ANA Payは、ANAマイレージクラブアプリで使える、200円ごとに1マイルたまるスマホ決済サービスです。
クレジットカードからANA Payへのチャージは、ポイントの二重取りが可能な魅力的な方法です。しかし、すべてのクレジットカードがANA Payチャージに適しているわけではありません。
チャージ時にポイントやマイルが獲得できるクレジットカードは限られるため、利用できるクレカを紹介していきます。
本記事では、ANA Payチャージに最適なクレジットカードの特徴やおすすめのカードを紹介します。
- 日常利用でマイルが貯まる!買い物やサービス利用を通じて、効率よくANAマイルを獲得可能
- iD加盟店やVisaタッチ決済加盟店でも利用でき、Android・iPhone両方で使える
- キャッシュレス派に!スマートフォンだけで決済でき、現金不要で利便性が高い
- 利用できる店舗が限定的…Smart Code対応の店舗が少なく、特に地方では利用範囲が狭い
- 1マイル=1円の換算率で、特典航空券交換と比較すると価値が下がってしまう
目次
ANA Payの基本情報とメリット
ANA Payは、ANAマイレージクラブ会員向けのモバイル決済サービスです。
普段の買い物や支払いを通じて効率的にANAマイルをためることができます。使える場所は下記の通りです。
ANA Payが利用できる場所
・全国のSmart Code対応加盟店
・Visa対応のオンラインショップ
ショップでのタッチ決済やコード決済、オンラインショッピングにも対応し、幅広いシーンで利用可能。ANA Payキャッシュとマイルの2つの口座を使い分けることで、より柔軟な支払いが可能になります。
ANAカードでチャージすると最大11マイルが貯まる
ANA Payにチャージする際の還元率は、ANAカードのランクによって異なります。
以下はカードランクと1,000円あたりの獲得マイル数です。
カードランク | 1,000円あたりの獲得マイル数 |
---|---|
ANAカード 一般 | 1マイル |
ANAカード ゴールド | 6マイル |
ANAカード プレミアム | 11マイル |
ANAカードを利用してANA Payにチャージすると、1,000円ごとに最大11マイルがたまります。
クレカチャージとANA Pay決済でマイルが二重取りできる
ANAカードから「チャージした際のマイル還元」とは別に、「チャージした残高をANA Payで支払い」すると、さらに200円ごとに1マイル(0.5%還元)が加算されます。
10,000円利用の場合
・支払い時に50マイル獲得
・合計160マイル獲得
通常のクレジットカード利用と比べて、大幅にマイル還元率がアップします。
この仕組みを活用することで、日常的な買い物でもANAマイルを効率よくためることが可能となり、特典航空券の獲得がより身近になります。
ANA Payチャージに使うクレジットカード選びのポイント
ANA Payへのチャージに使用するクレジットカードは、マイルやポイントの獲得効率を大きく左右します。
以下の3つの観点で適切なカードを選びましょう。
ANA Payチャージ還元率と年会費コストのバランス
ANA Payチャージの還元率はランクが上がるごとに増しますが、その分クレカ自体の年会費も上がります。
ゴールドランクになると年会費も15,400円となるため、年間のカード利用額が200万円~300万円程度を超えない方は年会費分のマイルを貯めるのは難しくなります。
まずは、自身の年間カード利用額からカードランクを絞っていきましょう。
チャージ対応の国際ブランドを確認
ANA Payでは、複数のチャージ方法に対応しており、クレジットカードチャージがポピュラーなチャージ方法となります。
チャージ可能なクレジットカードは、VISA・Mastercard・JCB・ダイナースクラブの4大国際ブランドに対応しています。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- ダイナースクラブ
チャージの際は、ANA Payアプリ内で希望のクレジットカードを選択し、1,000円以上1円単位で金額を入力します。複数のカードを登録している場合は、事前に使用したいカードを選択する必要があります。
さらに、Apple Payを利用したチャージも可能で、Appleウォレットに設定済みのANAカードからのチャージでも、マイルが積算されるため便利です。
チャージでポイント付与されるか確認
ANA Payへのチャージは他社クレカも利用できますが、ポイント還元対象外となるクレカが多いです。
ポイント付与 | ポイント対象外と参照元 |
---|---|
PayPayカード Vポイントカード Prime |
JCBカード 三井住友カード 楽天カード dカード au PAY カード リクルートカードなど |
「クレカ → プリペイドカード → ANA Pay」のように、クレジットカードからプリペイドカードへのチャージはポイント還元対象としているカードもあります。
間に「au PAY プリペイドカード」などを挟むとポイントをうまくためることもできます。
ですが、近年では「クレカ → 電子マネーチャージ」「クレカ → プリペイドチャージ」はポイント対象外とする動きが高まっています。バンドルカードも2024年4月から使えなくなっています。
今後を見据えて利用していくなら、ANAカードを発行しておくのが無難です。
セキュリティ・サポートの充実度
ANA Payへチャージ可能なクレジットカードは、本人認証サービス「3Dセキュア2.0認証」に対応している必要があります。
3Dセキュア2.0認証とは
セキュリティが充実しているカードは、安心して利用できるだけでなく、トラブル発生時のサポート体制も整っています。
万が一の際に備え、サポート内容が充実しているカードを選ぶことも忘れないようにしましょう。
ANA Payチャージができるおすすめのクレジットカード
ANA JCB 一般カード | ANA JCB ワイド ゴールドカード | ANA VISAプラチナ プレミアムカード | PayPayカード | Vポイントカード Prime | ANA To Me CARD PASMO JCB | ANA VISA Suicaカード | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード | |||||||
国際ブランド | JCB | JCB | Visa | Visa、Mastercard、JCB | Mastercard | JCB | Visa |
年会費 | 2,200円(初年度無料) | 15,400円 | 88,000円 | 無料 | 1,375円(初年度無料)利用無料 | 2,200円(初年度無料) | 2,200円(初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 0.5% |
ANA Pay還元率 | 0.1% | 0.6% | 1.1% | 1.0% | 1.0%~1.5% | × | × |
3Dセキュア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
特徴 | マイルが貯まりやすく初年度年会費無料 | 旅行傷害保険やボーナスマイルが充実 | 最高の特典と高還元率を誇るANAカード | 高還元率で日常利用に便利なカード | 毎月の利用金額に応じて最大1.5%還元 | PASMO機能とマイル獲得を両立可能 | Suica機能とANAマイルが一体化 |
詳細 |
ANA Payチャージができるおすすめのクレジットカードをピックアップしました。
一見、ANAカードのチャージ還元率が低く感じますが、特典航空券の利用では1マイルあたり3円程度の単価となることが多いです。ゴールドカードなら1.8%還元程度(1,000円で18円相当)と考えても良いでしょう。
飛行機利用が少ないローシーズンを選べば少ないマイル数でチケット交換できるので、1マイル5円相当に換算できることもあります。
以下では各カードの詳細を紹介しています。
ANA JCB 一般カード
ANA JCB カード
カードの特徴
ANA JCB カードは、ANAマイレージクラブの機能はもちろん、搭乗時にはボーナスマイルもたまり、普段のショッピングで貯めたポイントも航空会社のマイルに交換できるマイルを貯めたい方におすすめのカード
発行会社 | ジェーシービー |
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還元率 | 0.5% |
ボーナス マイル |
入会・継続:1,000マイル フライト:10% |
年会費 | 2,200円(税込)初年度無料 |
付帯保険 | 海外:最高1,000万円(自動付帯) 国内航空:最高1,000万円(自動付帯) ※航空機搭乗中、飛行場構内のみ保険適用。家族特約あり 国内・海外航空機遅延保険 ショッピングガード保険(海外):最高100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル |
申し込み条件 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した継続的な収入のある方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費1,100円) |
ANA JCB 一般カードは、ANAマイルを効率よく貯めたい方におすすめのクレジットカードです。
初年度年会費が無料のため、気軽に始められるのが魅力です。さらに、マイル移行手数料が5,500円(税込)と、他のブランド(Visa、Mastercard)に比べて1,100円お得で、コストパフォーマンスに優れています。
また、スター・ウォーズファンにとって特別な特典として、R2-D2やC-3POといった人気キャラクターをデザインしたカードが選べる点も注目です。通常のANAブルーのデザインとは異なるユニークなカードで、持つだけで楽しみが広がります。
1,000円ごとに1ポイント貯まる!コストを抑えてマイルを貯めたい方に
カード利用で貯まるOki Dokiポイントは、1,000円ごとに1ポイントが付与され、5マイルに交換可能。さらに、ANAの国内線および国際線を利用すると、通常のフライトマイルに加えて10%のボーナスマイルが自動的に付与されます。
これにより、日常の買い物やフライト利用を通じて、効率よくマイルを貯めることが可能です。加えて、旅行や出張の多い方には安心の旅行保険も付帯されており、サポート体制も充実しています。
ANA JCB 一般カードは、コストを抑えつつマイルを貯めたい方や、特別なデザインカードを楽しみたい方に最適な一枚です。
ANA JCB ワイド ゴールドカード
ANA JCB ワイド ゴールドカード
カードの特徴
海外・国内の旅行傷害保険が付き、フライトや提携店でのショッピング利用で100円毎に1マイル付与。エコノミー利用時もビジネスクラス専用カウンターでチェックイン可能。マイル移行手数料無料。搭乗ボーナスマイル25%還元
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5% |
ボーナスマイル | 入会・継続:2,000マイル フライト:25% |
年会費 | 15,400円(税込) |
付帯保険 | 海外:最大1億円(自動付帯) 国内:最大5,000万円(自動付帯) 国内航空:最大5,000万円 ショッピング保険:最高500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Oki Dokiポイント |
入会資格 | 20歳以上で、ご本人様に安定継続収入のある方(学生不可) |
追加カード | 家族カード 年会費4,400円 ETCカード 年会費無料 |
ANA JCB ワイド ゴールドカードは、ANAマイレージクラブとJCBが提携したゴールドカードで、ANAマイルを効率よく貯めたい方に最適な選択肢に。
年会費は15,400円(税込)とやや高めですが、その価値に見合う充実した特典が魅力です。
入会時と毎年のカード継続時に、それぞれ2,000マイルのボーナスマイルがプレゼントされるため、カード利用以外でも確実にマイルを積み重ねることができます。これにより、特典航空券の獲得に近づきやすく、旅行好きな方には特にうれしいメリットです。
iDでの支払いもマイルを獲得!旅行好きの方におすすめの一枚
ANA JCB ワイド ゴールドカードには便利な電子マネー「iD」が標準搭載されており、iDでの支払いもマイル獲得の対象となるため、普段の買い物でも効率よくマイルを貯めることが可能です。
加えて、旅行や出張時に役立つ空港ラウンジサービスや充実した旅行保険も付帯、ANAグループでのカード利用でボーナスマイルが付与されるなど、快適で安心な旅をサポートします。
ANA JCB ワイド ゴールドカードは、頻繁に旅行する方や日常的にANAマイルを貯めたい方にとって、非常に魅力的なカードといえるでしょう。
ANA VISAプラチナ プレミアムカード
ANA VISAプラチナ プレミアムカード
カードの特徴
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは、ANAの最上級ステータスを目指す方に最適なクレジットカードです。入会・継続でボーナスマイルが獲得でき、ショッピング利用でも効率的にマイルを貯められます。空港ラウンジサービスやコンシェルジュ、旅行保険など充実した特典を提供。さらに、ANAグループでの利用で優待特典が受けられ、充実した旅をサポートします。
発行会社 | 三井住友カード |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 88,000円 |
付帯保険 | 海外:1億円 国内:1億円 ショッピング保険:国内外500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、iD、楽天Edy |
ポイント | Vポイント |
申し込み対象 | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
追加カード | ETC・家族 |
ANA VISAプラチナプレミアムカードは、ANAマイルを効率的に貯めたい旅行愛好家に高い人気を誇るハイステータスのクレジットカードです。
カード利用では1ポイントにつき3マイル(還元率1.5%)を獲得でき、さらにマイル移行手数料は無料のため、コストを気にせず効率よくマイルを貯められます。
ANAグループ便への搭乗時には、通常のフライトマイルに加え、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%」のボーナスマイルが付与されます。
たとえば1,000マイルのフライトで追加500マイルを獲得できるため、旅行や出張を重ねるほどマイル収集が加速します。
最高1億円の旅行傷害保険付帯!旅のクオリティを格上げしてくれる一枚
入会時および毎年のカード継続時には、10,000マイルのボーナスマイルがプレゼントされ、特典航空券への道をより近づけます。
また、付帯される旅行傷害保険は最高1億円、ショッピング保険は国内外500万円ずつと充実しており、安心して旅を楽しむことが可能です。
空港ラウンジサービスも利用でき、国内外で快適な空の旅をサポート。これらの特典は、特に頻繁にANAを利用する方やマイルを最大限活用したい方にとって非常に魅力的です。
ANA VISAプラチナプレミアムカードは、単なる支払い手段ではなく、旅の体験そのものを格上げしてくれる一枚といえるでしょう。
PayPayカード
PayPayカード
カードの特徴
Yahoo!のネット通販で還元率が3.0%にアップするカード。PayPayアプリに(残高)チャージ可能の唯一のクレジットカード。PayPayステップ条件を満たすとポイント還元率が1.5%にアップ。(1ヶ月に200円以上の決済30回以上・且つ決済金額10万円以上)
発行会社 | PayPayカード株式会社 |
---|---|
還元率 | 1.0% PayPayステップ条件達成で最大1.5% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | なし |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、PayPay |
ポイント | PayPayポイント |
クレカ積立 | PayPay証券 |
申し込み条件 | 日本国内在住の満18歳以上(高校生除く) で本人または配偶者に安定した継続収入がある方 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
PayPayカードは基本のポイント還元率が1.0%と高く、Yahoo!ショッピングの利用でポイントが付与されるなどの特典があります。
決済アプリとして最も利用されているPayPayに唯一紐づけ可能なクレジットカードとして利用できるのもメリットです。
他の交通系アプリもポイント付与
PayPayカードはANA Pay含め、Suicaへのチャージでもポイントが1.0%付与されます。
PayPay残高チャージ、ソフトバンク通信料などの自社サービスや、nanacoクレジットチャージなどはポイント対象外なので注意しましょう。
年会費も無料のクレカなので、PayPay利用者であれば発行を検討しても良いでしょう。
Vポイントカード Prime
Vポイントカード Prime
カードの特徴
日曜日に利用することで還元率が1.5%に上昇する。リボ払いの利用では2.0%還元。年に1回でも利用があれば翌年年会費無料なので実質無料で利用可能。
発行会社 | CCCライフパートナーズ株式会社 |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 1,375円(年1回以上利用で翌年度無料) |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) 国内:最高1,000万円(利用付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Vポイント |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生、海外在住の方は不可) |
追加カード | ETCカード(年会費無料) |
Vポイントカード Primeは、高還元率と実質的に年会費無料となる為、便利なクレジットカードです。
年会費は初年度無料、次年以降は1,375円(消費税込)が必要ですが、年1回以上の利用で翌年度も無料となるため、実質的に無料で利用できます。
週末に出かけがちな方に!毎週日曜日限定の特典でポイントを効率よく貯める
Vポイントカード Primeは特定の曜日に還元率が上がる特徴があり、毎週日曜日に利用すれば通常の1.0%還元率から1.5%にアップします。ANA Payにもこれは適用されるのが最大のメリットです。
さらに、リボ払いを利用すると還元率が2.0%にアップし、Vポイント提携店でのカード利用でも1.0%のポイントが付与されます。
Vポイントカード Primeは、日常的な購物やサービス利用で高いポイント還元を得られる、使い勝手のよいカードといえるでしょう。
ANA To Me CARD PASMO JCB
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)
カードの特徴
「To Me CARD PASMO」と「ANAカード」の機能が1つになってソラからチカまでを1枚にまとめたクレジットカード。付帯保険はANAカードの旅行傷害保険が付く
発行会社 | ジェーシービー |
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還元率 | 0.5% |
ボーナス マイル |
入会・継続:1,000マイル フライト:10% |
年会費 | 初年度無料、翌年度以降2,200円(税込) |
付帯保険 | 国内:最高1,000万円(自動付帯) 海外:最高1,000万円(自動付帯) ショッピング保険:100万円(海外) |
スマホ決済 | PASMO、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | OkiDokiポイント、ANAマイル、メトロポイント |
申し込み条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費1,100円) |
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、JCBカードのOki DokiポイントがたまるANA提携カードのため、ANA Payチャージのポイント付与はありません。
ですが、陸でANAマイルとメトロポイントを効率的に貯められるサブカードとして優秀です。
初年度は年会費無料で使用でき、PASMO機能付きのソラチカカードとして、日々の東京メトロ利用でメトロポイントが貯まります。
その貯まったメトロポイントは、100ポイントを90ANAマイルに交換できる高還元率が大きな魅力です。
通勤・通学でPASMOを使うならこれ!ポイントもマイルも貯まる一枚
日常的な買い物においては、JCBのOki Dokiポイントが貯まり、ANAの搭乗でもマイルを獲得可能です。これらの3種類のポイントは相互に交換可能で、マイルを効率的に貯めることができます。
特に10マイルコースを選択すると、Oki Dokiポイント1ポイントを10マイルに交換可能で、ポイントを便利にマイルに変換できます。
さらに、PASMOのオートチャージ機能を搭載し、東京メトロの乗車(定期券区間以外)でポイントが貯まるため、日常の交通使用でもマイルを続けて貯められます。
ANA To Me CARD PASMO JCBは、特に東京メトロを頻繁に利用するANAマイラーにとって、日常使いと旅行使いを共に支えてくれる魅力的な一枚です。
ANA VISA Suicaカード
ANA Visa Suicaカード
カードの特徴
ANA Visa 一般カードはフライトでボーナスマイルがたまり、ショッピングで貯めたカードのポイントをマイルに交換できるクレジットカード
発行会社 | 三井住友カード |
---|---|
還元率 | 0.5% |
ボーナスマイル | 入会・継続:1,000マイル フライト:10% |
年会費 | 2,200円(税込) 初年度無料 |
付帯保険 | 国内:最高1,000万円(自動付帯) 海外:最高1,000万円(自動付帯) ショッピング保険:最高100万円 |
スマホ決済 | iD、Suica、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Vポイント |
入会資格 | 満18歳以上の方(高校生を除く) |
追加カード | ETCカード 年会費無料 家族カードなし |
ANA VISA Suicaカードは、ANAマイルの積立とSuica機能を一体化した、とても便利なクレジットカードです。
こちらもVポイントがたまる三井住友カード発行のためANA Payチャージのポイント付与対象外です。
ですが、ANAカードとSuica機能が統合されているため、日常的な交通手段やショッピングでSuicaを使いながら、同時にANAマイルをためられるのが大きな魅力です。
貯めたVポイントをマイルやSuicaに!ライフスタイルに合わせて活用できる
カード利用で貯まるVポイントは、ANAマイレージクラブのマイルやSuicaへの移行が可能です。
貯めたポイントを自分のライフスタイルに合わせて活用でき、ANAの航空券やSuicaの支払いに最適に対応します。
また、オートチャージ機能も搭載されているため、Suicaの残高が少なくなった際に自動的にチャージされる利点も見送せません。この機能は、日常的にSuicaを使用する人にとって大きなメリットでしょう。
ANA VISA Suicaカードは、交通手段としてSuicaを使用しながら、ANAマイルも仿作的に積みたいと思う方に便利な選択肢です。
ANA Payの登録方法や使い方
ここでは、ANA Payの基本情報と使い方について紹介します。
ANA Payの登録方法
ANA Payの登録方法は、iPhoneとAndroid端末で若干異なりますが、基本的な流れは共通しています。
下記はiPhoneとAndroid端末共通の手順です。
- App StoreまたはGoogle Playストアから「ANAマイレージクラブ」アプリをダウンロード
- 電話番号を入力し、SMSに届いたメールに記載の認証コードを入力する
- 登録したメールアドレスにて本人認証を行う
- 届いたメール上のURLにアクセスもしくはアプリに認証コードを入力する
次のステップ5からは端末でやや異なるため、iPhoneとAndroid別に紹介しましょう。
iPhoneの場合
- メールアドレス認証後「タッチ払いの設定をはじめる」をタップ
- 規約内容をご確認の上「同意する」をタップする
- Appleウォレットへの設定が完了するまでしばらく待つ
- 画面に「iD」と「VISAウェーブ」のアイコンが表示されれば設定完了
Androidの場合
- メールアドレス認証後「Google Payに追加」をタップ
- 「iD」「Visa」のタッチ決済のいずれかを選択
- 画面上に「iD」のアイコンが表示されれば「iD」の設定が完了。「完了」をタップし設定を続ける
- 「続けてVisaタッチを設定する」をタップ
- 画面の案内に沿って進み「VISAウェーブ」のアイコンが表示されれば設定完了
タッチ決済の登録後、Googleウォレットには「iD」と「VISA」の2つのANA Payが表示されます。
ANA Payプリペイドカードが、メインカードに設定されていることを確認してから利用を開始できます。
ANA PayキャッシュとANA Payマイルについて
ANA Payは、ANA PayキャッシュとANA Payマイルの2つに分かれています。
ANA Payキャッシュは、クレジットカードやApple Pay、現金にて、1,000円以上から1円単位でチャージ可能です。
ANAカードでチャージすると、1,000円ごとに最大11マイルが貯まります。さらに、ANA Payキャッシュでの支払い時にも、200円につき1マイルが付与されるためマイル獲得の機会がアップします。
一方、ANA Payマイルは、ANAのマイルから1マイル=1円で移行でき、11円から利用可能。これにより、少額のマイル残高も有効活用できます。
ただし、現時点ではキャッシュとマイルの同時利用はできないため、使い分けが必要ですが、切り替えはアプリ上部の「キャッシュ」「マイル」ボタンで簡単に行えます。
ANA Payで支払う手順
ANA Payでの支払い手順は、利用シーンによって異なります。
ここでは、3つのシーンでの支払い方法を紹介します。
店頭でのタッチ払い
iDマークのある全国のiD加盟店、 もしくはVisaのタッチ決済マークのある世界のVisaのタッチ決済加盟店にて、店頭での買い物にANA Payのタッチ払いを利用できます。
- スマートフォンのApple WalletまたはGoogle Walletを開く
- ANA Payカードを選択
- 端末にスマートフォンをかざして決済する
店頭でのコード払い
Smart CodeのロゴのあるSmart Code対応加盟店にて、店頭での買い物にANA Payのコード払いが利用できます。
- ANAマイレージクラブアプリを開き「Pay」をタップ
- 「コード払い」を選択し「Smart Codeで」とスタッフに伝えて、QRコードまたはバーコードを提示する
オンラインショップでの支払い
事前にチャージした金額分を使えるANA Payのバーチャルプリペイドカードを利用して、オンライン上のVisa加盟店での買い物に利用できます。
- オンラインストアの購入画面で「クレジットカード払い」を選択
- ANA Payホーム画面で、支払口座を確認する
- アプリ右上の「ネット払い」をタップ。端末の認証設定をオンにしている場合、端末の認証が行われる
- オンラインストアの決済画面に、バーチャルプリペイドカードの情報を入力し決済を実行
いずれの方法でも、支払い前にANA Payの残高が十分であることを確認してください。
タッチ払いはiDやVisaのタッチ決済対応店舗で、コード払いはSmart Code対応店舗で利用可能です。
オンラインショップでは、VISAブランドのクレジットカードに対応しているショップで利用できます。
クレジットカードからANA Payへのチャージ方法
ANA Payへのクレジットカードチャージは、簡単かつ便利な方法でANA Payキャッシュに残高を追加できる機能です。ANAマイレージクラブアプリを使用して、数ステップで完了します。
ここでは、クレジットカードからANA Payへのチャージ方法を紹介します。
カード登録手順
クレジットカードやデビットカードの登録手順を、以下に説明します。
登録可能なカードは、3Dセキュア2.0認証に対応したVisa・Mastercard・JCB・Diners Clubの国際ブランドを搭載した、クレジットカードおよびデビットカードが利用可能です。
カード登録の流れは、以下のとおりです。
- ANA Payキャッシュ のホーム画面右下の「チャージ」ボタンをタップ
- ANA Payキャッシュチャージ画面にてクレジットカードチャージを選択
- 「クレジットカードを登録する」をタップ
- 画面の案内に沿って、登録情報を入力する
- 3Dセキュア画面に移るので、画面の案内に沿って入力
カードからのチャージ方法
次に、登録したクレジットカードから、ANA Payキャッシュに残高をチャージする方法を説明しましょう。
- ANA Payキャッシュのホーム画面右下の「チャージ」をタップ
- 「クレジットカード」をタップ
- 金額を入力し「チャージする」をタップ
- クレジットカード会社の画面へ移動、 画面の案内に沿ってチャージ手続き
- 「チャージ依頼を受け付けました。ブラウザを閉じてください」と表示されるとチャージが完了
オートチャージの設定方法
ANA Payのオートチャージは、利用後の残高が設定金額未満になった場合に自動的に残高へチャージでき、支払い時に残高不足にならずに済む便利な機能です。
ただし、事前に本人確認手続きとクレジットカード登録が必要となります。
オートチャージ設定の方法は、以下のとおりです。
- ANA Payキャッシュのホーム画面右下の「チャージ」をタップ
- 「オートチャージ設定」をタップする
- オートチャージ設定画面にて、オートチャージを有効にする
- 「オートチャージ判定残高」にてオートチャージする設定金額を選択
オートチャージ判定残高を下回った際に、チャージする金額を設定したら設定は完了です。
ATMやApple Pay、銀行口座からのチャージも可能
ANA Payキャッシュは、銀行口座(Bank Pay)や、セブン銀行ATMからのチャージも可能。
さらに、たまったANAのマイルを、1マイル1円相当としてチャージもできます。ここでは、それぞれのチャージ方法を説明しておきましょう。
銀行口座(Bank Pay)からのチャージ方法
銀行口座(Bank Pay)からのチャージは、1,000円以上から1円単位で可能です。
- ANA Payキャッシュのホーム画面右下の「チャージ」をタップ
- ANA Payキャッシュチャージ画面にて「銀行口座」を選択し端末の認証をする
- 金額を入力し「チャージする」をタップ
- 「チャージが完了しました」と表示されたら完了
セブン銀行ATMからのチャージ
セブン銀行ATMからのチャージは、紙幣のみで1,000円以上から可能です。
- ANA Payキャッシュのホーム画面の「チャージ」をタップ
- 「セブン銀行ATM」をタップする
- ATMで「チャージ」または「スマートフォンで取引」を選択
- 「QRチャージ」を選択し、ATMに表示されるQRコードを読み取る
- チャージする金額分をATMに入金し、入金額を確かめて[確認]を選択して入金
ANAのマイルからのチャージ
たまっているANAのマイルを1マイル1円相当として1マイルから、ANA Payマイルにチャージして買い物に利用できます。
- ANA Payマイルのホーム画面の「チャージ」をタップ
- チャージ金額(マイル数)を入力し「チャージ内容を確認する」をタップ
- 内容を確認し、「この内容でチャージする」をタップ
- 「チャージを受付けました」と画面に表示されれば完了
ANA Payのデメリットと注意点
ANA Payは、日常生活でマイルを貯めたり使ったりできる便利なスマートフォン決済サービスです。
ただし、利用する際にはいくつかのデメリットや注意点もあるため、事前に知っておくことが大切です。以下に詳しく解説します。
利用できる店舗がまだ少ない
ANA Payはキャッシュレス決済として便利ですが、コード払いの対応店舗がまだ少ないという課題があります。
特に、Smart Codeに対応していない店舗では利用できないため、地方では使える場所が限られることも。
一方で、ANA Payは全国のiD加盟店やVisaタッチ決済加盟店で利用可能なので、コード払い以外の方法を使えば幅広い店舗で利用できます。
今後コード払い対応店舗の拡大が期待されますが、利用前には店舗が対応しているか確認するのがおすすめです。
マイルからチャージする際のレートに注意
ANA Payでは、マイルを電子マネーにチャージする際、1マイル=1円として換算されます。
このレートでは、マイルを特典航空券に交換した場合に比べて、価値を十分に活かせないことがあります。
例えば、特典航空券に交換すると、1マイルの価値が3~5円程度になることが一般的で、国際線のビジネスクラスやファーストクラスではさらに高くなる場合も。
そのため、マイルをANA Payで利用する前に、自分の目的に応じた最適な使い道を検討することが重要です。
ポイントがたまらないカード例
ANA Payの利用において、特定のクレジットカードからのチャージでは、ポイントが獲得できないデメリットがあります。
以下に、ポイントが獲得できないカードの一例を挙げてみましょう。
三井住友カード
ANA Payへのチャージはポイント還元の対象外です。
これにより、通常の利用時に得られるマイルが、チャージ時には適用されません。
au PAYプリペイドカード
このカードからANA Payへのチャージも、2024年2月13日以降、ポイント付与が廃止されました。
これまでの還元率0.5%が失われたため、利用者にとっては大きな痛手といえます。
バンドルカードやKyash
これらのプリペイドカードもANA Payへのチャージではポイント還元が行われず、特にポイ活を意識するユーザーには不利な条件となっています。
ANA Payへのチャージにおいては、特定のクレジットカードを選択する際に注意が必要です。ポイント還元を最大限に活用したい場合は、ANAカードなど適切なクレジットカードの検討が必要になります。
まとめ
ANA JCB ワイド ゴールドカード
カードの特徴
海外・国内の旅行傷害保険が付き、フライトや提携店でのショッピング利用で100円毎に1マイル付与。エコノミー利用時もビジネスクラス専用カウンターでチェックイン可能。マイル移行手数料無料。搭乗ボーナスマイル25%還元
発行会社 | ジェーシービー |
---|---|
還元率 | 0.5% |
ボーナスマイル | 入会・継続:2,000マイル フライト:25% |
年会費 | 15,400円(税込) |
付帯保険 | 海外:最大1億円(自動付帯) 国内:最大5,000万円(自動付帯) 国内航空:最大5,000万円 ショッピング保険:最高500万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Oki Dokiポイント |
入会資格 | 20歳以上で、ご本人様に安定継続収入のある方(学生不可) |
追加カード | 家族カード 年会費4,400円 ETCカード 年会費無料 |
ANA Payのチャージに適したクレジットカードを選ぶ際は、還元率やポイントの二重取りといったメリットをしっかり考慮することが重要です。
ANA PayはANAマイラーにとって非常に魅力的なキャッシュレス決済手段であり、クレジットカードからのチャージを活用することで、ポイントやマイルを効率よく獲得することができます。
おすすめのカードとしては、 ANA JCBワイドゴールドカードが挙げられます。
基本のマイル還元率が1.0%と高く、ANA Payチャージでも0.6%還元のため利用価値が高いです。
将来的にセミプラチナカードへのランクアップも目指せるため、年に数回フライトする方であれば検討してもいいでしょう。
自分に合ったクレジットカードを選び、ANA Payを賢く活用して、日常生活や旅行でさらに多くのマイルやポイントを獲得しましょう。
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