
近年、クレジットカードに代わる決済手段としても活用されるデビットカード。
中でも楽天銀行が発行する楽天銀行デビットカードは、楽天ポイントが貯まるなど独自のメリットが豊富で人気なカードの一枚です。
しかし、「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「クレジットカードとどう違うの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
本記事では、楽天銀行デビットカードの基本的な仕組みから各カードの特徴、おすすめポイントなどを詳しく解説します。
目次
楽天銀行デビットカードとは?
楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
カードの特徴
16歳以上から作れる年会費永年無料のデビットカード。通常利用時のポイント還元率は楽天カードと同じでデビットカードとは思えないサービス。
| 発行会社 | 楽天銀行株式会社 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 付帯保険 | - |
| スマホ決済 | 楽天ペイ |
| ポイント | 楽天ポイント |
| 入会資格 | 楽天銀行口座を所持している16歳以上の方 |
| 追加カード | - |
楽天銀行デビットカードとは、楽天銀行が発行しているVisaまたはJCBブランドのデビットカードで、楽天の豊富なサービスと連携できる便利なキャッシュレス決済手段です。
楽天銀行の口座と直結しており、支払いと同時に銀行口座から即時引き落としされるため、使いすぎの心配が少なく家計管理もしやすいのが魅力。
楽天ポイントが貯まりやすく、楽天市場などのオンラインショッピングとの相性も抜群です。
デビットカードの基本的な仕組み
デビットカードは、買い物の際にカードを使うと、即時に銀行口座から利用金額が引き落とされる仕組みのカードです。
現金を持ち歩かなくても、口座にある残高の範囲内で安全に支払いができます。キャッシュカードとしての機能も備えており、ATMでの出金も可能。
クレジットカードとは違い審査が不要なため、未成年やクレジットヒストリーのない方でも作りやすいのが特徴です。
クレジットカードとの違い
デビットカードとクレジットカードの大きな違いは、支払いのタイミングにあります。
クレジットカードは後払いで利用金額が翌月以降に請求されるのに対し、デビットカードは即時に口座から引き落とされます。
また、クレジットカードは発行時に審査があるのに対して、デビットカードは原則として審査不要で発行可能。
クレジットカードのような「限度額」ではなく、自分の口座残高の範囲内でしか使えないため、計画的にお金を管理しやすい点も大きな違いです。
楽天銀行デビットカードの特徴とメリット
楽天銀行デビットカードは、楽天ポイントが貯まるという大きなメリットがあります。
利用金額100円につき1ポイントが還元され、楽天市場や楽天トラベルなどのサービスでお得に活用できます。
VisaとMastercard、JCBブランドから選べるため、使えるお店も豊富です。また、利用通知メールや利用明細がすぐに確認できるため、不正利用のリスクを抑えられるのも安心なポイント。
楽天銀行デビットカードの種類

楽天銀行では、Visa、JCB、Mastercardの国際ブランドに対応した3種類のデビットカードを提供しています。
ただし、結論として「楽天銀行デビットカード(Visa・JCB・Mastercard)」の3枚は、基本的な機能やスペックはほとんど同じです。
- 楽天銀行の普通預金口座から即時引き落とし
- 楽天ポイントが貯まる(100円につき1ポイント)
- 年会費が永年無料
- 国内・海外でのショッピングに対応
- 楽天ペイとの連携が可能
上記の部分はすべて共通しています。
楽天銀行デビットカード(Visa)
楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
カードの特徴
16歳以上から作れる年会費永年無料のデビットカード。通常利用時のポイント還元率は楽天カードと同じでデビットカードとは思えないサービス。
| 発行会社 | 楽天銀行株式会社 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 付帯保険 | - |
| スマホ決済 | 楽天ペイ |
| ポイント | 楽天ポイント |
| 入会資格 | 楽天銀行口座を所持している16歳以上の方 |
| 追加カード | - |
楽天銀行デビットカード(Visa)は、世界中のVisa加盟店で利用可能なカードです。
年会費は無料で楽天ポイントも貯まります。国内外のECサイトや実店舗での買い物に対応しており、使った分だけ即座に口座から引き落とされます。
楽天銀行デビットカード(JCB)
楽天銀行デビットカード(JCB)
カードの特徴
16歳以上から作れる年会費永年無料のデビットカード。通常利用時のポイント還元率は楽天カードと同じでデビットカードとは思えないサービス。
| 発行会社 | 楽天銀行株式会社 |
|---|---|
| 国際ブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 付帯保険 | - |
| スマホ決済 | 楽天ペイ |
| ポイント | 楽天ポイント |
| 入会資格 | 楽天銀行口座を所持している16歳以上の方 |
| 追加カード | - |
楽天銀行デビットカード(JCB)は、国内での利用に強いJCBブランドのカードです。
楽天銀行デビットカード(Mastercard)
楽天銀行デビットカード(Mastercard)
カードの特徴
16歳以上から作れる年会費永年無料のデビットカード。通常利用時のポイント還元率は楽天カードと同じでデビットカードとは思えないサービス。
| 発行会社 | 楽天銀行株式会社 |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard |
| ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 付帯保険 | - |
| スマホ決済 | 楽天ペイ |
| ポイント | 楽天ポイント |
| 入会資格 | 楽天銀行口座を所持している16歳以上の方 |
| 追加カード | - |
Mastercardブランドの楽天銀行デビットカードは、Visaと並ぶ国際的なブランドであり、海外旅行や海外通販にも強いのがポイントです。
迷ったらVisaがおすすめ
楽天銀行デビットカードを作ろうとしていて、3種類の国際ブランド(Visa・JCB・Mastercard)のうち1枚だけを選ぶ必要があるという状況なら、Visaをおすすめします。
Visaは世界中で最も加盟店数が多いブランドです。国内のコンビニ・スーパー・ネットショップから、海外の実店舗やECサイトまで、幅広く対応しています。
「使えない場所が少ない」という安心感から、まず1枚として選ぶならVisaを選ぶのがおすすめです。
違いをまとめると…
- 海外旅行や海外通販に強いのは Visa/Mastercard
- 国内利用中心で、日本の加盟店との相性を重視するならJCB
- 楽天ポイントや基本スペックは全ブランド共通
年会費有料のグレードが高いデビットカードもあり
楽天銀行デビットカードには上記で紹介したような年会費無料のものだけでなく、年会費がかかるが特典が充実した「楽天銀行シルバーデビットカード(Visa)」「楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)」があります。
楽天銀行シルバーデビットカードは、通常のカードの1個上のグレードです。通常の楽天銀行デビットカード(JCB)と比べて、年会費がかかる分、ポイント還元や付帯サービスが充実しています。
さらに上の楽天銀行ゴールドデビットカードは、年会費が5,500円(税込)と高めに設定されており、国内/国外旅行傷害保険やショッピング保険、Visaゴールド優待特典が魅力です。
楽天銀行デビットカードのおすすめポイント

楽天銀行デビットカードは、使いやすさとお得さを兼ね備えたデビットカードです。特に楽天ユーザーにとっては、ポイント還元や利便性の面で大きなメリットがあります。
ここでは、楽天銀行デビットカードを選ぶべき理由を詳しく解説していきます。
楽天ポイントが貯まる
楽天銀行デビットカードを使うと、利用金額100円(税込)につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります(還元率1.0%)。
これは楽天カードと同じ還元率で、デビットカードとしては非常に高水準です。貯まったポイントは楽天市場や楽天ペイ、楽天トラベルなど、楽天グループのさまざまなサービスで利用可能です。
楽天ポイントの使い道が豊富!
普段のお買い物やネットショッピングで自然にポイントが貯まるため、お得感があります。
即時引き落としで使いすぎ防止
楽天銀行デビットカードは、支払いと同時に楽天銀行の口座から即時引き落としされます。
クレジットカードのような後払いではないため、自分の残高の範囲内でしか利用できず、無理のない支出管理が可能です。使いすぎを防げるため、学生や家計管理を意識したい方にも適しています。
また、利用通知がすぐに届くため、不正利用の早期発見にもつながります。
年会費無料で維持しやすい
楽天銀行デビットカードは、年会費無料で利用できるため、維持コストを気にせず使えるのが大きなメリットです。
特に「普段はあまりカードを使わないけど、たまにキャッシュレス決済をしたい」という人にも向いています。
| 楽天銀行デビットカード | 年会費永年無料 |
|---|---|
| 楽天銀行デビットカード ゴールド(Visa) | 年会費5,500円(税込) |
ゴールドカードは空港ラウンジサービスなどの特典があるため、利用頻度や用途によって選ぶとよいでしょう。とはいえ、一般的な使い方では年会費無料の通常カードで十分です。
海外でも利用可能
楽天銀行デビットカードは、VisaまたはJCBブランドが付帯しており、世界中の対応店舗で利用可能です。
海外のATMから現地通貨を引き出すこともでき、旅行や留学時の支払い手段としても便利。
現金を多く持ち歩かずに済むという点でも、デビットカードは海外での利用にも適しています。
楽天銀行デビットカードと楽天市場などとの相性
楽天銀行デビットカードは、楽天グループの決済手段として非常に相性が良いです。
楽天市場で楽天銀行デビットカードを使って決済すると、通常のカード利用分として「100円につき1ポイント」の楽天ポイントが付きます。
楽天銀行や楽天デビットカードは楽天IDと連携しやすいため、楽天市場の利用履歴や支払い情報も一括で管理しやすく利便性は高いでしょう。
楽天銀行デビットカードと楽天ペイの相性
楽天ペイともスムーズに連携可能で、相性はバッチリです。
楽天銀行デビットカードは楽天ペイの支払い元に設定でき、楽天ペイに設定すれば全国のコンビニやドラッグストア・飲食店など幅広い場所で、お持ちのスマホで決済が完結します。
さらに、楽天ペイでチャージ払いをすると1.5%還元でポイントが貯められるため、ぜひ活用したいところです。
楽天銀行デビットカードの申し込み方法

楽天銀行デビットカードの申し込み方法の流れは、楽天銀行の口座を持っているか否かで異なります。
口座を持ってない場合は口座開設を行って申し込み、カード発行となりますが、口座を持っている場合は申し込みから行います。
楽天銀行の口座を持っていない場合
楽天銀行の口座を持っていない場合、まずは口座開設を行いましょう。
楽天銀行デビットカード(Visa)の公式サイトにある「楽天会員でない方は口座開設のお申込」というボタンから申し込みに進みます。
本人確認の方法はアプリ・配達員・郵送の三通りの方法があり、確認方法によって使える本人確認書類が異なるため注意しましょう。
▼書類の提出方法
| スマートフォンアプリ | マイナンバーカード、運転免許証または運転経歴証明書、住民基本台帳カード、資格確認書、パスポート、各種年金手帳・各種福祉手帳(身体障害者手帳など)、公共料金の領収書/国税又は地方税の領収書等、小型船舶操縦免許証 |
|---|---|
| 配達員への提示 | マイナンバーカード、運転免許証、パスポート |
| 郵送で提出 | マイナンバーカード、運転免許証または運転経歴証明書、住民基本台帳カード、資格確認書、パスポート、各種年金手帳・各種福祉手帳(身体障害者手帳など)、公共料金の領収書/国税又は地方税の領収書等、小型船舶操縦免許証、住民票写しの原本または印鑑登録証明書の原本 |
オプションの設定と規約への同意を行い、次へ進んで申込内容の確認を行ったら申し込み完了です。
楽天銀行の口座を持っている場合
楽天銀行の口座を持っている場合は、楽天銀行デビットカードの公式サイトの「ログインしてを申し込む」というボタンから手続きをします。
口座を持っていれば最短1分で申し込みでき、後日デビット機能付きのキャッシュカードが送られてきます。
カード受け取りまでの日数
口座の開設と同時にデビットカードを申し込んだ場合は、口座開設完了後およそ一週間から10日後にカードが届きます。
口座を持っていてカードだけを申し込んだ場合は、申し込み後5~7営業日後に届きます。
どちらの場合も「受取人確認サポート」「本人限定受取郵便」または「転送不要の簡易書留郵便」で送られてきます。
楽天銀行デビットカードのよくある質問
この見出しでは、楽天銀行デビットカードを検討する方が気になるようなポイントを、3つの項目に分けて回答しています。
使えない店舗はある?
楽天銀行デビットカードは国内外の多くの店舗で利用できますが、一部の支払い方法では使用できない場合があります。
▼利用できない・制限がある主なケース
| 高速道路料金(ETC) | デビットカード自体にはETC機能がないため、ETCカードとしては利用できません。 |
|---|---|
| ガソリンスタンド | 一部の店舗では、デビットカードの即時決済の仕組み上、使用できない場合があります。 |
| サブスクリプション | 一部のストリーミングサービスや会員制サービスでは、デビットカードが登録できないことがあります。 |
| ホテル・レンタカー | デポジット(保証金)の仕組み上、デビットカードでは予約ができないことがあるため、事前に店舗に確認が必要です。 |
盗難・紛失時の対応は?
楽天デビットカードを紛失・盗難された場合、速やかに楽天銀行の公式サイトやカスタマーサポートを通じて、カードの利用停止手続きを行う必要があります。
▼対応手順
- 楽天銀行の「盗難・紛失専用窓口」に連絡
- 楽天銀行のウェブサイトまたはアプリからカードを一時停止(利用制限を設定可能)
- 必要に応じて再発行手続きを行う(手数料がかかる場合あり)
また、不正利用が発生した場合、楽天銀行に問い合わせることで補償の対象となる可能性があります。
ただし補償適用には条件があるため、利用規約を確認することをおすすめします。
クレジットカードとの併用は可能?
楽天デビットカードと楽天カード(クレジットカード)の併用は可能です。
楽天カード(クレジットカード)が楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になるため、楽天市場でのポイント還元率を最大化できます。
また、高額な支払いにはクレジットカード、日常の支出管理にはデビットカードを使うことで、支払いを分けて管理できるでしょう。
楽天デビットカードは審査なしで預金分で使いたい人におすすめ
楽天デビットカードは、楽天ポイントが効率よく貯まるうえに、即時引き落としで家計管理がしやすい、年会費無料で気軽に使えるなど、日常の支払いをよりスマートにするための多くのメリットを備えています。
Visa、JCB、Mastercardといった主要な国際ブランドに対応しており、自分のライフスタイルや用途に合わせて最適なカードを選べるのも魅力の一つです。
クレジットカードに抵抗がある方や、使いすぎを防ぎたい方、楽天サービスを日常的に利用している方には特におすすめ。
一方で、楽天市場でのポイント還元率を最大限に活かしたい場合は、楽天カード(クレジットカード)の方が有利なこともあるため、用途に応じて選ぶのが良いでしょう。
こんな人におすすめ!
- クレジットカードを持ちたくない・審査なしで使いたい人(学生・主婦・未成年など)
- 楽天ポイントを効率よく貯めたい人(楽天市場・楽天ペイをよく利用する人)
- 海外旅行や海外通販でデビットカードを使いたい人(Visaブランドを選べば海外でも使いやすい)
- 使いすぎを防ぎながらキャッシュレス決済をしたい人(即時引き落としで家計管理しやすい)
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