クレジットカードには様々な種類がありますが、大学カード(大学提携カード)というカードの存在はあまり知られていません。
一般向けのクレジットカードとは異なり、少し変わった特徴を持つ大学カードとはどんなカードなのかや学生向けカードとの違い、学生におすすめのクレジットカードについてまとめました。
目次
大学カード(大学提携カード)とは?
大学カードとは、大学と三井住友カードなどのクレジットカード会社が提携して発行しているクレジットカードです。
大学カードの多くは在校生向けのカードではなく、卒業生や教職員などに向けて発行されています。
ポイントも貯まり、大学カードの利用で発生する収益の一部が大学のものになるのが特徴で、基金として学生支援や研究支援などに活用されます。
大学カードの主な種類
大学生協の「Tuoカード」
「Tuoカード(トゥオカード)」は、大学提携の大学カードではなく、大学生協連が発行しているクレジットカードです。
Tuoカードは在学生(満18歳以上の大学生と大学院生)、教職員(大学生協の組合員)が持てるカードで、大学生協とVisaの加盟店などで利用でき、初年度年会費無料で2年目からも年一度以上のカード利用があれば年会費無料。
最高2,000万円までの海外旅行傷害保険が利用付帯となり、学生向けカードの利用枠は5万円・10万円・30万円から選べます。
早稲田カード
早稲田カードは、同窓会組織である早稲田大学校友会の会員が申し込めるカードで、卒業生や推薦会員、教職員が申し込み対象です。
一般カードの年会費は無料で、カード利用で発生した収益は奨学金として現役生に給付されます。
提携店の割引のほか、大隈記念タワー最上階にある校友サロンの利用、大学図書館での閲覧、会員制福利厚生制度の利用などのサービスがあり、早稲田大学が出場する野球やラグビーの観戦チケットプレゼント(抽選)も人気です。
慶應カード
慶応義塾大学慶応カードは、卒業生・教職員向けカードと学生向けカードの2種類があります。
卒業生・教職員向けカードの年会費はカードによって異なり1,100円(税込)~20,000円、学生向けカードの年会費は在学中無料です。
学生向けカードには海外旅行傷害保険が自動付帯、VisaやUC、DC、JCBなど様々なブランドから選ぶ事ができてホテルやレストランなどの協力店で優待サービスが受けられます。
明治大学カード
明治大学カードは、卒業生や教職員、在校生の父母、卒業見込み者が持てるカードと学生向けカードがあります。
学生は在学中年会費無料、一般向けの年会費は税込1,375円~、協力店の優待や図書館利用、学内レストランの割引特典のほか、生涯学習の受講料割引や、結婚式には学長から祝電が届く特典もあります。
専修大学Visaカード
専修大学Visaカードは、学生カード・一般カード・ゴールドカードの3種類があり、学生は在学中年会費無料で持てます。
賛同店での割引のほか、弁護士・公認会計士・税理士の紹介サービスや校友会グッズの優待販売もあります。
海外・国内旅行傷害保険やショッピング保険以外にも三井住友カードなら賠償付き自動車保険も任意で付けられます。
創友会Visaカード
創価大学の創友会Visaカードは、卒業生向けのカードで創友会と会友会の会員のみ持つ事ができます。
一般カードの年会費は初年度無料で2年目からは税込1,375円ですが、年に一度のカード利用があれば翌年も無料になります。
会員制福利厚生サービス利用や図書館での閲覧、夏期大学講座の割引、東京富士美術館の優待サービスなど様々な特典が受けられます。
学生向けクレジットカードとの違いは?
大学カードと学生向けカードの違いは、主に「限度額・特典・申し込み条件(申し込み資格)」です。
限度額は大学カードの方が低く設定されている場合が多く、特典も大学向けカードは独自のサービスが多いのに対してポイント優遇など一般向けカード寄りの特典となっています。
大学カードの申し込み条件は卒業生に限られるケースも多く、在学中にカードを作るのであれば機能が充実している学生向けクレジットカードがおすすめです。
学生限定で申し込み資格のあるクレジットカード
申し込み資格が学生限定のクレジットカードは、在学中は年会費が無料になったりポイントが数倍付与されたり何かとお得です。
例えば「JALカードnavi(学生専用)」は在学中の年会費無料で18歳以上の学生が申し込め、フライトやショッピングのほか、語学検定の合格などでマイルが付与されます。
在学中はマイルの有効期限が無期限になり、最大6割引きのマイルで特典航空券に交換できるなど学生向けカード限定の特典が豊富です。
若い人限定で申し込み資格のあるクレジットカード
学生向けカード以外でも、年齢制限のある若い人向けカードもポイントアップなどの特典が多く人気があります。
例えばJCBカードの「JCBカードエクステージ」は29歳以下限定のカードで年会費無料、通常ポイント還元率は0.5%ですが入会後3か月はポイント3倍、3か月目以降も還元率は0.75%となります。
Amazonやセブン-イレブンなどでポイントがお得に貯まるなど、一般カードよりもポイントが優遇されているのがメリットです。
学生専用カードよりも「学生向けクレジットカード」の方がお得
特典が少ない学生専用カードよりも、多機能な学生向けクレジットカードを作る方がおすすめです。
おすすめ学生向けクレジットカード
8秒に1人が申し込んでいる「楽天カード」
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
テレビCMでも有名な「楽天カード」は8秒に1人が申し込む人気のカードです。
年会費永年無料で通常ポイント還元率は1.0%(100円につき1円相当のポイント付与)、最高2,000万円までの海外旅行傷害保険も利用付帯となります。
楽天市場や楽天トラベルなど楽天のサービスでポイントが貯まりやすいのが特徴で、ETCカードや家族カードの発行にも対応。
楽天ポイントカードとしての機能もあるので、加盟店でカードを提示するだけでポイントが貯まります。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、AMEXの4種類から選べ、新規入会特典も豪華です。カードお届けまでの日数は約1週間となっています。
5人に1人が持っている「三井住友カード」
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードはAmazonや楽天市場などが参加するポイントサイトの「ポイントUPモール」を利用すればネットショッピングで最大20倍になります。
さらに「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで最大20倍の還元率になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
電子マネーはiD・PiTaPa・WAON・Apple Payに対応していて、海外のネットショッピングも安心なバーチャルカードも発行できます。
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