日常の交通手段としてSuicaを利用する多くの人々にとって、ビューカード スタンダードは便利な存在です。
オートチャージ利用でポイント還元率が高くなるため、Suicaユーザーなら通勤・通学しているだけで多くのポイントがためられます。
今回はビューカード スタンダードの利便性についてメリットを紹介するだけでなくデメリットも解説しているため、お得に便利に使えるカードなのかチェックしてみてください。
- 「Suica付き」「Suicaなし」を選べる
- Suicaオートチャージ用クレカとして設定できるので残高不足の心配なし!
- モバイルSuicaのオートチャージ用クレカとしても使える
- 駅ビル・エキナカの買い物で還元率アップ
- オートチャージでポイント3倍!Suicaは街でのショッピングでも支払いで使える
- 通常の還元率は0.5%と低くSuicaユーザーに特化している
- 年会費がかかる
目次
ビューカード スタンダードの基本情報
ビューカード スタンダード
カードの特徴
ビューカード スタンダードは、JR東日本グループのビューカードが発行しているクレジットカードでSuicaオートチャージ可能。定期券の購入やSuicaへのチャージでポイントアップ!JR東日本のサービスの利用もお得。
発行会社 | ビューカード |
---|---|
還元率 | 0.5% ※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。 |
年会費 | 524円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高500万円(利用付帯) 国内:最高1,000万円(利用付帯) |
ポイント | JRE POINT |
スマホ決済 | Suica、Apple Pay、Google Pay |
申し込み条件 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。(高校生不可) |
追加カード | ETCカード 年会費524円 家族カード 年会費524円 |
ビューカード スタンダードは、JR東日本が提供するSuica一体型が選べるクレジットカードです。
年会費は524円(税込)になることに注意ですが、利用でJRE POINTが貯まり、特にJR東日本の利用でお得。
オートチャージ機能や付帯保険も備えており、Suicaユーザーの方なら1枚持っておきたいカードです。
年会費
本会員 | 524円(税込) |
---|---|
家族カード | 524円(税込) |
ETCカード | 524円(税込) |
ビューカード スタンダードの年会費は本人会員、家族会員、ETCカードともに524円(税込)です。
Suicaチャージや定期券の購入をする場合は、購入時のポイント還元率で年会費を上回ることが可能です。
ポイント還元率と有効期限
基本還元率 | 0.5% |
---|---|
優待店還元率 | 1.0% アトレ、エキュート、ルミネなど |
Suicaチャージ還元率 | 1.5% オートチャージ、モバイルSuica |
定期券購入還元率 | 5% モバイルSuica定期券の場合 |
新幹線チケット還元率 | 5% |
JRE MALL還元率 | 最大3.5% |
JRE MALLふるさと納税還元率 | 最大3.5% |
ポイント有効期限 | 2年間 |
※事前にJRE POINTへの会員登録およびSuicaの登録、モバイルSuica会員登録が必要です。
ビューカード スタンダードを利用すると、1,000円につきJRE POINTが5ポイントたまります。
基本的なポイント還元率は0.5%とやや低めですが、Suicaのチャージや定期券購入での還元率アップの恩恵が大きいでしょう。
JRE POINTの有効期限は2年間です。2年たつと自動的に失効してしまうため、使い忘れのないように注意しましょう。
電子マネーSuica搭載の有無を選べる
Suica付き | Suicaなし | |
---|---|---|
Suicaオートチャージ | 〇 カード本体、モバイルSuicaなど |
〇 モバイルSuicaなど |
クレジットタッチ決済 | × | 〇 |
ビューカード スタンダードには電子マネーSuica搭載の「あり・なし」を選ぶことができます。
すでにSuicaカードやモバイルSuicaをお持ちの方、これから利用予定の方はSuicaが搭載されていないカードを選んでも良いでしょう。カード本体のタッチ決済も利用できるので便利になります。
Suica搭載型を選べばカード本体をSuicaとして利用できるので、カード派の人はSuica付きを発行すると良いでしょう。どちらのカードもオートチャージ用クレカとして利用できます。
クレカもSuicaもスマホ決済で一括管理
ビューカード スタンダードは、iPhoneやandroidで利用できるモバイルSuicaにチャージ用カードとして登録することができます。
モバイルSuicaを利用すれば、「電車での利用」「定期券」「Suicaグリーン券」の購入などあらゆることがスマホからおこなうことができるので、Suicaカード・クレカを持ち歩かずに済みます。
クレカ自体もウォレットアプリにカードを登録することで、カード本体も持ち歩く必要がありません。
JRE CARDとの違い
ビューカード スタンダード | JRE CARD | |
---|---|---|
クレジットカード | ||
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard、JCB |
年会費 | 524円 | 524円(初年度無料) |
ポイント | JRE POINT | JRE POINT |
Suicaオートチャージ還元 | 1.5% | 1.5% |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
付帯保険 | 国内:1,000万円 海外:500万円 |
国内:1,000万円 海外:500万円 |
Suica搭載 | ○ | ○ |
定期券搭載 | × | ○ |
駅ビル・エキナカ優待店 | 1.0%還元 | 最大3.5%還元 |
年間利用ボーナス | 対象店舗、対象の支払い:250ポイント~最大5,250ポイント | 対象店舗で5万円以上のクレジット決済:500ポイント |
家族カード | ○ | × |
公式サイト |
ビューカード スタンダードは交通機関利用とSuicaのオートチャージに特化しており、特にJR東日本の利用が多い人におすすめ。定期券利用はモバイルSuicaなどに設定して利用するスタイルです。
一方、JRE CARDはSuicaとしての利用はもちろん買い物時のポイント還元率が高く、駅ビルやエキナカ(アトレやエキュートなど)での買い物を楽しむ人に向いています。
それぞれのカードの特典と利用シーンを考慮して、自分の生活スタイルに合ったカードを選ぶと良いでしょう。
ビューカード スタンダードのメリット
ビューカード スタンダードのメリットを6つに分けて紹介します。
「カード搭載Suica」と「モバイルSuica」を使い分けられる
ビューカード スタンダードであればSuica付きも選べるので、モバイルSuicaとの使い分けや、スマホが機能しない時のための非常用として発行することもできます。
財布やカードケースに入れておけば万が一の時はクレカやSuicaカードとして利用できるので安心です。ビューカード スタンダードのSuicaにいくらか残高を入れておくといいでしょう。
定期券購入・オートチャージでポイント3倍以上
ビューカード スタンダードは、以下の対象商品の購入に利用すると、ポイントが3倍以上たまります。ポイント還元率は1.5%~と高くなるため、対象商品を頻繁に購入する方はお得です。
- モバイルSuica定期券:5%(JR東日本の窓口や券売機で購入した場合0.5%)
- 「新幹線」のチケット購入・利用:5%
- オートチャージ:1.5%
- Suicaチャージ:1.5%
えきねっとにビューカードを登録し、新幹線eチケットで指定席を予約すれば、モバイルSuicaに切符を登録することができます。改札では紐づけたモバイルSuicaで入場すれば5%のJRE POINTがたまります。
定期券の購入やオートチャージもポイントアップ対象のため、通勤や通学でJR東日本を利用する方はお得にポイントを貯めることができます。
「スマートEX」「エクスプレス予約」でもポイント還元
「エクスプレス予約サービス」「スマートEX」どちらでも、ビューカード スタンダードを利用することで、1,000円につき5ポイントのJRE POINTが貯まります。
東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央間)を利用する際は、ビューカード スタンダードを活用してお得にポイントを貯めましょう。
年間利用合計額に応じてボーナスポイントがもらえる
ビューカード スタンダードを年間30万円以上利用すると、利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。
年間利用金額 | ステージ | ボーナスポイント |
---|---|---|
150万円 | ボーナス150 | 合計5,250ポイント |
100万円 | ボーナス100 | 合計2,750ポイント |
70万円 | ボーナス70 | 合計1,250ポイント |
30万円 | ボーナス30 | 合計250ポイント |
Suicaにも使える!主なポイント交換商品
ビューカード スタンダードを使って貯めたポイントは、以下のような商品と交換することができます。
商品名 | 必要ポイント数 |
---|---|
Suicaチャージ 1円 |
1ポイント |
びゅう商品券 1,000円分 |
1,420ポイント |
Suicaグリーン券 1枚 |
600ポイント |
ルミネ商品券 2,000円分 |
2,000ポイント |
お取り寄せグルメカード 5,250円分 |
5,000ポイント |
全国お取り寄せスイーツカード 3,500円分 |
3,350ポイント |
駅でのお買い物でポイント2重取り
ビューカードを発行するとポイント管理はJRE POINTアプリで行います。アプリはポイントカードとしてバーコードの読み取り機能があるので、上記マークのあるお店で提示すると110円(税込)につき1ポイントが貯まります。
JRE POINTカードを提示のうえ、JRE POINTに登録したSuicaをご利用すればどちらもJRE POINTが貯まるので2重取り可能です。
駅でのお買い物が多い人は多くのポイントを貯めることができます。
ビューカード スタンダードのデメリット
たくさんメリットのあるビューカード スタンダードですが、ここでは3つのデメリットについて説明します。
メリットとデメリットを見比べて、ビューカード スタンダードを検討してみてください。
交通系以外の利用はポイント還元率が低い
0.5%というポイント還元率は三井住友カードやJCBカードと同等なので、クレジットカード全体でも一般的な数値です。
楽天カードなどの常時1.0%の還元率カードと比較すると、通常利用ではポイントが貯めやすくはありません。
Suicaユーザー向けのカードであり駅ナカや駅ビルを利用する方を対象としているため、通常の還元率は低めになってるのでしょう。
ETCカードに年会費がかかる
ビューカード スタンダードはETCカードの年会費が524円かかります。
ETCカードの年会費が無料のカードは多いので、ETCカードを使う場合は他の年会費無料のカードのものを作る方がお得です。
ポイントが1,000円毎にしか付かない
普段のお買い物・お食事・公共料金のお支払いなど | 1,000円(税込)につきJRE POINTが5ポイント |
---|---|
定期券・グリーン券・新幹線など | 1,000円(税込)につきJRE POINTが5ポイント |
JRE POINT加盟店 | カードの提示で100円(税抜)※につきJRE POINTが1ポイント |
ビューカード スタンダードを利用した際にたまるポイントは、1,000円につき5ポイントです。
そのため、例えば月間の利用が1,800円の場合、1,000円利用した場合と同じ2ポイントしかたまらず、800円分のポイントが付きません。
ポイント付与が100円単位のカードも多いので、1,000円毎にしかポイントがたまらない点はデメリットです。
ビューカード スタンダードの審査
ビューカード スタンダードが欲しいと思った方は、申し込み条件や審査の難易度についてチェックしてみてください。
申し込み条件
ビューカード スタンダードの申し込み資格は、「日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方(高校生不可)」とされており、パートやアルバイトをしていない専業主婦や学生でも申し込むことができます。
審査難易度
ビューカード スタンダードは、申し込み資格のハードルの低さからもうかがえる通り審査は通過しやすいでしょう。
年収が100万円に満たないパート・アルバイトの方や、年収200万円程度の正社員の方も審査通過の可能性があります。
発行期間は2週間程度
ビューカード スタンダードは、申し込みが完了して本人確認書類および口座振替依頼書がカード会社に到着してから、オンライン入会の場合は最短1週間、郵送の場合は約2週間でカードが発送されます。
オンラインで申し込みをし口座振替を済ませていれば、原則として書類の郵送が不要となりカード到着までが最も早くなります。
ゴールデンウイークや年末年始などのなどの連休前はさらに発行に時間がかかる可能性があるため注意しましょう。
ビューカード スタンダードの付帯保険
ビューカード スタンダードには国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。
補償内容について説明していきます。
海外旅行傷害保険
ビューカード スタンダードには以下の海外旅行傷害保険が付帯しています。
補償内容 | 補償限度額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害治療費用 | 50万円 |
疾病治療費用 | 50万円 |
賠償責任 | 3,000万円限度 |
海外旅行傷害保険は利用付帯なので、きっぷや旅行商品など公共交通機関の代金をカード決済すると保険適用されますが、補償金額は決して高くないため旅行傷害付帯保険を考慮するのであれば別のカードにて旅費を支払うのが良いでしょう。
国内旅行傷害保険
ビューカード スタンダードには以下の国内旅行傷害保険が付帯しています。
補償内容 | 補償限度額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院 | 3,000円/日 |
手術 | 入院保険金日額の10倍または5倍 |
通院 | 2,000円/日 |
国内旅行傷害保険も利用付帯のため、旅行代金もしくは旅行中の交通費をカードで決済した場合にのみ適用されます。
ビューカード スタンダードはSuica専用カードとして利用がおすすめ
ビューカード スタンダード
カードの特徴
ビューカード スタンダードは、JR東日本グループのビューカードが発行しているクレジットカードでSuicaオートチャージ可能。定期券の購入やSuicaへのチャージでポイントアップ!JR東日本のサービスの利用もお得。
発行会社 | ビューカード |
---|---|
還元率 | 0.5% ※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。 |
年会費 | 524円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高500万円(利用付帯) 国内:最高1,000万円(利用付帯) |
ポイント | JRE POINT |
スマホ決済 | Suica、Apple Pay、Google Pay |
申し込み条件 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。(高校生不可) |
追加カード | ETCカード 年会費524円 家族カード 年会費524円 |
原則として書類の郵送が不要となります。ビューカード スタンダードは、Suicaを利用する頻度が高い人にとって、効率よくポイントを貯めつつ利便性を高めるために非常に有益なカードです。
定期券の機能も備えており、通学時・通勤時に持ち歩くカードの数を減らすことができるのが魅力です。
カードタイプとしての利用だけでなくモバイルSuicaを利用すれば、スマホから簡単にチャージをしたりスマホで決済したり、さまざまな場面でスムーズに利用できます。
通勤・通学での利用や、日常の交通費としてSuicaを頻繁に使う場合、ビューカード スタンダードはおすすめです。
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