旅行や留学、ビジネスなど海外へ行く機会は多くあります。そんな時にクレジットカードを持っていれば、様々な場面で便利に安全に決済をすることができ、クレジットカードの手数料について理解をすれば、よりお得に使うことができます。
今回は、アメリカドルと日本円のレートを参考にして、クレジットカードを海外で利用した時の手数料について解説します。
海外利用手数料のポイント
- 海外のカード利用では「国際ブランドの手数料」+「カード会社の手数料」がかかる
- 国際ブランドの基準レート(手数料)は日によって変動するが、JCBが低めで次にVisa、Mastercardとなることが多い
- カード会社の手数料はイオンカード、エポスカードが低く、三井住友カードや三菱UFJカードは高め
- ソニー銀行では外貨口座があれば手数料無料になる金融機関もある!デビットカード利用も検討しよう
目次
クレジットカードの海外利用でかかる手数料
海外でクレジットカードを利用する際には、さまざまな手数料が発生します。主に「海外取引手数料」「為替手数料」の2つがあり、利用するクレジットカードの種類によってコストが異なります。
ここでは、それぞれの手数料について詳しく見ていきましょう。
海外取引手数料
一般的に海外でのクレジットカード利用には、為替手数料や事務処理手数料が加算されます。多くのカード会社では、利用金額の1〜3%程度が手数料として加算されています。
海外のレストランで100ドルの食事をクレジットカードで支払った場合、手数料が2%だとすると、実際には102ドル分の支払いが発生。1回の手数料は少額に感じるかもしれませんが、利用が重なるとかなりの負担額になってしまうでしょう。
為替手数料
為替手数料とは、クレジットカード会社が外貨を日本円に換算する際に発生するコストです。
この手数料はカード会社ごとに異なり、VisaやMastercardなどの国際ブランドが定める基準レートに対して、カード発行会社が手数料を上乗せする形で決まります。
例えば、Visaが適用する基準レートが1ドル=150円であり、カード会社の為替手数料が1.6%の場合、実際の換算レートは 1ドル=152.4円(150円×1.016) となります。
つまり、同じ国際ブランドのカードでも、カード発行会社によって適用される為替レートが異なるため、海外での利用時に手数料が低いカードを選ぶことが重要です。
手数料の発生タイミング
クレジットカードの利用データがカード会社に到着した日のレートが適用され、料金が確定します。利用データがカード会社に到着するまでに2日から4日程度かかると言われており、カード利用日のレートとは異なります。
ここで注意しなければいけないのが、カードを利用してから利用データがカード会社に到着するまでの間にレートが上がってしまうと、請求額も増えてしまう点です。
例えばカード利用日が1ドル=150円であっても、請求確定時のレートが1ドル=155円に上昇していた場合、想定よりも多く支払うことになります。
逆に利用データがカード会社に到着するまでの間にレートが下がれば、請求額も低くなる可能性があります。そのため、レート変動のリスクを考慮しながらカードを使用することが重要です。
海外旅行前に知っておきたい「円ドル」の関係と「為替コスト」
海外旅行の準備をする際に、最も重要なポイントの一つが「為替コスト」です。これは、日本円を現地の通貨に交換する際に発生する手数料やレートのことを指します。
現地通貨への両替は、多くの場合、空港の両替所やクレジットカード会社が提供するレートで行われますが、そのレートには手数料が含まれており、実際に表示される為替レートよりも割高になることが一般的です。
また円高の時期に外貨を購入することで、損失を最小限に抑えて旅行先での支払いをお得に済ませることができます。
逆に、円安の時期には同じ金額で手に入る外貨が少なくなり、結果として損をしてしまう可能性も。こうした為替の動きを理解することで、海外旅行とお買い物がさらに楽しくなるでしょう
円高・円安は旅行時にどう影響する?
円高と円安は、海外旅行時の費用に大きな影響を与えます。
円高とは、日本円の価値が上がり、より多くの外貨を得られる状態のこと。例えば1ドルが110円だったものが100円になると、同じ日本円でより多くのドルを手に入れることができます。
お買い物時にかかるお金
1ドル110円時:10ドルのお買い物に1,100円かかる
1ドル150円時:10ドルのお買い物に1,500円かかる(現在の相場)
つまり、円高の時期に外貨を購入することで、同じ金額でも多くの買い物ができたり、外食を楽しんだりすることができるのです。
一方、円安の時期には逆の現象が起こります。1ドルが120円になった場合、同じ日本円で購入できる外貨が減り、海外での支払いが割高になります。円安の時期に外貨を購入することは避けた方が良いでしょう。
円高傾向で海外旅行者が増える
2024年7月に日銀が金融政策決定会合で政策金利の誘導水準を利上げすることを決定しました。
今までは1ドル150円代が相場でしたが、2024年8月には140円代にまで下がっており、円高の傾向にあります。
これに伴い、パンデミック移行増え続けている海外旅行者が、更に増加する見込みとなっており、海外でのコスパの良い決済手段にも注目が集まってきています。
海外クレジットカード手数料を比較
海外でクレジットカードを利用する際には、カード会社やブランドごとに異なる手数料が発生します。同じ金額を支払う場合でも、選ぶカードによって最終的な支払額が変わることがあるため、手数料の仕組みを理解し、コストを抑えられるカードを選ぶことが重要です。
以下では、国際ブランドごとの基準レートやカード会社ごとの手数料を比較し、海外でお得に使えるクレジットカードを詳しく解説します。
クレジットカード海外利用時のレートの決まり方
海外でクレジットカードを使った時の手数料は、クレジットカードの種類によって異なるので、使うカードによって換算レートが変わります。
換算レートとは、海外でクレジットカードを使った時に適用されるレートのことで、基準レートに手数料が掛け合わされて決まります。
海外でクレジットカードを利用すると、各カード会社の決済センターに利用情報が送られ、情報が到着した時点でのレートが基準となり、その基準となるレートに手数料を掛け合わせたものが換算レートとして決定します。
基準レートは国際ブランドごと、手数料はカード会社ごとに定められています。例えば、国際ブランドがVisaの楽天カードを使っている場合は、Visaが定める基準レートに楽天カードが定める手数料が掛け合わされて、換算レートが算出されます。
国際ブランドごとの基準レート
基準レートは、国際ブランドごとに違います。
国際ブランドとは、Visa、JCB、マスターカード、ダイナースクラブ、アメリカンエキスプレスの5大国際ブランドのことです。
以下の表はそれぞれの国際ブランドの基準レートに関してまとめた表です。
ブランド名 | 適用する基準レート | 対ドルの基準レート |
---|---|---|
Visa | Visaインターナショナルのレート | 155.89 |
JCB | JCBが定めているレート | 152.01 |
マスターカード | マスターカードインターナショナルのレート | 156.33 |
ダイナースクラブ | 指定金融機関の為替相場 | 非公表 |
アメリカンエキスプレス | アメリカンエキスプレスが指定した銀行間相場 | 非公表 |
このように、カード会社ごとに適用しているレートがそれぞれ違います。表をみると、JCBの基準レートがもっとも低く、Visaの基準レートがもっとも高くなっています。
しかし、これはあくまでも2024年10月12日の基準レートなので翌日には変わる可能性があります。したがって、旅行する日にはどこの国際ブランドの基準レートがもっとも安くなっているかはわかりません。
この基準レートに手数料が加わるので、手数料についても見ていく必要があります。
Visa、JCB、マスターカードの3社は基準レートの情報を公開していて、インターネットから見ることができます。しかしダイナースクラブとアメリカンエキスプレスの2社は基準レートの情報を公開していません。
VisaとMastercardは通貨コンバーターの機能を提供しています。表内のリンクから飛ぶことができます。カードを利用した日の請求額を算出できます。
入力内容
決済した通貨(Transcation currencyから選択。例:United States Dollar (USD))
カードの通貨(Card currencyから選択。例:Japanese Yen (JPY))
レート換算日(Select date of transaction、カレンダー選択。例:03/20/2025)
クレジットカードごとの手数料
海外でクレジットカードを使った時の手数料は、カード会社によって違います。一般的に、手数料は1.6%から2.0%と定められているカード会社が多いです。
ここでは、楽天カード、イオンカード、アメリカンエキスプレスの3種類を例にして解説します。
以下の表は、3種類のカードの国際ブランドとの組み合わせごとの手数料をまとめたものです。アメリカンエキスプレスのみ自社発行のカードなので、Visaなどの他の国際ブランドとの組み合わせはありません。
クレジットカード名 | Visa | マスターカード | JCB | アメックス |
---|---|---|---|---|
楽天カード | 3.63% | 3.63% | 3.63% | 3.63% |
エポスカード | 2.20% | - | - | - |
三井住友カード | 3.63% | 3.63% | - | - |
三菱UFJ | 3.85% | 3.85% | 2.20% | 2.20% |
イオンカード | 1.6% | 1.6% | 1.6% | - |
JALカード | 3.63% | 3.63% | 2.04% | 2.0% |
アメックス | - | - | - | 2.0%(自社発行) |
このように、カード会社と国際ブランドの組み合わせによって、手数料は変わりますが2~4%が平均的です。
アメリカンエキスプレスについては、カードの種類に関わらず、一律で2.0%となっています。
また、各カード会社ともゴールドカードやプラチナカードなどの上級クラスのカードでも、手数料や基準レートに違いはありません。
クレジットカードのレートの注意点
各国際ブランドごとに基準レートは違いますが、為替レートは毎日変動しています。例えば、Visaの基準レートが最も低くなっている日もあれば、JCBの基準レートが低い日もあるなど、日々変わります。
そこで、手数料が低いクレジットカードを選ぶことでできるだけお得に海外でクレジットカードを利用することができます。
海外でクレジットカードを使う際の注意点
海外でのクレジットカード利用は便利ですが、日本国内で使う場合と異なるリスクが伴います。
カードが使えないトラブルや不正利用の被害を防ぐために、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
ここでは、海外でクレジットカードを利用する際の重要な注意点について解説します。
利用前にカード会社に連絡をする
海外でクレジットカードを利用すると、カード会社が不正利用の可能性を疑い、セキュリティの観点から取引をブロックすることがあります。
これを防ぐためには、渡航前にカード会社へ「海外利用の予定がある」ことを連絡しておくと安心です。
特に以下のようなケースでは、利用制限がかかる可能性が高くなります。
連絡をしておけば、カード会社があらかじめ渡航予定を把握し、不正利用と誤判断されるリスクを軽減できます。
カード会社への連絡方法は、以下の3つが一般的です。
- 電話での問い合わせ
- オンラインの専用フォーム
- カード会社のアプリから事前登録
カード裏面のカスタマーサポートへ連絡
カード会社の公式サイトで申請
旅行予定を登録できる機能がある場合
また、海外での緊急連絡先もメモしておき、万が一カードが使えなくなった際にすぐ問い合わせできるようにしておきましょう。
海外でのカード利用に関する規約を確認
クレジットカードには、発行会社ごとに海外利用に関する特定のルールが設定されています。事前にこれらの規約を確認し、想定外のトラブルを防ぎましょう。
- 海外キャッシングの可否と金利
- 利用限度額の確認
- 海外旅行保険の適用条件
- 特定の国での利用制限
海外キャッシングに対応しているカードであっても、カード会社によっては「海外キャッシングの利用制限」や「ATM手数料」が発生する場合があります。
事前に対応している国や地域、利用可能額などを調べておきましょう。
また一部のクレジットカードには「海外旅行保険」が付帯しています。カードを使って航空券やツアー料金を支払った場合にのみ適用されるケースもあるため、事前に補償内容を確認しておくことが重要です。
不正利用に注意
海外ではスキミングやフィッシング詐欺など、クレジットカードの不正利用が多発しています。カードを安全に利用するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
スキミング被害を防ぐ
スキミングとは、カード情報を盗み取られ、不正に利用される手口です。特に以下のような場所では注意が必要です。
対策として、なるべく銀行や大手ホテルのATMを利用し、カード決済時には目の前で処理してもらうことが大切です。
カード情報の漏洩に注意する
クレジットカードの番号やセキュリティコードを、SNSやメールで送るのは厳禁です。
また、公共のWi-Fiを使ってオンラインショッピングをする行為も、セキュリティリスクがあるため避けるようにしましょう。
利用履歴をこまめにチェック
不正利用を早期発見するためには、カード会社のアプリやオンライン明細を活用し、定期的に利用履歴を確認することが重要です。
身に覚えのない請求があれば、すぐにカード会社へ連絡し対応を依頼しましょう。
海外でカードを紛失・盗難した場合の対処法
万が一、クレジットカードを紛失したり盗まれたりした場合は、すぐにカード会社に連絡し、利用停止の手続きを行いましょう。
また、現地の警察に盗難届を提出することで、保険適用の手続きをスムーズに進めることができます。
海外利用におすすめのクレジットカード
海外でのクレジットカード利用をお得にするためには、手数料が安く、付帯特典が充実したカードを選ぶことが重要です。
ここでは、海外旅行や出張で役立つクレジットカードについて、それぞれのメリット・デメリットと特徴を詳しく解説します。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントがたまりやすい。
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
---|---|
ポイント還元率 | 通常1.0% |
年会費 | 年会費永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、楽天Edy |
ポイント | 楽天ポイント |
クレカ積立 | 楽天証券 |
申し込み条件 | 18歳以上 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
- 年会費無料
- 利用付帯の海外旅行保険が利用できる
- 国際ブランドが4つから選べる
- 旅行傷害保険は利用付帯なので旅費をカード払いする必要がある
国際ブランドが選べる
クレジットカードは発行時に利用する国際ブランドを選ぶことができます。
楽天カードはVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4つから選ぶことが可能。
アメリカに行くなら広く普及しているVisaやアメックスを選択するなどの対応ができます。
海外利用も便利
楽天カードは海外の事務手数料が、3.63%と標準的です。すでにカードを持っている方は、海外でもそのまま利用できるでしょう。
現地のATMから現地通貨を借りることができる「海外キャッシング」にも対応しているため、旅行前に事前に設定しておくと安心です。
困ったときの海外アシスタンスサービスが利用できるのもポイントです。
エポスカード
エポスカード
カードの特徴
年会費無料で海外旅行保険が付帯する即日発行可能カード。年に数回ある「マルコとマルオの10%オフ」というキャンペーンでマルイでのショッピングが10%OFFで利用できたり、SHIDAXやBIGECHOなどのカラオケ店で割引がある幅広いサービスのカード
発行会社 | 株式会社エポスカード |
---|---|
還元率 | 0.5% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高3,000万円(利用付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | エポスポイント |
申し込み資格 | 日本国内在住の満18歳以上のかた(高校生のかたを除く) |
追加カード | ETCカード(年会費無料) |
- 年会費が無料
- 利用付帯の海外旅行保険が利用できる
- 全国の提携店舗で優待特典が受けられる
- ゴールドカード以上でないとポイントアップの恩恵が少ない
- マルイ以外での利用特典が限定的
海外でのサポートが充実しているカード
エポスカードは、海外旅行傷害保険や現地サポートデスクなど海外旅行に便利なサポートが充実しています。
海外旅行傷害保険は利用付帯ですが、疾病治療費の保険金最高270万に加え携行品損害の保険金も最高20万となっています。
海外に設置されている現地サポートデスクでは、パスポートの紛失・盗難などの緊急時にも日本語で対応。現地サポートデスクが営業時間外であっても、東京の海外緊急デスクが24時間年中無休で対応してくれるため安心です。
頼れるVisaブランド&海外キャッシング対応
エポスカードは普及率の高いVisaブランドなので、多くの地域で使えます。海外でエポスカードを利用した場合の事務手数料は、2.20%に設定されています。
利用分基本的に1回払いとなりますが、帰国後に海外での利用分を「リボ払い」に変更することも可能です。
現地のATMから現地通貨を借りることができる「海外キャッシング」にも対応しているため、現金が必要になった時でもエポスカードが活用できます。
Sony Bank WALLET
Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)
カードの特徴
満15歳以上のかたであればお申し込みが可能なデビットカード。Visaのタッチ決済で会計もスムーズ。カード発行後にソニー銀行で円定期預金をすれば、最大で「年0.35%」の特別金利キャンペーン実施中
- 発行手数料・年会費が無料
- 外貨預金口座からの直接引き落とし
- ショッピング保険が付帯する
- 外貨預金口座を開設していない場合、為替手数料が発生
- 海外ATM利用時に1.79%の事務処理経費がかかる
ショッピング保険付きのデビットカード
Sony Bank WALLETは クレジットカードではなくVisaデビットカードであるため、カードの利用限度額は銀行口座の残高によって決まります。これにより、使い過ぎを防ぐことができるというメリットがあります。
外貨預金口座と連携しており、事前に円を外貨に両替しておけば、海外でのショッピングやATM引き出し時に為替手数料を大幅に抑えることが可能です。
例えば、日本で1ドル=150円の時に外貨預金を購入しておけば、為替変動の影響を受けずに決済できるため、海外旅行のコストを管理しやすくなります。
外貨口座がなくても、事務処理経費や海外ATM利用料などを支払えば円口座からも利用することが出来ます。
海外利用時の手数料
Sony Bank WALLETを海外で利用する場合の各種手数料は、以下のとおりです。
Visa加盟店でショッピングする場合
外貨口座 | お支払い口座 | 手数料 |
---|---|---|
残高あり | 外貨普通預金口座 | なし |
残高なし | 円普通預金口座から 外貨の不足分を充当(円からアシスト) |
ソニー銀行為替コスト(TTS) 100USDなら15円 |
未開設 | 円普通預金口座 対象10通貨以外の利用も同様 |
事務処理経費: 1.79%/ 回(税込み) 100USDなら1.79USD |
外貨普通預金口座に十分な残高がある場合は手数料が一切かからず、為替コストを気にせずに決済が可能。残高が不足している場合は、自動的に円普通預金口座から外貨が充当されます。
外貨普通預金口座を開設していない場合 は、円普通預金からの決済となり、事務処理経費 1.79% が上乗せされます。そのため、 海外での利用を想定する場合は、外貨普通預金口座の開設がおすすめです。
海外ATMで現地通貨を引き出す場合
外貨口座 | お支払い口座 | 手数料 |
---|---|---|
残高あり | 外貨普通預金口座 | ・事務処理経費: 1.79%/ 回(税込み) ・現地ATM設置機関利用手数料 |
残高なし | 円普通預金口座から 外貨の不足分を充当(円からアシスト) |
・事務処理経費: 1.79%/ 回(税込み) ・現地ATM設置機関利用手数料 ・ソニー銀行為替コスト(TTS) |
未開設 | 円普通預金口座 対象10通貨以外の利用も同様 |
・事務処理経費: 1.79%/ 回(税込み) ・現地ATM設置機関利用手数料 ・海外ATM利用料: 220円 / 回(税込み) |
外貨普通預金口座に残高がある場合は、手数料1.79%のみが加算されますが、場所によっては 別途ATM利用手数料が発生することもあります。
外貨口座を開設していない場合 は、円普通預金からの引き落としとなり、海外ATM利用料(220円/回)も追加で発生するため、コストが最も高くなります。
クレジットカードでのショッピングで海外旅行をより安全に
海外旅行でクレジットカードを活用すれば、現金を持ち歩くリスクを減らし、安全かつ便利にショッピングを楽しむことができます。
正しく活用するためには、手数料や為替レートの違い、不正利用のリスクなどを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
事前の準備をしっかり行い、海外旅行を快適に楽しみましょう。
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