三井住友カードでたまる「Vポイント」は、商品や他社のポイントに交換できる便利なポイントです。
Vポイントには貯め方のコツがあり、三井住友カードは効率よく貯めればポイント高還元率になるお得なクレジットカードだといえます。
そんな三井住友カードのポイント「Vポイント」の貯め方や使い道についてまとめました。
三井住友カードの基本ポイント還元率
三井住友カード(NL)と三井住友カードゴールド(NL)はポイント還元率0.5%となっています。
200円(税込)の支払いにつき1ポイントがたまり、ポイントは1ポイント1円相当として商品への交換やポイントの交換(移行)に利用できます。
三井住友カードプラチナプリファードは基本のポイント還元率が1.0%となりますので、年間利用額が多い方であればプラチナランクの利用を検討しても良いでしょう。
ポイント還元率が2倍になり特約店も増えるので、単純にたまるペースも倍以上になります。
Vポイントの利用先
たまったVポイントは以下の利用先があります。
・クレジットカードの支払い金額に充当
・SBI証券の投資信託の買付に利用
・三井住友銀行での「振込手数料」の割引に利用
・VJAギフトカードに交換
・オンラインギフトカードに交換
・景品に交換
・マイレージ移行
・他社ポイントへ移行
おすすめの利用先は等価交換の「クレジットカードの支払い金額に充当」と「SBI証券の投資信託の買付」になっています。
マイルへの移行は1P=0.5マイルとなり、オンラインギフトカードは「Amazon gift card」「Apple Gift Card」「Google Payギフトコード」へ1P=0.8円とレートが低くなります。
他社ポイントへの移行も今後合併するTポイントは等価交換ですが、nanacoポイント、楽天ポイントなどへの移行は1P=0.8Pとレートが低くなります。
基本的には三井住友カードで決済して、支払い金額をポイントで割引するイメージで使っていくと良いでしょう。
三井住友カード(NL)と三井住友カード ゴールドで差はある?
三井住友カード(NL) | 三井住友カードゴールド(NL) | |
---|---|---|
クレジットカード | ||
国際ブランド | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard |
年会費 | 無料 | 5,500円(税込)年間100万円以上利用で次年度以降永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
付帯保険 | 海外:2,000万円 | 海外:最高2,000万円 国内:最高2,000万円 お買い物安心保険:最高300万円 |
公式サイト |
三井住友のベーシックな三井住友カード(NL)と比較すると、三井住友カード ゴールド(NL)は国内・海外旅行傷害保険が付帯していたり、空港ラウンジが利用できたりと、ステータスカードとしてさまざまな特典を受けられます。
還元率に差はないため、20歳以上かつ安定した収入がある、旅行の際に安心なカードを持っておきたいという方は三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめです。
対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元の支払い方法に注意
三井住友カードの対象店舗であれば「カードの決済5%還元」「スマホのタッチ決済7%還元」され、通常の0.5%よりも大幅に高い還元率で利用できます。
iDでの支払いだと7%還元されない点は注意が必要です。「iD払い」を含め、カードの挿し込み、磁気取引は最大7%還元の対象となりません。
対象のコンビニ・飲食店では「ApplePayで」「iDで」と店員さんにお願いしてからスマホ決済すると「iD払い」となります。
7%還元対象のお店では必ず「クレジットで」と伝えてからスマホのタッチ決済をしましょう。
下記でVポイントを効率よく貯める方法をまとめています。
「Vポイント」を効率よく貯める方法
三井住友カードのVポイントを効率よく貯めるには、対象店舗でポイント還元率がアップする「Vポイントアッププログラム」を中心に利用していき、適材適所で「ココイコ!」と「ポイントUPモール」を利用していくのがおすすめです。
クレカ決済でSBI証券を利用していけば更にポイントアップを狙えます。
- ネットショッピングはポイントUPモールを経由
- 「ココイコ!」を利用する
- Vポイントアッププログラムを活用する
- 学生は「学生ポイント」
- 「家族ポイント」を利用する
- SBI証券を利用する
上記サービスをフル活用すれば、自然とVポイントがたまっていくでしょう。
ネットショッピングはポイントUPモールを経由
三井住友カードは、自社のショッピングモールサイト「ポイントUPモール」を経由してネットショッピングを利用すると、ポイントが数倍還元されます。
ポイントUPモールには楽天市場やAmazon、伊勢丹、HMVなども参加していて、例えばAmazonはポイント2倍、ドミノピザは5倍、洋服の青山は9倍など、街のお店で買い物をするよりもお得です。
街でのショッピングでも「ココイコ!」を利用すれば還元率UP!
三井住友カードには、エントリーしてからカードを利用すると特典が受けられる「ココイコ!」という少し変わったサービスがあります。
例えば、行きたいお店を見つけて事前にエントリーしておくと、実際に期限内にそのお店でカードを利用した時にポイントやキャッシュバックなどの特典を受けられるのです。
ココイコ!には、スペシャルオファーという特典内容が豪華なものもあり、Vpassのログイン時にスペシャルオファーが表示されているとより多くの特典が獲得できます。
ココイコ!のメリット
ココイコ!のメリットは、何といってもポイント還元率がアップする点です。
例えばタカシマヤならポイント3倍(キャッシュバックを選ぶと1%)、ユニバーサルスタジオジャパンや東急ハンズでもポイント3倍となり、中にはポイント18倍になるお店もあります。
ココイコ!でエントリーしたお店は行かなくても構わないので、気軽にエントリーできる点もメリットです。
お気に入りのお店を登録できる機能をブックマーク感覚で使うのも良いでしょう。
ココイコ!の利用方法
ココイコ!は、三井住友カードの会員サービスである「Vpass」に登録していれば誰でも利用できます。
スマートフォンからも利用できるため、いつでもエントリー可能です。
ココイコ!が利用できるのは東京や大阪、名古屋などの主要都市がメインですが、東急ハンズやびっくりドンキーなどは中部と四国を除く全国で利用できます。
地方で対象店舗がない場合、あまり特典の恩恵を受けられない点はデメリットといえます。
Vポイントアッププログラムを活用する
対象店舗でのポイント還元率がアップする「Vポイントアッププログラム」は、最も活用しやすいVポイント還元率をアップさせる方法だといえます。
Vポイントアッププログラム対象店舗
・セブン-イレブン
・ポプラ
・ミニストップ
・ローソン
・マクドナルド
・モスバーガー
・サイゼリヤ
・ガスト
・バーミヤン
・しゃぶ葉
・ジョナサン
・夢庵
・その他 すかいらーくグループ飲食店
・すき家
・はま寿司
・ココス
・ドトールコーヒーショップ
・エクセルシオール カフェ
・かっぱ寿司
対象になっているのはコンビニ・飲食店で、気軽に入りやすいお店が多い印象です。
これらの店舗でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済を利用することで、+6.5%の還元が受けられます。
通常の0.5%と合わせて、合計7%※になる計算です。
※即時発行ができない場合があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
学生は「学生ポイント」を利用する
ポイント還元率 | 内容 |
---|---|
最大+9.5%還元 | 対象のサブスクリプションサービスのお支払い |
最大+1.5%還元 | 対象の携帯料金のお支払い |
最大+2.5%還元 | QRコード決済(LINE Payのチャージ&ペイ) |
全額ポイント還元 | 分割払いでかかった手数料 |
学生ポイントは、カード申し込み時に職業を「学生」として申し込みした方が対象となり、ポイントアップの期間は、卒業予定年の12月末日までとなります。
還元率の大きいサブスクの対象は以下となります。
学生ポイント対象のサブスク
・Amazonプライム
・DAZN
・dアニメストア
・Leminoプレミアム
・Hulu
・U-NEXT
・LINE MUSIC
携帯料金の支払いに関してもau、povo、UQ mobile、docomo、ahamo、SoftBank、LINEMO、Y!mobile、LINEモバイル、y.u mobile が対象となっているため、支払い先をクレジットカードに変更するのもいいでしょう。
「家族ポイント」を利用する
家族ポイントは家族カードではなく、家族で本人名義の三井住友カードを持っている方がいれば対象となるサービスです。
2親等以内の家族を1人登録するごとに、対象のコンビニ・飲食店で200円(税込)につき、+1%ポイント還元になります。
最大還元率は+5%となっており、5人以上の登録が必要になります。年会費無料のカードを発行してポイント還元率を上げるのも良いでしょう。
SBI証券を利用する
ポイント還元率 | 内容 |
---|---|
0.5%還元 | 当月の投信信託の買付が1回以上 ※三井住友カードつみたて投資も対象 |
0.5%還元 | 当月の国内株式または米国株式のお取引が1回以上 |
1.0%還元 | 三井住友カードまたは三井住友銀行仲介口座で、当月末のNISA口座における投信信託の保有資産用評価額が50万円以上 |
SBI証券を利用することでも対象のコンビニ・飲食店でポイントアップするのでNISAなどの利用を考えている方は活用していきましょう。
手続きは面倒ですが、楽天証券などからの乗り換えもできます。
ゴールドカードで100万円修行する
三井住友カード ゴールド(NL)
カードの特徴
三井住友カードが発行しているゴールドカードで、手厚い国内外旅行傷害保険や空港ラウンジサービスなどの充実した付帯サービスと、どこで利用しても恥ずかしくないステータ性が魅力
発行会社 | 三井住友カード |
---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 5,500円 ※年間100万円以上利用で次年度以降永年無料 |
付帯保険 | 海外:5,000万円 国内:5,000万円 ショッピング保険300万円 |
電子マネー・スマホ決済 | iD・PiTaPa・WAON Apple Pay・Google Pay |
ポイント | Vポイント |
申し込み対象 | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
追加カード | ETC・家族 |
コンビニや飲食店の利用だけではなかなかVポイントがたまらないという方も多いでしょう。
一般ランクの三井住友カード(NL)を利用の方であれば、ゴールドランクを発行して年会費無料条件である年間100万円の利用を目指すのも1つの手です。
固定費や日用品、食費などの支払を1つにまとめることで管理もラクになりますし、大きな支払いが増えることでVポイントアッププログラムと合わせて一気にVポイントをためることが可能。
VポイントはSBI証券でも使えますので、三井住友カードゴールド(NL)発行と同時に三井住友の経済圏を確立していくのもいいでしょう。
Vポイントがたまらない原因
三井住友カードを利用していても、Vポイントが貯まらないケースがあります。
クレジットカード・ETCカードの年会費の支払い、リボ払いや分割払い、マイレージ移行などの手数料の支払い、電子マネーへのチャージなどの際に三井住友カードを利用してもVポイントは付きません。
また、Vポイントアッププログラム対象店舗であっても、商業施設内にある店舗など一部ポイント加算の対象とならない店舗があるので注意してください。
詳細は三井住友カードのよくある質問から確認できます。
VポイントをためるにはOliveの利用もおすすめ
Oliveフレキシブルペイ(一般ランク)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。1枚でキャッシュカード、デビットカード、クレジットカード、ポイント払いが選択可能。銀行とVpassアプリを一括管理できる。Vポイントアッププログラムは最大20%還元※クレジットモード付のみ
発行会社 | 株式会社 三井住友銀行 |
---|---|
国際ブランド | Visa |
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 永年無料※一般ランクのみ |
国際ブランド | Visa |
スマホ決済 | iD、ApplePay、Googlepay |
ポイント | Vポイント |
申し込み条件 | デビットモード、ポイント払いモード:制限なし クレジットモード:18歳以上の方(高校生除く) |
追加カード | ETCカード(年会費550円 利用無料) |
三井住友カードをはじめ、日々キャッシュレス活用している方におすすめなサービス「Olive」が、2023年3月1日から申し込みの受け付けを開始しました。
Oliveとは、銀行口座や決済、証券、保険など複数の金融サービスをまとめてアプリで管理できる、SMBCグループとSBI証券が連携して提供するサービスです。
Oliveは多機能
Oliveアカウントを作成すると、4つ機能が集約されたOliveフレキシブルペイが発行されます。
フレキシブルペイには、クレジットモード・デビットモード・ポイント払いモード、そして三井住友カードのキャッシュカードとして利用でき、複数のカードを持ち歩く必要がない便利なカードです。
アプリから簡単にクレジットカード払い、デビットカード払い、ポイント払いを切り替えることができ、各明細の確認もアプリで完結。
・三井住友銀行の口座残高の確認、振込
・三井住友カードの利用明細の確認
・支払いモードの切替え(クレジット、デビット、ポイント払い)
・SBI証券の投資信託や株式の購入、取引状況の確認
・選べる無料保険の選択、Vポイントが貯まる保険の申し込み
・住所変更など各種手続きの一括管理 など
上記が主にOliveアプリでできることです。
「スマホアプリで支払いを完結したい」「複数枚カードを持ち運ぶのが面倒」など、さまざまな要望に応えてくれるサービスになっています。
Vポイントアッププログラムは最大還元率を狙える
OliveはVポイントアッププログラムのスマホタッチ決済に対応しており、7%のポイント還元の恩恵も受けられます。
さらに、Oliveアカウント限定のポイント付与サービスを利用すればVポイントアッププログラムの最大還元率である20%を狙うことも可能です。
三井住友カード(NL)ではなかなかVポイントがたまらない方はOliveを活用しつつ、お得に買い物してみてはいかがでしょうか。
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