毎月の支払い金額が多くなる光熱費などの公共料金。「毎月引き落としされる金額がポイントになればいいのに」と考える方も多いでしょう。
公共料金は日常のお買い物と同様に、クレジットカードの支払いに設定することでポイント還元されるクレジットカードがあります。銀行引き落としに設定している方は貰えるはずのポイントを損失していますので、ポイントが付与されるカードへ変更しましょう。
公共料金は高額なので、クレジットカードを利用して効率よくポイントを貯めることが出来ます。今回は、カードによって違うポイント還元率やキャンペーン、支払いできる料金を分かりやすく解説していきます。
目次
クレジットカードですべての公共料金の支払いが出来るわけではない
毎月の公共料金がすべてポイント還元の対象になるとは限りません。公共料金のクレカ払いに対応しているものや、カード払いによるメリットを解説していきます。
公共料金がクレカ払いできるか自治体で確認
公共料金の支払いには、自治体によってはクレジットカードでの支払いができない場合があります。
お住まいの地域や、引っ越しの際には、新しい住所の地域の電力会社、ガス会社、水道局のウェブサイトなどで確認しましょう。クレカ払いの申し込み方法も、カード会社によって異なる場合がありますので、自身の地域のウェブサイトで詳細を確認してください。
クレジットカードで支払い可能な公共料金
電気・ガス・水道、大手の電力会社やガス会社ではクレジットカードでの支払いが可能です。 電気代とガス代はまとめて支払うことで割安になるサービスも提供されている場合があります。
水道代に関しては、クレカ払いに対応していない地域もありますが、自治体によってはクレジットカードでの支払いが可能。東京都では23区と多摩地区の26市町ではクレジットカード払いに対応しています。下水道の料金は自治体のウェブサイトでの確認が必要です。
電話料金やインターネット接続料金などもクレジットカードでの支払いが可能となっています。
クレジットカードで公共料金を支払うメリット
クレジットカードで公共料金を支払うことでポイント還元以外にもメリットが複数あります。各料金がいくら使われているのか、前月と比較した高くないか、などスマホアプリで一括管理できるようになります。
それぞれのメリットを見ていきましょう。
支払日がカード引き落とし日にまとまる
電気、ガス、水道で公共料金の請求日が違ったとしてもクレジットカード決算にすれば、設定した全ての支払いがカード会社の引き落とし日にまとまるので清算が1回で終わり楽になります。
各公共料金の引き落とし日に合わせて口座残高を確認することはなくなるでしょう。
クレジットカードの引き落とし日についてはカード会社によって違いますし、申し込み時に複数選択する場合もあります。基本的には1ヶ月分の請求額が翌月に引き落としされます。
カード | 締め日 | 引き落とし日 |
---|---|---|
楽天カード | 月末 | 翌月の27日 |
JCBカード | 15日 | 翌月の10日 |
公共料金の請求は月の上旬から中旬にかけて請求される地域が多くあります。気になる方は各公共料金の請求日を調べて、何月分の請求なのか把握しておくと良いでしょう。
勝手にポイントが貯まる
今まで公共料金の支払いを銀行引き落としにしていた方はクレカ払いに設定するだけで自動的に決算が行われ、支払金額に対して自動でポイントが貯まっていきます。
dカードやau PAYカードなどはポイントをキャリア決算の値引きに使えたり、suica系カードなら交通費としてチケットやチャージに利用することもできます。楽天、Amazonなどのネットショップ公式カードならショッピング時の割引としてポイントを使うことも可能です。
毎月の支払いをアプリで一元管理
近年ではキャッシュレス化の動きによりカードの請求金額もアプリで管理できるようになってきています。
各カード会社のアプリを利用することにより決算金額がどこで使われたのか、何円なのかも1ヶ月分が詳細にわかりますので節約にも役立つでしょう。過去1年分は振り返ることが可能なアプリが多いので、去年の公共料金の差額を比較して節約することもできるでしょう。
楽天銀行や三井住友銀行など、銀行を持つカードなら、銀行口座もカードと連携できますので口座残高も一元管理することが可能となっています。銀行専用アプリもあるのでネット銀行間の振り込み、入出金もスマートフォン1台で解決するのでATMに行く必要がなくなります。
公共料金のクレカはポイント還元率で選ぶ
公共料金の引き落としにクレジットカードを利用する場合はカードの基本ポイント還元率が重要になります。
クレジットカードのショッピング利用ではカード会社と提携を結んでいる所や、特約店などで利用するとポイントアップしますが、公共料金の利用では基本ポイント還元率からアップすることはほとんどありません。
クレジットカードのポイント還元率の平均は0.5%~1.0%となっています。例えばポイント還元率が1.0%のカードだった場合は100円の支払いで1ポイント付与されることになります。
電気、ガス、水道光熱費の全国平均(令和3年)が18,000円ほどとなっていますので、これをクレカ払いに設定した場合、月に付与されるポイントは180ポイントになります。
食料品や日用品、ショッピングと合わせてクレジットカードを利用していけば、ポイント還元がさらに上がります。近年では電気代の高騰が続いていますのでポイント還元率もアップすることでしょう。
カードによっては還元率が減少
クレジットカードによっては光熱費の支払いポイントのみ還元率が減少するシステムとなっているカードも存在します。
例えば、楽天カードは通常のポイント還元率が1.0%に設定されていますが、公共料金や税金の支払いでは還元率が0.2%に減少します。楽天市場や特約店ではポイントアップが見込めるカードですが、公共料金の支払いには向いていません。
メインカードと公共料金の支払いを楽天カードで一括管理しようと考えている方は他社カードをおすすめします。
【高還元率で選ぶ】公共料金の支払いにおすすめなクレジットカード
カード | 公共料金ポイント還元率 | 基本還元率 |
---|---|---|
リクルートカード | 1.2% | 1.2% |
JCB CARD W | 1.0% | 1.0% |
dカード | 1.0% | 1.0% |
au PAYカード | 1.0% | 1.0% |
PayPayカード | 1.0% | 1.0% |
P-one standard | 1.0% | 1.0% |
エポスカード | 0.5% | 0.5% |
上記の表では公共料金支払い時に貯まるポイントを比較しています。カードのポイント還元率が1.0%前後のものを選択するのが良いでしょう。
カードによってショッピング利用時にポイントアップする特約店などが違いますので解説していきます。公共料金の支払いと合わせてメインカードをお探しの方にも参考となるカードが多いです。
リクルートカード
リクルートカード
カードの特徴
通常ポイント還元率が1.2%と他社のクレジットカードと比較しても高還元率。ホットペッパーなど、各種リクルートの運営するサービスでお得なクレジットカード
発行会社 | リクルートホールディングス | ポイント還元率 | 1.2% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | リクルートポイント |
- ポイント還元率が1.2%と高い
- リクルートサービスで還元率3.2%
- 貯まったポイントをdポイント・Pontaに交換可能
- 年会費無料で国内が旅行保険付き
- ポイント有効期限が1年
- ポイントアップ対象店舗が少ない
リクルートカードは基本ポイント還元率が1.2%を誇るポイント還元率が他社よりも圧倒的に高いのが特徴。公共料金の還元率も1.2%となっています。
リクルートが発行するクレジットカードのため、ホットペッパー(グルメ、ビューティー)、じゃらん、などのお店、ホテル予約でポイント還元率がアップします。
ネットショッピング「ポンパレモール」で還元率4.2%、旅行予約サイト「じゃらん」で還元率3.2%、ホットペッパー(グルメ・ビューティー)でのお店、美容院などの予約で還元率3.2%となります。
ポンパレモールは楽天、amazonのような大型ネットショッピングサイトとなっており、2500以上のショップが出店しています。品数も多いため大型通販サイトと変わらずに利用できるでしょう。
とにかく基本還元率が高いカードをお探しの方には最適な1枚です。
JCB CARD W
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドであるジェーシービーが発行する、ポイント高還元率が魅力の39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード。通常ポイント還元率1.0%と一般カードの2倍でポイントが貯まりやすい。
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (利用付帯) ショッピングガード保険(海外) |
電子マネー | QUICPay(Apple pay 利用可能) | ポイント | Oki Dokiポイント |
- JCB CARD Wのポイント還元率は一般カードの2倍
- セブン-イレブン・Amazon・スタバなどでポイントアップ
- 「Oki Dokiランド」経由のネットショッピングでポイントアップ
- JCB加盟店で優待を受けられる
- 国際ブランドはJCBのみ
- 付帯保険が海外旅行のみ
JCB CARD WはWeb入会で18~39歳の限定カードとなっていますので40歳以上の方は注意が必要です。公共料金の還元率も基本還元率と同じ1.0%と高く設定されています。
公共料金の支払い以外にもセブン―イレブン、Amazonでポイントが3倍の高還元となっており、スターバックスカードへのチャージなら10倍のポイント還元を受けることが出来ます。
他社カードと比較しても、Amazonとの相性が1番いいクレジットカードと言えます。国際ブランドがJCBしか選べないのが難点ではありますが、年会費も無料なので作っておいて損はしないカードです。
au PAYカード
au PAYカード
カードの特徴
auユーザーなら年会費無料で持てるクレジットカード。通常ポイント還元率1.0%、Pontaポイントアップ店の利用で還元率がアップし、貯まったポイントはカードの支払いやauの携帯料金の支払いなど様々な使い道がある。ポイントの有効期限は4年間と長く、失効のリスクを減らせる点もメリット。
発行会社 | KDDI フィナンシャルサービス | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料(au ユーザーのみ) | 付帯保険 | 海外旅行あんしん保険 (利用付帯) お買物あんしん保険 |
電子マネー | - | ポイント | Pontaポイント |
- 年会費無料(au ユーザーのみ)
- Pontaポイントアップ店で還元率が1.5倍以上に
- 「au PAY マーケット」経由のネットショッピングでポイント最大15%
- 「auでんき」利用なら電気料金でポイントがお得に貯まる
- au携帯電話の支払いにポイントを使える
- 海外旅行保険・ショッピング保険が付帯
- auを解約・一時休止すると税込1,375円の年会費が発生する
- 200円利用の都度ポイントが付与されるため切り捨てが多くなる
- ETCカードの発行手数料が有料(1年以内のETC利用で請求額から差し引き)
au PAY カードは毎日のお買い物や公共料金のお支払いで1%ポイント還元となっており、ネットショッピングでポイントアップできる「au PAY マーケット」経由のネットショッピングならポイント最大15%還元されます。
携帯料金のお支払いに設定しているだけでも100円(税込)ごとに1Pontaポイントがたまります。 たまったPontaポイントは、1ポイント=1円相当として、au PAY カードの請求額をポイントで支払えるほか、au PAY 残高へのチャージやau PAY マーケットでの買い物にも利用できます。
Pontaポイントはローソンやホットペッパービューティなどの割引にも使えるので用途が広くなっています。
PayPayカード
PayPayカード
カードの特徴
Yahoo!が手がける年会費永年無料で通常ポイント還元率1.0%、利用者が急増した今注目のカード。Yahoo!ショッピングとLOHACOで常時3%還元となり、クレジットカードの中で唯一、PayPay残高にチャージできるのが特徴。
- PayPayへの直接チャージができる唯一のカード
- 毎月のカード利用状況に応じて最大1.5%還元
- Yahoo!ショッピング、LOHACOで3%還元
- ソフトバンクユーザーならYahoo!で10%還元
- 楽天市場・Amazonでの買い物では還元率が低い
- PayPay系以外のお得感が無い
Yahoo!ショッピングやPayPayの利用でポイント還元率がアップするPayPayカード。公共料金の支払いも基本還元率と同じ1.0%に設定されています。
PayPayカードは「PayPayステップ」という利用金額に応じて還元率が上昇するシステムを採用しています。
PayPayステップはPayPayまたはPayPayカードで合わせて10万円利用+30回支払い(1回あたり300円以上)することで翌月の基本還元率を1.5%に上げることが可能。
公共料金や税金の支払いも「PayPayあと払い」や「PayPay残高」など決算方法を変えて利用することで対象に含まれるのでPayPayカードをメインカードとして利用すれば10万円達成は難しくないでしょう。支払い方法を工夫するだけで出費を増やすことなく毎月1.5%還元が実現するクレジットカードです。
バーコード決済のPayPayでは、クレジットカードと紐づけてチャージしたり、決済することが可能。他社カードでチャージした場合はPayPayポイントの還元が行われませんがPayPayカードでのチャージなら1.0%のポイント還元を受けることが出来ます。
携帯の料金ではソフトバンクを利用すると1,000円につき5ポイントのソフトバンクポイントを得ることが出来るのですが、1ポイント=1円でPayPayポイントに交換が可能。また、ソフトバンクユーザーはYahoo!ショッピングで毎週日曜日は+10%還元を受けることが出来るのでメリットが大きいです。
Yahoo!やPayPay、ソフトバンクの利用がメインのユーザーは持っておくべきカードと言えます。
P-oneカード<Standard>
p-one<standard>
カードの特徴
クレジットカードのポイント交換が面倒という人でも、利用金額から自動的に1%割引を適用してくれる便利なカード。ファミマTカードでもお馴染みのポケットカードが発行している
- 現金1.0%割引で請求
- 手続きなしでオートキャッシュバック
- 付帯保険が無い
- 電子マネーチャージ、金券類、保険料、ETCカードは割引対象外
p-one<standard>はポケットカードが発行するクレジットカードで、ポイント還元ではなくカード請求額から直接1.0%の割引をしてくれる特徴があります。1.0%割引なのでポイント還元1.0%のクレジットカードと同様の還元率になります。
電気、ガス、水道などの公共料金も割引対象となっていますので、ポイントを貯めるより「現金値引き派」の方には向いています。
ポイント制度ではないため、他社ポイントへの移行やポイントを利用して買い物の割引するなどの手続きが一切不要。毎月の請求額から勝手に1.0%割引した後の金額が請求されます。年会費も無料の為、負担も少ないです。
ポイントの管理や移行、利用などの手続きが面倒な方に最適なカードとなっています。
エポスカード
エポスカード
カードの特徴
マルイのショッピングがお得になる年会費永年無料のカード。レジャー施設や飲食店など、多くの場所で優待を受けることができ、年会費無料ながらカードの利用条件がない「自動付帯」の海外旅行傷害保険が付帯しているため、サブカードとしても人気がある。
- 即日発行可能
- 年会費無料で海外旅行保険が自動付帯
- エポスゴールドになると公共料金でのポイント還元3倍も可能
- マルイでの買い物は1.0%還元
- カラオケや飲食店で割引
- 楽天EdyとモバイルSuicaのチャージでもポイント還元
- エポスゴールドカードに直接申し込むと年会費5,000円
- 通常還元率が0.5%
年4回開催されるマルイのバーゲン「マルコとマルオの7日間」では、「エポスカード」で決済すると10%オフになるクレジットカードです。マルイでの利用時は1.0%還元になりますが、通常利用時や公共料金の支払いでは0.5%還元です。
チャージによるポイント還元対象カードが少なくなってきている「楽天Edy」と「モバイルSuica」にも対応しているので、チャージ時にもエポスポイントが還元されます。
スペックは他社カードと比較すると還元率が低いように感じますが、上位版のエポスゴールドカードにランクアップすることでメリットが大きくなります。
エポスゴールドカードのメリットは以下です。
エポスゴールドカード
カードの特徴
マルイが手がける人気の流通系カード。マルイで10%割引の特典があるほか、全国にある飲食店・レジャー施設などで優待が受けられるのもメリット。ポイント有効期限が無期限の永久ポイントとなり、3つのショップを選んでポイントアップするゴールドカード独自の特典も付帯。海外旅行保険の最高補償額も一般カードと比較すると1,000万円にアップしているのが特徴。
発行会社 | 株式会社エポスカード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 5,000円(税込) 条件次第で無料 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(自動付帯) |
電子マネー | - | ポイント | エポスポイント |
- 「選べるポイントアップショップ」がポイント3倍
- 年間ご利用額50万円以上で翌年以降永年無料(招待された方は永年無料)
- ポイントの有効期限が無期限
- 全国1万店舗以上の飲食店、レジャー施設を割引価格で利用可能
エポスゴールドカードはマルイウェブチャネル・マルイ・モディでいつでもポイント2倍なり、国内外の空港ラウンジが無料になるなど特典が多いです。
「選べるポイントアップショップ」で3つの店舗を選択可能となっていて、選んだ店舗では常時ポイント還元が3倍の1.5%となります。対象店舗には電気、ガス、水道会社を含めてイトーヨーカドーなどの大手スーパーやコンビニ、家電量販店なども選択可能。
公共料金の利用では近年価格が高騰している電気代に割り当てるのも良いでしょう。マルイなどの他にもよく利用する店舗を登録しておくことで大きくキャッシュバックを受けることが出来ます。
年間ご利用額50万円以上で翌年以降永年無料ですが、通常は5,000円の年会費がかかります。そのため、まずはエポスカードをメインカードとして利用して招待状を受け取るのが得策です。
必ず招待を保証するものではありませんが、エポスアプリではゴールドカード無料招待までにかかる道のりが確認可能となっています。
【キャンペーンで選ぶ】公共料金の支払いにおすすめなクレジットカード
クレジットカードの中には公共料金やビデオオンデマンドなどの定額料金制(サブスク)の引き落とし設定をすることでポイントキャッシュバックを特典としているカードもあります。
特典の場合は基本還元のポイントキャッシュバックとは別にポイントが付与されるので毎月1,000ポイント以上ゲットすることも可能となってきます。
dカード:1カテゴリにつき300ポイント
dカード
カードの特徴
NTTドコモが手がける還元率1.0%で年会費永年無料のクレジットカード。dポイントを貯めるならこのカード!
発行会社 | NTTドコモ | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 年会費永年無料 | 付帯保険 | 国内旅行保険 最高1,000万円(29歳以下) 海外旅行保険 最高2,000万円(29歳以下) |
電子マネー | iD | ポイント | dポイント |
- 通常ポイント還元率1.0%
- ノジマで5%お得になる
- 「dカード ポイントUPモール」経由のネットショッピングはポイント1.5~10.5倍
- 最短5分のスピード審査
- ドコモ携帯の紛失や盗難などを補償する「ケータイ補償」が付帯
- 「dカード GOLD」は毎月のスマホ代やプロバイダ料金が10%ポイント還元
- ドコモユーザー以外は特典を活かしきれない
- 「dカード」(一般カード)は旅行保険が付帯しない
- ドコモケータイ・ドコモ光の10%還元は1,000円単位のため切り捨てが発生する(dカード GOLDのみ)
dカードは、株式会社NTTドコモが提供するクレジットカードです。 従来はドコモユーザー向けに作られたカードですが、最近ではドコモユーザー以外にも便利に利用できるカードとして利用者が増えています。
公共料金の支払い還元も1.0%と高く、貯まったポイントは1ポイント1円としてマクドナルドやローソン、マツモトキヨシ、ファミリーマートなど多数の店舗で利用可能です。
ドコモのケータイ料金に応じたポイントが付与制度や、ネットショッピングではdカードポイントUPモールを通じたショッピングでもポイント還元を受けることが出来ます。ポイントの利用予定がない方はドコモの携帯で通信料・パケット料として支払えるのもメリット。
dカード、dカードゴールドを対象に「家計まるごとdカードしはらい」のキャンペーンを数年にわたって続けており、今後も続くと思われます。電気、ガス、水道などの公共料金の最大8カテゴリの支払いをdカードで行うと1カテゴリ―あたり300ポイントが進呈されます。
最大2,600ポイントとなりますが、ポイント特典は1回のみの付与となり、毎月ではないので注意が必要です。ですが、公共料金の支払いでも100円で1ポイント付与となっていますし、他社ではポイント特典自体やっていないところが多いのでドコモユーザーには更にお得なカードです。
dカードを利用する予定の方はキャンペーンのエントリーもしておきましょう。
三井住友カード:定期払いチャンス
三井住友カード(NL)
カードの特徴
日本初のVisaカードを発行した、歴史と実績のある三井住友カードが手がける銀行系カード。セキュリティ対策も充実していて銀行系カードというステータス性もあるため、学生や新社会人が作る初めてのクレジットカードにも。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 お買物安心保険 |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
- 最短30秒でカード番号発行
- Vポイントアッププログラムの活用で最大15%還元
- 街のお店でポイントやキャッシュバックが受けられる「ココイコ!」
- 「ポイントUPモール」経由のネットショッピングでポイント2~20倍
- セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートで最大5.0%還元
- マクドナルド、サイゼリヤなど飲食店で最大5.0%還元
- 一般カードの通常ポイント還元率は0.5%と平均的
- 社会人になると審査はやや厳しくなる
三井住友カード(NL)は三井住友銀行が発行するクレジットカードのため信頼度が高く、年会費も無料なことから人気が高くなっています。
9:00~19:30の時間帯で連絡可能な電話番号を用意しておけば、最短30秒でカード番号が発行できるスピード発行にも対応しています。今すぐ電子マネーで使えるカード番号が欲しいという方にもお勧めできるカードです。
公共料金の還元率は基本還元率の0.5%となっていますが、リアル店舗やネットショッピングでの還元率が高いのが魅力です。
三井住友カード(NL)はVポイントを採用していますが、Vポイントアッププログラムを有効活用することで基本の還元率を上げることが可能。
還元率は最大15.0%、コンビニ利用は5.0%還元となっており、家族カード発行や銀行口座、証券口座の開設、お買い物時のタッチ決算を利用することでポイント還元率がどんどん上がります。
公共料金、サブスクで毎月「定額払いチャンス」
定期払いチャンスとは、サブスクや電気料金などの毎月定期的に発生する支払い1件に対し抽選券が1枚配布される抽選サービスの事です。
当選すれば、Vポイントギフトが手に入り、Vポイントアプリで利用可能。1等が10,000ポイント(100名)、2等が1,000ポイント(1,000名)、3等が100ポイント(10,000名)となっており、SNSでは「意外と当たる」と話題になっています。
公共料金の支払いをメインとして考えると還元率の低いカードかもしれませんが、コンビニ利用や飲食店での利用だと、かなり高還元のクレジットカードです。
ファミマTカード:1カテゴリにつき1,000円分のTポイント
ファミマTカード
カードの特徴
コンビニのファミマで利用すると、ポイント還元率が最大5倍になり、商品によっては割引も適用される年会費無料のクレジットカード
- ファミリーマートで2.0%還元
- ファミマTカードからファミペイにチャージでポイント2重取り可能
- Tポイント・dポイント・楽天ポイントもけーど提示で貯められる
- Tポイント加盟店でポイント2重どり可能
- 通常ポイント還元率は0.5%と平均的
- 選べる国際ブランドはJCBのみ
ファミマTカードは、ポケットカード株式会社が発行している年会費無料のクレジットカードです。
基本的なポイント還元率は0.5%ですが、ファミリーマートでのお買い物で日用品、雑誌、食品、タバコ、お酒などは200円につき3ポイント還元。切手や税金、ごみ袋、金券などは200円につき1ポイント還元されます。
ファミマTカードからファミペイにチャージすることでポイント2重取り可能なので常にファミペイで支払していけば1.0%還元が可能です。
公共料金キャンペーンでは携帯料金、電気、ガス、水道、定額料金など1カテゴリ―につき1,000円分のとして最大7,000円分のTポイントをプレゼントしています。ポイント付与は毎月ではなく1回のみとなっていますので注意が必要です。
公共料金の支払いは0.5%還元となっていますが、ファミリーマートの利用が多く、Tポイントをメインで利用していく方にはメリットが大きいカードです。
コンビニで公共料金支払いがお得なクレジットカード
コンビニの公共料金のクレジットカード支払いでは、ファミリーマートとセブン-イレブンの2つだけが可能となっており、どちらも公式カード、アプリペイでの支払いに対応しています。
クレジットカードの引き落とし設定にするのではなく、コンビニの店舗で支払したい場合のおすすめカードを紹介します。支払い方法やポイント還元制度について見ていきましょう。
ファミリーマート:ファミマTカード
ファミマTカード
カードの特徴
コンビニのファミマで利用すると、ポイント還元率が最大5倍になり、商品によっては割引も適用される年会費無料のクレジットカード
再度の紹介になりますが、ここでは公共料金の引き落とし支払いではなく、コンビニでのカード決算やファミペイを利用した決算方法について紹介します。
ファミリーマートでは他社クレジットカードで公共料金の支払いはできませんが、ファミマTカードでの支払いには対応しています。対応している公共料金は電気代・ガス代・水道料金で、自動車税や住宅の固定資産税などの税金はクレカら払いが出来ない仕様となっています。
クレジットカードを使った支払いでは、タッチ決済(非接触IC)マークがついているクレジットカードなら、決済端末にタッチでクレジット決済が可能。ファミマTカードにもタッチ決算マークがついていますのでカードをタッチするだけで決算が完了します。
ファミペイ翌月払いでお得
スマートフォンのアプリであるファミペイにて公共料金や各種料金のお支払いを済ませると、1件当たり10ボーナスが加算されます。更に「ファミペイ翌月払い」を利用することで+0.5%が還元されるシステム。
例えば、25,000円の自動車税を全額ファミペイ翌月払いで支払いした場合は「公共料金1件:10ボーナス」+「ファミペイ翌月払い還元:125ボーナス」で合計135ボーナスが付与されることになります。
ファミリーマートの利用が多い方ならファミマTカードはメリットが大きいでしょう。
セブン-イレブン:セブンカード・プラス
セブンカード・プラス
カードの特徴
セブン&アイグループでのカード利用でポイント2~3倍、毎月8、18、28日(8のつく日)はイトーヨーカドーで5%OFFになるカード
発行会社 | セブン・カードサービス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー | nanaco、QUICPay(nanaco) | ポイント | nanacoポイント |
セブンカード・プラスは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスのグループ企業である株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードです。
クレジット機能と電子マネーnanacoが一体となった便利なカードで、セブン&アイグループの対象店でポイントが貯まる特典が多く、nanacoへオートチャージできる唯一のクレジットカードとなっています。nanacoへチャージする手間が省けるので残高を気にすることなく利用可能。
公共料金の支払いでは引き落としに設定しておけば基本還元率の0.5%が付与されます。引き落とし以外のコンビニでの支払いでは電子マネーnanacoによる決算ができますが、公共料金はポイント付与対象外となっています。
ですが、セブンカード・プラスからnanacoへチャージするときにポイントが0.5%還元されますので、通常コンビニ払いするよりはnanacoでの支払いの方がいいでしょう。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブン-イレブンやイトーヨーカドー、ビックカメラ、西部などの指定店舗ではポイント2倍となるため200円につき2nanacoポイントが付与されます。
セブンイレブンでnanaco支払いなら1.0%が還元され、セブンカード・プラスからnanacoチャージ時に0.5%が付与されますので実質1.5%還元も実現可能です。年会費も無料なのでセブンイレブンでのnanaco利用が多い方は作っておいても良いカードと言えます。
公共料金の支払いをクレジットカードに変更する方法
公共料金をこれまでの支払い方法からクレジットカード払いに変更するときは、電力会社、ガス会社、水道局など、各支払い窓口へ問い合わせをしましょう。
現在では郵送かインターネットによる手続きが主流となっており、各社ホームページからカード番号や個人情報を入力することで手続きが完了します。