コンビニや街のお店でクレジットカードを使いたい時、支払い方法や使い方が分からないと困りますよね。
ここでは、クレジットカード決済方法など基本的な使い方やお得な使い方を解説しながら、コンビニでお得なクレジットカードもご紹介していきます。
コンビニやお店でクレジットカードを使うメリット
コンビニや街のお店、インターネットショッピングなどでクレジットカードを使うと様々なメリットがあります。
- スピーディーに支払いができる
- クレジットカードのポイントがたまる
- クレジットカードのポイントとお店のポイントの二重取りができる
- コンビニが割引になるクレジットカードがある
レジで財布の中の小銭を探して手間取った経験がある方は多いでしょう。
クレジットカードならカードを出すだけでスピーディーに支払いができるため、利用者とお店側の両方にメリットがあります。
ポイントがたまるクレジットカードなら、現金払いでは得られないポイントがたまる点もメリットです。
例えば、ポイント還元率1.0%のカードで1万円分の買い物をした場合、100円相当のポイントがたまります。
マツモトキヨシや楽天市場など、店舗独自のポイントサービスがある場合は実店舗の利用・ネットショッピングの利用の両方でお店のポイントとの二重取りも可能です。
また、最近ではコンビニで割引やポイント還元を受けられるお得なカードも増えているので、後程おすすめのカードをご紹介します。
基本的なクレジットカードの使い方
初めてカードを作ったなど、クレジットカードの使い方が分からないという方のために、まず最初に基本的なクレジットカードの使い方を解説していきましょう。
コンビニなど街のお店のレジでのクレジットカードの使い方
コンビニやスーパー、ショッピングセンターなど、街のお店のレジでクレジットカードを使いたい場合の使い方の流れをまとめました。
- レジで店員にカードを渡して「カード払いで」と申し出る
- 支払い回数を聞かれたら「一回で」などと希望の支払い回数を伝える
- 店員がカードの読み取りを行う
- 暗証番号の入力やサインの記入を求められた場合は応じる
- クレジットカード・レシート・カード売上票を受け取る
街のお店でクレジットカードを使いたいという時は、レジで店員にカードを渡して「カード払いで」と申し出てください。
最近はクレジットカードを提示してポイントを貯められるサービスもあるため、カードを渡す際には店員にカード払いであることを伝えた方がスムーズです。
すると店員から「お支払い回数は?」と聞かれるので「一回で」など、希望する支払い回数を伝えます。
コンビニなどお店によっては一回払いのみ対応していて、分割払いなどは利用できないケースもあるので注意しましょう。
店員がカードをレジや専用の端末に通して読み取りを行い、場合によっては4桁の暗証番号の入力や自筆のサインが求められることがあります。
暗証番号の入力を求められた場合は、電卓のような小型の端末の番号ボタンをプッシュして暗証番号の入力を行い、「確定(または実行)」というボタンを押してください。
サインを求められた場合は、カードの裏面に自筆で記入したものと同じサインを指示された場所に行います。
カードでの支払い(決済)が完了すると、レシートや売上票(利用控え)が発行されるので、カードと一緒に忘れずに受け取ってください。
コンビニでクレジットカードを使う時の注意点
コンビニでクレジットカードを使いたい時は、いくつかの注意点があります。
ここでは、セブン‐イレブンなどの対象のコンビニエンスストアを例に、コンビニでクレジットカードを使う時の注意点をまとめました。
現在、セブン‐イレブン・ローソン・ファミリーマートで使えるクレジットカードの国際ブランドは以下の通りです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- DISCOVER
- 銀聯(ぎんれん・ユニオンペイ)
セブン‐イレブンをはじめとする対象のコンビニではVisa・Mastercard・JCBというクレジットカードの3大国際ブランドはもちろん、American ExpressやDiners Clubなど、日本国内で利用できるカードは全て網羅しています。
支払い方法の注意点を以下にまとめました。
- 支払い回数は1回のみ
- 一定金額以下の支払いはサイン不要
- 一定金額以上の支払いは暗証番号の入力またはサインが必要
- 現金や電子マネー・他のクレジットカードとの併用は不可
セブン‐イレブン・ローソン・ファミリーマートはいずれもクレジットカードの支払い回数は1回に限られていて、ローソンの場合は10,000円以上・セブン‐イレブンの場合は10,001円以上の支払いでサインや暗証番号の入力が必要となり、ファミリーマートの場合は4,000円以上の支払いでサインが必要となります。
複数枚のクレジットカードの併用や、電子マネーなどとの併用はできません。
また、以下の支払いにはクレジットカードが使えないので注意してください。
- 公共料金など収納代行票の支払い
- 商品券・プリペイドカード・QUOカード
- はがき(年賀はがきを含む)・切手
- 地区指定ゴミ袋・ゴミ処理券
金券類や切手のように、基本的に換金性の高い商品の支払いにクレジットカードは使えないようになっています。
また、Loppiなどのマルチメディア端末取扱サービスもカード払いができない場合があるので注意しましょう。
サインレスでクレジットカード払いができる場合も(サインレス決済)
スーパーやデパートなど、カード会社と契約を結んでいるお店に限り、サイン不要でクレジットカード払いができる場合があります。
これは「サインレス決済」と呼ばれるシステムで、サインにかかる時間を省くことでスピーディーに会計を済ませられるのが特徴です。
サインレス決済に対応しているお店でもサイン不要で決済できる金額には上限があり、上限金額を超えた支払いを行う場合はサインが求められる点には注意しましょう。
例えば、上限金額が10,000円に設定されているお店の場合、10,001円以上の支払いでサインや暗証番号の入力が求められます。
暗証番号の入力を求められる場合とサインを求められる場合の違いは、カードや読み取り機(端末)がICチップに対応しているかの差で、カードと端末の両方がICチップに対応していれば暗証番号の入力が求められ、カードと端末の両方もしくは片方がICチップに対応していない場合はサインを求められるのが一般的です。
電子マネー搭載のクレジットカードならスピーディーな支払いが可能
駅ナカのコンビニなどで素早く支払いを済ませたい時は、電子マネー搭載のクレジットカードが便利です。
最近は電子マネーが搭載されたクレジットカードも多く、カードを端末にかざしたり、タッチするだけで支払いを済ませることができます。
電子マネーの利用ならカードをレジに通さないので、カードが傷だらけになったり、傷んでしまって磁気不良で使えないといったトラブルを防げるのもメリットです。
例えばdカードの場合、特別な設定は不要でカードが届いたらそのままiDを利用できます。
以下に電子マネー搭載で人気のクレジットカードをまとめました。
- イオンカード(WAON)
- オリコカードザポイント(iD・QUICPay)
- セブンカード・プラス(nanaco)
- dカード(iD)
- ビューカード スタンダード(Suica)
- 楽天カード(楽天Edy)
電子マネーは大きく分けて2種類、事前にチャージをしてから使う前払いの「プリペイド型」と、使ってから支払いを行う後払いの「ポストペイ型」があります。
現在使われている主な電子マネーの支払い方法は以下の通りです。
【プリペイド型(前払い方式)の電子マネー】
- Suica
- nanaco
- 楽天Edy
- WAON
【ポストペイ型(後払い方式)の電子マネー】
- iD
- QUICPay
プリペイド型(前払い方式)の電子マネーでも、クレジットカードからのオートチャージに対応していれば、電子マネーの残高が設定金額未満になった場合に自動的にチャージが行われるので手間はかかりません。
ポストペイ型(後払い方式)の電子マネーはクレジットカードに紐づいていて、電子マネーの利用分もカードショッピングの代金と一緒に請求されます。
iPhoneにQUICPayを設定してApple Payを利用したり、Androidスマホ(おサイフケータイ)にiDを設定して、カードを使わずスマホひとつで支払いを行うことも可能です。
インターネット通販でのクレジットカードの使い方
インターネットショッピングでクレジットカードを使いたい時は、支払い方法の選択で「クレジットカード」を選んで注文を行ってください。
ここでは、Amazonを例にネット通販でのクレジットカードの使い方をまとめました。
- 欲しい商品を探して「カートに入れる」ボタンを押す
- 「レジに進む」を選択
- メールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力してログインを行う
- 前回利用した支払い方法を変更する場合は「支払い方法」の横の「変更」を選択
- 「クレジットカード」の「カードを追加」を選択
- カード名義人・カード番号・有効期限を入力して「クレジットカードを追加」
- 「注文を確定する」ボタンを押す
この方法の他にも、ログインした状態で「アカウントサービス」から「お支払い方法の管理」に進んでもクレジットカードの登録(追加)ができます。
スマホアプリからアクセスした場合は、スマホのカメラを使ってカード情報をスキャンすることも可能です。
インターネット通販ではセキュリティコードの入力が求められる場合も
セキュリティコードとは、カードに記載された3桁または4桁の番号で、クレジットカード番号とは異なるため注意が必要です。
セキュリティコードはインターネット上でクレジットカードを使う際の安全性を高める目的で利用されています。
カードによってセキュリティコードが記載されている場所や桁数は異なり、Visa・Mastercard・JCB・Diners Clubの場合はカード裏面の署名欄に記載された数字の末尾3桁(下3桁)がセキュリティコードです。
American Express(アメックス)の場合は、カード表面のクレジットカード番号の右上に4桁のセキュリティコードが記載されています。
ネット通販でセキュリティコードの入力が求められた場合は入力を行ってください。
クレジットカードの更新時にカード番号は変わりませんが、セキュリティコードや有効期限は変更になる点にも注意が必要です。
クレジットカードの暗証番号が分からない・暗証番号を忘れた場合
クレジットカードの暗証番号が分からない場合や、暗証番号を忘れてしまった場合は、サインの記入で対応してもらえるケースがあるので「サインでも大丈夫ですか?」と店員に尋ねてみましょう。
暗証番号を何度も間違えると、セキュリティ対策としてロックがかかってカードが使えなくなるため要注意です。
一般的には連続して3回暗証番号を間違えるとロックがかかるとされています。
ロックされてしまった場合は、ロックを解除してもらうためにカード会社に連絡しなくてはいけません。
暗証番号を続けて間違えると端末に警告が表示されるので、この場合はサインの記入に切り替えてもらった方が無難です。
暗証番号が分からない場合は電話やインターネットでカード会社に問い合わせを行いますが、この場合もインターネットや電話口ですぐ暗証番号を教えてもらえるのではなく、ハガキなどが郵送される書面での回答となり、1週間~2週間程度の時間がかかるので気を付けてください。
コンビニでお得になる!おすすめのクレジットカード
ローソンで5%お得になる「dカード」
dカード
カードの特徴
NTTドコモが手がけるテレビCMでもお馴染みのクレジットカード。通常ポイント還元率1.0%・コンビニのローソンや家電量販店のノジマでは5%お得になるのがメリット。ケータイ補償など独自の特典も。年会費永年無料で持つことが可能
発行会社 | NTTドコモ | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 国内旅行保険 最高1,000万円(29歳以下) 海外旅行保険 最高2,000万円(29歳以下) |
電子マネー | iD | ポイント | dポイント |
おすすめポイント
- ローソン・ノジマはポイント還元&割引で合計5%お得!
- 通常ポイント還元率1.0%・カード提示でもポイントがたまる
- 電子マネーの「iD」搭載でスマホでの支払いにも対応
ローソン・ノジマはポイント還元&割引で合計5%お得!
ローソンがお得になるクレジットカードが欲しいという方におすすめなのが、ローソンと家電量販店のノジマで5%お得になるdカードです。
ローソンとノジマでは、3%割引と2%ポイント還元(1%の提示ポイントを含む)の合計で5%お得になります。
ローソンはローソンストア100(100円ローソン)も対象で、一部対象外の商品もありますが、割引がきかないコンビニの商品もお得に買えるのがメリットです。
ローソンやノジマではカード利用でたまったdポイントも使えるので、ポイントの使い道に困ることもありません。
通常ポイント還元率1.0%・カード提示でもポイントがたまる
ポイント還元率の高いカードを探しているという方にもdカードはぴったりです。
dカードの通常ポイント還元率は1.0%・100円につき1円相当のdポイントがたまり、「dカード ポイントUPモール」経由のネット通販なら1.5~10.5倍のポイントがたまるため、高還元カードとして人気があります。
コンビニ・ドラッグストア・百貨店・飲食店などのdポイント加盟店でdカードを提示すると、カードの提示ポイントもたまるのでお得です。
例えば、マクドナルドや東急ハンズ、マツモトキヨシなどではカード提示で100円につき1ポイント、ファミリーマートの場合は200円(税込)につき1ポイントがたまります。
もちろん、カード払いにすると更に1%分のポイントがたまるので、ポイント還元率を重視する方にもdカードはおすすめです。
電子マネーの「iD」搭載でスマホでの支払いにも対応
コンビニで電子マネーを使いたいという時にもdカードは便利です。
dカードにはポストペイ型(後払い方式)の電子マネー「iD」が搭載されていて、カードが届いたらすぐに使うことができます。
iDはコンビニ・スーパー・デパート・飲食店・タクシーなど使えるお店が多いのが特徴で、iD特約店(dカードがお得なお店)で利用すると、100円につき1ポイントの決済ポイントに加えて更に1%以上のポイントがたまるのがメリットです。
例えば、タワーレコードなら合計2%還元・ガソリンスタンドのENEOSなら合計1.5%還元となります。
タワーレコードなどではお店独自のポイントもたまるため、dカードならダブルでお得です。
セブン‐イレブンでポイント4倍!WEB入会・39歳以下限定の「JCB CARD W」
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドでもあるJCBが発行する39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード。ポイント還元率はJCB カード Sの2倍で、特約店やネットショッピングでポイントアップするのが特徴。39歳までに入会すれば40歳以降も利用可能、女性向け保険などの特典が付いた「JCB CARD W plus L」もある。
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | OkiDokiポイント |
おすすめポイント
- セブン‐イレブンで2.0%還元・スタバは5.5%還元
- 電子マネーの「QUICPay」に対応
- 最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険付き(利用付帯)
セブン‐イレブンで2.0%還元・スタバは5.5%還元
還元率が高いJCBのカードを作りたいという方にはJCB CARD Wが候補のひとつになるでしょう。
通常ポイント還元率は1.0%、Oki Dokiランド経由のネットショッピングは最大20倍(0.5%で計算)、JCBオリジナルシリーズパートナーという特約店で利用すると還元率が更にアップします。
例えば、昭和シェル石油は1.5%・セブン‐イレブンやAmazonは2.0%・スターバックスカードへのオンライン入金・オートチャージなら5.5%還元となりお得です。
JCB カード Sのポイント還元率は0.5%で、JCB CARD Wは2倍の1.0%となるので、JCBが直接発行するプロパーカードで1.0%還元のカードが欲しいという方には特におすすめします。
電子マネーの「QUICPay」に対応
JCB CARD Wで電子マネーを使いたい場合は「QUICPay」に対応しています。
カードに電子マネーは搭載されていないため、QUICPayカードという専用カードを発行するか、iPhone(Apple Pay)やAndroidスマホ(おサイフケータイ)にJCB CARD Wのカード情報を登録してQUICPayとして利用することが可能です。
QUICPayはポストペイ型(後払い方式)の電子マネーのためチャージ不要で便利に使うことができ、クレジット払いと同様にカードのポイントもたまります。
更に、QUICPay(nanaco)を発行して支払い方法としてJCB CARD Wを登録すると、カードのポイントに加えnanacoポイント(0.5%)も貯めることができ、セブン‐イレブンでは合計2.5%還元となりお得です。
最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険付き(利用付帯)
海外旅行の際にカードの旅行保険を使いたいという方にもJCB CARD Wは強い味方です。
JCB CARD Wには最高2,000万円補償の海外旅行保険が付帯していて、事前にカードで旅費などを支払うと保険が適用されます(利用付帯)。
旅先での病気やケガは各100万円、身の回り品が盗まれたり事故で壊れてしまった時は携行品損害で20万円まで補償されるので安心です。
今回ご紹介している3枚のカードのうち、旅行保険が付帯しているのはJCB CARD Wだけなので、旅行や出張で海外に行く機会が多い方には特におすすめします。