クレジットカードを申し込む際には本人確認書類(身分証明書)の提出が必要不可欠です。これは学生の方の場合も同様で、本人確認書類がなければクレジットカードを申し込む事はできません。
では、学生の場合は学生証をクレジットカードの本人確認書類として使えるのでしょうか。
今回は学生がクレジットカードを申し込む際の学生証の扱いや注意点、おすすめの学生向けクレジットカードについて詳しくご紹介します。
目次
学生証は身分証明書ではない?
学生証とは学校が学生に対して発行する在学証明書の事で、学校以外でも学生割引の適用を受ける際などにも提出を求められます。
大学の学生証の中には電子マネー機能の付いたものや、クレジットカード機能が付いたものもあり、ひと口に学生証と言ってもその種類は様々です。
昔は国立大学の学生証であれば公的な身分証明書として使える事がありましたが、現在では身分証明書としては不十分とされています。
クレジットカードの申し込みには本人確認書類が必要
クレジットカードを申し込む際は学生・社会人を問わず本人確認書類(身分証明書)の提出が求められます。
これは犯罪収益移転防止法に基づき義務付けられているのでどのカード会社でも同じで、本人確認書類の提出なくカードを作る事はできません。
カード会社によって若干異なる部分はありますが、本人確認書類としては有効期限内の運転免許証・パスポート・健康保険証・住民票の写し・個人番号カード(マイナンバーカード)などを用いるのが一般的です。これらの書類は1点の提出で本人確認書類として認められます。
インターネット申し込みの場合はスマホのカメラで撮影した画像を送信し、郵送の場合はコピーを取ってカード会社に送りましょう。
本人確認書類に記載されている住所と現住所が異なる場合は、併せてもう一点、公共料金(ガス・水道・電気・NHK)の領収書や、税金の納税証明書など現住所が確認できる補助書類を提出する必要があります。
学生証だけでは本人確認書類として認められない
前述の通り、学生証のみの提出ではカードを申し込む事はできません。
学生専用クレジットカードの申し込みで学生証を提出する場合も、併せて運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を提出する必要があります。
学生のうちにクレジットカードを作るメリット
社会人になると年収や勤務先がカード審査に影響してくるので審査落ちする事も増えてきますが、学生のうちは比較的審査が易しいとされています。
これは、将来の優良顧客になる可能性がある若者を囲み込みたいというカード会社の意図と、延滞などを起こされても親から回収できる見込みがあるためで、学生のうちにカードを作って良い利用履歴(クレヒス)を積んでおけば、将来のカード審査でも有利になるというメリットがあります。
学生専用クレジットカードの申し込みには学生証の提出が必要
学生専用クレジットカードを申し込む場合は、運転免許証などの本人確認書類に加えて学生証の提出を求められます。
これは学生ではない人が学生専用カードを申し込むのを防ぐためで、カード申し込みの際には学生証を忘れずに用意しておきましょう。
学校名や卒業予定年月の入力が求められる場合も
カードの申し込み時には住所や連絡先など様々な情報を入力(記入)する必要がありますが、学生専用カードを申し込む場合は学校名や学年、卒業予定年月を入力するケースもあります。
一流大学だとカード審査に通りやすくなる?
名の通った一流大学に在籍しているとカード審査に通りやすいのでは?という声も耳にしますが、カード審査で大学の名前が影響する事はありません。
あくまでも学生である事を確認するだけなのでどんな学校でも問題なく申し込む事ができます。
学生証を無くしてしまった場合はどうなる?
毎日持ち歩いているうちに学生証を無くした(紛失した)場合はどうすれば良いのでしょうか。
学生証の紛失に気付いたら学生ローンの借入れなどに悪用されるのを防ぐため、早急に警察へと届け出ましょう。
その後、学校へ再発行の手続きを取れば学生証を再発行できます。
学生証を再発行する際には警察の届出受理番号を尋ねられる場合があるので控えは大切に保管しておきましょう。
学生専用カードに申し込めない「学生」も
学生専用のクレジットカードといっても、どんな「学生」でも申し込める訳ではありません。
基本的にカードが作れるのは18歳以上の方で、高校生の間は申し込み不可能です。
大学生や短大生であればほとんどの場合カードを作る事ができますが、専門学校生の場合は事情が少し異なります。
例えば、三井住友カード(学生)の場合、研究生や聴講生・科目履修生・語学学校生・予備学校生・人加校以外の専門学校生は学生としてカードを申し込めないため注意が必要です。
18歳から親権者の同意なしで申し込みが可能に
20歳が成人年齢だった時には、18歳、19歳は親権者の同意が必須でした。
しかし、2022年4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられた影響で、18歳から親権者の同意なしでクレジットカードを申し込めるようになりました。
学生におすすめのクレジットカード
学生専用のクレジットカードはポイント還元率や年会費が優遇されているため、一般向けのカードを申し込むよりもお得です。
三井住友カード
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
発行会社は三井住友カード株式会社で、優れたブランド力が魅力のクレジットカードです。セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
200円(税込)につき1ポイントが付与されるので、還元率は0.5%となっています。
ポイントの貯めやすさに関しても、「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで数倍お得な還元率になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
ポイント還元率の高いカードとしても評判の楽天カードは、年会費永年無料で学生でも作れるカードです。
通常ポイント還元率は1.0%、楽天市場や楽天トラベルなど楽天のサービスで高還元率となるのが特徴で、例えば楽天市場なら最大3倍のポイントが貯まるので実質的にポイント還元率もアップします。(※特典進呈には上限や条件があります)
楽天EdyやApple Payにも対応、カードで貯めたポイントは1ポイント1円として楽天EdyへのチャージやANAマイルへの交換、出光や大丸など街のお店でも利用可能。
最高2,000万円補償の海外旅行保険も利用付帯となり、国際ブランドもVisa・Mastercard・JCB・AMEXの4種類から選べるので国内でも海外でも使いやすいカードです。