されます。
車や貴金属など、カードの利用可能枠では収まらない高額決済を初月から利用したい方は、デポジット型のラグジュアリーカードに申し込むと良いでしょう。
ラグジュアリーカードの審査や申し込み年収
ラグジュアリーカードも他社カードと同様に審査が行われます。
基本は信用情報などの細かい審査が行われますが、ステータス性の高いクレジットカードのため、基本的にはプラチナカードランク程度の審査と考えておきましょう。
申し込み条件
ラグジュアリーカードの申し込み条件は「20歳以上(学生不可)」だけとなっています。他社のステータスカードとは違い、申し込み自体に年収や安定収入の条件はありません。
ラグジュアリーカードの審査難易度
カードの種類 | 審査難易度 |
---|---|
消費者金融系カード | 独自 |
流通系カード | 甘い |
信販系カード | 普通 |
鉄道系・交通系カード | 普通 |
銀行系カード | 厳しい |
外資系カード | 超厳しい |
クレジットカードは発行会社によって上記のような審査何度ランクとなっており、ラグジュアリーカードは外資系カードと同等の審査難易度となっています。
外資系のクレジットカードは、海外の会社が日本で発行しているカードのことを言い、有名なカードではアメリカンエキスプレス、ダイナースなどが挙げられます。
ラグジュアリーカードは新生銀行グループの信販会社、アプラス株式会社が発行会社です。そのため信販系クレジットカードの枠に入ります。
ですが、国際ブランドはMastercardのなかでも最上級の「ワールドエリートMastercard」となっていますし、コンシェルジュサービスや付帯保険の補償額の高さから外資系の分類と同等の審査難易度となります。
カードランクによる審査難易度
ラグジュアリーカードの中で最もランクが高いのはBlack Diamondとなっていますが、招待制の為、新規申し込みの審査で難易度が高いのはゴールドランクとなります。
一番下のランクであるチタンカードは、還元率1.0%で海外旅行傷害保険最大1億円、コンシェルジュ付きなどの特典があるため、他社カードと比較するとチタンカードでもプラチナカード程度の審査難易度と考えてよいでしょう。
チタンカードの発行をする場合は、他社カードのプラチナカードに申し込みをするイメージで申し込む必要があります。
ラグジュアリーカードの申し込み年収
ラグジュアリーカード申込者の平均年収は、全会員で見ると2359万円となっており、申し込まれたカードは「法人決済用ゴールドカード」が44%(2022年)を占め、高年収層の経営者の方に多く入会されています。【ラグジュアリーカード調べ】
一般的にプラチナカードの申し込みに可決されやすい年収の目安は400万円~500万円程度となっています。
あくまでも目安となっていますが、ラグジュアリーカードの場合は20代~30代の申し込みが40%以上を占めており、会社員の方で発行されていることも多いです。
目安の年収を大幅に上回っていたとしても、ブラックカードに申し込んで審査否決となっては、今後ラグジュアリーカードを発行できなくなる可能性が増えますので、チタンカードランクからの申し込みが無難でしょう。
また、年収400万円以上であればチャレンジしてみても良いクレジットカードと言えます。
ラグジュアリーカードの豊富な特典
ラグジュアリーカードは、最上級の特典やサービスが受けられるカードで、その内容も豊富です。
例えば、付帯保険の補償額が高額であったり、いつでも相談可能なコンセルジュサービスによって、旅行やショッピング、会食などあらゆる場面で特別な体験ができるでしょう。
こちらでは、ラグジュアリーカードの特典はどんなことができるのか、どういったサポートが受けられるのかを詳しくご紹介します。
365日24時間対応のグローバルコンシェルジュサービス
レストランの予約や手配、旅行プランの提案、特別な日のプレゼントの提案や購入サポートなど、様々な要望に365日24時間応えてくれるグローバルコンシェルジュサービスを利用できるのがラグジュアリーカードの魅力です。
自動音声対応に繋がれる煩わしさもなく、メールでも相談ができるのでいつでもどこでも要望をかなえてくれます。
例えば、思い立った時に「オーロラを見に行きたい」と伝えるだけで最適なプランを提案してくれるので、面倒な手続きや手配はコンシェルジュに任せて旅を楽しむ事ができます。
快適な旅行をサポートするVIPトラベルサービスとプライオリティ・パス
チェックイン時間を早めたり、チェックアウト時間を遅くしたり、ゆったりと旅行ができるVIPトラベルは旅行にぴったりのサービスです。
提携ホテルではお部屋をアップグレードできるので、くつろぎのひと時を過ごす事ができるでしょう。世界中にある1,000以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスも旅行好きには嬉しい特典です。
会員向けの特別優待や特典も
ラグジュアリーカードは食事やショッピングだけでなく、アートやスポーツにも強みを持っています。
人気レストランでコース料理をアップグレードできたり、指定のお店で所定のコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になるLuxury Diningサービスも嬉しい特典のひとつです。
更に、TOHOシネマズやカフェ・ワインバーの優待、プライベートジムの優待、フェラーリなどのスーパーカーが体験できるイベントの優待など、ワンランク上のサービスが受けられます。
充実の付帯保険
チタン・ブラック・ゴールド共通で、海外旅行保険は自動付帯で最高1億2,000万円・国内旅行保険は利用付帯で最大1億円という充実の補償が付いています。
ゴールドカードなら個人賠償責任保険も最大1億円補償となるため、日常生活で起きる万が一のアクシデントにも備える事ができます。
ラグジュアリーカードのメリット・デメリット
ラグジュアリーカードは会員限定のコミュニティが存在し、起業家との繋がりやすい点や、ポイント還元率など幅広く豊富なサービスが受けられますが、その反面費用が高いというデメリットも存在します。
年会費はもちろん、カード本体も細部までこだわったつくりをしているため、再発行毎にやや高価な手数料がかかることも…。
こちらでは、そんなメリット・デメリットについてを、より詳しくご紹介していきます。
デメリット①:年会費が高い
ラグジュアリーカードはサービスが手厚いため年会費が他社カードと比較しても高く感じます。アメックスブランドやダイナースクラブのカードと比較しても1.5倍ほどの年会費がかかります。
その分、希少性も高く、ステータス性は再上位ランクのカードブランドとなっています。リムジンサービスやハイエンドコミュニティ、コンシェルジュの手厚い対応を考えると納得の年会費ではあります。
デメリット②:再発行手数料が高い
カードを紛失してしまったなど、再発行する場合は5,500円(税込)と割高な再発行手数料が発生してしまいます。
金属製カードという特性ゆえ、仕方ない部分ではありますが勿体ないと感じる方も多いでしょう。
メリット①:ポイント還元率適用外が少ない
三井住友カードや楽天カードなどは交通系電子マネーSuicaなどへのチャージや、公共料金の支払いでは還元率が下がったり、ポイント還元対象外としているカードが多いです。
ですが、ラグジュアリーカードはモバイル決済やチャージ時の還元率が下がらず、いつでも一律の還元率なのが特徴。
法人税や消費税、源泉所得税などの国税はもちろん、住民税や自動車税、固定資産税なポイントが付与されます。
メリット②:起業家とつながりやすい
ラグジュアリーカード会員であれば毎月様々な会場で開催している、会員同士を繋ぐネットワーキングイベント「ソーシャルアワー」に参加することが可能。
過去の開催例では元レーシングドライバーの鈴木亜久里氏を招いた「車好き」の会合などがあり、ゴルフ、ワインなどテーマ別で開催される「ソーシャルアワー」に参加することが可能です。
ラグジュアリーカード会員限定のオンラインコミュニティ「LC Circle」の利用もできるのでカードの利用から多くの繋がりを持つことも可能となっています。
まずはチタンカードからの利用がおすすめ
LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)Titanium Card™
カードの特徴
最高のステータス性を誇るカード。カード自体がチタン金属でできており、人前で使いたくなるかっこいいカードを求める方におすすめです。dポイント、PeXへポイント交換可能。JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイルへ交換可能
発行会社 | Black Card I株式会社 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 55,000円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高1.2億円(自動付帯) 国内:最大1億円(利用付帯) ショッピングガーディアン保険:最大300万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、Google Pay |
申し込み条件 | 20歳以上(学生不可) |
追加カード | 家族カード 16,500円(税込)、ETCカード(無料) |
ラグジュアリーカードは最低ランクのチタンカードでもプラチナカードレベルの審査難易度となっていますので、年収条件をクリアしていたとしても審査落ちする可能性があります。
ゴールドやブラックランクのカードに申し込みをして否決されてしまった場合、審査落ちの履歴が残りますので、再度低ランクのチタンカードに申し込んでも発行されない可能性が高くなります。
ですので、まずはチタンカードの利用から始めて徐々に利用実績を積み、カードランクを上げていくのが無難です。チタンカードでも十分なステータス性を誇りますので所持しているだけで満足感が得られるでしょう。
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