クレジットカードは、ただ買い物や旅行で支払うだけでなく、ポイントを貯めたり活用したり、付帯サービスでお得に利用するなど、意外にもいろんな使い方ができます。
「複数枚のクレジットカードを持つのは面倒」と考える方に向けて、クレジットカードから究極の1枚を選ぶ方法を紹介します。たった1枚持っているだけでも、これ!という究極のクレジットカードなら、賢くお得に利用できるでしょう。
もちろん、どんなに魅力的なクレジットカードでも良し悪しはありますので、メリット・デメリットについても解説します。究極の1枚を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
クレジットカード究極の1枚の選び方
クレジットカード利用者を対象に男女1,000人に聞いた「クレジットカードを選ぶ際に重視したいことランキング」のアンケート調査では以下が重要視されています。
- 1位:年会費
- 2位:ポイント還元率
- 3位:特典やサービス
- 4位:よく利用するお店やサービスとの相性
- 5位:セキュリティ
上記の中でも半数以上が年会費を重視しているため、究極の1枚を選択するときも「年会費」と「ポイント還元率」を重視して選択するのが良いでしょう。
使用用途に合わせて複数枚カード持つのもよいですが、どうしても管理が大変です。「この1枚!」という究極のクレジットカードを持っていれば、いつどんなときでも役に立つでしょう。
まずは、「ポイント還元率」「年会費」「特典サービス」「お店やサービスとの相性」「キュリティ」の5つのポイントを説明します。
年会費
年会費は、主に無料と有料にわけられます。ただ無料のなかにも永年無料・初年度無料・実質無料があるので注意が必要です。
年会費有料のカードはポイント還元率が高くなったり、旅行保険付き、ショッピング保険付きなど付帯サービスもよくなります。年会費の相場は以下の通りです。
カードランク | 年会費 |
---|---|
一般カード | 無料、実質無料 ~3,000円程度 |
ゴールドカード | 5,000円~3万円程度 |
プラチナカード | 2万円~10万円 |
実質無料は条件をクリアすると年会費が無料になります。条件はカード会社によって異なりますが、「年に1回のショッピング」や「年間○○万円以上の利用」の条件が多い傾向にあります。
年間利用額によって実質無料を選択できるかどうかも変わってくるので覚えておきましょう。
ポイント還元率
ポイント還元率は、高いほど有利です。一般的に1.0%以上あると還元率が高いといわれていますが、0.5%でも付帯サービスやポイントアップサイトがあるとポイントは貯まりやすくなります。
とはいえ、還元率が高くないクレジットカードを選ぶよりも、だんぜん高い方を選んだ方がお得です。
付帯サービス
付帯サービスとは、主に旅行保険・優待・空港ラウンジ・キャンペーンなどが挙げられます。なかでも重視されているのが旅行保険や優待です。
旅行保険は海外と国内で補償内容が違います。重要視する人は少ないですが、宿泊先を決めて遊びに行くのは「旅行」になります。
日本では生命保険に加入している方がほとんどですが、パートナーや友人と泊りで遊びに行くときは旅行保険も適用条件となりますので一応参考にしておいた方が万が一の時も安心です。
また、ショッピング保険や紛失・盗難保険、最近ではスマホ保険というのも存在します。もちろんすべて付帯したクレジットカードを選んだ方が安全ですが、旅行・ショッピング・紛失盗難だけでも付帯していればお得です。
よく利用するお店やサービスとの相性
どんなにポイント高還元率のクレジットカードを選んでも、毎日の生活で使わなければ意味がありません。そこで、選ぶときは「ライフスタイルに合ったもの」も重要なポイントです。
具体的には以下のようなクレジットカードが存在します。
・特定のお店でポイントアップ
・スマホ決済で還元率アップ
・通販サイトでポイントアップ
・ポイントではなく割引
コンビニ利用なら「三井住友カード」「三菱UFJカード」が強いですし、お店で選ぶなら「イオンカード」「エポスカード」もお得です。通販をよく利用するなら「JCB CARD W」「楽天カード」は最適です。
何を重視するかは個々によって違うので、クレジットカードを作る前に考えておくと、より自分に合った1枚が見つかりやすくなります。
セキュリティ
セキュリティで重視するのは近年主流となっているナンバーレスカードを選択する事。
ナンバーレスカードはカード本体に番号が記載されていないため、街の利用で番号などをスキミングされる心配はないでしょう。
カード不正利用補償や 紛失・盗難補償が付いていると安心です。一般的に、届出を提出してから60日まで遡って損害額が補償され、海外には現地で緊急用のクレジットカードが受け取れるものもあります。
1年で50万円~100万円以上使うならゴールドカード
「ゴールドカードは年会費が高いんじゃ・・・」と考えている方も多いですが、近年では年間50万円~100万円利用することによって年会費が永年無料になるゴールドカードが増えてきています。
ゴールドカードは一般カードに比べてステータス性も高く、付帯サービスが手厚い、ポイント還元率も高い傾向にあります。まさに究極の1枚にふさわしいクレジットカードです。
メインカードとして食費、日用品、家賃、税金、光熱費などもカード払いで考えている方は利用条件を満たせるので年会費無料のゴールドカードを持つことも夢ではありません。
そこまで利用金額が大きくない方は一般のカードも順に紹介していますので参考にしていただければと思います。
クレジットカード究極の1枚は「年会費無料になるゴールドカード」が狙い目
上記のゴールドカードは1度でも年間で利用額を満たせば、その後は永年無料となるクレジットカードです。使わなくなたっとしてもお財布の負担にはなりません。
カードを発行したらすべての支払いをゴールドカードにまとめて条件達成を目標に利用していくのがおすすめの使い方です。
それぞれ特徴が違いますので見ていきましょう。
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)
カードの特徴
三井住友カードが発行しているゴールドカードで、手厚い国内外旅行傷害保険や空港ラウンジサービスなどの充実した付帯サービスと、どこで利用しても恥ずかしくないステータ性が魅力
発行会社 | 三井住友カード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 5,500円 年間100万円利用で無料 | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD | ポイント | Vポイント |
- 年間100万円利用で翌年以降の年会費無料
- ※最短30秒即日発行
- 旅行傷害保険が最高2,000万円
- 対象のコンビニ・飲食店で7%還元
- 通常のポイント還元率は0.5%
年間利用金額100万円で年会費無料
年間利用金額100万円の条件達成で年会費永年無料や10,000ポイントプレゼント、安心安全のナンバーレスなど、うれしいポイントが揃っています。
国際ブランドはVisaとMastercardから選べ、Visaを利用するとVpassアプリでより簡単・安全にカード情報を確認できます。
三井住友の銀行系カードのためセキュリティも安心できますし、カード裏面もサインパネルレスカードになっているので、わざわざ署名する必要がありません。個人情報の漏洩も防げるため、まさに究極の1枚といえるでしょう。
スマホ決済で7%還元
セブンイレブン、マクドナルドなど対象店舗でスマホ決済を行うと※7%還元となるのも魅力です。
また、家族で三井住友カードを持っている方がいれば1人につき1%の基本還元率がアップします。
旅行傷害保険は最高2,000万円
ほかにも、国内空港ラウンジサービス無料・旅行傷害保険最高2,000万円・最短30秒発行とうれしい特典・サービスが充実しています。旅行傷害保険は国内旅行・海外旅行どちらも対象になりますが、自動付帯・利用付帯それぞれの補償内容・保険金額が異なるため、事前の確認が必要です。とくに国内旅行は補償内容が少ないので注意してください。
旅行保険以外では、年間300万円までのお買物安心保険や、不正使用検知システムによる24時間365日不正利用チェックも付いてきます。便利な機能として、先ほどのVpassアプリで簡単に管理ができたり、アプリを利用すると1ポイント=1円で買い物ができたり、タッチ決済に対応していたりなど、うれしい機能が盛りだくさんです。
通常のポイント還元率は0.5%とそれほど高くありませんが、対象店を最大3つまで登録しておくと通常ポイントにプラスして0.5%還元されるので、使い方次第でおトクにポイントが貯められるでしょう。
資産運用に興味がある方は、積立額の0.5%がVポイントになるメリットもあります。SBI証券の投信残高や株式の購入でもVポイントが貯められます。
SAISON GOLD Premium
SAISON GOLD Premium
カードの特徴
クレディセゾンが発行するアメリカン・エキスプレスの提携カード。初年度年会費無料・2年目以降も11,000円(税込)と手頃な料金で維持することができ、有効期限が無期限の永久不滅ポイントが貯まる。会員限定のチケットサービスや、各種優待など特典も充実。
発行会社 | クレディセゾン | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 次年度以降11,000円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯) 国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) |
電子マネー | QUICPay、楽天Edy、iD | ポイント | 永久不滅ポイント |
- 年間100万円以上利用で年会費無料
- コンビニやカフェで最大5%還元
- 年間50万円の利用で1%還元
- 永久不滅ポイント
- 条件達成しないと年会費11,000円
年間100万円利用で年会費無料
年会費は11,000円です。ただし、年に100万円以上利用すると、2年目以降は永年無料での利用が可能になります。
年間100万円の利用と聞くと難易度が高く感じますが、普段の買い物だけでなく、光熱費や携帯電話の支払いすべてSAISON GOLD Premiumにすると、ある程度の利用金額になるはずです。「年間」なので、それほど難しい条件ではないでしょう。
本会員だけで年間100万円以上が達成できない方は、家族カードを発行して合算するのもおすすめです。条件をクリアできれば、家族カードの年会費も無料になります。
コンビニ・カフェで最大5%還元
SAISON GOLD Premiumは、ゴールドカードらしいスペシャルな特典・サービスが付いているクレジットカードです。プレミアム特典として、映画料金いつでも1,000円・コンビニやカフェで最大5%還元・年間50万円の利用で最大1%還元などが受けられ、さらに空港ラウンジなどでのゴールドサービスも付いています。
5%還元の対象はコンビニがセブン-イレブン、ローソン。カフェはスターバックスコーヒー、カフェ・ド・クリエ、珈琲館、カフェ・ベローチェ。飲食店ではマクドナルドになります。
還元率の変動は以下となります。
年間利用額15万円以上=4%
年間利用額30万円以上=5%
判定は毎月行われるので、1ヶ月で30万円カード利用した場合は翌月から5%還元となります。
優待サービス
旅行関係では空港ラウンジ無料や海外・国内の旅行傷害保険が最高1,000万円で利用付帯しています。
セゾングループではゴールドカード優待が約140万件あり、レジャー・グルメなど最大50%OFFを受けることもできます。貯めたポイントは有効期限がない永久不滅ポイント(1,000円につき1ポイント)だったり、お得が盛りだくさんです。
追加カードは、家族カード以外にETCカードも可能なので、毎日運転する方にも最適でしょう。
エポスゴールドカード
エポスゴールドカード
カードの特徴
マルイで10%割引の特典があるほか、全国にある飲食店・レジャー施設などで優待が受けられるのもメリット。ポイント有効期限が無期限の永久ポイントとなり、3つのショップを選んでポイントアップするゴールドカード独自の特典も付帯。海外旅行保険の最高補償額も一般カードと比較すると1,000万円にアップしているのが特徴。
発行会社 | 株式会社エポスカード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 5,000円(税込) 条件次第で無料 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(自動付帯) |
電子マネー | - | ポイント | エポスポイント |
- ポイント有効期限がなくなる
- 海外旅行損害保険が付いている
- 年間の利用金額に応じて最大で1万円分のポイント付与
- 3ショップ登録でポイント最大3倍
- 家族でポイントをシェアできる
- 通常還元率は0.5%
- 国内旅行損害保険の付帯がない
年間50万円利用で年会費無料
年会費永年無料になるには、年間50万円の利用が必要になります。日常的にクレジットカードを使う機会が多い方にはメリットですが、現金払いと併用している方や年間50万円も買い物をしない方には少々デメリットになるでしょう。
条件をクリアできない場合は、5,000円の年会費がかかるので注意してください。ゴールドカードの中では達成条件の低いカードとなっています。
ポイント有効期限がなくなる
通常のエポスカードは、ポイントの有効期限が2年と限られています。そのため、ポイントをすべて使い切るのが難しく、気がつけば「失効していた」なんてことも少なくありません。
しかしエポスカードゴールドなら有効期限が決まっていないので、ポイントが失効する心配もなく、またしっかり貯めて賢く使うこともできるでしょう。
年間利用額に応じてポイント還元
年間50万円利用すると2,500ポイントと、100万円利用で10,000ポイントもらえる仕組みになっています。また、利用頻度の高いお店を登録することで、200円=3ポイント還元できるのもうれしいでしょう。ゴールドカードとしては比較的使いやすく、使うことでおトクになるクレジットカードといえます。
ほかにも、旅行傷害保険が自動付帯していたり、家族カードもゴールドで利用できポイントを合算できたりするなど盛りだくさんです。
一般ランクからの招待は初年度から永年無料
エポスカードの一般カードを利用して50万円ほど利用すると招待状届きます。早い方で数ヶ月で届き、招待からのランクアップであれば発行年度から年会費無料になります。急ぎでない方は一般カードからの利用だと損はしません。
究極の1枚におすすめしたい一般クレジットカード
ここからは、究極の1枚になる「年会費無料」や「実質無料」の一般ランクおすすめクレジットカードを紹介します。
一般カードではポイント還元率が上がるお店や特徴が違いますので、よく利用するお店を重視してカードを選んでいきましょう。
三菱UFJカード
三菱UFJカード
カードの特徴
三菱UFJニコスが発行する年会費すべての国際ブランドが選択可能なカード。安定した収入のある人であれば18歳以上から申し込み可能
発行会社 | 三菱UFJニコス | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 1,375円(初年度無料) 年1回利用で無料 |
付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険が最高2,000万円 ショッピング保険100万円 |
電子マネー | Applepay | ポイント | グローバルポイント |
- 銀行系クレジットカード
- 対象のコンビニ、飲食店で5.5%還元
- ナンバーレスカード
- 利用が無いと年会費がかかる
三菱UFJカードは、一般カード・ゴールドプレステージ・プラチナアメックスカードの3つにわけられます。一般カードは深い赤色のカラーが目を惹き、18歳以上であれば在学中の学生も作れます。
使っていけばゴールドカードのランクアップも狙えますし、年会費実質無料で日常使いのポイント還元が高いのが特徴。
ステータス性が高い銀行系のクレジットカードでありながら手頃な価格で利用できることから、初心者でも使いやすく、海外旅行傷害保険はもちろんのこと、年間100万円までのショッピング保険も付いてきます。
年会費は初年度のみ無料なので、2年目以降も0円で利用するには年1回の利用が必要になりますが、1,375円と安く設定されているので、それほど大きな負担にはなりません。実質無料カードと言えるでしょう。
セブンイレブン、ローソン、コカ・コーラ自販機、ピザハットオンライン、松屋、松のや、マイカリー食堂での利用は基本ポイント0.5%+スペシャルポイント5%で合計5.5%の還元をしてくれます。
他にも月間のショッピング利用金額に応じて、当月の獲得ポイントが優遇される「グローバルPLUS」も採用されています。1ヶ月で3万円以上利用することで10~20%のポイント加算が見込めます。
JCB CARD W
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドであるジェーシービーが発行する、ポイント高還元率が魅力の39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | OkiDokiポイント |
- セブンイレブン、Amazonで2.0%還元
- スターバックスカードへのチャージで5.5%還元
- 40歳以降は申込不可
- カードのランクアップなし
JCB CARD Wは、18~39歳入会限定のクレジットカードです。39歳までにカード発行をしていれば、40歳以降も継続して利用できるのもうれしいポイントです。
年会費永年無料でありながら、屈指の高還元率を謳っており、JCBカードラインナップと比較するといつでもポイント2倍(1.0%)の特典を得られます。
ナンバーレスが苦手な方のために、番号なし・裏面番号ありから選べるのも、JCB CARD Wの特徴です。
盗み見防止や高いセキュリティ性を求めている方は番号なしのナンバーレスを、ネットショッピングで番号を見ながら買い物がしたい方は裏面に番号が記載されているタイプがおすすめです。カード券面には番号や有効期限が記載されていないので、安全対策もしっかりしています。
セブンイレブン、Amazonでは2.0%還元がJCB CARD Wの魅力で、特にAmazon利用者が発行することが多いカードでも有名です。そのほかパートナー店の利用でもポイントアップが期待でき、最大21倍ものポイントが獲得できます。ただし、事前にポイントアップ登録が必要になるので注意してください。
貯めたポイントは、Oki Dokiポイントとして1ポイント=3.5円分で利用できたり、キャッシュバックやスターバックスカードチャージができたりなどの使いみちがあります。
もちろん、セキュリティを守るための不正検知システム(24時間365日体制)・本人認証サービス(3Dセキュア)・カード紛失/盗難補償なども付いてきます。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
通常ポイント還元率も1.0%と高く、楽天市場や楽天トラベルなど楽天関連サービスで更に還元率がアップするのが特徴。11年連続顧客満足度調査No.1に輝いた人気と実力を併せ持つカード。
- 通常のポイント還元率が1.0%
- セキュリティ対策が万全
- 楽天市場で3%還元
- ETCカードは年会費がかかる
楽天カードは、通常のポイント還元率が1.0%のクレジットカードです。年会費永年無料でありながらこの還元率は高く、さらに対応している国際ブランドもVisa・Mastercard・JCB・アメックスから選択できるのも特徴です。
付帯機能やサービス・保険も充実しているため、1枚持っていると非常に役に立つでしょう。楽天市場を利用する方であればポイント3倍になるため、必須のカードです。
また、使いすぎてしまったときのために、ボーナス払い・分割払い・リボ払い・キャッシングの4つのサービスを兼ね備えているのも特徴です。キャッシングサービスに関しては、利用可能枠の申込が必要になりますが、準備しておくといざというときに助かります。
もちろん、安心安全にクレジットカードを利用するためのセキュリティ対策や海外旅行トラブルサポートも充実しています。
セキュリティ対策では、不正使用の早期発見や使いすぎ防止に役立つカード利用のお知らせメールや不正検知システム、本人認証サービス(3Dセキュア)などが付いており、万が一カードの紛失・盗難に遭ったときのための補償も可能です。
一方で、海外旅行トラブルサポートは、海外旅行に関する損害保険や緊急サービス、紛失・盗難対応などがあります。旅行にうれしい優待サービスも利用できるため、海外旅行が好きな方は安心でしょう。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクト
カードの特徴
イオンで還元率が2倍になり、毎月20日と30日はイオンのショッピングが5%割引となるお得なカード。キャッシュカード機能付きで全国に約55,000台あるATMが手数料無料になる特典も。
- イオン銀行の金利最大0.1%
- WAONチャージでポイント還元
- 20日と30日はイオンのショッピングが5%割引
- キャッシュはイオン銀行のみ
- 通常のポイント還元率は0.5%
イオンカードセレクトには、クレジット・WAON・キャッシュの3つの機能が搭載されています。買い物もポイ活も、1枚持っていればそれぞれの機能を活用できるため、非常に便利なクレジットカードです。
年会費も永年無料ですし、年間50万円利用の条件クリアでゴールドカードへの切り替えも可能。
通常のポイント還元率は0.5%と平均的ですが、ポイント2倍になるイオングループ対象店の多さや、イオン銀行からWAONへのチャージでも0.5%がポイント還元されるため、決済時のポイントと合わせると1.0%還元となります。
イオンカードセレクトは他にもあるイオンカードに比べてポイ活がしやすい1枚です。
対応している国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBの3つです。イオンマークのあるお店ならいつでもポイントが2倍になるサービスもあり、毎月15日・20日・30日には「G.G感謝デー」や「お客さま感謝デー」などでは5%オフで買い物が出来ます。
さらに毎月10日には「Wポイントデー」と題して、クレジットカード払いをするとWAONポイントが2倍になる特典もあります。3つの機能が使えるだけでなく、ポイントが貯まりやすいのは、イオンカードセレクトの一番のメリットといえるでしょう。
もちろん、本人認証サービス(3Dセキュア)やワンタイムパスワード認証、無料セキュリティソフトなど安心安全に利用できるセキュリティ対策も充実しています。そのほか、割引や会員限定サービスとして保険やイオンワールドデスクが利用できるのもうれしいポイントです。
リクルートカード
リクルートカード
カードの特徴
通常ポイント還元率が1.2%と他社のクレジットカードと比較しても高還元率。ホットペッパーなど、各種リクルートの運営するサービスでお得なクレジットカード
発行会社 | リクルートホールディングス | ポイント還元率 | 1.2% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | リクルートポイント |
- ポイント還元率が驚異の1.2%
- 旅行傷害保険が自動付帯
- ホットペッパー系の予約利用で3.2%還元
- ポイントアップ店舗が少ない
リクルートカードは、年会費永年無料でありながら、1.2%の高還元率を誇るクレジットカードです。どこで利用しても高還元率でポイントが貯まるので、普段使いとしてはもちろんのこと、公共料金や携帯電話の支払いなど幅広く利用できます。
また、Visa、Mastercardを選択すれば電子マネー「楽天Edy」「モバイルSuica」「SMARTICOCA」へチャージしてもポイントが1.2%になるうれしいサービスもあります。
電子マネーチャージは月間3万円までのポイント付与になるため、たくさんSuicaを利用する方には向きません。とはいえ、ポイント&電子マネーチャージが1.2%の還元率になるのは大きなメリットです。
そのうえポイントの2重取りができたり、貯めたポイントは旅行や美容に利用できたりするなど、特典・サービスも充実しています。とくにリクルート提携先では有利になるので、賢く利用してどんどんポイントを貯める&活用しましょう。
ちなみに、ポンパレモールの還元率は3.0%、リクルートカードで決済すると、4.2%の還元が得られます。さらに、じゃらんの還元率2.0%+リクルートカード決済で3.2%還元される仕組みになっています。
もちろん、旅行傷害保険やショッピング保険といった付帯保険が付いているのもポイントです。旅行傷害保険に関しては、国内・海外どちらも自動付帯(海外最高2,000万円・国内最高1,000万円)されるので安心です。
PayPayカード
PayPayカード
カードの特徴
Yahoo!のネット通販で還元率が3.0%にアップするカード。申し込み&審査で最短5分で使える。PayPay(残高)チャージ可能
- PayPayアプリの残高チャージできる唯一のクレカ
- PayPayステップ条件達成で基本の還元率1.5%
- 他社決済アプリへのチャージも1.0%還元
- 旅行保険無し
- PayPayユーザーに有利
PayPayカードとは、通常のポイント還元率が1.0%のおトクなクレジットカードです。PayPayポイントが貯まるので、普段からPayPayで決済をしている方に適しており、200円ごとに1%ポイントが付与されます。
また、PayPayアプリに登録し、PayPayステップ条件(200円以上30回&10万円以上利用)を満たすと還元率が通常の1.0%に加え、条件達成特典の0.5%で合計1.5%が付与されます。
ゴールドカードにすると、PayPayアプリ登録だけで0.5%還元率がアップするため、合計2.0%の還元率となります。ポイントは、家族カードを発行した場合も同様になります。
もちろん、PayPayカードのメリットはそれだけではありません。PayPayのチャージ不要で買い物ができたり、最短5分でカード発行が可能だったり、カード番号レスでセキュリティも安心です。
「クレジットカードを作りたいけれど、発行まで待てない」という方には、PayPayカードは使いやすいカードでしょう。使いすぎを防ぐ予算設定やカード利用時のお知らせ、本人認証サービス(3Dセキュア)が付いているのも魅力的です。
ラグジュアリーカード
LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)
カードの特徴
最高のステータス性を誇るカード。カード自体がチタンや24金の金属でできており、人前で使いたくなるかっこいいカードを求める方におすすめです。
発行会社 | Black Card I株式会社 | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 55,000円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1.2億円 国内旅行傷害保険最高1億円 カード不正使⽤被害補償 ショッピングガーディアン保険 |
Apple Pay | 対応 | 電子マネー | - |
- 最上級のステータス性
- 国内旅行傷害保険最高1億円
- いつでも連絡可能なコンシェルジュ
- 年会費が高い
ラグジュアリーカードチタンは、スタイリッシュかつ優雅な上位ランクのクレジットカードです。国際ブランドはMastercardの最上位ステータスとして、「ワールドエリートMastercard」と言われる他にはない魅力的な特典・サービスが付いています。
また、上位ランクのクレジットカードらしく、デザイン性に優れているのも魅力的です。1枚ずつ丁寧に削り出されたロゴやエッジの加工まで、とことんまでこだわって作られているのがひと目見てわかります。金属製でできているのも大きなポイントでしょう。
もちろん、魅力はステータス性の高さやデザインだけではありません。カード券面には一切カード番号や有効期限を記載しておらず、セキュリティ対策も万全です。
ほかにも、国内・海外旅行保険やショッピング保険の付帯、万が一カードを不正使用された場合の補償まで幅広く対応してくれて、旅行保険に関しては海外旅行最高1.2億円、国内旅行最高1億円と非常に高い補償額となっています。
さらに、ポイント還元率はいつでも1.0%で電子マネーチャージ時も還元率は変わりません。貯まったポイントはキャッシュバックやギフト券などに交換でき、毎月の支払いに充てることも可能です。
ポイントの交換先もJAL・ハワイアン航空・ユナイテッド航空など多彩なので、楽しく貯められるのもうれしいでしょう。とくに旅行が好きな方におすすめのクレジットカードといえます。
P-one カード<Standard>
P-one<standard>
カードの特徴
クレジットカードのポイント交換が面倒という人でも、利用金額から自動的に1%割引を適用してくれる便利なカード。ファミマTカードでもお馴染みのポケットカードが発行している
- いつでも1%自動でキャッシュバック
- 年会費永年無料
- 面倒なポイント管理不要
- 付帯保険がない
P-oneカードは、ポケットカード株式会社が発行しているクレジットカードです。ほかのクレジットカードに比べると知名度は高くありませんが、年会費永年無料・ポイント還元率が最大1.0%といったうれしいメリットがあります。
また、ポケットカード株式会社はファミリーマートが親会社になるため、安心して利用できるのもうれしいでしょう。
利用するたびに「自動的に1%オフ」が最大の特徴で、割引の上限はなく、公共料金や携帯料金なども請求時に自動で1%オフされるため、使えば使うほど非常におトクな1枚と言えます。
それ以外にも、レンタカーやパッケージツアーの割引、ポケットモールでのボーナスポイントなどもあります。
ポケットモールには楽天市場・Yahoo!ショッピング・ヤフオク!・じゃらんなど、有名なお店が多数揃っているので、ポイントが貯まりやすいのもメリットです。とくにネットショッピングをする方は、P-oneカード<Standard>を持っていると便利でしょう。
一方で、一般のクレジットカードに比べるとマイナスな点もいくつか見受けられます。たとえば、家族会員・ETCカードが有料になったり、100円未満が切り捨てになったりするなどです。ひと月の合計利用金額に対してポイントが付与されるので、せっかく貯まったポイントも端数が無駄になってしまうでしょう。
付帯保険もありませんから、メインカードとして利用するよりもサブカードとして利用した方がお得です。
クレジットカードを1枚持ちにするメリット
クレジットカードを1枚に絞るメリットは、支払管理のしやすさだけでなく、コストが抑えられたり、ポイントの分散を防いだり、ランクアップしやすくなったりなどが挙げられます。
なかには、ポイントを貯めたい理由で複数のクレジットカードを持つ方もいると思いますが、むしろ1枚に絞った方がポイ活しやすくなるわけです。
ここでは、それぞれのメリットについて説明します。
支払管理がしやすくなる
一番のメリットともいえるのが「支払管理のしやすさ」です。複数のクレジットカードを持っていると、どうしても利用明細も増えるため、管理が難しくなってしまいます。支払日もそれぞれ異なるため、いつ支払ったのかも混乱しやすいでしょう。
1枚に絞るとそれが防げるので、会計管理も容易になり煩わしさも軽減します。
コストを抑えられる
コストとは、入会金・年会費(追加カード含む)などが挙げられます。利用しているクレジットカードがすべて年会費永年無料であれば、とくに気にする必要はありませんが、初年度無料・実質無料・有料のものを利用している方は、当然コストがかかってしまいます。
1枚に絞ることで複、数枚分のコストを抑えられるので、年会費で余計なお金を支払う必要がないでしょう。年会費永年無料ならとくにお得です。
ポイントの分散を防ぐ
ポイントを貯めるために複数のクレジットカードを持っている方は、1枚に絞ることで、むしろポイントの分散を防げます。また、ポイントも貯まりやすくなるので、効率よくポイ活ができるのもうれしいポイントです。
家族カードを発行すれば家族分のポイントも集約でき、どんどん貯められるでしょう。現在のポイントが確認しやすいのも、1枚に絞るメリットです。
盗難リスクを防ぐ
利用頻度の低いクレジットカードは、どうしても紛失・盗難のリスクに遭いやすくなります。場合によっては、トラブルに気づきにくくなる可能性もあるため、複数のクレジットカードを持つのは非常に大変です。
1枚なら万が一紛失・盗難に遭ってもすぐに対応でき、利用頻度が低くなることもありません。
ランクアップしやすい
1枚のクレジットカードでやりくりすることになるため、利用実績が積みやすくランクアップする確率がグンとアップします。また、個人の信用度も上がるので、招待されやすくなるのも大きなポイントです。
インビテーションを受けやすくなるのは、1枚持ちの特権であり魅力になります。将来的にステータスの高いクレジットカードを持ちたい方にも最適でしょう。
クレジットカードを1枚持ちにするデメリット
一方で、デメリットも存在します。
たとえば、一部の加盟店でしか利用できなかったり、予備で使えるクレジットカードがなくなったり、1枚の特典・サービスしか受けられないなどが挙げられます。複数枚持っていると、万が一トラブルに遭った場合でもほかのカードで支払えます。
しかし1枚しか持っていないと、当然支払いができません。そういったことを懸念して、複数枚持つ方が多いのでしょう。
ここでは、それぞれの理由について詳しく説明します。
加盟店が限られる
クレジットカードは、対応している加盟店でしか支払いができません。要するに、Visa対応のお店なら、それ以外の国際ブランドは使えないということです。
日本には対応しているお店がたくさんありますが、海外になると限られてきます。旅行や出張で海外に行く機会が多い方は、1枚しか持っていないとデメリットになってしまうでしょう。
より加盟店が多いVisa・Mastercardなら、比較的どのお店でも支払可能です。
万が一のときに支払えない
紛失・盗難が遭った場合も、1枚しか持っていないと支払いができなくなってしまいます。また再発行にも通常1~2週間かかると言われているため、その間はクレジットカードが使えない状態です。現金払いに対応していないお店だと、当然買い物ができなくなってしまうでしょう。
複数枚持たなくても、万が一のときに備えて2、3枚は持っていたほうが安心です。
1枚の特典・サービスのみ
クレジットカードによって、付帯している特典・サービスが異なります。1枚しか持っていないと、どうしても受けられる特典・サービスが限定されるため、不便に感じるでしょう。
1枚だけに絞りたい方は、特典・サービスが充実していることと万能的に使えることが重要です。
クレジットカード究極の1枚をお得に使う活用術
せっかく究極の1枚を選ぶなら、お得に使いたいところです。効率よくポイントを貯めたり、ポイントの有効期限を確認したりするなど、賢く活用しましょう。
ここでは、お得に使うための活用術について説明します。
ショッピングで利用する
普段の買い物は、なるべくクレジットカードを使うようにするとよいでしょう。というのも、クレジットカード払いにすることで、どんどんポイントが付与されるからです。
どのくらいのポイントが付与されるかは、クレジットカードによって異なりますが、高還元率なら1回にもらえるポイントが多いため、たとえば1.0%なら毎月1,550ポイント貯まることになります。年間で考えると、2万ポイント近くが付与されます。
さらにポイントアップサイトがあれば、2倍にも3倍にもなるでしょう。現金払いにしか対応していないお店もありますが、クレジットカード払いができるところなら積極的に活用してみてください。
光熱費・固定費を支払う
買い物はもちろんのこと、光熱費や固定費をクレジットカード払いにするのもおすすめです。光熱費とは、毎日使う電気代・ガス代・水道代になります。
一方で固定費とは、携帯料金やサブスクリプションです。どちらも毎月発生するものなので、クレジットカード払いにしておくとポイントが貯まりやすくなるでしょう。
たとえば電気代9,000円、ガス代4,000円、携帯料金が6,000円だったとします。ポイント還元率が1,0%なら、それぞれ90ポイント・40ポイント・60ポイントになるため、合計190ポイント獲得できます。
さらに1万円以上のサブスクリプションを利用していれば、100ポイントがもらえるでしょう。最近はサブスクリプションを利用している方も増えているので、せっかくならクレジットカード払いにしてポイント獲得に貢献してみてください。
ポイントの有効期限を確認する
クレジットカードのなかには、ポイントに有効期限があるものが存在します。意外にも知らない方が多く、気づかないうちにポイントが失効している方は少なくありません。
せっかく貯めたポイントを無駄にしないためにも、かならず有効期限を確認し、期限内に使うようにしてください。使いみちがわからない方は、ギフトカードに交換すると効率よくポイントを利用できます。
クレジットカードを作るときに、どのようなものとポイント交換できるかも確認しておくと安心でしょう。
2重取りを利用する
最近は、2重取り・3重取りができるクレジットカードが増えています。究極の1枚をお得に活用するなら、ここも大きなポイントです。
主な2重取りは、バーコード決済が挙げられます。わかりやすいのが「楽天カード」です。クレジットカード+楽天ペイのポイントが付与されるので、2つのポイントが獲得できる=2重取りができるというわけです。
さらに楽天カードからキャッシュをチャージした場合も0.5%のポイント還元率で合計1.5%の獲得できることになります。
究極の1枚には年会費条件無料のゴールドカードがおすすめ
究極の1枚を選ぶなら、ステータス性の高い三井住友カードゴールド(NL)やSAISON GOLD Premiumがおすすめです。
三井住友カードゴールド(NL)は、通常カードにゴールドサービスがプラスされたもので、年会費が無料になるには条件をクリアする必要がありますが、ポイント還元率や普段使いしやすい点は非常に大きなメリットになります。
また、付帯保険も充実しているので、まさに究極の1枚といえるでしょう。
一方で、一般カードでは3人に1人は所持していると言われている「楽天カード」は高還元で、街でのお買い物で楽天ポイントが貯まるお店が全国500万店舗と多いため指示されるだけの理由があります。
一般カードでもっセキュリティ性が高く、コンビニやマクドナルドなどのポイント還元は突出したい方は「三菱UFJカード」は付帯保険も手厚いのでおすすめできます。
もちろん、ほかにも魅力的なクレジットカードはたくさん存在します。ぜひ、自身の条件に合った究極の1枚を見つけてみてください。