日常の買い物やオンライン決済で欠かせなくなったキャッシュレス決済。
中でもクレジットカードは依然として利用率が高い一方、QRコード決済や電子マネーを併用する人も増えています。
利用シーンや目的に応じて、どのように使い分けているのでしょうか。
そこで今回は事前調査で「クレジットカードとその他のキャッシュレス決済どちらも利用している」と回答した全国の男女500名を対象に「クレジットカードとその他キャッシュレス決済の使い分け」についてのアンケートをおこないました。
| 調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
| 調査対象者 | 事前調査で「クレジットカードとその他のキャッシュレス決済どちらも利用している」と回答した全国の男女 |
| 調査期間 | 2025年9月19日 ~ 9月24日 | 質問内容 |
質問1:クレジットカードとその他キャッシュレス決済を、どのように使い分けていますか?もっとも近いものをひとつだけ選んでください。 質問2:その理由を教えてください。 質問3:通販を利用する場合、主にどちらを利用しますか? 質問4:その理由を教えてください。 質問5:クレジットカードのメリットとして感じる点を教えてください。 質問6:その他キャッシュレス決済(QRコード決済・電子マネーなど)のメリットとして感じる点を教えてください。 |
集計対象人数 | 500サンプル |
31.8%が、大きい金額の場合は「クレジットカードを使う」と回答
まずはクレジットカードとその他キャッシュレス決済を、どのように使い分けているか聞いてみました。

3割以上の方が、大きい金額の場合は「クレジットカードを使う」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
「少額決済はキャッシュレス決済、大きな買い物はクレジットカード」その理由は?
- 一番やりやすいから(20代・女性)
- セキュリティがしっかりしているので高額決済はカードにしている(30代・女性)
- キャッシュレスに大金はチャージしない(30代・女性)
- 基本的にバーコード決済はたまったポイント払いをしており、高額な商品は購入できないから(30代・男性)
- 1000円以下でクレジット使うのはお店に失礼と聞いたから(30代・女性)
- 大きな金額はチャージ金額では足りないから。基本はキャッシュレス決済のほうがポイントが溜まりやすいからそちらを使う(40代・女性)
「利用できる店舗・サービスによって変えている」その理由は?
- クレジットカードは基本的にどの店も対応しているけど、QRコード決済などは対応していない店も多いから(20代・女性)
- クレカのタッチ決済が1番楽なので優先して使っている。使えない店舗ではQR決済(20代・女性)
- メインで使用しているものが使用出来ない場合のみ、別の決済方法を利用しています(30代・女性)
- 早く支払いを済ませられる(30代・女性)
- コード決済が利用できない場合にクレジットカードを利用している(40代・女性)
「ポイント還元率で使い分けている」その理由は?
- ポイントが欲しいから(20代・女性)
- ポイントがかなり貯まる時はそこまで普段使わないキャッシュレス決済を使用している(30代・女性)
- キャンペーンでポイントの還元率が変わったりするのでお得なものを使うようにしている(30代・女性)
「特に使い分けていない」その理由は?
- 使えるものでそのまま支払うことが多いため(30代・男性)
- 同じカードを使う。そのカードが使えないときだけ変える(40代・女性)
通販を利用する場合、82.4%が「クレジットカード」を使用する
続いて通販を利用する場合、主にどちらを利用するか聞いてみました。

8割以上の方が「クレジットカード」を使用する、と回答しています。
その理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
「通販を利用する場合、クレジットカードを利用する」回答理由
- ブラウザが番号を覚えていて入力が簡単なため(20代・女性)
- 一番簡単なので。通販でのQR決済の使い方を知らない(30代・女性)
- 使う通販サイトがクレジットカードのみ対応が多いから(30代・女性)
- ネット通販は楽天を利用することが多く、楽天の場合楽天カードを使うのが最も還元率が高くなるので(30代・男性)
- クレジットカードの方がポイントが貯まるから(30代・男性)
- 登録していて手軽だから(40代・女性)
- 数年前からクレジットカードでの決済を利用しており 使い慣れているため(40代・男性)
通販でクレジットカードを利用する理由としては、「入力や登録が簡単」「対応サイトが多い」「ポイント還元率が高い」といった利便性やお得さが中心に挙げられました。
特に楽天市場など特定のサイト利用者は、カード利用による還元メリットを強調。
一方で「慣れているから安心」といった継続利用の安心感も根強く、カード決済が通販利用者のスタンダードになっていることがうかがえます。
クレジットカードとキャッシュレス決済のメリット
さらに、クレジットカードのメリットとして感じる点を聞いてみたので一部を紹介します。
クレジットカードのメリットとして感じる点は?
- カード1枚持っていれば、それなりに大きい金額でも対応できる点(20代・女性)
- どんなサイトでも支払える(20代・女性)
- 簡単。ポイントが貯まる(30代・女性)
- セキュリティがしっかりしている(30代・女性)
- 一度登録すると次回も便利(30代・女性)
- チャージする必要がない。使えるお店が多い。スマホを出す必要がない(40代・女性)
- 使えるところが多い(キャッシュレスは種類が多すぎて、場所によって取り扱いの有無で使えたり使えなかったりする)(40代・女性)
クレジットカードのメリットとして多く挙がったのは「高額決済に対応できる」「どこでも使える」「ポイントが貯まる」といった利便性でした。
さらに「登録後の手軽さ」や「セキュリティ面の安心感」も支持されており、幅広い場面で安定して利用できる点が魅力とされています。
一方で、その他キャッシュレス決済(QRコード決済・電子マネーなど)のメリットとして感じる点も聞いてみたので、一部を紹介します。
その他キャッシュレス決済(QRコード決済・電子マネーなど)のメリットとして感じる点は?
- 気軽に利用でき、ポイント還元やキャンペーンなども多い点(20代・女性)
- クレジットカードをカバンから取り出す手間が省けて、タッチやバーコード読取で簡単に支払える(30代・女性)
- クーポンが充実しておりお得(30代・男性)
- スマホだけでなんでも買うことができる(30代・女性)
- その場で引き落とし、ポイントが貯まる、手軽、スピード感です(30代・女性)
- ポイントなどでチャージ金額を貯めることができて、カードが使えない時などいざという時に使える点(40代・男性)
- スマホを持っているだけで買い物ができるところです(40代・男性)
QRコード決済や電子マネーのメリットとしては、「スマホだけで簡単に支払える」「スピーディーで手軽」といった利便性が多く挙がりました。
さらに「ポイント還元やキャンペーン」「クーポンでお得」といった特典も魅力とされ、カードが使えない場面でも活用できる安心感が支持されています。
まとめ
今回は「クレジットカードとその他キャッシュレス決済の使い分け」に関する調査を実施し、その結果について紹介しました。
31.8%の方が、大きい金額の場合は「クレジットカードを使う」と回答しています。
一方で、少額の買い物や日常的な支払いでは「QRコード決済や電子マネーを使う」との回答が多く、シーンによって上手に使い分けている様子が見られました。
利便性やポイント還元の高さが選択の決め手となっており、キャッシュレス決済は目的や金額に応じた柔軟なスタイルが定着していることがうかがえます。
