信販系クレジットカードはサービスや特典が多く、使い勝手の良いクレジットカードとして人気があります。
即日発行にも対応していたり、発行までの日数も早い場合も多いので、急ぎでクレジットカードを作りたい時にも便利です。
今回は「信販系クレジットカードとは?」という基礎知識を解説しながら、審査難易度やメリット、おすすめの信販系クレジットカードをご紹介していきます。
目次
信販系クレジットカードとは?
信販系クレジットカードとは、販売信用を扱う会社が発行しているクレジットカードです。
販売信用とは
販売信用とは、信用をもとに商品やサービスを立て替え払いできるクレジットやローン商品のことで、信販系クレジットカードはいわゆるクレジットカード会社(信販会社)が発行するカードにあたります。
信販会社が取り扱う商品には以下のものがあります。
・カードローンなど各種ローン融資
・ショッピングローンによる分割払いの立て替え
代表的な信販会社
代表的な信販会社では以下の企業が有名です。
・セディナ
・ジャックス
・アプラス
・クレディセゾン
「オリコ―カード」「セゾンカード」など各社で様々な種類のカードが発行されているので選択肢が多い点も信販系クレジットカードの魅力です。
信販系クレジットカードの選び方
信販系クレジットカードを選ぶ際には、自身のニーズやライフスタイルに合ったカードを選ぶことが重要です。
例えば、維持費を掛けたくないのであれば年会費無料のカードだったり、カードがすぐに利用したい場合にはカードの発行スピードが重要になりますね。
こちらでは、信販系クレジットカードを選ぶ際のポイントや、注意点をいくつか挙げてご紹介していきます。
年会費と特典を比較
信販系クレジットカードは年会費が無料または割安なカードが多いです。
一般ランクカードは年会費のコスパが良い代わりに旅行保険や優待が少なく、ゴールドカードは年会費よりも旅行などの優待を重視する方におすすめです。
発行までのスピード
近年のクレジットカードはスマホにカード番号が発行される券種もあるため、申し込みから数分でスマホ決済やネットショッピング利用できるカードもあります。
本記事では、JCBカードやセゾンカードインターナショナルがデジタルカード発行に対応しています。
ポイント還元率や優待店
信販系カードは多くの提携店舗があるため、自社サービス以外でも街のお買い物やネットショッピングでポイント還元率が優遇されます。
「JCB カード S」を例にすると、基本のポイント還元率は0.5%ですが、セブン‐イレブン、Amazonなどではポイント3倍になります。
基本のポイント還元率だけに注目せずに、特約店も参考にしましょう。
信販会社の信頼性
大手4社(セディナ・オリコ・ジャックス・アプラス)などは一定の信頼性を有する信販会社ですが、国際ブランドを発行しているJCBも信販会社です。
JCBは国際ブランドとして日本で広く普及しており、JCBが直接発行するカードはプロパーカードとも呼ばれており、ステータス性も高い特徴があります。
「カードが多すぎて決められない」という方は最初の1枚にJCBカードを選んでもいいでしょう。
利用シーンやカードの特典
旅行が多い方は旅行保険が付帯されているカードを選んだり、補償額を上げたいならゴールドカードを選択すれば間違いありません。
自身の生活や予定に合った特典を提供しているカードを選びましょう。
人気の信販系クレジットカードを比較
※1ポイント5円相当の商品に交換した場合。
JCBは日本の国際ブランドのため、信頼性も高く旅行保険が付いているのも特徴です。
以下から各カードの特徴をご紹介していきます。
JCB カード S
JCBカード S
カードの特徴
JCBのオリジナルシリーズでは最もスタンダードなクレジットカード。会員限定割引優待「クラブオフ」を利用すれば映画・カラオケ・レジャーチケットの割引が受けられる。スマートフォンの故障や破損時に年間最大3万円まで補償されるJCBスマートフォン保険が付帯。
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5~10.0% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合。 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険 海外:最大100万円 スマホ保険(利用付帯):3万円限度 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | Oki Dokiポイント |
入会資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) |
JCB カード Sは、JCBが提供するプロパーカードの中で、最もスタンダードなクレジットカードです。
JCBカード S 優待クラブオフ
JCBが発行するプロパーカードの中でも特別にJCBカード S限定の優待「クラブオフ」が設定されています。
優待例
・ビックカメラ、ニトリ、ビックエコーなど実店舗での割引
・新江ノ島水族館、富士急ハイランドなどレジャー施設のチケット割引
※掲載されている優待内容については、予告なく変更となる場合がございます。
普段の生活やショッピングでポイントをためること以外でも割引が可能。
スターバックスやAmazonなどの優待店での利用ではポイントアップの特典も実施しているためお得です。
JCBスマートフォン保険付き
付帯サービスとしては、スマートフォンの故障や破損時に最大年間3万円まで補償される「JCBスマートフォン保険」「海外旅行保険」「ショッピング保険」が付いてきます。
スタンダードなクレジットカードとしての利便性だけでなく、豊富な特典やサービスも備えており、幅広い利用者に適したカードと言えます。
JCBゴールド
JCBゴールド
カードの特徴
国内唯一の国際ブランド「JCBカード」のゴールドカード。「JCBゴールドザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」の申し込みの招待を狙うならこのカード。航空機遅延保険が付いているのも特徴
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5~10.0% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 初年度無料、2年目以降11,000円(税込) |
ポイント | Oki Dokiポイント |
付帯保険 | 海外:最大1億円(利用付帯) 国内:最大5,000万円(利用付帯) 家族特約あり ショッピングガード保険:最大500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUIC Pay |
申し込み条件 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。学生の方はお申し込みになれません。 |
追加カード | 家族カード 1,100円(税込)1枚目は無料 ETC・QUICPay(クイックペイ)TM |
JCB カード Sの基本的な特典を備えながら、高いステータスと充実した特典が付いたゴールドカード。
カードの利用実績から「JCBゴールドザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」など、上位カードへの招待を受けることができるのも特徴です。
夫婦で持つカードにも最適
本会員は年会費が初年度無料、2年目以降は11,000円(税込)となりますが、その分充実した特典が魅力。
家族カードは1枚目の年会費が無料なので、夫婦でもつカードにも最適です。
旅行優待が手厚い
海外旅行時には最大1億円、国内旅行時には最大5,000万円の保険が利用付帯され、旅行の際にも安心です。
また、ショッピング時の保険も500万円まで提供されます。国内の主要空港、ハワイ ホノルルの国際空港ラウンジは無料で利用できます。
JCB CARD W
JCBカード W
カードの特徴
国際ブランドとしても定評があるJCBが発行する39歳以下限定のカード。ポイント還元率が一般カードの2倍となっているのが特徴で、セブン‐イレブン、Amazonなどの優待店利用でもポイントアップするのがメリット。
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最大2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険(海外):最大100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | OkiDokiポイント |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
JCB CARD Wは、39歳以下・WEB入会限定の若者向けのカードです。
ポイントに特化
ポイント還元率はJCB カード Sの倍の1.0%に優遇されています。
優待店を利用したり、ポイントサイト経由のネットショッピングで2~20倍の還元率となり、セブン‐イレブンやAmazonでもボーナスポイントがたまりお得です。
特にAmazonのショッピングでは公式カードであるAmazon Prime Mastercardと同等の2.0%還元を誇ります。
JCB CARD W plus Lも選択できる
利用付帯で最大2,000万円の海外旅行保険が付き、海外利用分は最大100万円のショッピング保険も付きます。
「JCB CARD W plus L」なら女性向け保険が割安な掛け金でトッピング可能です。
VIASOカード
VIASOカード
カードの特徴
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループを親会社に持つ三菱UFJニコス株式会社が発行するクレジットカード。年会費永年無料、海外旅行保険付帯、1年分のポイントが自動キャッシュバック。
発行会社 | 三菱UFJニコス |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% ※1ポイント5円相当の商品に交換した場合 |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険:100万円 |
ポイント | グローバルポイント |
スマホ決済 | Suica 楽天Edy QUICPay Apple Pay |
ポイント | VIASOポイント |
入会資格 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) |
追加カード | 家族カード 年会費永年無料 ETCカード 年会費無料 発行手数料1,100円 銀聯カード 発行手数料1,100円 |
VIASOカードの大きな特徴は、オートキャッシュバック機能。
入会日を基準に1年間でためたポイントは、1ポイント1円でオートキャッシュバックされます。
携帯電話・ネット・ETCはポイント2倍
ETC利用、携帯電話料金、プロバイダ料金の支払いでポイントが通常の2倍獲得できます。
年会費は無料でありながら、最高2,000万円まで海外旅行保険や最高100万円のショッピング保険なども備わっています。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントがたまりやすい。
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
---|---|
ポイント還元率 | 通常1.0% |
年会費 | 年会費永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、楽天Edy |
ポイント | 楽天ポイント |
クレカ積立 | 楽天証券 |
申し込み条件 | 18歳以上 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
楽天カードは、流通系カードとしても紹介されることがあります。
発行元である楽天カード株式会社は、楽天グループの一員でもあるため、信販系にも属します。
楽天サービスで還元率倍増
楽天市場や楽天トラベル・街の加盟店などで2倍~3倍のポイントがたまり、基本の還元率は1.0%です。
街のお買い物では全国600万店舗以上で楽天ポイントをためたり、使うことができます。
年会費無料で旅行保険も付く
2,000万円補償の海外旅行保険が利用付帯で付き、海外レンタカーやWi-Fiルーターのレンタル・手荷物宅配の割引もあるため海外旅行にも便利。
ネット通販の不正利用補償や楽天市場の未着補償、不正利用探知などセキュリティ面も安心です。入会時にポイントがもらえるキャンペーンも頻繁に実施されています。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナル
カードの特徴
クレディセゾンが発行するセゾンカードの中で、最もベーシックなカード。ポイント有効期限がない「永久不滅ポイント」が特徴。Visa/JCBならカードのタッチ決済可能。
発行会社 | クレディセゾン |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | なし |
スマホ決済 | ApplePay、GooglePay、QUICPay™(クイックペイ)、iD、Suica、PASMO |
ポイント | 永久不滅ポイント |
申し込み条件 | 18歳以上でご連絡が可能な方で、当社の提携する金融機関に決済口座をお持ちの方 |
追加カード | 家族カード(年会費無料)、ETCカード(年会費無料、即日発行可能) |
セブン・イレブン、イトーヨーカードーでの利用で、永久不滅ポイントがたまり通常ポイント還元率は0.5%。
事前申請によってnanacoポイントを還元率1.0%で貯めることができるので、実質1.5%の還元を受けることができます。
セゾンポイントモールでネットショッピングの還元率アップ
会員専用のポイントサイトとして、日本最大級の人気サイト「セゾンポイントモール」があり、ネットショッピングの際にここを経由して買い物をすることで、最大30倍のポイント還元を受けられるという優れものです。
セゾンポイントモールは日本で代表的なショッピングサイトはほとんど網羅されています。
・楽天
・ヤフーショッピング
・無印良品
・アップルストア
上記以外にも530以上のショップ提携があります。
ライフカード
ライフカードは年会費無料で通常の還元率は0.5%で、1,000円で1ポイント(5円分)たまるクレジットカードです。
L-Mallでネットショッピングの還元率アップ
L-Mallというサイトを経由することで最大25倍ものポイント還元率でネットショッピングが可能です。L-Mallでは、おなじみの楽天市場やYahoo!ショッピング、DHC、ジョーシン、じゃらんなどがラインナップされています。
若年層向けのCMも多くなってきており学生も発行できるため若い方の利用も増えています。
Orico Card THE POINT(オリコカードザポイント)
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ
発行会社 | オリエントコーポレーション |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | なし |
スマホ決済 | iD、QuicPay、ApplePay |
ポイント | オリコポイント |
クレカ積立 | SBI証券 |
申し込み条件 | 満18歳以上の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) QUICPayカード型 |
Orico Card THE POINTは、ポイント還元率1.0%・入会後6か月間は倍の2.0%にアップする高還元率カードです。
ポイントサイト経由のネットショッピングは最大15%のポイントに加え0.5%の特別加算も。
iDとQUICPayという2種類の電子マネー対応で、コンビニなど少額決済でも無駄なくポイントがたまるのがメリットです。たまったポイントはリアルタイムでAmazonギフト券やANAマイルなどに交換できます。
信販系クレジットカードのメリット
信販系クレジットカードは、他の発行会社のカードと比べると年会費無料のカードが多かったり、ポイント還元サービスなどの特典が充実しているという面があります。
また、カード発行までも早く、カードがすぐに必要な人でも申し込みやすいのは信販系ならではのメリットですね。
こちらでは、信販系クレジットカードのメリットをまとめてご紹介します。
年会費無料のカードが多い
クレジットカードの中には、使わないで持っているだけでも数千円~1万円程度の年会費が発生するカードもありますが、信販系クレジットカードの多くは年会費が無料または割安な価格に設定されているため、クレジットカードに維持費をかけたくないという方にもおすすめです。
年会費が無料でもサービスや保険が充実しているカードも多いので、お金をかけずに特典やサービスの恩恵を受けることもできます。
発行までのスピードが早い
クレジットカードによっては発行までの日数が3週間~1か月程度と時間のかかるものもありますが、信販系クレジットカードは比較的発行スピードが早いのが特徴です。
中でも以下のカード会社が発行するカードは申し込みから数分でカード番号の発行ができる商品を多く取り扱っています。
発行スピードが速い信販会社
・JCB
ETCカードの即日発行もできるので、急ぎでカードを作りたい時にも便利です。
ポイント高還元でお得な特典やサービスが充実している
信販系クレジットカードはポイント還元率が高く、お得な特典やサービスが充実している点もメリットです。
百貨店やスーパーなどが発行している流通系クレジットカードの場合、特定のお店でのみ使える特典が多いため不満を感じることもありますが、信販系クレジットカードなら色んな店舗や施設で優待が受けられるので、いつものショッピングも信販系クレジットカードで支払うだけでお得になります。
ステータス性が高くゴールドカードなど上位カードを狙える
クレジットカードの決済システムを持つJCBは日本唯一の国際ブランドとしても知られていますが、JCBが独自に発行する「プロパーカード」なら、良いクレヒス(カードの利用履歴)を積んでいけば将来的にゴールドカードなど上位カードを狙えます。
プロパーカードはステータス性も高く、人前に出しても恥ずかしくないカードとして人気があるため、人とは差をつけたいという方にもぴったりです。
信販系クレジットカードのデメリット
信販系クレジットカードは、金利や審査でのデメリットが存在します。
特にキャッシング利用を考えている人で、信販系クレジットカードを利用している、利用しようとしている人は、デメリットと対策方法があるのかなどを確認しておくとカードが利用しやすいでしょう。
こちらでは、2つのデメリットをご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
高金利・年会費や手数料が高い
信販系クレジットカードの一般利用は問題ありませんが、キャッシングやローンの金利は最大年率18%など比較的高めに設定されている場合もあり、支払いを延滞すると高額な利息が発生する可能性があります。
大きな買い物をカードで分割払いる場合や、キャッシングの利用には注意しましょう。
キャッシングやローンの利用を想定している方は、専用のカードを発行するのが良いでしょう。
審査基準が厳しい
一部の信販系クレジットカードは、審査基準が他のカードよりも厳しい場合があります。
特にJCBのプロパーカードは、提携カードと比較すると厳しくなっています。信用情報や収入に不安要素がある場合は、審査に通りにくいので要注意です。
信販系クレジットカードの審査難易度
銀行や信販会社など、クレジットカードの発行会社によってカードの審査難易度は変わってきます。
現在のところ、日本国内で発行できるクレジットカードの発行会社は大きく分けて6つですが、上から審査難易度が高い順に並べてみましょう。
- 外資系
- 銀行系
- 鉄道系・交通系
- 信販系
- 流通系
- 消費者金融系
6つの発行会社の中で最も審査難易度が高いといわれているのが「外資系クレジットカード」で、最も審査難易度が低いのが「消費者金融系クレジットカード」です。
系統別の審査基準解説
「外資系クレジットカード」は、アメリカン・エキスプレス(アメックス)やダイナースクラブなど、ステータス性が高い分、年会費も高額なのが特徴。
「消費者金融系クレジットカード」は、アコムが発行するACマスターカードが代表格です。
過去に延滞を起こすなどクレヒスに問題がある方でも現在の支払い能力を重視した審査が行われるため、現在安定収入があれば申し込めるとされています。
銀行系カードよりは審査通過しやすい
6つの発行会社の中で信販系クレジットカードの審査難易度は下から3番目なので、比較的審査には通りやすいでしょう。
信販系クレジットカードは年会費が無料または割安な場合が多く、発行枚数を増やして数で利益を上げるタイプのカードなので、利用があって初めてカード会社が黒字になるからです。
信販系クレジットカードの審査基準
信販系クレジットカードの審査基準は「支払い能力」と「信用能力」が重視されるため、安定収入と良好なクレヒスが審査のカギです。
働いていて毎月安定した収入が本人または配偶者にあり、過去に3か月以上もしくは複数回の延滞を起こすなどのトラブルがなければより審査通過率がアップします。
収入に関しては、金額よりも安定性をみられるため、月によって収入に波があるよりも毎月コンスタントに収入を得ている方が審査では有利です。
信販系カードはJCBがおすすめ
JCBカード S カードの特徴 JCBのオリジナルシリーズでは最もスタンダードなクレジットカード。会員限定割引優待「クラブオフ」を利用すれば映画・カラオケ・レジャーチケットの割引が受けられる。スマートフォンの故障や破損時に年間最大3万円まで補償されるJCBスマートフォン保険が付帯。
発行会社
ジェーシービー
還元率
0.5~10.0%
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合。
年会費
無料
付帯保険
海外:最高2,000万円(利用付帯)
ショッピング保険 海外:最大100万円
スマホ保険(利用付帯):3万円限度
スマホ決済
Apple Pay、Google Pay、QUICPay
ポイント
Oki Dokiポイント
入会資格
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方
追加カード
ETCカード(年会費無料)
家族カード(年会費無料)
信販系のクレジットカードを見てきましたが、最終的にはJCBが発行するクレジットカードが汎用性も高くポイント還元率の特典が大きいので万人におすすめできます。
理由は年会費が無料なのと、JCBオリジナルシリーズパートナーの提携店で利用するとポイントアップが見込めるからです。
提携店にはAmazon、セブン‐イレブン、スターバックス、ウエルシア、ビックカメラなど多数の店舗があります。2倍から20倍のポイント還元率アップが見込めるので、ポイントを効率よく貯めることが出来るでしょう。
信販系カードで悩んでいる方は信頼性のあるJCBが直接発行するJCBカードから選んでおけば間違いないでしょう。
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