セブンカード・プラスは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスのグループ企業である株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードです。
クレジット機能と電子マネーnanacoが一体となった便利なカードで、セブン&アイグループの対象店での利用など、ポイントがたまる特典が複数そろっています。
nanacoへのオートチャージ機能が使えるのはセブンカード・プラスだけとなっており、チャージ機能を利用したnanacoポイントの2重取りが出来るメリットもあります。セブン-イレブンやnanacoポイント利用者は持っておくべきカードと言えるでしょう。
今回はセブンカード・プラスについて詳しく解説していきます。
セブンカード・プラス
カードの特徴
セブン&アイグループでのカード利用でポイント2~3倍、毎月8、18、28日(8のつく日)はイトーヨーカドーで5%OFFになるカード
発行会社 | セブン・カードサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー | nanaco、QUICPay(nanaco) | ポイント | nanacoポイント |
目次
セブンカード・プラスのデメリット
セブンカード・プラスはメリットが多いですが、まずはデメリットを把握したうえで持つべきカードかどうか判断していきましょう。
以下は他社カードと比較してデメリットと感じる項目です。
- 基本ポイント還元率が0.5%と低め
- ポイントの交換先が少ない
- スマリボ(旧支払い名人)=リボ払いに注意
- ポイントの有効期間が2年と短め
- カードブランドがJCBのみ
- 旅行傷害保険の付帯がない
基本ポイント還元率が0.5%と低め
ポイント高還元率のクレジットカードは0.5%~1.0%ですが、1.0%以上の還元率を誇るクレジットカードは多く存在します。
基本ポイント還元率が高いものだと「リクルートカードで1.2%」「楽天カードだと1.0%」など1%を超えるクレジットカードもあります。
それらのカードと比較するとセブンカード・プラスは低いと感じてしまうでしょう。セブン-イレブンやイトーヨーカドーの利用頻度が少ない方やnanacoポイントをメインで貯める予定のない方は他社カードを選択した方がいいかもしれません。
ポイントの交換先が少ない
他社カードでは還元率が低くても「dポイント」や「楽天ポイント」などに交換することが可能となっています。ですが、セブンカード・プラスで貯まったnanacoポイントは他のポイントや商品と交換できる場所が限られています。
▼nanacoポイント交換先▼
- nanaco電子マネー
- ANAマイルとANAスカイコイン
- トラノコポイント
- BOSAI POINT
ANAマイルは、国内・国際航空のお支払いをメインに、ショッピングやカーレンタル、ホテル宿泊などのサービスで利用できます。BOSAI POINTは災害復旧や防災、物資支援など、国内の防災関連をポイントで募金するポイントです。
主にはnanaco電子マネーでの利用に限られるでしょう。セブンカード・プラスは「nanaco一筋だ」という方に向ているカードです。
スマリボ(旧支払い名人)=リボ払い
通常クレジットカードのリボ払い機能が「スマリボ」という名称になっています。リボ払い機能を使いたくない方は「なし」で申し込みをしましょう。
ショッピングリボ払い手数料率は実質年率15.00%になります。登録中のカードでのお買い物時に「ショッピングリボ払い」と指定した場合は利息が付くので注意が必要です。
ポイントの有効期間が2年と短め
アメックスなどのクレジットカードは永久不滅ポイントを採用しているところもあります。
ポイントを貯金のように何年も貯めたい方にセブンカード・プラスは向いていないでしょう。貯めては使うサイクルの人は問題ありません。
旅行傷害保険の付帯がない
国内・海外ともに旅行傷害保険の付帯がない点は物足りなく感じる人も多いでしょう。
ショッピングに関して利用するのであれば問題ないのですが、海外旅行によく出かける人は、旅行傷害保険がしっかりした他のクレジットカードを合わせて活用することをおすすめします。
セブンカード・プラスのデメリットの説明は以上です。ここからはセブンカードの特徴や多くのメリットについて紹介していきます。
セブン-イレブン、イトーヨーカドーの利用頻度が高く、nanacoポイントを貯めていくならセブンカード・プラスが最適です。まずは年会費から見ていきます。
セブンカード・プラスのメリット
セブンカード・プラスにはデメリットを上回る多くのメリットがあります。
- 年会費無料
- ETC年会費無料
- 電子マネー「nanaco」と相性抜群
- ショッピングガード保険つき
- セブン&アイ・ホールディングス優待
年会費無料
セブンカード・プラスは年会費永年無料のカードです。発行手数料も維持費もかからないので、安心して持つことができます。
ETCカード発行料・年会費無料
セブンカード・プラスでは、ETCスルーカードを発行することができますが、発行手数料・年会費は無料です。
無料といってもカード発行会社が負担してくれるので、安心して利用できるカード会社ですね。
電子マネー「nanaco」が使用可能
セブンカード・プラスでは電子マネー「nanaco」が利用できます。Apple Payも利用できるようになりました。利用する場合は「Quickpay」での支払いとなります。
ただし、注意したいことはnanaco非対応の店舗でセブンカード・プラスを使用する時のみ、Apple Payを利用すること。
Apple Payではセブンカード・プラスに付帯されている特典が使えないためです。nanaco対応店舗ではカード支払いにするか、nanacoを使うとポイントも付与されるので、Apple Payの利用する場合にはお得かどうかを考えて利用するといいでしょう。
nanacoポイント2重取り可能
セブンカード・プラスを使って電子マネーnanacoをチャージすることでもポイントが付与されます。
1回のチャージは5,000円以上29,000円まで、上限は50,000円です。チャージ方法は事前登録が必要なオートチャージ、nanaco会員メニューまたはnanacoモバイルを使ったクレジットチャージがあります。
チャージでは200円(税込)で1ポイントの付与、チャージしたnanacoを使うことで200円(税込)につき1ポイント付与されます。
「クレジットカードからチャージした時」と「nanaco支払い」の両方でポイントが加算されるためポイントの2重取りが出来ます。
セブンカード・プラスはオートチャージ機能を使える
セブンカード・プラスを利用すれば、レジでかざすだけでオートチャージをすることができます。あらかじめ自分で設定した金額をnanaco残高が下回った場合、一定額を自動的にチャージしてくれるという仕組みです。
例えば、nanaco残高が3,000円以下になったら5,000円チャージされる設定だと、買い物の際に残高が3,000円を下回った時点で自動的に紐付けたセブンカード・プラスから5,000円がチャージされます。
残高が0円で決済をしても、その場でチャージされるので便利です。残高を気にする必要はありません。
ショッピングガード保険付き
セブンカード・プラスはショッピングガード保険が付帯しています。なかなか使う機会はありませんが、以下の条件を満たしていると適用されます。
・スマリボにてショッピングリボ払いに振替対象となっている
・保険対象商品を「ショッピングリボ払い」または「ショッピング1回払い」にて購入
日本国内所在の加盟店でセブンカード・プラスを使って購入した品物が、偶然の事故(国内・海外問わず)によって損害を被った場合に補償してくれる保険です。
保証限度額は100万円で1事故あたりの自己負担は3,000円、保証期間はカード購入日から90日間です。旅行に行く前の手続きも不要ですし、本会員・家族会員も対象です。
ただし、一部の品物や配送中の事故は保障対象外であり、保険金受取にはクレジットカード売上票が必要になります。
一般カードだとリボ払いの適用条件が付きますが、ゴールドカードにランクアップすればリボ払いでない通常の買い物でも保険適用となります。
セブンカード・プラスの割引特典は?
セブンカード・プラスには、カードを利用することで5%割引になるお得な特典が2つ用意されています。
毎月8のつく日はイトーヨーカドーで5%割引!
毎月8・18・28日は「ハッピーデー」と銘打って、イトーヨーカドーが割引キャンペーンを行っています。
全国のイトーヨーカドーで食品・衣料品・住まいの品を購入した際、カードを利用(クレジット払いまたはカード提示による現金払い)すると5%の割引になります。
一部商品やネットスーパー利用分など、5%割引の対象外となるものもありますが、普段イトーヨーカドーを利用している人にはとてもお得な特典です。
充実したポイントサービスの数々
セブンカード・プラスではnanacoポイントをためることができます。通常の2~3倍もポイントを貯めることができるなど、お得な特典についてご紹介します。
カードの利用店舗・方法によってポイント還元率もぐんとアップ!
セブンカード・プラスを利用するとポイントが付与されますが、利用店舗などによってポイント還元率が異なります。
JCB加盟店やETC、公共料金でクレジット払いの利用では、200円(税込)で1ポイントの付与です。イトーヨーカドーやセブン-イレブン・ヨークマート・デニーズでクレジット払いの場合、200円(税込)ごとに2ポイント付与されます。
イトーヨーカドー・ヨークマートでは、カード提示による現金支払でも200円(税込)で1ポイントの付与、イトーヨーカドーネットスーパーをクレジット払いで利用すると200円(税込)で1ポイントの付与です。利用次第でポイントをうまくためることができます。
通常ポイントに加えてプレゼント!nanacoボーナスポイントとは
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートで対象期間に対象商品をクレジット払いで購入することで付与されるボーナスポイントです。
ボーナスポイントは対象商品によって設定されており、1商品10ポイント~が通常の付与ポイントとは別に付与されます。商品によっては50・100ポイントも付与されるなど、お得で利用しやすいサービスでしょう。
年間の利用額に応じて加算される累計ボーナスポイントとは
イトーヨーカドー・ヨークマートでの利用が対象となります。4月から翌年3月末の間のカード利用(クレジット払い・カード提示での現金払い)の累計ポイント対象額(税抜)に応じて加算されるボーナスポイント制度です。
累計ポイント対象額(税抜)が100万円になると3,000ポイント、150万円だと10,000ポイント、それ以降は100万円達成ごとに10,000ポイントがボーナス加算されます。本会員と家族会員は別々に集計されるため、ハードルは高いかもしれません。
セブンカード・プラスの審査について
セブンカード・プラスの申し込み資格
セブンカード・プラスに申し込む条件としては、18歳以上で本人または配偶者に継続して安定した収入がある人・18歳以上で高校生を除く学生の人です。
カード発行までの期間
セブンカード・プラスに申し込むには、インターネット・イトーヨーカドー店頭・郵送の3つの方法があります。イトーヨーカドー店頭・郵送の場合、おおむね2~3週間がかかります。イトーヨーカドー店頭であっても即日発行の対応はしておらず、最短でのカード発行を望むのであればインターネットで申し込むことをおすすめします。
インターネットで申し込み場合、希望のカードを選択・規約同意・必要事項を入力します。必要書類を送付する場合、カード会社へ郵送到着後に入会審査が行われ、カードが送付されます。この場合、約2~3週間がかかります。最短でカード発行する場合は支払口座をオンライン口座設定することです。必要書類の送付が省略できるため、審査に入るまでの時間が短縮され、最短1週間でカードが届きます。
ただし、営業時間外の申し込みや必要事項の不備不足があれば、審査がスムーズにいかない場合もあります。
セブンカード・プラス
カードの特徴
世界No.1のステータス性と言われるカードで、一般カードでもゴールドカード並の海外旅行サービスが特徴。
発行会社 | セブン・カードサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー | nanaco、QUICPay(nanaco) | ポイント | nanacoポイント |
解約方法(退会方法)
セブンカード・プラスは、持っているカードの種類によって利用できる解約方法が異なります。
- nanaco一体型…電話または店頭
- nanaco紐付型…インターネット・電話・店頭
電話で解約を行う場合は、以下の電話番号に電話をして、自動音声の案内に沿ってプッシュ操作を行います。
時間帯によってメニュー番号が異なるので注意してください。
9時~20時の場合は「6」を、20時~翌9時の場合は「4」をプッシュします。
- 東京…0422-41-7110
- 大阪…06-6949-0763
- 札幌…011-222-5465
メニュー番号を入力後、続いてカード番号も入力して解約手続きを行います。
インターネットの場合は「クレジットインターネットサービス」のメニューにある「お客様情報の変更」から解約手続きが可能です。
店頭の場合は、イトーヨーカドーまたはヨークマートのカウンターで退会届を貰って、記入後にカード会社に郵送します。