今や電子マネーは私達の生活に欠かせないものとなっています。
クレジットカードによっては電子マネーが搭載されているカードがあり、コンビニや自動販売機など少額の支払いもスピーディーにできる上にカードのポイントもたまりお得です。
中でも「オリコカードザポイント」は「iD」と「QUICPay」という2種類の電子マネーを搭載しているため使い勝手が良く人気があります。
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。最大17.5%!
発行会社 | オリエントコーポレーション | ポイント還元率 | 1.0%(入会から6か月間は2.0%) |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | なし |
電子マネー | iD、QuicPay(ApplePay利用可能) | ポイント | オリコポイント |
ここでは「オリコカードザポイント」で電子マネーを使いこなす方法をまとめました。
目次
オリコカードザポイントは電子マネー「iD」と「QUICPay」をダブル搭載
一般的なクレジットカードに搭載されている電子マネーは1種類のみですが、オリコカードザポイントは「iD」と「QUICPay」という2種類の電子マネーを搭載していて、100円の利用につき1円相当のポイントがたまるのが最大の特徴です。
クレジットカードまたはスマートフォンを専用の端末にかざすだけでサイン不要・小銭いらずで会計ができるので、時間がない時でも慌てずに買い物ができます。
交通系電子マネーの「Suica」の場合、オートチャージに対応するクレジットカードを持っていなければ予めチャージしておく必要がありますが、オリコカードザポイントに搭載されている2種類の電子マネーの支払いは「ポストペイ(後払い方式)」で後日カードの利用代金と合わせて引き落としとなるので、利用時に電子マネーの残高を気にしなくて良い点もメリットでしょう。
ただし「iD」と「QUICPay」は交通系ICカードではないので電車の改札では利用できません。
電子マネー「iD」とは?使えるお店は?
オリコカードザポイントの電子マネーを使いこなすには「iD」と「QUICPay」の違いを知る必要があります。
iDとは、NTTドコモが運営している電子マネーです。「iD」にはチャージ式の「プリペイド型」や口座と紐付けする即時払い式の「デビット型」もありますが、オリコカードザポイントに搭載されているのはクレジットカードと紐付けすることにより後払いを可能とした「ポストペイ型」のiDです。
全国に84万以上の決済用端末が設置されていて、生活に密着したあらゆる店舗や場所で利用できます。
以下にiDが利用できる主な店舗をまとめました。
【コンビニ・ドラッグストア・スーパーなど】
- セブン-イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- イオン
- イトーヨーカドー
- ドン・キホーテ
- ザ・ダイソー
- マツモトキヨシ
- ココカラファイン
【家電量販店・携帯電話ショップ】
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- コジマ
- ジョーシン
- エディオン
- ソフマップ
- ドコモショップ
【ファストフード・飲食店】
- マクドナルド
- ガスト
- タリーズコーヒー
- コメダ珈琲店
- 魚民
- 庄や
【ガソリンスタンド(セルフのみ)】
- エネオス
- エッソ
- モービル
- ゼネラル
上記はほんの一部で、コンビニだけでも16店舗が対応しています。
その他には、ネット通販のAmazonや、ルートインなどのホテル、関空や羽田・新千歳などの空港施設、東京無線などのタクシー、八景島シーパラダイスといったレジャー施設など様々な場所でiDが利用可能です。
QUICPayは使えずiDのみが使えるお店
iDとQUICPayは対応店舗が異なるため、iDは使えてもQUICPayが使えないお店や、その反対のパターンもあります。
このうち、QUICPayは使えずiDのみが使えるお店は主に以下のようになっているので、利用前には予めiDでの支払いに対応しているか確認しておきましょう。
【ドラッグストア】
- クスリのアオキ
- 薬王堂
【家電量販店・キャリアショップ】
- ビックカメラ
- コジマ
- ドコモショップ
【ファストフード・飲食店】
- ガスト
- かっぱ寿司
- ジョナサン
- バーミヤン
【ファッション】
- 紳士服のフタタ
- 洋服の青山
- Paris Miki
【本・CD】
- 丸善
- タワーレコード
- ブックオフ(一部店舗を除く)
【カラオケ】
- 歌広場
- シダックス
- ビッグエコー
- カラオケの鉄人
【アミューズメント・旅行】
- オリックスレンタカー
- 富士急ハイランド
- 箱根小涌園ユネッサン
- としまえん
紛失・盗難保証付きで万が一の際も安心
オリコカードザポイントの「iD」紛失・盗難補償付きでもしもの時も60日前にさかのぼって不正利用分を補償してくれます。
その上「iD」には不正利用防止機能が備わっているため、紛失や盗難時に悪用されてしまう心配もありません。
スマートフォンでiDを利用する場合は、ICカードロック機能を予め設定しておけば無断で使われないため安心です。
スマホ用のiDアプリに「おサイフケータイロック(ICカードロック)」という機能があり、ロック設定をした状態ではiDの端末にスマホをかざしても決済されません。
スマートフォンの機種によっては、遠隔操作でロックもかけられるので紛失時にも覚えておくと役立つでしょう。
「iD」の使い方
「iD」には「クレジットカード一体型」と「モバイル型」があります。
クレジットカード一体型のiDとは、iDマークのあるクレジットカードのことで、初期設定不要でカードをかざして支払いを行うタイプです。
対してモバイル型のiDとは、iDを登録したドコモのおサイフケータイまたはApple Pay対応の携帯電話・スマートフォンをかざして支払いを行うタイプとなり、利用するには携帯電話・スマートフォンにiDを設定する必要があります。
モバイル型iDの登録は、eオリコサービスのトップページにある「お申込みいろいろ」の「電子マネーのお申込」へと進み「現在の保有状況」からSMS認証を行い、発行されたアクセスコードとパスワードを使って登録をしましょう。
その後「iDアプリ」をダウンロードして、初期設定でカード情報を登録するとモバイル型iDが使えるようになります。
Apple PayにiDを設定する場合は、Walletアプリから「カードを追加(または右上の+マーク)」を選び、カード情報を入力するかカメラで読み取って、IDとパスワードを入力して設定してください。
iDで支払いを行う際にはiDで支払う旨を伝えてカードまたはスマホをかざすだけです。
iPhoneで利用する場合は、かざしてからTouchIDの指紋認証を行います。
iPhone XならFaceIDでも大丈夫です。
自動販売機によってはiDなどの電子マネーを利用すると割引きで買える場合もあります。
電子マネー「QUICPay」とは?使えるお店は?
「QUICPay」とは、JCBが運営している電子マネーです。iDと同様にクレジットカードに紐付けして利用する後払い方式で、1回あたりの支払い上限は2万円となっています。
QUICPayにはクレジットカード一体型やモバイル型・カード型のほかに、キーホルダー型やコイン型など種類が多いのも特徴です。
QUICPayをApple Payに設定することも可能なので、カードを持ち歩かなくてもiPhoneひとつで様々な支払いができます。
オリコカードザポイントはQUICPayに対しても60日前にさかのぼって紛失・盗難補償が付帯するので安心です。
QUICPayは、セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートの大手3社をはじめとする14のコンビニや全国のスーパーなど多くの場所で使うことができます。
ドン・キホーテやマツモトキヨシなど、iDが使えるお店の多くはQUICPayにも対応していますが、iDは使えずQUICPayのみが使えるお店を以下にまとめました。
【ファッション】
- ユニクロ
- コナカ
- マックハウス
- ライトオン
【本・CD】
- HMV
- 古本市場
【アミューズメント・旅行】
- アパホテル
【ガソリンスタンド】
- 昭和シェル石油
iDやQUICPayの対応店舗は続々と増えていて、2018年10月からはQUICPayでGoogle Payへの対応がスタートしました。
これにより、おサイフケータイに対応したAndroidのスマートフォンでもQUICPayのサービスが利用可能となるため、スマートフォンでの決済が更に便利に使えるでしょう。
「QUICPay」の使い方
クレジットカード一体型のQUICPayの使い方は「QUICPayで」と伝えてからカードをレジにある専用端末にかざすだけなので簡単です。
モバイル型のQUICPayは事前に初期設定が必要となります。
設定方法は概ねiDと同様で、eオリコサービスのトップページにある「お申込みいろいろ」の「電子マネーのお申込」へと進み「現在の保有状況」からSMS認証を行い、発行されたアクセスコードとパスワードを使って登録をしましょう。
iPhoneの場合はWalletアプリから、Androidスマホの場合はGoogle Payアプリからカード情報を設定の上、レジで「QUICPayで」と伝えて端末にかざしてください。
iPhoneで利用する場合は端末にかざしてから指紋認証をすれば支払いができます。
iPhone Xの場合は、サイドボタンをダブルクリックしてFace IDで認証を行ってから端末にかざしてください。
端末が光って決済音が鳴ったら支払い完了です。