クレジットカードについて調べていると、「プロパーカード」という言葉を聞くことがあります。
プロパーカードとは、JCBやAmerican Expressなどの国際ブランドを提供しているカード会社が、直に発行するカードのことを指します。
ここでは、プロパーカードがどのようなものなのか、各カード会社がどのようなプロパーカードを発行しているのかについて詳しく解説します。
目次
プロパーカードとは
「プロパーカード」という言葉は、広い意味で使う場合と狭い意味で利用する場合があります。
- 広い意味でのプロパーカード:カード会社単位
- 狭い意味でのプロパーカード:国際ブランド単位
まず、それぞれの意味とその違いを確認しておきましょう。
広い意味でのプロパーカード
広い意味でのプロパーカードは、カード会社が単体で発行しているクレジットカードのことを指します。他の会社と提携して発行している提携カードと区別するために使われます。
この場合、全てのカード会社が対象となるため、提携カード以外のクレジットカードを発行しているカード会社の数だけプロパーカードが存在することになります。
広い意味でのプロパーカードの例
カード | 国際ブランド | 発行元 |
---|---|---|
![]() 三井住友カード(NL) |
Visa、Mastercard | 三井住友カード株式会社 |
![]() セゾンカードインターナショナル |
Visa、Mastercard®、JCB | クレディセゾン |
狭い意味でのプロパーカード
狭い意味でのプロパーカードは、国際ブランドのライセンスを持っているカード会社が単体で発行している、提携カード以外のクレジットカードのことを指します。
広い意味でのプロパーカードとの違いは、発行しているカード会社が国際ブランドのライセンスを持っているかどうかです。
国際ブランドとはJCBやアメリカン・エキスプレス、Visaなど、クレジットカードを使って世界中で決済するためのシステムのこと。
プロパーカードは、これらの国際ブランドのライセンスを持っているカード会社自体が発行している、提携カード以外のクレジットカードです。
狭い意味でのプロパーカードの例
カード | 国際ブランド | 発行元 |
---|---|---|
![]() JCBカード S |
JCB | ジェーシービー |
![]() アメックスグリーン |
AmericanExpress | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド(日本支社) |
![]() ダイナースクラブカード |
Diners Club | ダイナースクラブ インターナショナル、日本では三井住友トラストクラブが発行 |
プロパーカードは国際ブランドが直接発行するため他の国際ブランドは付きません。
近年では「プロパーカード」という言葉は広い意味で使われることが多くなってきましたが、本来であれば国際ブランドが直接発行するカードのみを本当の「プロパーカード」と言います。
提携カードとは
「提携カード」は国際ブランドやカード発行会社と提携を結んでいる企業や団体などが発行しているクレジットカードです。
国際ブランドやクレジットカード発行会社ではない百貨店、コンビニなどの企業が発行しており、お店での割引やポイント還元率がアップする特徴があります。
提携カードの例
カード | 国際ブランド | 発行元 |
---|---|---|
![]() セブンカード・プラス |
JCB | セブン・カードサービス |
![]() イオンカード |
Visa、Mastercard®、JCB | イオンフィナンシャルサービス |
![]() ファミマTカード |
JCB | ポケットカード |
どのカードも発行会社はJCBやAmericanExpressなどではなく、カード会社が提携する企業向けに提携カードを発行しています。
プロパーカードを発行しているのは3社だけ
上記で述べた通り、広い意味でのプロパーカードを発行しているカード会社は数え切れないほどありますが、狭い意味でのプロパーカードを発行しているのはJCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの3社だけです。
近年ではプロパーカードという言葉は広く使われていますが、本当のプロパーカードとしての発行会社は上記3社です。
VisaとMastercardはプロパーカードを発行していない
世界5大ブランドと呼ばれる国際ブランドには、JCB、アメックス、ダイナースの他にVisa、Mastercardがあります。
世界中で最も多く利用されているVisaとMastercardですが、この2社では国際ブランドを他のカード会社に貸し出しているだけで、クレジットカードの発行自体は行っていません。そのため、VisaとMastercardのプロパーカードは存在しません。
三井住友カードは提携会社
日本でよく知られている三井住友カードは、Visaではなく三井住友カードというカード会社がVisaから国際ブランドだけを借りて発行しているクレジットカードです。
そのため、三井住友カードは狭義のプロパーカードには該当しません。一方、JCBやアメックスでは、他の会社に国際ブランドを貸すだけではなく、自社でもクレジットカードを発行しています。
三井住友カードがVisaカード発行の代表として知られている理由は、1980年2月に日本初のVisaカードとして国内外共通「住友VISAカード」発行などにより認知度が上がったためです。
「Visaのプロパーカードなら三井住友カード」と認識されていることが多いため、広い意味でのプロパーカードの代表と言えるでしょう。
プロパーカードとカード会社の代表カード一覧
JCB カード S | JCBゴールド | JCBプラチナ | JCB CARD W | アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード | アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード | プラチナ・カード® | ダイナースクラブカード | ダイナースクラブ プレミアムカード | 三井住友カード(NL) | SAISON CARD Digital | 楽天カード | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
国際ブランド | 国際ブランドが直接発行するプロパーカード | カード会社の代表カード(広義のプロパーカード) | ||||||||||
カード発行元 | 株式会社ジェーシービー | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | ダイナースクラブ インターナショナル | 三井住友カード株式会社 | 株式会社クレディセゾン | 楽天カード株式会社 | ||||||
国際ブランド | JCB | JCB | JCB | JCB | AmericanExpress® | AmericanExpress® | AmericanExpress® | DinersClub | DinersClub | Visa、Mastercard® | Visa、Mastercard®、JCB、AmericanExpress® | Visa、Mastercard®、JCB、AmericanExpress® |
年会費 | 無料 | 11,000円(税込)初年度年会費無料 | 27,500円(税込) | 無料 | 月額1,100円 | 31,900円(税込) | 165,000円(税込) | 24,200円(税込) | 143,000円(税込) | 永年無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
付帯保険 | 海外:最大2,000万円 | 海外:最大1億円 国内:最大5,000万円 |
海外:最大1億円 国内:最大1億円 |
海外:最大5,000万円 国内:最大5,000万円 |
海外:最大1億円 国内:最大5,000万円 |
海外:最大1億円 国内:最大1億円 |
海外:最大1億円 国内:最大1億円 |
海外:最大1億円 国内:最大1億円 |
海外:最大1億円 国内:最大1億円 |
海外:最大2,000万円 | - | 海外:最大2,000万円 |
特徴 | JCBで最もスタンダードなプロパーカード | 手厚い旅行保険やゴルフ優待 | グルメ・ホテル優待、コンシェルジュデスク、空港ラウンジ無料 | JCBオリジナルシリーズの2倍の還元率 | 提携店で割引などを受けられるグリーン・オファーズ | ホテルの部屋のアップグレードや旅行優待が豊富 | プラチナ・コンシェルジェ・デスク利用可能 | プラチナカード並みの優待 | 招待制のカードなので新規申し込み不可 | 対象のコンビニ飲食店で最大7%ポイント還元 | 最短5分でデジタルカード発行 | 全国600万店舗が楽天ポイント加盟店 |
詳細 |
ここまで厳密な意味でのプロパーカードを発行しているカード会社は3社しかないという説明をしてきましたが、ここからは具体的に「3社が発行しているプロパーカード」と「広義のプロパーカード」について紹介していきます。
日本で持つならJCBカードが最強のプロパーカード
プロパーカードにこだわるのであれば、日本企業で唯一国際ブランドのライセンスを持つJCBカードが利用しやすく人気が高いです。
日本での国際ブランドのシェア率でみるとVisaの次に利用者が多いのも特徴。
JCBのプロパーカードはJCBオリジナルシリーズと呼ばれており、一般カードの「JCB カード S」から最高ランクの「JCB ザ・クラス」へとランクアップしていけるのも魅力です。
海外ではJCBの認知度は低いため、旅行の多い方はアメックスブランドを視野に入れても良いでしょう。
JCBカード S
JCBカード S
カードの特徴
JCBのオリジナルシリーズでは最もスタンダードなクレジットカード。会員限定割引優待「クラブオフ」を利用すれば映画・カラオケ・レジャーチケットの割引が受けられる。スマートフォンの故障や破損時に年間最大3万円まで補償されるJCBスマートフォン保険が付帯。
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5~10.0% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合。 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険 海外:最大100万円 スマホ保険(利用付帯):3万円限度 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | Oki Dokiポイント |
入会資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) |
JCB カード SはJCBオリジナルシリーズの中で最もスタンダードなクレジットカードです。
JCBのプロパーカードということで、スタンダードながらどこで出しても恥ずかしくないステータスの高さが魅力。
ワンランク上のJCBゴールドやさらにもうワンランク上のJCBザ・クラスといったハイステータスカードの取得を目指して、まずはJCB カード Sから作るという方も多い特徴があります。
JCB カード S 優待「クラブオフ」
JCBが利用可能な国内外20万ヵ所以上のお店で割引を受けられるサービスを実施しているJCB カード Sの優待「クラブオフ」。
イオンシネマ、ユナイテッドシネマなどで映画の割引や、PIZZA-LA、ビックエコー、富士急ハイランドなど多くの店舗で割引優待を受けることが出来ます。
セブン‐イレブン、スターバックスなどでポイント還元率アップ
プロパーカードであるJCBオリジナルシリーズは特定のお店での利用で還元率がアップする特徴があります。
セブン‐イレブン、Amazon、App Storeではポイント3倍、スターバックスカードへのチャージでは10倍になり、ゴールド・プラチナランクのカードも対象です。
JCBゴールド
JCBゴールド
カードの特徴
国内唯一の国際ブランド「JCBカード」のゴールドカード。「JCBゴールドザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」の申し込みの招待を狙うならこのカード。航空機遅延保険が付いているのも特徴
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5~10.0% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 初年度無料、2年目以降11,000円(税込) |
ポイント | Oki Dokiポイント |
付帯保険 | 海外:最大1億円(利用付帯) 国内:最大5,000万円(利用付帯) 家族特約あり ショッピングガード保険:最大500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUIC Pay |
申し込み条件 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。学生の方はお申し込みになれません。 |
追加カード | 家族カード 1,100円(税込)1枚目は無料 ETC・QUICPay(クイックペイ)TM |
高級感のあるゴールドのデザインのJCBゴールドはステータス性が高く、年会費も11,000円(税込)とコスパの良いゴールドカードです。
家族カードの年会費は1名様まで無料なので夫婦での利用にも最適。JCBオリジナルシリーズのポイント還元アップの特典もついています。
付帯サービスが手厚い
ゴールドカードの特典として、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジが無料。スマートフォン保険も年間5万円まで補償していますのでディスプレイの破損などに利用可能です。
旅行傷害保険の補償金額も高くなるため、国内外の旅行をする方にも最適なカードです。
JCBプラチナ
JCBプラチナ
カードの特徴
日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行するステータス性の高いカード。インビテーションなしで申し込み可能で、旅行やグルメにぴったりのワンランク上の上質なサービスが利用できるなど、プラチナカードにふさわしい数々の特典が用意されている
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5~10.0% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 27,500円(税込) |
付帯保険 | 海外:最大1億円(利用付帯) 国内:最大1億円(利用付帯) JCBスマートフォン保険(利用付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | Oki Dokiポイント |
入会資格 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。学生の方はお申し込みになれません。 |
追加カード | ETCカード 年会費無料 家族カード 年会費3,300円(税込)1人目無料 |
JCBでは最高峰のブラックカード「JCB THE CLASS」の次に位置するのがJCBプラチナとなっています。
プラチナカードでは比較的安価な年会費となっていますが、コンシェルジュサービスやプライオリティ・パス無料などプラチナならではの充実サービスが大きな魅力です。
一般入会可能
JCBプラチナは「25歳以上で本人に安定した継続収入がある人」であれば、招待状(インビテーション)なしで入会申請することができるプラチナカードです。
JCB THE CLASSはインビテーションがないと入会申し込みはできないので、ブラックカードを狙っている方からも人気が高いランクのカードとなっています。
24時間・365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」が利用できるため、ホテル、チケット手配、レストラン予約など様々な相談が可能です。
JCBカードW
JCBカード W
カードの特徴
国際ブランドとしても定評があるJCBが発行する39歳以下限定のカード。ポイント還元率が一般カードの2倍となっているのが特徴で、セブン‐イレブン、Amazonなどの優待店利用でもポイントアップするのがメリット。
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最大2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険(海外):最大100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | OkiDokiポイント |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
JCB CARD Wは、若者向けに発行される39歳以下限定のカードです。最大の特徴は基本のポイント還元率が1.0%の2倍となっていること。
ただ、JCBゴールド・JCBプラチナなどへのランクアップが出来ないのがデメリットとしてあります。
Amazonの還元率は公式カードクラスの還元率
ポイントアップするサイトでは「OkiDokiランド」を利用することでAmazon、楽天、Yahoo!ショッピング、じゃらん、Apple公式、など多数のサイトでポイントアップが見込めます。
特にAmazon、セブン‐イレブンなどの還元率は2.0%となっているため、JCBカードSよりも高く、ポイント還元率を重視する方にはおすすめできます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
カードの特徴
世界No.1のステータス性と言われるカードで、一般カードでもゴールドカード並の海外旅行サービスが特徴。年2回開催されるユニバの会員様限定貸切ナイトに応募可能
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 月額1,100円(税込) |
付帯保険 | 国内:最大5,000万円(利用付帯) 海外:最高5,000円(利用付帯) ショッピング保険:最高500万円 |
スマホ決済 | Appl Pay |
ポイント | メンバーシップ・リワード |
申し込み条件 | 20歳以上で本人に安定した継続的な収入のある方 |
追加カード | ETCカード 発行手数料935円 家族カード 月額550円 |
アメリカン・エキスプレスは外資系のカード会社です。アメックス=ステータスが高いというイメージを持っている方が多く、ハイステータスカードの代表です。
外資系カード会社ということもあり、空港ラウンジの利用サービスはもちろん、海外旅行損害保険や手荷物無料宅配サービスなど海外旅行者向けのサービスが充実しているという特徴があります。
アメックスでスタンダードなカード
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはアメックスが発行しているカードの中でも最もスタンダードなカードです。
スタンダードカードとはいえ、他のカード会社のゴールドカードと同水準のサービスが付帯しており、年会費は月額1,100円のため他社のゴールドカード並みです。
空港ラウンジの利用サービスはもちろん、手荷物無料宅配サービスや空港クロークサービスなど、空港でのサービスが充実しています。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード カードの特徴 充実の保険内容だけでなく、ホテルやレストランの優待や、世界中の空港ラウンジの利用ができるプライオリティパスが無料で利用できるなど、アメックスならではのサービスが豊富。100円=1ポイント還元の「メンバーシップ・リワード・プラス」が自動付帯
発行会社
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
ポイント還元率
1.0%
年会費
39,600円(税込)
付帯保険
海外:最大1億円(利用付帯)
国内:最大5,000万円(利用付帯)
家族特約有り
ショッピング保険最高500万円
スマホ決済
Apple Pay
ポイント
メンバーシップ・リワード
申し込み対象
20歳以上
追加カード
ETCカード(年会費無料)発行手数料935円
家族カード2枚まで無料、3枚目以降19,800円(税込)
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)はアメックスグリーンのワンランク上のゴールドカードです。
アメックスグリーンで利用できるサービスに加えて、最大1億円の充実した海外旅行損害保険や世界中の契約ゴルフ場でプレー代が無料になる「プリファード・ゴルフ」など、ワンランク上のサービスが用意されています。
年会費はアメックスグリーンよりも高くなりますが、付帯サービスを利用し尽くせる方にとってはお得なカードです。
プラチナ・カード®
プラチナ・カード®
カードの特徴
充実の保険内容だけでなく、ホテルやレストランの優待や、世界中の空港ラウンジの利用ができるプライオリティパスが無料で利用できるなど、アメックスならではのサービスが豊富
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 165,000円 (税込) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最大1億円 国内旅行傷害保険:最大1億円 ショッピング保険:最大500万円 |
スマホ決済・電子マネー | Apple Pay |
ポイント | メンバーシップ・リワード |
申し込み条件 | 20歳以上 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)※発行手数料935円 家族カード(年会費無料)4枚まで |
アメックスは1984年に世界で初めてプラチナカードを発行した会社です。それだけにステイタス性も抜群。
年会費165,000円 (税込)という破格の値段ながら、人気・知名度ともにトップクラスのプラチナカードです。
人気のプラチナカードではありますが、通常申し込みが可能となっており、条件さえ満たせば発行しやすいカードとなっています。
メタル製の高級感あるカード
アメックスのプラチナカードはメタル製となっているので、一般的なプラスチックに塗装がしてあるプラチナカードとは高級感が違います。
プラスチック製のセカンド・プラチナ・カードも同時に発行されるので使い分けることもできます。
プラチナ・カード会員様専用窓口「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」なども当たり前のように付いており、基本的なプラチナカードの特典は付帯していると考えていいでしょう。
ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード カードの特徴 券面デザインはシルバーだけど補償内容はゴールドカードの最上位クラス。アメックスと並ぶハイステータスカード
発行会社
三井住友トラストクラブ
ポイント還元率
0.4%
年会費
24,200円(税込)
付帯保険
海外:最大1億円(自動付帯:最大5,000万円 / 利用付帯:最大5,000万円)
国内:最大1億円(利用付帯)
ショッピング保険500万円
スマホ決済
Apple Pay
ポイント
ダイナースクラブ リワードプログラム
入会資格
当社所定の基準を満たす方
追加カード
家族カード 年会費5,500円(税込)
ETCカード 年会費無料
ダイナースクラブカードはダイナースではスタンダードなカードですが、他社と比較するとゴールドカードと同水準の年会費やサービス内容です。
申し込み資格が27歳以上とややハードルが高く、審査難易度の高さがうかがえます。
ダイナースクラブカードは提携レストランでコース料金1人分無料などの優待や高級料亭の予約代行など、食に関するサービスが充実している点が魅力です。
ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブプレミアム
カードの特徴
アメックスと並ぶハイステータスカードで、ダイナースクラブカードからの招待が必要。入会の目安は非公開となっており、海外の利用の特典が豊富でプレミアム専用デスクを完備
発行会社 | 三井住友トラストクラブ |
---|---|
還元率 | 1.0% |
年会費 | 143,000円(税込) |
付帯保険 | 海外:最大1億円(自動付帯) 国内:最大1億円(自動付帯) ショッピング保険500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay |
ポイント | ダイナースクラブ リワードプログラム |
入会資格 | 非公開 |
追加カード | 家族カード 年会費無料 ETCカード 年会費無料 |
アメックスと二分する人気・ステイタスを誇るダイナースクラブのブラックカードです。
年会費は数あるブラックカードのなかでも中間の位置で、維持費としてはアメックスの再上位ランク「アメックスセンチュリオン」よりも持ちやすいカードです。
ポイント高還元と優待
ブラックカードでもポイント還元率は0.5%の券種が多い中、ダイナースクラブプレミアムはポイント還元率が1.0%という高還元率が魅力。
銀座、梅田にはプレミアム会員専用ラウンジが設けられていたり、グルメ優待ではコース料理1名様分無料など、多くの優待が準備されています。
通常の申し込みは出来ず、招待制となります。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。(※Mastercardも利用可能)初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。コンビニ・飲食店で高還元のため対象店舗の決済用カードとしても人気が高い
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5% ※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。 |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
スマホ決済 | iD(専用)、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Vポイント |
クレカ積立 | SBI証券 |
申し込み条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
追加カード | 三井住友カードWAON、PiTaPaカード 家族カード(年会費永年無料) ETCカード(年会費550円 (税込)※初年度無料※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料) |
三井住友カード(NL)は、三井住友カードの中では最も発行しやすく人気の高いカードです。三井住友カードでは以下の券種がプロパーカードとして紹介されています。
三井住友の大手クレジットカード会社ということで、セキュリティも万全で安心・安全に利用できるのも大きなポイントになっています。
審査スピードが速い
三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)は※最短10秒でカード番号発行と、カード会社の中では最速。
カード番号発行後はスマホ決済やネットショッピングで利用可能。1週間程度でプラスチックカードも郵送されてきます。
対象のコンビニ・飲食店で最大7%ポイント還元
セブン‐イレブン、ローソン、マクドナルドなど対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で※最大7%ポイント還元が最大の魅力。
年会費永年無料に加えて最高2,000万円の海外旅行障害保険も付いているので海外旅行も安心です。
三井住友カード※最短10秒 ※最大7%還元補足
【最短10秒発行】※即時発行ができない場合があります。
【対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元】
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
【セブン‐イレブンで最大10%ポイント還元】
条件達成の上で、セブン‐イレブン(※1)でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済(※2)で支払うと、最大10%(※3)ポイント還元!(※4)
(※1) 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
(※2) カード現物のタッチ決済、iD、カード差し込み、磁気取引は対象外です。
(※3) 「最大10%」は、「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」に加えて、3%が付与された合計還元率です。「3%」のうち0.5%は、お支払い時のセブン‐イレブンアプリの会員コード提示によって付与されたセブンマイルを、Vポイントへと交換いただくことで付与されます。
(※4)本サービスや10%還元の条件・詳細は、必ず三井住友カード公式HPをご確認ください。
SAISON CARD Digital
SAISON CARD Digital
カードの特徴
最短5分で公式スマホアプリ【セゾンPortal】にデジタルカードを発行。プラスチックカードは後日お届け。ポイント有効期限がない「永久不滅ポイント」が特徴。気分によってスマホ内のカードデザイン変更が出来る。
発行会社 | クレディセゾン |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | - |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay™(クイックペイ)、iD、Suica、PASMO |
ポイント | 永久不滅ポイント |
クレカ積立 | 大和コネクト証券 |
申し込み条件 | 18歳以上のご連絡が可能な方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) |
クレディセゾンが発行するクレジットカードでは「セゾンカードインターナショナル」がプロパーカードとして定番ですが、近年ではスマホ決済の需要増加に伴い「SAISON CARD Digital」もスタンダード化しています。
上位ランクでは「SAISON GOLD Premium」があり、映画やカフェ系の割引目的の方が発行されるケースが多いです。
最短5分でカード番号発行
最短5分でスマホ決済用のクレジットカードが公式スマホアプリ「セゾンPortal」にデジタルカードとして発行され、申し込みから1週間程度でナンバーレスのシンプルなデザインのプラスチックカードが届きます。
プラスチックカードは電子マネーの使えない店舗で一般クレカ同様に利用可能。
Pontaポイントもたまる
ガソリンスタンドのapollostation・出光・シェルでセゾンカードを利用すると永久不滅ポイントに加えてPontaポイントもたまります。
ネットショッピングではセゾンポイントモールを経由したポイントが最大30倍たまるので、楽天、Amazon、Yahoo!を利用するときでもポイント還元率が高くなります。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントがたまりやすい。
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
---|---|
ポイント還元率 | 通常1.0% |
年会費 | 年会費永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、楽天Edy |
ポイント | 楽天ポイント |
クレカ積立 | 楽天証券 |
申し込み条件 | 18歳以上 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
楽天カードは、累計3,000万枚発行されている日本で4人に1人は所持しているクレジットカードで、全国で550万店舗ある楽天ポイント加盟店でポイントを貯めたり使うことが出来ます。
楽天市場でポイントザクザク
基本のポイント還元率が1.0%のため、普段のショッピングでも多くのポイントがたまります。
楽天市場では還元率が3%となり、楽天スーパーセールやお買い物マラソンと合わせると大幅に還元率を上げることが出来ます。
楽天グループのサービス利用で更に還元率アップ
楽天銀行、楽天モバイル、楽天証券などの楽天グループのサービスを利用することで楽天市場での還元率を更にポイントアップすることが出来ます。
楽天経済圏を作ろうと考えている方は必須のカードですし、メインカード・サブカードとしても持ち歩きやすいので1枚目のカードとして発行する方も多い傾向にあります。
プロパーカードのメリット
国際ブランドが発行するプロパーカードには以下のメリットがあります。
- 高いステータスと優待サービスの充実
- 旅行に強い
- 高ランクカードが狙える
- 厳格な審査と信頼性
プロパーカードは幅広く利用できて、しっかりとしたメインカードが欲しい方に需要があるクレジットカードです。
高いステータスと優待サービスの充実
国際ブランドのライセンスを持っている大きなカード会社が単体で発行しているプロパーカードは、サービスの質が高く、安心して利用することができます。
プロパーカードの中ではアメックスとダイナースクラブは一般カードでもゴールド・プラチナ並みの優待があるため、ステータス性の高いカードとして有名です。
JCBカードは日本では多くの企業で利用されているためポイントアップするお店も多く、割引優待が利用できる店舗が豊富なのが特徴です。
旅行に強い
プロパーカードには一般ランクから旅行傷害保険が付いているのがほとんど。
旅行に関するサービス
・最大1億円を補償する付帯保険
・グルメ優待
・会員限定のホテル・旅館宿泊プラン
・コンシェルジュデスク
旅行に関する優待を重視するならゴールド、プラチナへとカードランクを上げることで優待も手厚くなります。
高ランクカードが狙える
カード会社が発行する提携カードは単体であることが多く、ゴールドやプラチナカードを発行しているものは少ないです。
一方、プロパーカードであるJCB、AmericanExpress、ダイナースクラブには「一般カード~ブラックカード」までランクを上げることができます。
年齢や利用金額によって招待状(インビテーション)が届くことが多く、状況に合わせてカードランクを上げていくことが出来ます。
厳格な審査と信頼性
プロパーカードは審査難易度や年会費が日本で発行されているクレジットカードの中では比較的高いため、持っているだけである程度の財力や社会的地位があることを示すことができる、いわゆるステータスカードです。
プロパーカードは安い年会費や高いポイント還元率にこだわらず、洗練されたイメージのあるステータスカードを持ちたいという方に選ばれる傾向にあります。
プロパーカードのデメリット
プロパーカードのデメリットは以下となり、外資系のアメックスやダイナースクラブは会員を厳選している風潮もあります。
- 年会費が高い
- ポイントがたまりにくい店舗がある
- 審査落ちの可能性がある
年会費が高い
国内ブランド「JCB」のプロパーカードはカードランクを上げると年会費が高くつきますが、一般的なカードと年会費はさほど変わりありません。
アメックスとダイナースクラブに関しては一般ランクのカードでもプラチナカード並みの年会費がかかるのでデメリットと言えます。
ですが、年会費が高額でも使いたい利用者は多く、ラグジュアリーな優待サービス、サポートにメリットを感じる方は一定層います。
特にブラックカードに憧れを持つ方は、インビテーションのためにカード決済金額を増やす方もいるほどで、ステータス性を求める方にとってはその価値があるものとされています。
ポイントがたまりにくい
プロパーカードは店舗発行型の提携カードと違い、基本の還元率は0.5%のカードが多いです。様々なショッピングや固定費などの支払いでは基本還元率1.0%のカードと比較すると劣ります。
利用する国で選ぶ
海外利用:国際ブランドの普及率と旅行保険が手厚いアメックスブランド
ポイント還元という視点では、日本利用がメインなら優待店舗が多いJCBカードを選択すれば、ポイント還元率に関してはメリットが大きいです。
審査落ちの可能性がある
プロパーカードは流通系カードなどと比較すると審査難易度が高い傾向にあり、カードランクが上がるほど職業や年収の壁が高くなります。
特に外資系のダイナースクラブなどはステータス性が高いため審査も厳しくなります。
プロパーカード発行を検討している方は、一般ランクの「JCBカードS」「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード」などから申し込みをして、徐々にカードランクを上げていくのが良いでしょう。
最強のプロパーカード「JCBカードS」がおすすめ
JCBカード S カードの特徴 JCBのオリジナルシリーズでは最もスタンダードなクレジットカード。会員限定割引優待「クラブオフ」を利用すれば映画・カラオケ・レジャーチケットの割引が受けられる。スマートフォンの故障や破損時に年間最大3万円まで補償されるJCBスマートフォン保険が付帯。
発行会社
ジェーシービー
還元率
0.5~10.0%
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合。
年会費
無料
付帯保険
海外:最高2,000万円(利用付帯)
ショッピング保険 海外:最大100万円
スマホ保険(利用付帯):3万円限度
スマホ決済
Apple Pay、Google Pay、QUICPay
ポイント
Oki Dokiポイント
入会資格
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方
追加カード
ETCカード(年会費無料)
家族カード(年会費無料)
日本ではクレジットカードと言えばVisa、JCBが有名でシェア率も高い傾向にあります。
Visaのプロパーカードは存在しないため、プロパーカードを発行しているJCBカードの利用がおすすめです。
JCBカードの中でもスタンダードな「JCBカードS」はコンビニ利用やAmazonのネットショッピングでも還元率が1.5%と高く、スマホの保険も付いています。
会社員として数年勤めている方であればステータス性の高い「JCBゴールド」に申し込みをしても良いでしょう。
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