アコムが発行するクレジットカード「ACマスターカード」。審査落ちしてしまった人や、これから申し込もうとしているけど審査落ちしたくないので審査落ちする理由が知りたいという方もいると思います。
ACマスターカードは基本的に審査はあります。申し込み条件では「働いていて収入があること」となっていますので生活保護受給者の方などは申し込みは難しいでしょう。
逆に定期的に収入がある方であれば申し込みが可能なので自身で収入を得たうえで申し込みをしましょう。
本記事ではACマスターカードの審査基準や申し込み条件についての解説と、審査落ちになる理由や再申し込みをして審査に通るのかについて紹介していきます。
ACマスターカード
カードの特徴
アコムが発行する年会費無料のクレジットカード。最短即日発行可能でパート・アルバイトの人でも働いていれば申込OK。利用金額から0.25%キャッシュバック
発行会社 | アコム株式会社 | 還元率 | 0.25%キャッシュバック |
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年会費 | 永年無料 | 審査速度 | 最短即日 |
利用限度額 | 300万円 ※クレジットとカードローンのご利用合計の上限は800万円まで ※300万円はショッピング枠ご利用時の限度額です。 |
申し込み資格 | 安定した収入(アルバイトOK)と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 |
目次
ACマスターカードは審査なしでは作れない!
クレジットカードの情報サイトで「審査なし!」としてACマスターカードが紹介されていることがありますが、クレジットカードである以上「審査なし」ということはありえません。
必ず審査が行われ、審査基準に達さない場合は落ちてしまいます。(即日発行可能ではありますが、ちゃんと審査しています)
クレジットカードは基本翌月払いという仕組み上、審査なしでカードを発行すると踏み倒されてしまうなどのリスクがあるためです。
「審査なし」を謳うサイトはとにかく申し込んでもらって収益を得ようとしている可能性があるので、信用していい情報かきちんと見定めてください。
ACマスターカードは他社とは異なる審査基準
ACマスターカードの審査基準は他のカード会社とは異なっており、独自のシステムで審査を行っているため、他のクレジットカードの審査に落ちてしまった方でも審査に通る可能性があります。
一般的なクレジットカードの審査では、個人信用情報機関に登録されている申込者のクレジットカードやローンの取引履歴である信用情報(クレジットヒストリー)を重視していますが、アコムでは申し込み時点での返済能力を重視しています。
そのため、申し込みの際に申告する年収や職業、雇用形態などから、申し込み時点で十分な返済能力があるとみなされれば、審査に通ることが可能です。
ただし、他と審査の判断基準が違うというだけで、必ず誰でも審査に通るというわけではありません。
ACマスターカードを作成したいけど、審査に通るか不安という方は、公式サイトに「カード発行可能かすぐに診断!3秒診断」というもので、簡単に結果がわかるので、事前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
申し込んで審査落ちになる理由と対策
ACマスターカードに申し込んで審査落ちになる理由は以下の通りです。
他社からの借り入れ(借金)が多い
すでに他社借入が多い人は年収の3分の1を超える貸付ができないという法律の「総量規制」に引っかかっている可能性があります。
(他社借入とは、カードローンやクレジットカードのキャッシングが対象です。)
一般的なクレジットカードはキャッシング枠を0円に設定して申し込むことが可能なのですが、ACマスターカードはクレジットカード機能付きローンカードという位置づけになるので、キャッシング枠を0円にすることができません。
そのため、一般的なクレジットカードよりも総量規制に引っかかる可能性が高いのです。
総量規制は借入をしている場合にのみ引っかかるので、すでに持っているカードのキャッシング枠を0円にしてもACマスターカードの審査には影響しません。
借入がある方は返済してからACマスターカードに申し込みましょう。
滞納している支払いが残っている
クレジットカードの支払い、カードローンの支払い、奨学金の支払い、携帯電話の分割購入代金の支払い。これらの支払いを滞納すると通称「ブラックリスト」と呼ばれる状態になります。
ブラックリスト状態になると一般的なクレジットカードは審査通過が絶望的な状態になります。
ブラックリストになっても審査通過できるカードはありますが、滞納している支払いを完済していない状態ではいずれのカードも審査通過できないです。
クレジットカードを作りたいのならまずは支払いの完済をしてから申し込むようにしましょう。
本人収入がない(無職)
他社カードだと専業主婦の方や学生でも自分以外の収入(世帯年収)があれば審査通過が可能ですが、ACマスターカードの申し込み資格は「安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方」となっているので、申込者本人に収入がないと審査には通過できません。
そのため、アルバイトでも派遣でもいいのでとにかく会社に属して報酬をもらえる準備を整えてから申し込むようにしましょう。
お小遣いや仕送りのようなものの場合は収入とは認められず、自営業者やフリーランスの方以外では「どこかの企業に属して働いていること」が条件だと考えてください。
※申し込み時に記載した会社へ在籍確認の電話がかかってくる可能性が高いので、虚偽情報を書いてもすぐにバレてしまいます。虚偽情報を記載すると再申し込みをしても二度と審査に通らなくなる可能性があるので絶対に嘘は書かないでください。
年金受給者
年金受給者はある意味安定収入を得ていますが、アコム公式サイトにある通り「年金以外に安定した収入と返済能力を有する方」とあるので、アルバイトや自営業などで別途収入を得ていないと審査には通ることができません。
ACマスターカードは他社のカードよりも年齢制限が広めに設定されているので、どうしてもカードが欲しい方は69歳までに何かしらで働いて収入を得るようにしてから申し込んでください。
生活保護受給者
ACマスターカードは基本的に「働いていて収入があること」が申し込み条件になるので、生活保護受給者の場合は審査に通過できません。
審査では勤続年数も審査基準として見られますが、派遣のバイトでも良いので収入を得るようにしてから申し込むようにしてください。
在籍確認がとれない
クレジットカードを申し込むと、在籍確認が行われます。これは、勤務先として記入された企業に申込者が実際に在籍しているかどうかをチェックするためのもので、アコムのACマスターカードは必ず在籍確認が行われます。
勤務先に在籍確認の電話がかかってきた際にたまたま誰も電話に出られず電話の応対ができなかった場合、在籍確認が取れないといった事態になってしまいます。もし申込者本人が電話を受ける事ができなくても、同僚などの話によって勤務先に在籍している事が確認できればOKです。
このような事にならないように、在籍確認の電話がかかってきそうな時はなるべく席を外さないようにし、差し支えなければ同僚に電話がかかってくる旨を伝えておくとスムーズにいきます。
申し込み内容の記載ミス
意外と審査落ちの理由として多いのが申込内容の記載ミスです。
クレジットカードを申し込むためには住所や氏名、電話番号といった個人情報の他に勤務先の情報や他社からの借り入れ金額の情報などを入力していきますが、中には虚偽の報告をする悪質な人もいるため記載ミスと虚偽報告の判別がつかないので、審査落ちにされてしまいます。
カード会社は審査時に必ず「信用情報機関」というところに申込者の信用情報を照会するのですが、そこで現在の借り入れ状況などの情報が分かってしまうので間違い、嘘などがバレてしまうのです。
審査通過するためには、年収、借り入れ金額、勤続年数などの数字の項目をなるべく正確に記入し、記入内容をきっちり確認してから申し込みを完了するようにしましょう。
個人事業主のため信用度が低い
ACマスターカードは個人事業主でも申し込み可能なカードです。
しかし、アコムの審査基準では特に収入の安定性を求めているため、例え今の収入が多くても会社に属していない個人事業主(フリーランス)の人は審査で厳しく見られてしまいます。
それでもACマスターカードを作りたいというのであれば、収入の安定性を示す情報・資料をなるべく詳細に集めましょう。
申し込み後にアコムに提出を求められるので、すみやかにアップロードして確認してもらうようにしましょう。
再申し込みをして審査通過する?
アコムのACマスターカードの申し込みで審査落ちしてしまったという場合、再申し込みをすると審査を通過できるのでしょうか。
審査落ちした理由が分かって、状況が改善されているのであれば再申し込みによって審査を通過する事もできますが、改善されていなければまた同じ道を通る事になってしまいます。
中でも過去に支払いの滞納などをしてブラックリスト入りしているとなると、その後5年間は事故情報が個人信用情報機関に記録された状態となり、クレジットカードの審査に通りづらい状態となってしまいます。
6か月期間を置いてから申し込む
個人信用情報機関ではクレジットカードの申し込みに関する情報も記録されているため、過去6カ月の間に自社のカードを申し込んで審査落ちした人は最初から弾いている可能性もあります。
そのため、一度審査落ちしてしまったクレジットカードに再申し込みをする場合は、なるべく6カ月以上の期間を開けて改めて申し込んだ方が無難です。
再申し込みをして審査通過するためのコツ
再申し込みを行う際、審査を通過するちょっとしたコツがあるのをご存知ですか。まずは基本ではありますが、申し込み内容を入念に確認する事です。意外と見落としや記入ミスによる審査落ちは多いので、細かい規約にもしっかりと目を通しましょう。
次におすすめなのがカードローン専用のACカードを作って利用する事です。
ACマスターカードの審査に通らない人はクレジット機能のない「ACカード」から作るのがおすすめ
ACマスターカードに審査落ちしたという人でも、クレジット機能のない「ACカード(カードローン)」であれば審査通過する可能性があります。
「クレジット機能なし」というのは、つまりカードローン専用カードということなのでお金を借りる機能しかありませんが、アコムのカードを利用することで信用度を上げてから再度申し込むことで審査通過できる可能性が上がります。
まずはアコムのカードローンを利用してみるのも良いでしょう。
ACカード
アコムACカードローン
カードの特徴
「はじめてのアコム♪」でおなじみの消費者金融会社。大手消費者金融会社の中でも最も利用者が多く、自動契約機(むじんくん)の数も多いため借りやすい
審査に通ることが可能な人
ACマスターカードの申し込み資格は「安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方」となっているので、働いて収入のある方であれば審査通過が可能です。
具体的には以下のような方は申し込みの条件を満たしているため、契約が可能です。
アルバイト・フリーター
クレジットカードによっては、申し込み条件として「安定した収入」が入っていてアルバイトやフリーターは審査に通らないということもありますが、ACマスターカードは収入さえあれば申し込みが可能(審査通過が可能)になっています。
契約社員・派遣社員
契約社員・派遣社員の方でも審査通過は可能です。
派遣社員の場合は派遣元の会社に在籍確認の電話がかかってくる(アコムとは名乗らない)ので、クレジットカードを申し込んだので自分宛ての電話がかかってくるという旨を伝えておくのがおすすめです。
在籍が確認できなかった場合は審査に落ちてしまう可能性があるので注意してください。
パート主婦
シフト制などのため安定した収入がないパート主婦は、審査において信用度が低くみられがちですが、少なくても本人収入があるので審査通過は可能です。
そのため、現在は専業主婦だという方でACマスターカードを作りたいという方は、少なくても収入を得るようにすれば申し込み資格を獲得できます。
水商売
水商売をしている方でも、本人収入になるので審査通過が可能です。
ただし、審査時に職場への在籍確認の電話がある(アコムとは名乗らない)ので、審査通過のためには必ず出られるようにしてください。
自営業者・フリーランス
自営業者やフリーランスといった方でも審査通過が可能です。
収入が安定しない自営業者・フリーランスの方はACマスターカードでも審査において厳しくみられます。
できれば、自営業歴が3年以上で200万円以上の年収を超えている条件をクリアしてから申し込んだ方が安心です。