ライフカードの利用限度額を上げたい場合、どのような方法で上げる(増額する)ことができるのでしょうか。
利用限度額の増額には審査がありますが、カードの利用状況によっては審査落ちしたり、最悪の場合はカードが利用停止となる恐れもあります。
審査が不安という方は審査の甘いクレジットカードで2枚目を作るのも選択肢の1つです。
今回は、ライフカードの利用限度額を増額する方法や審査にかかる時間、審査の注意点をまとめました。
ライフカード
カードの特徴
初年度ポイント1.5倍、誕生月はポイント3倍、L-Mall経由でのネットショッピングでポイント最大25倍など、ポイントがたまりやすい制度が豊富な年会費無料カード。
クレジットカードの利用限度額(利用可能枠)とは?
クレジットカードには利用限度額(利用可能枠)があり、限度額を超えて使うことはできません。利用可能枠の中には「枠」があり、それぞれの枠は用途が異なります。
ライフカードの場合、インターネットの会員専用ページ「LIFE-Web Desk」から限度額の確認が可能です。
- 総利用可能枠…利用可能枠の総枠(総額)
- ショッピング枠…カードショッピングに利用できる金額
- 割賦払い利用可能枠…ショッピングのうち割賦払いに利用できる金額
- キャッシング枠…キャッシングに利用できる金額
それぞれを詳しくみていきましょう。
総利用可能枠とは
総利用可能枠とは、ショッピング枠やキャッシング枠などを全て含めた利用可能枠の総枠(限度額)です。一般的に「クレジットカードの限度額」というと、この総利用可能枠のことを指します。
ショッピング枠とは
ショッピング枠とは、カードショッピングに利用する枠です。例えば、スーパーで買い物やインターネットショッピング、公共料金の支払いなどは全てこのショッピング枠を利用しています。
割賦払い利用可能枠とは
割賦払い利用可能枠とは、ショッピングのうち割賦払いに利用できる金額(枠)のことで、ショッピング枠の中に含まれています。
ライフカードの場合、割賦払いご利用可能枠には以下の支払い方法が含まれます。
- 分割払い
- リボ払い
- 据置1回払い
- 2回払い
- ボーナス一括払い
- ボーナス2回払い
例えば、ショッピング枠が50万円でそのうち割賦払い利用可能枠が20万円に設定されているカードの場合、1回払いのショッピングなら50万円まで利用できますが、分割払いなどの割賦払いで利用できるのは20万円です。
キャッシング枠とは
キャッシング枠とは、キャッシング機能を利用してお金を借りられる枠のことです。
キャッシング枠はショッピング枠に含まれていてショッピング利用が優先されるのが特徴です。
例えばショッピング枠が50万円でキャッシング枠が10万円のカードの場合、ショッピングで50万円を使い切ってしまうとキャッシングは利用できなくなります。
クレジットカードの限度額(利用可能枠)はどうやって決まる?
クレジットカードの限度額には個人差があり、生活維持費などを除いた「支払可能見込額」を基に設定されます。
支払可能見込額の計算方法は以下の通りです。
このうち、生活維持費は住宅ローンの有無や同一生計者の人数などによって変わってきます。
住宅ローンや家賃の支払いがなく、同一生計者が少ないほど生活維持費は少なく計算されるのが特徴です。
クレジット債務とは、向こう1年間におけるクレジットの年間支払い予定額のことで、カードの申し込み時に他社のクレジット債務を信用情報機関の信用情報で確認することが義務付けられています。
学生や専業主婦は支払可能見込額の調査が免除される
収入がない、または少ない学生や専業主婦がクレジットカードを申し込んだ場合、限度額(利用可能枠)が30万円以下のカードを支払可能見込額の調査なしで発行できる場合があります。
これは、限度額が30万円以下のカードなら原則として支払可能見込額の調査義務が免除されるためです。
また、配偶者や親族の収入と合算してカードを発行できるケースもあります。
限度額を使い切った場合はいつ回復する?
ライフカードで限度額を使い切った場合は、引き落とし日から最長4営業日後(金融機関の休業日は含まず)に限度額が回復します。
回復するのは支払いが済んだ分だけで、分割払いやリボ払いなどを利用して未払い分が残っている場合、繰り上げ返済を行わない限り全ての限度額は回復しません。
ライフカードの利用限度額
ライフカードの利用限度額は申し込むカードによっても異なります。
例えば、年会費無料のライフカードの場合は以下の通りです。
- カード総利用枠…10万円~200万円
- ショッピング利用可能枠…10万円~200万円
- キャッシング利用可能枠…0万円~200万円
学生専用ライフカードの場合、利用限度額は以下のようになっています。
- カード総利用枠…5万円~30万円
- ショッピング利用可能枠…5万円~30万円
- キャッシング利用可能枠…0万円~10万円
前述のとおり、学生に対しては限度額が30万円以下に設定されるのが一般的です。
ライフカードの利用限度額を増額する方法
ライフカードの利用限度額は増額(増枠)することができます。できるのは継続的(恒久的)な増額のみで、旅行の際に限度額を引き上げたいといった場合の一時的な増額はできません。
また、学生の場合は最大でも30万円の限度額しか持てず、30万円を超える増額はできないので気を付けてください。
キャッシング枠の増額を行う場合など、収入を証明する「所得証明書類」の提出が求められるケースもあります。この場合は、給与明細など収入が証明できる書類を提出してください。
「ご利用可能枠増額」の申し込み方法
ライフカードの利用限度額を増額したい場合、電話・インターネット・郵送という3通りの申し込み方法があります。
このうち、最も早く限度額の増額ができるのは電話での申し込みです。
電話での申し込み方法
電話でライフカードの限度額を引き上げる場合は、以下の問い合わせ先電話番号に電話をかけて利用限度額の増額を申し込んでください。
電話が繋がったら「33#」をプッシュして「カード利用可能枠変更のお申込み」を選択しましょう。
オペレーター対応のため受付時間は9時30分~17時30分となり、日曜・祝日や1月1日~3日は休業日です。
また、カードを手元に用意して本人が電話をする必要があります。
インターネットでの申し込み方法
インターネットの場合は、ライフカードの会員専用ページ「LIFE-Web Desk」から申し込みを行います。
LIFE-Web Deskの利用には無料の会員登録が必要となり、ログインをして「カードご利用可能枠の増額申込み」から手続きを行ってください。
郵送での申し込み方法
郵送での申し込みは、電話やインターネットと比較すると日数がかかってしまうので急ぎの場合にはおすすめできません。
郵送で申し込む場合は、自分で申込書を印刷するか、申込書を取り寄せるかによっても申し込みに必要な期間が変わってきます。
自分で申込書を印刷する場合は、ライフカードの公式サイトにあるご利用可能枠増額申込みページから申込書や封筒を印刷し、申込書に必要事項を記入してカード会社に送ってください。
申込書を取り寄せる場合は、資料請求フォームにある「ご利用可能枠増額プラン利用申込書」にチェックを付けて必要事項を入力して申し込みます。
ライフカードの利用限度額の増額審査にかかる時間
ライフカードに限らずカードの限度額を引き上げる際には審査が行われますが、ライフカードの場合は申し込み後約1週間程度で審査結果が分かります。
審査結果はメールまたは電話での連絡となり、メールの場合はLIFE-Web Deskに登録したメールアドレス宛にメールが届くので、カード会社からのメールを受信できるようにしておきましょう。
ライフカードの利用限度額を増額する場合の注意点
クレジットカードの限度額引き上げはリスクが伴うこともあるため注意が必要です。カード発行時の利用限度額は年収や勤務先、今までのカードやローンの返済履歴を元に「支払可能見込額」から決められています。
カード会社が返済のリスクを負わない程度に設定されるため、限度額が1万円~3万円程度と少額の方は、ライフカードの限度額審査の基準に満たないか、今までに「支払い遅れ」や「多数のローン」を組んでいるなどのケースが多いです。
増額をするつもりが減額されたり、カードの強制解約といった事態にならないように、普段から正しくカードを利用することを心がけましょう。
▼限度額増額申請に伴う注意点▼
- 最低でも半年利用
- 延滞やリボ払いは注意
- 年収や勤務先変更
- 奨学金やスマホの支払い延滞
中でも仕事場を変えられて収入が安定しない方や、過去に延滞履歴がある人は限度額を下げられてしまう要因になります。
最低でも半年以上ライフカードを利用してから増額を申し込む
限度額の増額を申し込む場合は、最低でも半年以上ライフカードを利用してからにしましょう。利用実績がない状態で限度額を引き上げることは難しく、審査が厳しくなるので注意が必要です。
また、良好な利用実績を積み上げていれば増額を申し込まなくてもカード会社側が限度額を引き上げてくれることもあります。
延滞を起こした場合やリボ払いを利用している場合は要注意
他社を含めたクレジットカードやローンの分割払いなどを利用しているのに延滞を起こした場合や、リボ払いを利用していてリボ残高が多い場合も審査落ちのリスクが高まります。
限度額の増額審査では返済能力が重視されるので、返済能力に欠けると判断されると審査落ちするため気を付けましょう。
例えば金融事故などを起こして信用情報がブラックになっている場合、5年~10年はカードの審査に通りづらくなり、増額を申し込んだ際にブラック情報が発覚して持っているカードも強制解約となる恐れがあります。
年収や勤務先が変わっていると限度額を減額される恐れも
ライフカードの申し込み時とは年収や勤務先が変わっている場合も要注意です。
例えば、申し込み時は正社員で現在は退職している場合、新しい勤務先をカード会社に届け出ていないと限度額を減額されてしまったり、キャッシングが利用できなくなる場合があります。
これは、年収の3分の1以下に借り入れが制限される「総量規制」によるもので、カード会社側が年収の確認ができない場合はキャッシングの利用停止などの措置がとられてしまうので気を付けてください。
ただし、退職や転職に伴い収入が減ったのに、以前の職場を勤務先として申告すると虚偽記載などの罪に問われるため絶対にやめましょう。
奨学金やスマホの支払い延滞
学生時代に奨学金を借りていたり、スマートフォンの本体代金を分割で支払っていた人は要注意。軽く見られがちな奨学金やスマホ代金もローンによる申し込みが必要です。延滞した場合は記録に残ります。
カード会社がカード発行や増額審査するときは過去5年にわたって利用履歴を参考にします。債務整理と自己破産に至っては10年前までチェックします。
その時に返済が滞っていたりすると限度額は下がりますし、増額審査も厳しいでしょう。
「延滞した記憶がない」「なんで限度額が低いのかわからない」という方でも過去5年まで遡り、毎月の支払がちゃんとされていたか覚えている人は少ないでしょう。
過去の履歴を確認したい方は信用情報機関の確認がおすすめです。
2枚目のカードにチャレンジ
ライフカードの増額にこだわらなくても、2枚目のカードにチャレンジするという選択肢もあります。現在ライフカードの審査には通っているので2枚目のカード発行も十分視野に入ります。
限度額も上がる可能性が高いですし、2枚分の限度額利用ができますので買い物の幅も広がるでしょう。
審査が不安な方は審査の甘いクレジットカードから申し込むのがおすすめです。
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