毎日購入するわけではない家電製品ですが、商品ひとつひとつの金額が比較的高価なため、できるだけ安く手に入れたいと思う人が多いのではないでしょうか?
高価な買い物こそ、クレジットカードを使うタイミングでもあり、より安く、よりお得に購入したいですよね。今回は、家電量販店での支払いにおすすめのクレジットカードについて解説していきます。
ヤマダ電機・ヨドバシカメラ・エディオン・ビックカメラ・コジマを利用する場合におすすめのクレジットカードに加え、いつも利用する家電量販店が決まっていない人におすすめのクレジットカードにもスポットを当ててご紹介します。
目次
電気屋各店でお得なクレジットカード比較
プロパーカードでも同様ですが、家電量販店それぞれで、提携しているポイントが異なります。例えば、提携先が多く、利用しやすい共通ポイントであるVポイント、dポイント、楽天ポイントをはじめ、それぞれのクレジットカード会社独自のワールドポイント、オリコポイントなどさまざまです。
ここで、今回の記事で紹介するクレジットカードでたまるポイントを一覧にまとめてみました。
店名 | ポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|
ヤマダ電機 | ヤマダポイント+セゾン永久不滅ポイント | 10.0+0.5%=計10.5% |
ヨドバシカメラ | ゴールドポイント | 11.0%(商品による) |
エディオン | エディオンポイントまたはVポイント | 商品によって1.0~5.0%(Vポイントの場合0.5%) |
ビックカメラ・コジマ | ビックポイント+JRE POINT | 0.5%+0.5%=1.0%(基本) 10.0+1.5=11.5%(ビックカメラ・コジマでの最大還元率) |
エディオンではもらえるポイントを選ぶことができ、Vポイントにすることも可能です。ただし、還元率が異なる点は注意したいです。一般的なクレジットカードと異なり、家電量販店でたまるポイントは還元率が比較的高いため、ぜひクレジットカードをうまく有効活用してポイントを貯めたいですね。
ヤマダ電機「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
カードの特徴
「現金同率のヤマダポイント」+「永久不滅ポイント」でポイント還元率が最大で10.5%たまるクレジットカード。年会費は年に1度でもカード利用すれば無料
発行会社 | クレディセゾン |
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ポイント還元率 | 0.5%~ |
年会費 | 初年度年会費無料 次年度以降550円(税込) ※前年1年間でのクレジット利用があれば無料。利用がなければ550円(税込) |
付帯保険 | - |
スマホ決済 | Google Pay、Apple Pay、QUICPay |
ポイント | 永久不滅ポイント ヤマダポイント ANAマイル |
入会条件 | 18歳以上でご連絡が可能な方で、当社の提携する金融機関に決済口座をお持ちの方 |
追加カード | ETCカード 年会費無料 |
ヤマダ電機では、「ヤマダLABIカード」・「ヤマダLABI・ANA・マイレージクラブカード」・「ヤマダLABIゴールドカード」の3種類がラインナップされています。そのなかでも「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」はポイント還元率が最大で10.5%にもなるとても魅力的なカードです。
ヤマダ電機では、現金支払いでは10.0%、他のクレジットカード払いは8.0%、ヤマダLABI・ANA・マイレージクラブカード払いなら10.0%のポイント還元率です。さらにヤマダLABIカード支払い(3種類すべて対象)で1,000円利用につき1セゾン永久不滅ポイントが付与されるので、合計10.5%となります。
年会費は初年度無料、2年目以降は500円となっていますが、年間で1回以上の利用があれば無料となる点も魅力的です。
ヨドバシカメラ「ゴールドポイントカード・プラス」
ゴールドポイントカード・プラス
カードの特徴
ヨドバシカメラでゴールドポイントカード・プラスを利用すれば最大11.0%のポイント還元率。通常でも1.0%と比較的ポイントがたまりやすいカード
発行会社 | ゴールドポイントマーケティング |
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ポイント還元率 | 1.0%~ |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | ショッピング保険100万円 |
電子マネー | - |
ポイント | ゴールドポイント |
入会資格 | 日本国内にお住まいの満18歳以上の方で、電話連絡の取れる方 |
追加カード | ETCカード |
ヨドバシカメラでは、「ゴールドポイントカード・プラス」とその上位「ゴールドポイントカード・プラス・ヨドバシプレミアム」がラインナップされています。
ゴールドポイントカード・プラスの魅力は、その還元率。現金では10.0%、その他カードでは8.0%ですが、ゴールドポイントカード・プラスなら11.0%になります。
ヨドバシカメラ以外でもVisaの一般加盟店なら基本1.0%の還元率になるのでポイントが貯めやすいクレジットカードです。さらに購入商品について破損・水没・盗難・火災などに遭った場合、最大90日間の補償(1事故100万円まで)がついているのも魅力的です。入会費・年会費無料でありながら、手厚い補償がうれしいです。
エディオン「エディオンカード」
エディオンカード
カードの特徴
エディオンでのお買い物でおすすめのクレジットカード。最長10年間の長期修理保証がついており、修理工賃・修理部品・出張代のトラブルに対応してもらえる
発行会社 | SMBCファイナンスサービス | ポイント還元率 | 1.0%~ |
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年会費 | 1,078円(税込) エディオン各店舗で15万円以上カード利用すれば年会費無料 |
付帯保険 | - |
電子マネー | - | ポイント | エディオンカードのポイント |
エディオンではクレジットカードとしては「エディオンカード」のみのラインナップです。
ポイント還元率は、家電やパソコンは1.0%、消耗品・パソコンサプライ・各種アクセサリー類は3.0%、新品のテレビゲームソフト・映像・音楽ソフト類は5.0%となっています。ポイントに関しては、他社家電量販店と比較すると見劣りするかもしれません。
しかし、エディオンカードの最大の魅力は最長10年間の長期修理保証(メーカー保証含む)にあります。
5,500円(税込)以上の指定商品(100品種以上)を購入すると、5年・10年の長期修理保証サービスがつきます。修理工賃・修理部品・出張代が対象となっています。エディオンネットショップで購入した場合も、対象商品であれば修理保証サービスがつくのもうれしいですね。
年会費は1,078円(税込)ですが、エディオン各店で年間155,000円 (税込)以上購入すると、翌年度は年会費無料になります。高額な家電だからこそ、安心の長期修理保証がつくエディオンカードはおすすめの1枚です。
ビックカメラ・コジマ「ビックカメラSuicaカード」
ビックカメラSuicaカード
カードの特徴
JR東日本100%子会社の株式会社ビューカードが株式会社ビックカメラと提携して発行するカード。Suicaの利用の場合の還元率は1.5%、ビックカメラでの利用で最大11.5%還元になる
発行会社 | ビューカード |
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ポイント還元率 | 通常1.0%(ビックカメラでは最大11.5%) |
年会費 | 524円(税込)初年度年会費無料 年1回利用で無料 |
付帯保険 | 国内:最高1,000万円(利用付帯) 海外:最高500万円(利用付帯) |
スマホ決済 | Suica、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | JRE POINT・ビックポイント |
入会条件 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。ただし、高校生の方はお申込みいただけません。 |
追加カード | ETCカード 年会費524円、家族カード 年会費524円 |
ビックカメラでは「ビックカメラSuicaカード」・「ビックカメラJ-WESTカード」・「ビックカメラJQ SUGOCAカード」・「ビックカメラインターナショナル」がラインナップされています。なかでも人気なのが、ポイントカードと電子マネーSuicaの機能が一体となった「ビックカメラSuicaカード」です。
通常利用でもビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%の計1.0%という還元率ですが、ビックカメラ・コジマでの利用なら最大で11.5%もの高還元率となるのが最大の魅力です。
ポイント還元のしくみは、Suicaをクレジットチャージすることで1.5%のJRE POINTが付与され、チャージしたSuicaで支払うことにより10.0%のビックポイントが付与されます。Suicaへのチャージは1回で20,000円が上限となっています。
年会費は初年度無料、2年目からは524円(税込)ですが、1年に1回クレジットカード機能を利用すれば無料になるので、すぐにクリアできてしまうでしょう。また、それぞれたまったポイントを交換することも可能です。1,500ビックポイント→Suica1,000円相当分、400JRE POINT→1,000ビックポイントへ交換できます。
電気屋が加盟店のおすすめクレジットカード
電気屋さんの利用だけでなく、メインのカードとしても利用していきたいという方には一般の買い物と同時に家電量販店でもポイントアップが狙えるクレジットカードを紹介してきます。
電気屋さんの公式カードよりは還元率が劣りますが、日用品や普段のネットショッピングでもポイントを貯めることが出来るので主力の1枚として活躍してくれるでしょう。
対象店舗が多い「楽天カード」
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントがたまりやすい。
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
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ポイント還元率 | 通常1.0% |
年会費 | 年会費永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、楽天Edy |
ポイント | 楽天ポイント |
クレカ積立 | 楽天証券 |
申し込み条件 | 18歳以上 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
「今、日本で一番使われているカード」と言われており3人に1人は所持しているクレジットカードです。
年会費永年無料で通常ポイント還元率は1.0%と高還元、たまったポイントは楽天のサービスのほか、街のお店でも使える点も評判です。
楽天市場でポイント最大3倍!ポイントの貯めやすさと使いやすさが優秀
楽天カードは、楽天関連のサービスで使うと還元率が更にアップするのが特徴です。
例えば、楽天モバイルの利用があると最大3倍・楽天銀行や楽天証券の利用では0.5~1倍(※特典進呈には上限や条件があります)のポイントがたまります。
たまった楽天ポイントは、楽天市場・楽天トラベルをはじめとする楽天サービスや、マクドナルド・出光・大丸百貨店・くら寿司といった街のお店でも使え、更に楽天EdyやANAマイルへの交換もできるため、ポイントが使いやすい点もメリットです。
「楽天ポイント」の提携加盟店は600万箇所
楽天は各種クレジットカードの中でも圧倒的な加盟店の多いサービスです。
電気屋ではジョーシン、エディオン、ビックカメラ、コジマ、ソフマップが加盟店となっているので楽天ポイントを貯めることが出来ます。
ポイント還元率は店舗によって違いますが、200円(税込)につき1ポイントを還元する店舗が多いです。高額な買い物が多い家電量販店での利用だと多くのポイントキャッシュバックを受けることが出来るでしょう。
たまったポイントは楽天市場などで利用できるのもメリットです。
コンビニやAmazonの還元率も高い「JCBカードW」
JCBカード W
カードの特徴
国際ブランドとしても定評があるJCBが発行する39歳以下限定のカード。ポイント還元率が一般カードの2倍となっているのが特徴で、セブン‐イレブン、Amazonなどの優待店利用でもポイントアップするのがメリット。
発行会社 | ジェーシービー |
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還元率 | 1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最大2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険(海外):最大100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
ポイント | OkiDokiポイント |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
「JCB CARD W」は日本で唯一の国際ブランドでもあるJCBが発行する、39歳以下の方が申し込める年会費無料のクレジットカードです。
ポイント還元率は一般カードの2倍となる1.0%で、セブン‐イレブン・Amazon・スターバックス・昭和シェル石油などのJCBオリジナルシリーズパートナー(優待店)やネット通販でカードを利用すると還元率が更にアップします。
特にAmazonでは公式カードの「Amazon Prime Mastercard」と同等の2.0%還元なのでAmazonをよく利用する方は年会費も無料なので持っておいて損はないです。
電気屋さんでポイント2倍
JCBオリジナルシリーズパートナーの加盟店としてビックカメラ、ジョーシン、コジマ、ソフマップが該当していますので、よく利用する方は2倍ポイント還元を受けることが出来ます。
残念ながらビックカメラやヨドバシカメラなどは含まれていませんが通常ポイント還元率が1.0%なので、還元率の低い他社カードを利用するよりはポイントキャッシュバックが多いでしょう。
家電でマイルを貯めるなら「JALカード」
JAL普通カード
カードの特徴
JALカードが発行するベーシックなクレジットカード。15歳以上18歳以下の高校生のお子さま向けに家族カード発行可能。年会費をあまりかけずにクレジットカードを使ってマイルを貯めたい人におすすめ。
発行会社 | JALカード |
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還元率 | 0.5% |
ボーナス マイル |
入会搭乗:1,000 毎年初回搭乗:1,000 フライト:10% |
年会費 | 初年度無料、翌年度以降2,200円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高1,000万円(自動付帯) 国内:最高1,000万円(自動付帯) アメックスは最高3,000万円で家族特約付き ショッピング保険:最高100万円 |
電子マネー スマホ決済 |
WAON、楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica Apple Pay、GooglePay(JCBのみ) |
ポイント | JALマイル |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方 |
追加カード | ETCカード、家族カード(年会費1,100円) |
JALカードは、カード利用でマイルがたまるクレジットカードです。
ショッピング・公共料金の支払い・ホテルの宿泊費など様々な支払いでマイルを貯めることができるので、陸マイラーに支持されています。
普通カードのマイル付与率は200円(税込)につき1マイル(JALカード navi・ゴールド・プラチナは100円につき1マイル)ですが、全国に約54,000店舗ある特約店の利用ならマイルが2倍に。
普通カードなら年会費は入会後1年間無料・翌年度以降は2,200円(税込)で持つことが可能。入会搭乗などボーナスマイルもたまり、たまったマイルは特典航空券などに交換できます。
ノジマでポイント2倍
JALカード特約店に加盟しているノジマでの利用なら100円の利用につき2マイル獲得できます。電気屋さんに限らなければ、多くの特約店やネットショップでマイルを貯めることが出来ます。
定期的に旅行で飛行機を利用する方は普段の支払いからマイルを貯めておくと良いでしょう。特に家電などの大きな買い物があるときはマイルを貯めるチャンスでもあります。
ネットで家電を買うならオリコカードザポイント
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ
発行会社 | オリエントコーポレーション |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | なし |
スマホ決済 | iD、QuicPay、ApplePay |
ポイント | オリコポイント |
クレカ積立 | SBI証券 |
申し込み条件 | 満18歳以上の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) QUICPayカード型 |
いつも利用する家電量販店が決まっていない場合、どこのクレジットカードを使うとお得なのか、悩むところです。現在ではインターネットで家電を購入する人が増えてきていますが、この場合「オリコカードザポイント」がおすすめです。
オリコカードザポイントは、100円で1ポイント、つまり1.0%の還元率であり高還元率なクレジットカードのひとつです。さらに、オリコモールという独自のネット通販サイトを経由してネットショッピングすれば、最大で17.5%もの高還元率でポイントを貯めることができます。
ポイント還元率は購入商品によってさまざまですが、通常ポイント還元率(1.0%) ・ オリコモール経由(0.5%) ・各店舗で商品購入(0.5%~最大15.0%)・(入会から半年間の場合特別加算1.0%)を合わせて合計2.0%~17.5%の還元率となります。
オリコモール加盟店はAmazon.co.jp(0.5%)・楽天市場(0.5~15.0%)などをはじめ、ソフマップ・ドットコム(1.0%)・ヤマダ電機WEB.COM(0.5%)・マウスコンピューター(1.0%)・ビックカメラ.com(0.5%)など家電を扱うサイトも出店しています。ポイント交換先も電子ギフト券・各種チャージ・ポイント移行など幅広いのも特徴です。高還元率で使いやすいオリコカードザポイントなら、比較的高額な家電の購入にもおすすめです。