大学生や新社会人になるのを機にクレジットカードを初めて作る人は多いでしょう。クレジットカードを初めて使う場合、審査や限度額など分からない点や不安を解消しておく必要があります。
そこで今回は初めてクレジットカードを作る人に向けて、おすすめのクレジットカードをご紹介しながら、初めてクレジットカードを持つ時の注意点や、よくある質問を解説していきます。
初めての1枚におすすめカード
初めてのクレジットカードの選び方
初めてクレジットカードを作る際に重視したいポイントは以下となります。
- ポイントのたまりやすさ
- よく利用する優待ショップがある
- 年会費無料
- セキュリティの高さ
- カードデザイン
- 海外旅行保険
- マイルがたまる
- 国際ブランドを重視
全ての条件を満たすカードを探すのは難しいですが、初めてのカードを選ぶなら「年会費が無料でポイント還元率が0.5%~1.0%で国際ブランドがVisa(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)のどれか」で選べば不便はすることはないでしょう。
各項目に強いカードを紹介した後に総合的におすすめのクレジットカードを紹介していきます。
ポイントのたまりやすさ
クレジットカードを選ぶ基準として最も人気が高いのが「ポイントのたまりやすさ」です。
貯めたポイントは、Amazonポイントや楽天ポイントといったネットショッピングで利用できるポイントに交換できたり、電化製品や商品券など各カード会社が提供する様々な商品と交換できます。
クレジットカードを利用して貰えるポイントが、ポイント交換後に何円分に相当するかを示す割合のことを「ポイント還元率」と言います。ポイントのたまりやすさで選ぶのであれば、この「ポイント還元率」が高いカードを選ぶと良いでしょう。
平均的なポイント還元率は0.5%で、いわゆる高還元率カードと言われるカードだと1.0%以上にもなります。さらに、高還元率カードと言われるカードはポイントに重きを置いているカードなので、特定の利用方法をとることで上乗せしてポイントを獲得できるものが多いです。
代表的なカードは以下がおすすめです。
カード名 | 標準ポイント還元率 | 特定の利用方法 |
---|---|---|
楽天カード | 1.0% | 楽天市場などの楽天サービスで利用するとポイント3倍※特典進呈には上限や条件があります。 |
リクルートカード | 1.2% | リクルートが運営するサービスで利用するとポイント還元率2.2% |
オリコカード・ザ・ポイント | 1.0%(入会から半年は2倍) | オリコモール経由でのショッピングで、楽天市場やAmazonなどで2倍以上の還元率 |
優待ショップの割引率で選ぶ
特定のショップ(優待ショップ)でクレジットカードを利用、または提示するだけで割引が適用されるカードがあります。
割引率の高いカードだと10%以上の割引ということもあるので、よく利用するお店やサービスの割引が適用されるカードがないか調べてみることをおすすめします。
家電量販店・デパート・スーパー・コンビニなどの大手企業は、ほとんどが公式カードを発行しています。
カード名 | 割引条件と割引率 |
---|---|
イオンカード | ・イオン各店で20日、30日は5%OFF |
ファミマTカード | ファミリーマートの該当商品割引 |
エポスカード | ・マルイで年に4回10%OFF ・SHIDAXやBIGECHOでカラオケルーム料金30%OFF ・タイムズカーレンタル15%OFF |
年会費無料のクレジットカードを選ぶ
クレジットカードは基本的に発行手数料無料ですが、発行から1年経過すると年会費が発生するカードがあります。
最近では、ゴールドカードや海外旅行保険が充実したカード以外は、年会費無料のクレジットカードが多くなってはいますが、中にはまだ年会費がかかるカードもあるので注意しましょう。
特に、「年会費初年度無料」「年会費無料(条件付き)」といったカードは、まるで年会費永年無料のように書かれていることが多いです。
年会費の値段は、一般カードだと2,000円前後~13,000円前後、ゴールドカードだと2,000円前後~30,000円前後です。ゴールドカードは海外旅行傷害保険やラウンジ利用などの海外旅行のサポート充実度に応じて年会費が高くなる傾向にあります。
セキュリティの高さで選ぶ
「スキミング」や「情報漏洩」といったニュースから、クレジットカードのセキュリティに対して不安を持っている方もいるでしょう。
そういった方には、信頼できるセキュリティ対策をとっている三井住友銀行などが発行する「銀行系カード」や、古くからクレジットカードの発行業務を行う「信販系カード」をおすすめします。
カードの種類 | 発行会社(代表的なカード) |
---|---|
銀行系カード | ・三井住友銀行(三井住友カード) ・三菱UFJ銀行(VIASOカード) ・ゆうちょ銀行(JP BANKカード) |
信販系カード | ・オリエントコーポレーション(オリコカード) ・クレディセゾン(セゾンカード) ・ライフカード(ライフカード) |
海外旅行でお得なカードを選ぶ
クレジットカードの中には、海外旅行中のケガや病気を補償してくれる「海外旅行傷害保険」がついているカードや、海外旅行先での日本語サポートが24時間無料でついているカードがあります。
海外旅行傷害保険は、カードを持っているだけで保険が適用される「自動付帯」と、旅行代金をカード払いすることで保険が適用される「利用付帯」の2種類があるのですが、なるべく自動付帯のカードを選ぶと良いでしょう。
日本と違って海外では救急車を呼ぶだけでもお金が必要ですし、医療費も高額なので、海外に行く予定がある人はなるべく保険が充実したカードを選びましょう。
海外旅行傷害保険は、補償金額の高い「死亡・後遺障害」に注目しがちですが、利用率の高いケガや病気の補償をしてくれる「傷害治療費用」が高いカードを選ぶのがおすすめです。
また、ゴールドカードになれば、空港ラウンジ(飲み物や軽食、Wi-Fiやシャワーなどが利用可能)が無料で利用できるカードもあります。
マイルがたまるカードを選ぶ
クレジットカードを利用することで、マイルがたまるクレジットカードがあります。たまるマイルにはJALマイルとANAマイルがあり、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った方を選ぶようにしましょう。
JALマイルのメリット・デメリット
メリット
- ショッピングの際にポイントではなく直接マイルがたまるため、マイル移行手続きの必要がなく便利
- 特典航空券への交換の際にディスカウントマイルやJALカード割引を利用すると、ANAよりも割安で交換できる
デメリット
- 搭乗しなければ継続ボーナスにあたる「毎年初回搭乗ボーナス」1,000マイルを受け取ることができない
ANAマイルのメリット・デメリット
メリット
- 提携航空会社がJALよりも多く、フライトマイルが貯めやすい
- カードを保有しているだけで毎年継続ボーナス1,000マイルを受け取ることができる
デメリット
- ショッピング利用分のポイントがマイルではなく各クレジット会社のポイントでたまるため、マイルへの移行手続きが必要
国際ブランドでクレジットカードを選ぶ
クレジットカードには、Visa(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)、American Express(アメリカンエキスプレス)、Diners Club(ダイナースクラブ)という5つの「国際ブランド」があります。
選ぶ国際ブランドによっては使えないお店もあるので、最初の1枚は慎重に選びたいところです。
VisaかMastercardがおすすめ
選ぶ国際ブランドによっては、お店が提携しておらず、カード利用ができない場合もありますが、国内ではVisa、Mastercard、JCBであればほとんど差はなく利用できます。
どのみち、学生や未成年が発行できるクレジットカードのほとんどはVisa、Mastercard、JCBの中からしか選べないことがほとんどです。
ネット通販や、海外でのショッピングをする予定があるのなら、JCBだと使えない店舗もあるので、最初の1枚は世界シェアNo.1(56%のシェア)のVisaか、No.2(26%のシェア)のMastercardのどちらかがおすすめです。(ちなみにJCBは1%)
今は1枚しか必要なくても、年齢を重ねるごとにクレジットカードの利用機会や利用額も増えてくるので、2枚目からは違う国際ブランドを選ぶようにしましょう。
カードデザインで選ぶ
クレジットカードには、アイドルや歌手、アニメ、ゲームのキャラクターを券面デザインに採用したカードがあり、特別な発行手数料もかからず年会費無料なものも多いので、カードの機能は度外視してデザイン重視で作る人もいます。
ただ、アニメやゲームなどのデザイン系カードは、すべての支払いが分割になる「リボ払い専用カード」になっている場合も多く、支払いに手数料が取られる可能性もあるのでデザインカードの利用をする際には注意しましょう。
カードを選ぶ時は必ずデメリットも調べよう
ここまで「クレジットカードのメリット面に着目してクレジットカードを選ぼう」という内容を説明してきましたが、必ずデメリット面も調べてからクレジットカードに申し込むようにしましょう。
見逃しがちなクレジットカードのデメリットとして考えられるものは、以下のようなものがあります。
- ポイント還元率が低い
- ポイント有効期限が短い
- 初月のみ年会費無料や条件付きで年会費無料
- ETCカードの発行手数料や年会費がかかる
- リボ払い専用カード
- 審査が厳しい
クレジットカードを作ってからも余計な費用をかけたくないという人は、デメリット面も検索して調べてみましょう。
例えば、年会費永年無料でポイントがたまりやすい人気のカード「楽天カード」はETCカードを発行した場合、年会費500円+税がかかってしまいます。
ちなみに、「口コミ」や「評判」というキーワードで検索すると、「コールセンターの対応が悪い」というものが出てくることが多いですが、どこのカード会社でも書かれていることなので、あまり気にすることでもないと思います。
初めてクレジットカード作る人におすすめのカード
クレジットカードには多くの種類があり、選び方が分からないという声も聞かれます。ここでは、人気のクレジットカードの中でも特におすすめの4枚をご紹介していきましょう。
いずれのカードもポイントがたまりやすく、無料で持てるのが魅力です。
三井住友カード | JCB CARD W | 楽天カード | エポスカード | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
申し込み条件 | 18歳~25歳 | 39歳まで・WEB申込限定 | 18歳以上 | 18歳以上で国内在住 |
ポイント還元率 | 1.0%(入会後3か月は2.5%) | 1.0% | 1.0% | 0.5% |
国際ブランド | Visa | JCB | Visa・Mastercard・JCB・American Express | Visa |
ETCカード | 〇(初年度年会費無料・翌年度以降ETC利用があれば無料/通常税込550円) | 〇(無料) | 〇(通常税込550円・楽天会員ランクがダイヤモンド・プラチナなら無料) | 〇(無料) |
海外旅行保険 | × | 〇(利用付帯) | 〇(利用付帯) | 〇(自動付帯) |
備考 | クレジットカードの老舗 | 39歳までに申し込めば40歳以降も利用可能 | 楽天市場はポイント3倍(※特典進呈には上限や条件があります) | 利用状況に応じてゴールドカードへの招待状が届く |
クレジットカードの平均的なポイント還元率は0.5%なので、1.0%を超えるカードは高還元カードと呼ばれます。
上記のように、申し込み条件が18歳以上のカードでも高校生は申し込めません。
三井住友カード
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。(※Mastercardも利用可能)初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。コンビニ・飲食店で高還元のため対象店舗の決済用カードとしても人気が高い
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5% ※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。 |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
スマホ決済 | iD(専用)、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Vポイント |
クレカ積立 | SBI証券 |
申し込み条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
追加カード | 三井住友カードWAON、PiTaPaカード 家族カード(年会費永年無料) ETCカード(年会費550円 (税込)※初年度無料※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料) |
発行会社は三井住友カード株式会社で、優れたブランド力が魅力のクレジットカードです。セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
200円(税込)につき1ポイントが付与されるので、還元率は0.5%となっています。
ポイントの貯めやすさに関しても、「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで数倍お得になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
※最短10秒 ※最大7%還元補足
【最短10秒発行】
※即時発行ができない場合があります。
【対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元】
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
【セブン‐イレブンで最大10%ポイント還元】
条件達成の上で、セブン‐イレブン(※1)でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済(※2)で支払うと、最大10%(※3)ポイント還元!(※4)
(※1) 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
(※2) カード現物のタッチ決済、iD、カード差し込み、磁気取引は対象外です。
(※3) 「最大10%」は、「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」に加えて、3%が付与された合計還元率です。「3%」のうち0.5%は、お支払い時のセブン‐イレブンアプリの会員コード提示によって付与されたセブンマイルを、Vポイントへと交換いただくことで付与されます。
(※4)本サービスや10%還元の条件・詳細は、必ず三井住友カード公式HPをご確認ください。
JCB CARD W
JCBカード W
カードの特徴
国際ブランドとしても定評があるJCBが発行する39歳以下限定のカード。ポイント還元率が一般カードの2倍となっているのが特徴で、セブン‐イレブン、Amazonなどの優待店利用でもポイントアップするのがメリット。
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最大2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険(海外):最大100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | OkiDokiポイント |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
JCB CARD Wは、18歳以上39歳以下・WEB申し込み限定の高還元率カードです。
年会費無料、ポイント還元率は一般向けカードの2倍となる1.0%、JCBオリジナルシリーズパートナーという優待店で利用すると更に還元率がアップします。
例えば、昭和シェル石油は1.5%・Amazonやセブン‐イレブンは2.0%・スターバックスコーヒーなら5.5%のポイント獲得も可能。
ポイントサイト「Oki Dokiランド」経由のネットショッピングでも還元率がアップし、最大20倍のポイント還元に。
貯めたポイントを東京ディズニーリゾートのチケットに交換できるのはオフィシャルスポンサーのJCBならではです。
JCB CARD Wで事前に旅費を支払うと、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯し、海外利用分のみショッピングガード保険が付帯。
女性向け疾病保険を手頃な掛け金で付けられる「JCB CARD W plus L」というカードもあります。
楽天カード
楽天カードは、11年連続で顧客満足度調査No.1に輝いた人気クレジットカードです。
年会費永年無料、ポイント還元率1.0%で楽天関連のサービスに強く、楽天トラベルとRakoo加盟店はポイント2倍・楽天市場や街の加盟店でポイント3倍に。
更にスーパーポイントアッププログラム(SPU)を利用すれば、還元率以上のポイントを貯めることも可能です。
貯めたポイントはマイルに交換したり、出光など街のお店でも使えます。
JCBブランドならディズニーのカードも選べるなどデザインも豊富で、旅費を事前に支払う必要がある「利用付帯」の海外旅行傷害保険(最高2,000万円補償)も付帯。
ETCカードの年会費が有料なのはややデメリットですが、不正利用の探知システムや不正利用補償などセキュリティも充実していて、レンタカー割引や手荷物宅配優待といった旅行関連の特典も付いた使いやすいカードです。
エポスカード
エポスカード
カードの特徴
年会費無料で海外旅行保険が付帯する即日発行可能カード。年に数回ある「マルコとマルオの10%オフ」というキャンペーンでマルイでのショッピングが10%OFFで利用できたり、SHIDAXやBIGECHOなどのカラオケ店で割引がある幅広いサービスのカード
発行会社 | 株式会社エポスカード |
---|---|
還元率 | 0.5% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高3,000万円(利用付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | エポスポイント |
申し込み資格 | 日本国内在住の満18歳以上のかた(高校生のかたを除く) |
追加カード | ETCカード(年会費無料) |
エポスカードは、年会費無料ながら最高3,000万円の海外旅行保険が付いたカードです。
旅行費の支払いなどでカードの利用条件が満たせる「利用付帯」の海外旅行傷害保険は、旅行中の病気に270万円・ケガに200万円まで保険金が支払われます。
年会費無料のカードでこの補償内容は大きなアドバンテージなので、保険が付かないカードを持つ際のサブカードとしても価値があるでしょう。
ポイント還元率は0.5%と標準的ですが、マルイでは年に4回の優待、提携店舗や飲食店・カラオケなどのレジャー施設・旅行予約などでポイントアップや割引の特典があり、ポイントサイト「エポスポイントUPサイト」経由のネットショッピングはポイントが最大30倍に。
マルイ店舗のカードカウンターで扱われているカードのため、申し込んだその日のうちに受け取れる「即日発行」にも対応しています。
利用状況に応じてゴールドカードへのインビテーション(招待状)が届くのも魅力です。
初めてクレジットカードを持つ注意点
初めてクレジットカードを使う際に、特に注意したい点をまとめました。
「クレジットカード=借金」というイメージを持つ方もいますが、正しく使えばクレジットカードは怖くありません。
そればかりか、ポイント還元や優待・割引・保険など現金払いにはない様々なメリットを享受できるので、しっかりと知識を身に着けて賢く利用しましょう。
使いすぎに注意
クレジットカードには「限度額」といって利用できる上限額が設定されていますが、使いすぎには注意が必要です。
カードの限度額は入会審査の際にカード会社が決めるので、自分で設定することはできません。
学生の場合はおよそ10万円~30万円と限度額が低く設定されるのが一般的で、社会人になると30万円~100万円程度の限度額を持つこともできます。
限度額の範囲内であれば自由に利用できますが、使いすぎて支払いができないという事態にならないように気を付けましょう。
▼使いすぎが不安な方はこちらもチェック!
支払い滞納は絶対にしないこと
支払いの滞納(延滞)を起こすと、カードの利用停止などのペナルティが課せられます。
毎月カードの引き落とし日までに支払い用の銀行口座に入金しておく必要があり、故意ではなくても引き落としができなかった場合は滞納(延滞)と同じ扱いになるので要注意です。
1日でも支払い滞納があると滞納(延滞)として記録され、61日以上または3か月以上の滞納(延滞)になると「異動」という記録が信用情報に残り、最大で5年間クレジットカードやローンの審査に通りづらくなってしまいます。
これがいわゆる「ブラックリスト入り」の状態です。
もしもカードの支払いに間に合わない場合は、まずカード会社に電話をして支払う意思があることを伝えて、対処法のアドバイスを受けてください。
▼滞納したらどうなる?をもっと詳しく知りたい方はこちら
リボ払いに注意
リボ払いは毎月の支払い額が抑えられる一方で、支払いが長期化して利息がかさむため「リボ地獄」という言葉が生まれるほど社会問題化しています。
クレジットカードの一括払いや2回払い、ボーナス1回払いは手数料無料で利用できますが、3回以上の分割払いやリボ払いは金利手数料が発生するので気を付けてください。
金利手数料はカード会社によって異なりますが、例えば三井住友カードの場合は実質年率15.0%の金利手数料がかかるため注意が必要です。
- 一括払い…無料
- 2回払い…無料
- ボーナス一回払い…無料
- リボ払い…有料
- 3回以上の分割払い…有料
リボ払いにするとポイントがたまりやすくなったり、年会費割引の特典が受けられるカードもありますが、高額な金利手数料を支払ってまでリボ払いを利用するメリットはないので、できる限り使わないようにしましょう。
クレジットカードの中には「リボ払い専用」のカードもあるので気を付けてください。
ポイント有効期限を確認
クレジットカードでたまるポイントには有効期限があります。
有効期限はカードによって1年~無期限と様々ですが、有効期限内に使わないと無効となってしまいます。
ポイント加算があると有効期限が延長されるカードもあれば、期間内に獲得したポイントの有効期限は一律というカードもあるので、カードを作ったらどのタイプなのか確認しておきましょう。
楽天カードのように、キャンペーンで獲得したポイント(期間限定ポイント)と、通常ポイントの有効期限が異なる場合もあるため要注意です。
カードの紛失・盗難に注意
クレジットカードは紛失・盗難に注意しなければいけません。
もし、紛失したり盗難に遭った際には、すぐにカード会社に連絡をして利用停止の手続きを行い、警察にも届け出てください。
ほとんどのクレジットカードには盗難補償が付いていますが、家族や知人など他人にカードを貸していた場合や、キャッシングなど暗証番号が必要なサービスを利用された場合、補償期間外の不正利用については補償されないので注意しましょう。
ETCカードもクレジットカード同様に悪用される恐れがあるので、車内に置きっぱなしにするのは危険です。
初めてクレジットカードを作る人によくある質問
ここでは、よくある質問形式で初めてクレジットカードを作る際の不安や疑問を解決していきます。
クレジットカードを作るのは無料?
クレジットカードの入会申込や発行は無料ででき、年会費無料のカードであればショッピングでの利用以外の費用はかかりません。
クレジットカードを作ったり、持ったりする際にかかる可能性がある料金は以下です。
- クレジットカードの年会費
- ETCカードなど追加カードの年会費や発行手数料
- 解約手数料
- リボ払いやキャッシングの金利手数料
- オプション保険の掛け金(保険料)
クレジットカードには年会費無料のカードと有料のカードがあります。
クレジットカードは年会費無料でも、ETCカードの年会費や発行手数料は有料というカードもあるため注意が必要です。
ほとんどのカードは解約手数料もかかりませんが、JCBが発行している「JCB CARD EXTAGE」の場合、5年間の有効期限が更新される前に解約するとカード発行手数料として2,000円が発生します。
ショッピング一回払いは手数料無料ですが、リボ払いやキャッシングを利用する際には金利手数料が発生するため要注意です。
オプションで保険を付けられるカードの場合は、保険料が別料金となっている場合があるので気を付けてください。
クレジットカードを利用するのに手数料はかかる?
リボ払いの見出しで説明した通り、リボ払いや3回以上の分割払い、キャッシングなどを利用しない限りはクレジットカードの利用に手数料はかかりません。
通常のショッピングで一回払いや二回払いを利用するのであれば、手数料無料で使うことができます。
不正利用されたりしない?
クレジットカードを持っている限り、不正利用される可能性はゼロとは言い切れません。
ですが、クレジットカードには不正利用補償が付いているので、万が一不正利用されてしまっても補償があります。
例えば、楽天カードの場合は不正利用の探知システムによって24時間カードの利用を監視していて、不審な利用があればチェックが入るので安心です。
最近はスマートフォンのアプリやメールでカードの利用明細や利用状況が手軽に確認できるので、自分でこまめに確認しておくのも不正利用対策となります。
▼不正利用が不安な方はこちらもチェック!
キャッシング枠ってなんですか?
クレジットカードには買い物や支払いができる「ショッピング枠」のほかに、お金を借りられる「キャッシング枠」があります。
クレジットカードを使ってコンビニのATMや海外旅行先のATMで現地通貨をキャッシングできますが、金利手数料やATM手数料が発生するので気を付けてください。
キャッシング枠は収入のある人を対象としているため、配偶者の収入を考慮してくれるカードを除き、基本的には収入のない専業主婦はキャッシング枠を付けられないようになっています。
年収の3分の1以下に借り入れが制限される「総量規制」により、キャッシング枠を希望した場合はカードの入会審査が厳しくなるので注意しましょう。
国際ブランドってどこがおすすめですか?
どの国際ブランドを選ぶかによって、加盟店数や使える国と地域が異なります。
現在、日本で作れるクレジットカードで選ぶことができる国際ブランドは以下の通りです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
- 銀聯(ぎんれん)
Visaは世界シェアNo.1で日本でも海外でも使いやすく、1枚目のカードにも向いています。
次いで第2位のMastercardは、ヨーロッパの地域で強みを持っているのが特徴です。
JCBは国内唯一の国際ブランドで、アメックスと呼ばれるAmerican Expressは、ステータスカードとしても人気があります。
銀聯は中国で加盟店数が多いカードで、地方部でも使えるので中国への出張が多い方におすすめです。
学生でもクレジットカードを作れる?
18歳以上なら高校生を除き、学生でも問題なくクレジットカードを作ることができます。
カード会社は将来的にカードを使ってくれる学生を囲い込むためにポイントアップや年会費割引など、一般カードにはない好条件で優遇してくれるのでカードを作るなら学生のうちの方がお得です。
学生の間であれば、収入がなくても審査に通るので、学校を卒業する前に作っておきましょう。
30代や40代で初めてクレジットカードを作る時の注意点は?
初めてクレジットカードを作る場合、30代や40代になると審査に通りづらくなってくるので、なるべく早いうちに作る方が無難です。
その理由は、カードの入会審査でみられる「クレジットヒストリー(クレヒス)」という信用情報がない場合、他に返済能力を調査するためのデータがないためで、このデータがない「スーパーホワイト」という状態は、クレヒス上は金融事故を起こした後になる「ホワイト」と見分けがつかないため審査で不利になります。
今までに一度もクレジットカードやローンを利用したことがない場合は、審査基準が一般のカードとは異なる消費者金融系カードを作るか、カードやローンと同様にクレヒスが記録される携帯電話(スマホ)本体の分割払いを利用して「クレヒス修行」をしてから本命のカードを申し込むと良いでしょう。
初めての1枚におすすめカード