アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)はステータスカードとしても人気のクレジットカードです。
他のカードと比較してもグルメや旅行に関する特典や手厚い保険など、ワンランク上の価値があります。
そこで今回は、アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)の種類をご紹介しながら徹底比較し、どのアメックスがお得でおすすめなのかを解説していきましょう。
目次
- 1 アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)とは?
- 2 アメリカン・エキスプレス・カードの特徴を徹底比較
- 3 アメリカン・エキスプレス・カードの年会費を比較
- 4 アメリカン・エキスプレス・カードのポイントを比較
- 5 アメリカン・エキスプレス・カードの保険を比較
- 6 その他のサービスや特典を比較
- 7 アメリカン・エキスプレス・カード共通の特典・特徴
- 8 アメリカン・エキスプレス・カードはどれがおすすめ?
- 9 アメリカン・エキスプレス・カードは一般的なクレジットカードと審査難易度が異なる
- 10 アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)はJCBの加盟店でも使える
- 11 アメリカン・エキスプレスのプロパーカードはキャッシングができない
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)とは?
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)とは、アメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードです。
元々は配送会社だったアメリカン・エキスプレスはクレジットカードの決済ネットワークを持っていて、カードの発行業務の他にVisaやJCBのような国際ブランド業務も行っています。
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)には、大きく分けてふたつのカードがあり、それぞれ特徴に違いがあるので注意しましょう。
- プロパーカード…アメリカン・エキスプレスが直接発行するカード
- 提携カード…他の信販会社などと提携して発行しているカード
プロパーカードとは、アメリカン・エキスプレスが直接発行しているカードです。
年会費はやや割高ですが、その分会員限定のサービスや特典が充実していてステータスカードとしても人気があります。
一方の提携カードとは、アメリカン・エキスプレスと他の信販会社などが提携して発行しているカードです。
提携先はセゾンカードやMUFGカード(三菱UFJ銀行)などがあり、プロパーカードと比較すると年会費は割安ですが、受けられるサービスや特典は限られていてステータス性も劣ります。
提携カードの中にはアメリカン・エキスプレスが発行しているカードもあり、航空会社と提携してマイルが貯まるなど独自の特典があるのが特徴です。
アメリカン・エキスプレス・カードの特徴を徹底比較
今回は、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードと、アメリカン・エキスプレスが発行している提携カードの中から、おすすめのカードをピックアップして特徴を徹底比較していきます。
- アメリカン・エキスプレス®・カード(アメックスグリーン)
- アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード(アメックスゴールド)
- プラチナ・カード®(アメックスプラチナ)
- アメリカン ・エキスプレス®・ビジネス・カード
- ANAアメリカン ・エキスプレス ®・カード(ANAアメックス)
- デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス®・カード(デルタアメックス)
- アメリカン ・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カード
上記のカードは上の4枚がアメックスのプロパーカードで、下の4枚がアメックス発行の提携カードです。
各カードの特徴やおすすめポイントを以下で詳しく見ていきましょう。
アメリカン・エキスプレス®・カード(アメックスグリーン)
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス・グリーン)
カードの特徴
アメックスグリーンと呼ばれる年会費13,200円 (税込)のスタンダードカード。割安な年会費で多くの特典やサービスを受けられるのが魅力。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 13,200円(税込) | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高500万円 |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | メンバーシップ・リワード |
おすすめポイント
- 空港のVIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」
- 最高5,000万円補償の海外旅行傷害保険をはじめ補償が充実
- 電話一本で旅行の手配ができるトラベルデスク
空港のVIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」
アメックスグリーンは、国内28空港・海外1空港のラウンジに加え、国内外にある1,200の空港VIPラウンジが利用できるプライオリティ・パスを年会費無料で登録することができます。
通常は99米ドルかかるため、1ドル110円換算なら10,890円の価値があり、プライオリティ・パスの利用だけでもほぼ年会費の元が取れてお得です。
最高5,000万円補償の国内・海外旅行傷害保険をはじめ保険が充実
アメックスグリーンには最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。
事前にカードで旅行代金などの旅費を支払う必要がある「利用付帯」の保険で、海外は傷害治療・疾病治療がともに100万円まで補償があり、カメラの盗難などを補償してくれる携行品損害も付いているので安心です。
その他にも、インターネットショッピングの不正利用補償、返品補償、ショッピング補償など保険が充実しています。
電話一本で旅行の手配ができるトラベルデスク
アメックスグリーンなら旅行の予約も電話一本で行えます。
H.I.S.のアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクでは、旅行やクルーズ、航空券、国内の宿泊施設など様々な予約ができ、パッケージツアーなら手数料無料で手配ができるのもメリットです。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード(アメックスゴールド)
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)
カードの特徴
アメックスゴールドと呼ばれる年会費31,900円(税込)のゴールドカード。旅行やグルメの優待が受けられて、家族カードが1枚無料で発行できるのもメリット。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 31,900円 (税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円 国内旅行傷害保険最高5,000万円 ショッピング保険最高500万円 航空便遅延費用補償最高40,000円 |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | メンバーシップ・リワード |
おすすめポイント
- 一人分のコース料理が無料になる「ゴールド・ダイニング by招待日和」
- 海外旅行傷害保険の最高補償額が1億円にアップ
- 家族カードが1枚無料で発行できる
一人分のコース料理が無料になる「ゴールド・ダイニング by招待日和」
国内外にある約200店舗のレストランで、二人以上で所定のコースメニューを予約した場合に、一人分のコース料理が無料になるのが「ゴールド・ダイニング by招待日和」というサービスです。
3営業日前までにインターネットで予約するだけなので手軽に利用でき、利用回数の上限はないため、頻繁に外食をする方ならすぐに年会費の元を取ることもできるでしょう。
海外旅行傷害保険の最高補償額が1億円にアップ
アメックスゴールドになると、海外旅行傷害保険の最高補償額が1億円に倍増しているのが特徴です。
アメックスゴールドの旅行保険は旅行代金をカードで支払った場合と、支払っていない場合とで補償内容が異なります。
国内旅行保険の場合は旅費のカード利用がない場合は補償がなく、支払った場合(利用付帯)のみ最高5,000万円の補償があり、海外旅行保険の場合はカード利用がない場合は最高5,000万円・旅費をカードで支払った場合(利用付帯)は最高1億円補償です。
家族特約も付帯するので、家族旅行の際にも向いています。
家族カードが1枚無料で発行できる
アメックスゴールドは家族カードを1枚無料で発行できます。
家族カードを1枚発行した場合は一人あたり14,500円でアメックスゴールドを利用できる計算でお得です。
ゴールド・ダイニング by招待日和など一部のサービスは利用できませんが、基本カード(本会員)同様に空港のVIPラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」も登録できます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード®(アメックスプラチナ)
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
カードの特徴
アメックスプラチナと呼ばれる143,000円のメタル製プラチナカード。申し込みにはアメックスゴールドの利用状況に応じて発行されるインビテーション(招待状)が必要となり、家族カードは4枚まで無料で発行可能。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 143,000円 (税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円 国内旅行傷害保険最高1億円 |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica | ポイント | メンバーシップ・リワード |
おすすめポイント
- プラチナ・コンシェルジュ・デスクが利用可能
- 家族カードを4枚まで無料で発行できる
- プラチナ会員専用の空港ラウンジが利用可能
プラチナ・コンシェルジュ・デスクが利用可能
プラチナカードになるとコンシェルジュ・デスクが利用できるようになります。
コンシェルジュ・デスクでは、旅行や食事の選定や予約のほか、各種チケットの手配やプレゼント(ギフト)の選定や手配など、様々なサービスを代わりに行ってくれるので便利です。
普通に予約するよりもコンシェルジュ・デスク経由で予約をした方が優遇されるケースもあります。
家族カードを4枚まで無料で発行できる
年会費がやや高額なプラチナカードですが、家族カードを4枚まで発行できるので、4枚の家族カードを発行した場合はゴールドカードよりも割安になる計算です。
家族カード会員でも本会員同様にコンシェルジュ・デスクを利用できます。
プラチナ会員専用の空港ラウンジが利用可能
アメックスプラチナなら、プラチナカード会員専用のセンチュリオン・ラウンジという空港ラウンジをはじめ、7つのラウンジを利用できます。
もちろん、プライオリティ・パスのラウンジも含まれていて、世界1,200か所以上の空港ラウンジが利用できるのもメリットです。
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・カード
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・カード
カードの特徴
アメックスグリーンの個人事業主・法人代表向けビジネスカード(法人カード)。年会費は13,200円 (税込)とリーズナブルで、追加カードは1枚6,600円で発行可能。経費の支払いでポイントが貯まるのも魅力。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 13,200円(税込) | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高500万円 |
電子マネー | - | ポイント | メンバーシップ・リワード |
おすすめポイント
- 経費の支払いでもポイントが貯まる
- 5,000以上の施設が利用できる福利厚生プログラム「クラブオフ」
- 出張に便利なホテル・レンタカー・国際線航空券のオンライン予約サイト
経費の支払いでもポイントが貯まる
年会費は経費にでき、出張費や接待費など経費の支払いでもポイントが貯まるのはビジネスカードのメリットです。
航空券などの購入にポイントを利用した場合は1ポイントの換算レートが0.4円なので還元率は0.4%です。
カード利用で貯まったポイントは一度でも交換すると有効期限が無期限となります。
出張に便利なホテル・レンタカー・国際線航空券のオンライン予約サイト
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでは、ホテルやレンタカー、国際線航空券のオンライン予約ができるカード会員専用サイトです。
優待特典が利用できるほか、カード利用で貯めたポイントを支払いに使うこともでき、出張の際にも役立ちます。
75,000以上の施設が利用できる福利厚生プログラム「クラブオフ」
アメックスなら福利厚生もカードで賄えます。
飲食店やホテル、レジャー施設をはじめ、スポーツジムなど多くの施設で利用でき、宿泊施設が最大90%割引になるなど割引き幅が大きいのも特徴です。
ANAアメリカン・エキスプレス ®・カード(ANAアメックス)
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
カードの特徴
アメックスが発行するANAとの提携カード。年会費は7,700円 (税込)と割安で、ボーナスマイルの特典が充実。ANAグループで利用するとポイントが1.5倍になる特典も。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 7,700円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高200万円 |
電子マネー | 楽天Edy | マイル還元率 | 1,000ポイント=1,000マイル |
おすすめポイント
- ANAグループで利用するとポイントが1.5倍
- カード継続などでボーナスマイルプレゼント
- 機内販売や空港ショップが10%割引に
ANAグループで利用するとポイントが1.5倍
航空券・旅行商品・機内販売などANAグループでANAアメリカン・エキスプレス ®・カードを利用すると、1.5倍のポイントが貯まります。
通常は100円につき1ポイントですが、ボーナスポイントとして200円につき1ポイントが貯まるのが特徴です。
機内販売や空港ショップが10%割引に
ANA国内線・国際線の機内販売や空港ショップでは10%割引になります。
例えば、空港ショップならカード提示で1,000円以上の商品が10%割引となり、機内販売ならカード利用で10%割引に加えてポイント1.5倍の特典もありお得です。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード(デルタアメックス)
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード
カードの特徴
アメックスが発行するデルタ航空との提携カード。年会費13,200円 (税込)でデルタ航空スカイマイルの上級資格である「シルバーメダリオン」を1年間無条件で利用できるのがメリット。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 13,200円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高500万円 |
電子マネー | 楽天Edy | ポイント | スカイマイル |
おすすめポイント
- デルタ航空スカイマイルの上級資格を1年間無条件で利用可能
- カード利用でマイルが貯まる
- ポーターや手荷物無料宅配など旅行に便利な特典が充実
デルタ航空スカイマイルの上級資格を1年間無条件で利用可能
日本では成田・羽田・中部・関空に就航しているデルタ航空のスカイマイル上級資格「シルバーメダリオン」を入会から1年間、無条件で利用できます。
デルタ・コンフォートプラスへの無料アップグレードや優先チェックインなど豊富な特典が受けられ、翌年以降も100万円以上のカード利用があれば継続が可能です。
カード利用でマイルが貯まる
カードを利用すると100円につき1マイル、デルタ航空のスカイマイルが貯まります。
マイルに交換する手間がなく、交換手数料も発生しないのがメリットです。
予約センターやdelta.com経由でデルタ航空の航空券などの支払いを行うとはマイルが2倍になり、海外ショッピング利用分はマイルが1.3倍になる特典もあります。
その他にもカード継続やフライトでもボーナスマイルが貯まりお得です。
ポーターや手荷物無料宅配など旅行に便利な特典が充実
成田と関空では駅改札からチェックインカウンター、到着ロビーから駅改札まで無料のポーターサービスを利用できたり、羽田・中部・関空の3空港ではスーツケース1個の手荷物無料宅配サービスが利用できるので、旅行の際にも便利です。
アメリカン・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カード
アメリカン・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カード
カードの特徴
年会費11,000円(税込)で持てるポイントが貯まりやすいアメックス発行の提携カード。提携する航空会社が多く、貯まったポイントはANAやデルタ航空など15社のマイルに交換できるのがメリット。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険3,000万円(利用付帯) 航空機遅延保険10万円(乗継遅延費用2万円、出航遅延費用等2万円、寄託手荷物遅延費用2万円、寄託手荷物紛失費用4万円) 国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高500万円 |
電子マネー | 楽天Edy | ポイント | アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード メンバーシップ・リワード |
おすすめポイント
- ポイントの有効期限が無期限
- 対象航空会社27社の航空券や旅行商品はポイント3倍
- ポイントは15社のマイルに交換可能
ポイントの有効期限が無期限
アメリカン・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カードは、ポイントの有効期限が無期限なのがメリットです。
100円につき1ポイントが貯まり、ポイントサービスへの入会や年会費も不要のため、じっくりポイントを貯めることができます。
対象航空会社28社の航空券や旅行商品はポイント3倍
28社ある対象航空会社の航空券を円建てで購入したり、対象の旅行代理店で指定旅行商品を円建てで購入すると、スカイ・トラベラー3倍ボーナスとして通常の3倍ポイントが貯まります。
この場合は100円につき3ポイントとなりお得です。
ポイントは16社のマイルに交換可能
航空系クレジットカードの多くは特定の航空会社でしかマイルが貯まらなかったり、マイルの交換先が選べないなどのデメリットがありますが、アメリカン・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カードならANAやエールフランス、デルタ航空など15社のマイルに交換することができます。
アメリカン・エキスプレス・カードの年会費を比較
ここで、今回ご紹介している8枚のアメックスの年会費・家族カード年会費を比較してみましょう。
カード名 | 年会費(税込) | 家族カード 年会費(税込) |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード (アメックスグリーン) |
13,200円 | 6,600円 (6枚まで) |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード (アメックスゴールド) |
31,900円 | 13,200円 (1枚目無料) |
プラチナ・カード (アメックスプラチナ) |
143,000円 | 4枚まで無料 |
アメリカン ・エキスプレス・ビジネス・カード | 13,200円 | 6,600円 |
ANAアメリカン ・エキスプレス・カード (ANAアメックス) |
7,700円 | 2,750円 |
デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス・カード(デルタアメックス) | 13,200円 | 6,600円 (1枚目無料) |
アメリカン ・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 11,000円 | 5,500円 |
この中で最も年会費が安いのは、ANAアメックスの7,700円です。
次いでアメックスグリーンやビジネスカード、デルタアメックスが同じ13,200円となっています。
この3枚のカードは同じ年会費でも、デルタアメックスのみ1枚目の家族カード年会費が無料となるのがメリットです。
アメックスゴールドなどは入会キャンペーンで多くのポイントがプレゼントされ、年会費以上のポイントが貯まるケースもあります。
年会費が高いのは「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(アメックスブラック)」
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)の中で最も年会費が高いのは、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(アメックスブラック)の税込38万5千円です。
アメックスの中でも最高峰に位置しているブラックカードのため税込55万円の入会金もかかり、申し込みにはインビテーション(招待状)が必要となります。
もちろんアメックスには一般向けのカードもあり、アメックスグリーンであれば年会費13,200円 (税込)から持つことが可能です。
一か月あたり約1,000円で持てるので、初めてのアメックスにも最適でしょう。
アメリカン・エキスプレス・カードのポイントを比較
ポイントの貯まり方を比較
各カードのポイントの貯まり方と有効期限を比較してみましょう。
アメリカン・エキスプレスのカードは月間の利用合計金額ではなく、カード利用ごとに計算してポイントが付与されるカードです。
カード名 | ポイントの 貯まり方 |
ポイント 有効期限 |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード (アメックスグリーン) |
100円=1ポイント | 最大3年間 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード (アメックスゴールド) |
100円=1ポイント | 最大3年間 |
プラチナ・カード (アメックスプラチナ) |
100円=1ポイント | 最大3年間 |
アメリカン ・エキスプレス・ビジネス・カード | 100円=1ポイント | 最大3年間 |
ANAアメリカン ・エキスプレス・カード (ANAアメックス) |
100円=1ポイント=1マイル | ポイント移行コース登録で無期限 |
デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス・カード(デルタアメックス) | 100円=1マイル | 無期限 |
アメリカン ・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 100円=1ポイント=1マイル | 無期限 |
アメリカン・エキスプレス・カードのポイントプログラム
アメリカン・エキスプレスのカードには「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムがあり、カード利用でポイントが貯まります。
通常、ポイントの有効期限は最大3年間ですが、一度でもアイテムへの交換を行うと有効期限は無期限となります。
ポイント有効期限が無期限になるメンバーシッププログラム
アメリカン・エキスプレスには、ポイント有効期限が無期限になるなど様々な特典が受けられる有料のメンバーシッププログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」があります。
年間参加費(年会費)は通常3,300円(税込)で2年目以降は自動更新となり、下記の特典があるのが特徴です。
- ポイント有効期限が無期限になる
- 対象加盟店でポイント還元率がアップ(100円につき3ポイント)
- ポイント交換・移行時のレートがアップ
例えば、楽天ポイントに移行する際は登録の有無で以下のように移行レートが変わってきます。
- 未登録の場合…3,000ポイント=1,000楽天ポイント(還元率0.33%)
- 登録済の場合…3,000ポイント=1,500楽天ポイント(還元率0.5%)
アメックスグリーンのように100円につき1ポイントが貯まるカードであれば、還元率に0.2%近くの差が出てきます。
Tポイントに移行する場合も同様のレートとなるため、多くのポイントを貯める使い方ができれば、有料のメンバーシップ・リワード・プラスに登録する価値もあるでしょう。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録方法は簡単で、オンライン・サービスにログイン後、メンバーシップ・リワードのカタログサイトから行えます。
アメリカン・エキスプレス・カードの保険を比較
アメリカン・エキスプレス・カードの保険を比較していきましょう。
補償額はいずれも最高額となっていて、カードの利用条件があるのが「利用付帯」の保険で、条件なしで補償されるのが「自動付帯」の保険です。
ゴールドカードやプラチナカードなど、カード利用の有無で補償の最高額が異なったり、補償の有無が異なる場合もあります。
家族特約が付いていれば、本会員の配偶者や生計を共にする子供や両親などの親族にも補償があり安心です。
カード名 | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 家族特約 |
---|---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード (アメックスグリーン) |
5,000万円 (利用付帯) |
5,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード (アメックスゴールド) |
1億円(カード利用がない場合は5,000万円) | 5,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
プラチナ・カード (アメックスプラチナ) |
1億円(カード利用がない場合は5,000万円 | 1億円 (利用付帯) |
〇 国内は利用付帯 |
アメリカン ・エキスプレス・ビジネス・カード | 5,000万円 (利用付帯) |
5,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
ANAアメリカン ・エキスプレス・カード (ANAアメックス) |
3,000万円 (利用付帯) |
2,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス・カード(デルタアメックス) | 5,000万円 (利用付帯) |
5,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
アメリカン ・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 3,000万円 (利用付帯) |
2,000万円 (利用付帯) |
〇 利用付帯 |
例えば、アメックスゴールドの海外旅行保険は自動付帯分が5,000万円補償で、カードで旅費を支払った場合は利用条件を満たし最高1億円補償となります。
その他のサービスや特典を比較
ここでは、その他のサービスや特典を比較していきます。
いずれのカードも空港ラウンジを利用できますが、デルタアメックスのみ会員本人のみ利用可能となり、他のカードは同伴者一名も国内28・海外1空港のラウンジを無料で利用可能です。
プロパーカードであれば、国内外1,200か所のVIPラウンジが利用可能な「プライオリティ・パス」を年会費無料で登録でき、利用料も年間2回まで無料となります。
カード名 | 空港ラウンジ | ショッピング保険 | その他特典 |
---|---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード (アメックスグリーン) |
〇(プライオリティ・パス利用可) | 最高500万円 | 海外旅行日本語サポート |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード (アメックスゴールド) |
〇(プライオリティ・パス利用可) | 最高500万円 | 旅行・グルメ優待 |
プラチナ・カード (アメックスプラチナ) |
〇(プライオリティ・パス利用可) | 最高500万円 | コンシェルジェ・デスク |
アメリカン ・エキスプレス・ビジネス・カード | 〇(国内28・海外1空港) | 最高500万円 | 手荷物無料宅配サービス |
ANAアメリカン ・エキスプレス・カード (ANAアメックス) |
〇(国内28・海外1空港) | 最高200万円 | ANA利用でポイント1.5倍 |
デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス・カード(デルタアメックス) | 〇(国内28・海外1空港)本人のみ | 最高500万円 | デルタ航空カード利用マイル2倍 |
アメリカン ・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 〇(国内28・海外1空港) | 最高200万円 | 航空券購入代金のポイント3倍 |
プライオリティ・パスの年会費は通常99米ドル、ラウンジの利用料は通常32米ドルなので、VIPラウンジの利用だけでもアメックスグリーンなら年会費の元が取れるでしょう。
その他特典として記したうち、手荷物無料宅配サービスと海外旅行時の日本語サポートは全てのカードの共通特典となっています。
アメリカン・エキスプレス・カード共通の特典・特徴
ETCカード(年会費・発行手数料・発行可能枚数)
アメリカン・エキスプレス・カードのETCカードは年会費無料で、発行手数料が1枚につき税込935円となっています。
法人カード(ビジネスカード)の場合は、年会費550円(税込)で発行手数料は無料で、発行までの期間は約2週間です。
アメリカン・エキスプレス・カードはどれがおすすめ?
アメリカン・エキスプレス・カードはどれがおすすめかは、カードの利用目的や使い方によって変わってきます。
例えば、年会費の安さを重視するのであればアメックスグリーンや、ANAアメックスなど航空会社との提携カードが候補に上がってきますが、飛行機に乗る機会が少ない場合、航空会社との提携カードは不向きです。
年会費で選ぶならアメックスグリーンまたはアメックスゴールドがおすすめ
アメックスグリーンは入門編のカードとしても人気です。
アメックスゴールドは年会費が31,900円 (税込)とやや割高ですが、家族カードが1枚無料で作れるので、例えば夫婦二人でカードを持った場合はアメックスグリーンとの差額は約5,000円となり、プラス5,000円でグルメ・旅行の優待が受けられて、海外旅行保険の補償額も2倍の1億円になります。
ゴールドカードになると一般カードより審査難易度は上がりますが、属性が良好な方はゴールドカードの申し込みを検討しても良いでしょう。
アメリカン・エキスプレス・カードは一般的なクレジットカードと審査難易度が異なる
基本的に、クレジットカードの審査難易度はカードのグレードが上がるにつれて高くなるのが普通です。
しかし、アメリカン・エキスプレス・カードは、一般的なクレジットカードとは審査難易度(審査基準)が異なることで知られています。
一般的なクレジットカードはクレヒス(クレジットヒストリー)というカードやローンの利用履歴を重視するため、過去に延滞などのトラブルを起こした場合は作りにくくなるのが特徴です。
一方で、アメリカン・エキスプレス・カードは過去のクレヒスよりも現在の支払い能力を重視するため、ブラック状態だったなどクレヒスに問題がある方でも作れる可能性があり、ビジネスカードに関しても設立年数が短くても審査通過の可能性があります。
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)はJCBの加盟店でも使える
アメリカン・エキスプレス・カードはJCBの加盟店でも使うことができます。
これは加盟店の開放契約を行っているためで、一部の店舗を除きほとんどのJCB加盟店でもアメリカン・エキスプレス・カードは利用可能です。
もし使えないと断られても実際には決済ができる場合があるので、一度試してもらってください。
アメリカン・エキスプレスのプロパーカードはキャッシングができない
注意したいのが、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードや、アメリカン・エキスプレスが発行している提携カードはキャッシングが利用できないという点です。
例外として、信販会社などが発行するアメックスの提携カードはキャッシングが可能で、楽天カードも国内のみキャッシングに対応しています。
- アメックスのプロパーカード・・・キャッシング不可
- アメックスが発行している提携カード・・・キャッシング不可
- 信販会社などが発行している提携カード・・・国内・海外の両方でキャッシング可能
- 国際ブランドがアメックスの楽天カード・・・海外キャッシング不可(国内は可能)
例えば、アメックスのプロパーカードや、デルタアメックスなど航空会社などと提携してアメックスが発行しているカードはキャッシングができません。
提携カード(セゾンカードやMUFGカードなど)であれば、国内・海外の両方でキャッシング可能です。
キャッシング機能が付いていないカードを持つ場合は、もう一枚エポスカードのようなキャッシングが利用できるカードを持てば問題はありません。