JCB法人カード(一般カード)
カードの特徴
JCB法人カード(一般カード)は、JCBカードが発行する法人・個人事業主向けのビジネスカード。様々な手間や経費を削減することができ、ETCカードも発行できるので営業にも役立つ
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 1,375円(税込) 初年度無料 |
付帯保険 | 国内・海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | Oki Dokiポイント |
JCB法人カード(一般カード)の特徴やメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
目次
法人カードは大きく分けて2種類ある
法人カードといっても、大きく分けて2種類のカードが存在するのをご存知ですか?それが「ビジネスカード」とコーポレートカード」です。
ビジネスカードとは、主に個人事業主や中小企業に向けの法人カードで、20人以下の比較的規模の小さい企業に向けて発行されています。
対して、コーポレートカードは大企業や官公庁など大企業向けに発行されているのが特徴です。
カード会社によって呼び名が違うことがありますが、基本的に機能は変わりません。
法人カードを導入するメリットとは?
JCB法人カード(一般カード)をはじめとする法人カードを導入するとどんなメリットがあるのかを、法人カードの活用術を交えて解説していきます。法人カードを使えば、現金で支払うよりもお得でコストの削減にも一役買ってくれることでしょう。
出張にクレジットカードを使えば経理の手間が省ける
出張にまつわるホテル代や交通費を現金で支払った場合、出張から帰ってきた後に待っているのは面倒な経理作業です。
しかし、全ての支払いをクレジットカードで済ませておけば明細書で一括管理ができる上に、経理ソフトを使うと更に簡単にお金の管理ができるので経理の手間を省くことができます。
ビジネスとプライベートの支払いを区別できる
法人カードを導入するもう一つのメリットが「公私の区別」という点です。
例えば、会社の経費は法人カードで支払って、プライベートな食事代は現金や自分のクレジットカードなどで支払えば、ビジネスとプライベートをハッキリと分けることができます。
手数料やコストの削減
インターネットを使ったビジネスの仕入れに法人カードを利用すれば、代引き手数料や振込手数料の削減にもなります。
その上、カードの利用代金は法人名義口座から自動振替となるので、振込費用も削減することが可能です。
JCB法人カード(一般カード)の特徴
法人カードを導入するメリットを踏まえた上で、申し込み資格・年会費・ポイント・特典など、JCB法人カード(一般カード)の特徴をまとめました。
使い方次第でコストの削減や、手間や時間の削減に役立つため、年会費以上の大きなメリットを享受できるでしょう。
JCBの法人カードには「ポイント型」と「キャッシュバック型」というふたつのタイプのカードがありますが、JCB法人カード(一般カード)は「ポイント型」のカードです。
申し込み資格
JCB法人カード(一般カード)の申し込み資格は、法人または個人事業主の方で、カード使用者は18歳以上の方が対象とされています。
一般向けのクレジットカードでも18歳以上の方しか申し込めないので、法人カードもこの点は同じです。
必要書類
法人と個人事業主では必要書類が異なり、法人の場合は「現在事項全部証明書」または「履歴事項全部証明書」と、運転免許証などの本人確認書類が必要となりますが、個人事業主の場合は運転免許証などの本人確認書類のみでOKです。
どちらも本人確認書類に記載された住所と現住所が異なる場合や、保険証を本人確認書類として提出する場合は、公共料金の領収書などの補完書類が必要となります。
JCB法人カード(一般カード)の年会費
JCB法人カード(一般カード)の年会費は、オンライン入会を条件に初年度は年会費無料となり、2年目以降は税込1,375円の年会費がかかります。
使用者を追加する場合は、1名ごとに税込1,375円の年会費がかかりますが、1枚目のカードが年会費無料であれば追加カードも無料で持つことが可能です。
なお法人カードの年会費は経費として計上できます。
ETCカードの年会費
ETCカードは、発行手数料・年会費のどちらも無料です。
1枚の法人カードに対して複数枚のETCカードを発行できるのがメリットで、有料道路の通行料を会社の経費でまとめて精算できます。
ETCカードを発行できる枚数は審査によって決まるので、明確に「何枚まで」とは決まっていません。
ETCカードの利用状況(利用日・利用区間・金額)はインターネットから確認できます。
ETCカードの利用でもカードのポイントがたまり、ETCマイレージサービスに登録しておけば高速道路会社のポイントとの二重取りもできてお得です。
ポイント還元率
JCB法人カード(一般カード)を使うと、利用代金に応じて「Oki Dokiポイント」が付与されます。
税込1,000円で1ポイントがたまり、1ポイントは5円相当なので還元率0.5%のカードです。
0.5%という還元率はクレジットカードでは標準的な値となっていますが、税込み価格に対するポイントで、端数の切り捨てがないためポイントはたまりやすいでしょう。
Oki Dokiポイントの有効期限は、獲得月から2年後の15日までとなっています。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー利用でポイント2倍~・海外利用はポイント2倍
JCB法人カード(一般カード)はポイントがたまりやすい仕組みが充実しています。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーという優待店でカードを利用すると、2倍以上のポイントがたまるのが特徴です。
例えば、昭和シェル石油でのガソリン給油はポイント2倍となり、Amazonは3倍・ORIXは6倍になります。
その上、WEB明細に登録後、海外で利用するとポイント2倍になるので海外出張の際にも便利です。海外利用にはオンラインショッピングも含まれます。
インターネットショッピングはポイント最大20倍
JCBカードには「Oki Dokiランド」というポイントサイトがあり、Oki Dokiランドを経由してインターネットショッピングを利用すると最大20倍のポイントがたまります。
例えば、楽天市場やヤマダ電機・エクスペディアは2倍・JALは5倍など、出店数も多くジャンルも様々なため、備品の購入から出張まで幅広く対応できます。
年間利用額に応じてポイント還元率がアップする
JCB法人カード(一般カード)は、年間利用額に応じてポイント還元率がアップします。
還元率がアップするのは年間利用額が30万円以上からとなり、還元率は最大で0.75%までアップするのが特徴です。
- 年間30万円以上…還元率0.55%
- 年間50万円以上…還元率0.6%
- 年間100万円以上…還元率0.75%
年間利用額の対象となる集計期間は12月16日~翌年12月15日となり、特典の適用期間は集計期間終了の翌年2月~翌1月の支払い分となります。
例えば、2017年12月16日~2018年12月15日が対象の「JCB STAR MEMBERS 2019」の場合、メンバー特典適用期間は2019年2月~2020年1月の支払い分で還元率がアップします。
注意点としては、加盟店によっては売上データの到着にタイムラグが発生することがあるため、集計期間終了間際の支払いは集計に間に合わない可能性があるという点です。
ポイントの交換先
カードで貯めたOki Dokiポイントは、様々なラインナップの商品と交換することができます。
例えば、5,000円分のJCBギフトカードは1,050ポイント・オムロンのネックマッサージャーは1,500ポイントで交換できるほか、1ポイントを3.5円分としてAmazonのポイントに交換することも可能です。
JALやANAといった航空会社のマイルにも交換できるので出張の際もお得に移動できます。
最高3,000万円補償の国内・海外旅行傷害保険
JCB法人カード(一般カード)には、最高3,000万円補償の国内・海外旅行傷害保険が「利用付帯」で付いています。
利用付帯の保険とは、対象の項目でカード利用があった場合に適用される保険のことで、JCB法人カード(一般カード)の場合は、事前(海外の場合は出国前)にカードで「搭乗する公共交通乗用具」もしくは「参加する募集型企画旅行」の代金を支払っていることと、WEB明細の「MyJチェック」への登録が保険適用の条件となっています。
海外旅行傷害保険に関しては傷害治療・疾病治療・救援者費用がいずれも100万円まで補償があるなど、死亡・後遺障害(最高3,000万円)以外の項目でも補償がありますが、国内旅行傷害保険に関しては、死亡・後遺障害の3,000万円補償のみとなっています。
年間100万円のショッピングガード保険
海外ショッピング分のみとなりますが、年間100万円のショッピングガード保険が付帯しているため、カードで購入した商品の破損や盗難を90日間補償してくれます。
分割払いやリボ払いしか補償の対象とならないカードがある中で、一括払いでも保険の対象となるのがメリットです。
JCB法人カード(一般カード)のお得な特典
法人専用運賃で国内航空券を予約できる
JCB法人カード(一般カード)なら、JALとANAの国内航空券をお得な法人専用運賃で予約できます。
スマートフォンや携帯電話から簡単に予約や変更ができるので、出張で急に予定が変更になっても対応可能です。
JALもANAも電子チケットに対応しているので、QRコードが航空券の代わりになります。
東海道・山陽新幹線の「エクスプレス予約」が利用可能
1,100円(税込)の年会費こそかかりますが、東京~博多間の東海道・山陽新幹線のネット予約とICカード乗車ができる「エクスプレス予約」サービスを利用できる点も魅力です。
手数料無料で予約や予約変更が可能、ICカードをタッチするだけで乗車でき、早得などの割引サービスもあるため、出張が多ければ年会費以上の割引を受けることも難しくないでしょう。
じゃらんの法人向け限定プランでコストカットができる
出張のコストダウンには「じゃらん」の法人向け限定プランがおすすめです。
「じゃらんコーポレートサービス」なら利用料無料で通常よりも割安な法人向け限定プランが利用でき、お得なプランは約10,000もあるため宿泊先の選択肢が広がります。
JCB法人カード(一般カード)のデメリット
年会費が発生する
ライフカードのように年会費無料で作れる法人カードがある中で、JCB法人カード(一般カード)の年会費は2年目から1,375円(税込)と有料となっています。
優待サービスや保険など、このカードの恩恵を受けられるのであれば、年会費を支払ってでも持つ価値はあるでしょう。
カードの国際ブランドはJCBの一択
カードの国際ブランド(VisaやMastercardなど)によって使える加盟店の数に違いがありますが、JCB法人カード(一般カード)の国際ブランドはJCBの一択となっているため、国内は利便性が高くても海外ではややVisaとMastercardに劣ります。
ポイントの交換先によっては還元率が0.5%を下回る場合も
JCB法人カード(一般カード)の通常ポイント還元率は0.5%ですが、これは1ポイントを5円相当の商品と交換した場合の還元率となっている点には要注意です。
例えば、Amazonのポイントと交換した場合は、1ポイントが3.5円相当となるため還元率は0.35%となってしまいます。
還元率を0.5%に近づけるには、JCBギフトカードへの交換を3,050ポイント以上で行うなど工夫が必要です。
JCB法人カード(一般カード)
カードの特徴
JCB法人カード(一般カード)は、JCBカードが発行する法人・個人事業主向けのビジネスカード。様々な手間や経費を削減することができ、ETCカードも発行できるので営業にも役立つ
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 1,375円(税込) 初年度無料 |
付帯保険 | 国内・海外旅行保険最高3,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | Oki Dokiポイント |