年会費のかかるライフカードchは数あるライフカード券種の中でも「審査に不安のある方向け」のクレジットカードです。
独自の審査基準を設けているため、クレヒスに傷がある方や、今までカードを作ったことがない方、他社で審査落ちした経験がある方でもライフカードなら作れる可能性が広がります。
今回は、新登場のライフカードch(年会費あり)の特徴やメリットなどを徹底的に解説していきます。
- 初年度と誕生日月にポイントアップ
- 2年目以降も年間利用額が多いほど還元率アップ
- ETCカードの年会費が無料
- 旅行保険・弁護士無料サービスなどが付帯
- 年会費がかかる
- 国際ブランドが選べない
- 年間50万円以下の利用だとポイント1倍のまま
ライフカードch(年会費あり)の基本情報
ライフカードch(年会費あり)
カードの特徴
「過去に延滞がある方」でも作れるクレジットカード。年会費5,500円(税込)で保険も付帯したライフカードが作れる。ただし、「独自の審査基準」というだけで審査が甘いわけじゃないので注意!
発行会社 | ライフカード |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 5,500円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 国内:最高1,000万円 シートベルト傷害保険:最高200万円 |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay |
ポイント | サンクスポイント |
入会資格 | 日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
追加カード | ETCカード 年会費無料 |
ライフカードch(年会費あり)は、信販会社のライフカード株式会社が発行するクレジットカードです。国際ブランドがMastercardのみとなっており、年会費がかかるため、付帯保険やサービスも手厚くなっています。
年会費は5,500円(税込)
ライフカードch(年会費あり)の年会費は、5,500円(税込)です。初年度の年会費の支払い方法はカードが届いた際に代金引換となり、2年目以降の年会費は支払い用に登録した金融機関の口座から自動振替になります。
5,500円というと高いと思われるかもしれませんが、ひと月あたりに換算すると約458円の計算です。ブラックリスト入りしていて5年以上カード審査に通らない方にとっては、月500円程度でカードが持てるという点は非常に魅力的ではないでしょうか。
ETCカードの年会費
ライフカードch(年会費あり)で発行できるETCカードの年会費は無料です。クレジットカードの中にはETCカードは年会費有料のものもありますが、無料で持てるのはメリットでしょう。
弁護士相談サービスが無料で利用可能
ライフカードch(年会費あり)には「弁護士無料相談サービス」というゴールドカードと同じ特典が付帯しています。
これは、電話もしくは面談で1時間の法律相談が無料でできるサービスで、面談の場合は事前に予約を行えば以下の提携弁護士事務所で相談が可能です。
- 東京
- 神奈川
- 大阪
- 兵庫
- 福岡
なお、相談内容は問われません。
「ライフカードch」と「ライフカード」の違い
ライフカードとライフカードchはポイント還元率0.5%のカード。入会後1年間は1.5倍のボーナスポイントが付与され、誕生月には3倍のポイントが加算されます。
2つのカードの大きな違いは、年会費と付帯保険などのサービスにあります。通常のライフカードは年会費無料ですが、ライフカードchは年会費5,500円(税込)です。
ETCカードの発行については、ライフカードが1,100円(税込)分利用無料なのに対しライフカードchは年会費無料で利用できます。
さらにライフカードchには、カード紛失や盗難に対する補償やシートベルト傷害保険など、さまざまな保険サービスが付帯しています。
最高保険金額は海外旅行が最高2,000万円、国内旅行では最高1,000万円。弁護士無料サービスも利用できるため、いざというときに安心です。
一方でライフカードのブランドはVisa・Mastercard・JCBから選べますが、ライフカードchはMastercardのみ。ブランドにこだわりのある人にはデメリットに感じるかもしれません。
ライフカードchのポイント還元
ライフカードに入会して1年以降は、カードの利用額に応じてポイント還元率が上がるステージ制プログラムが適用されます。
年間利用金額が200万円以上ならポイントが2倍にアップするため、使えば使うほどポイントもためやすいプログラムになっています。
ステージ | 年間利用金額 | ポイント |
---|---|---|
レギュラー | 通常 | 1倍 |
スペシャル | 50万円以上 | 1.5倍 |
ロイヤル | 100万円以上 | 1.8倍 |
プレミアム | 200万円以上 | 2倍 |
初年度ポイント1.5倍
通常のポイント還元率が1倍のところ、新規入会キャンペーンポイントとして初年度は1.5倍にアップ。1年目以降はステージ制プログラムが適用されるため、年間利用金額にかかわらずポイントがためられる期間はかなりお得です。
お誕生日月ポイント3倍
お誕生日月にも特別なポイント還元があります。ステージプログラムでは最大2倍ですが、お誕生日月には3倍にアップします。
こちらも年間の利用額にかかわらず一律3倍となるため、大きい金額の買い物は誕生日月が狙い目です。
L-Mall経由のネットショッピングならポイント最大25倍
もっとポイントを貯めたいという時は、L-Mall経由のネットショッピングがお得です。
L-Mallとは、サイトを経由していつも通りに買い物をするだけで2倍~最大25倍のポイントがたまるショッピングモールサイトで、人気ショップが約500店参加しています。
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ビックカメラ.com
- Qoo10
- じゃらんnet
- さとふる
など。
例えば、楽天市場・Yahoo!ショッピングはポイント2倍(1.0%)、ビックカメラ.comなら3倍(1.5%)となるので、使い方によっては1.0%還元のカードより多くのポイントを貯めることも可能です。
ライフカードchの審査
新登場のライフカードch(年会費あり)の申し込み資格は、日本国内に住んでいる高校生を除く18歳以上で、電話連絡が可能な方となっています。
職業については、学生や未成年、フリーター(アルバイト)の方でも申し込みが可能です。
過去に延滞がある方でも審査通過可能
ライフカードch(年会費あり)最大の特徴は、独自の審査基準を設けているためカード会社側が「審査に不安がある方も持てるカード」としてアピールしているという点です。
そのため、これまでクレジットカードを作るのが難しかった方にも審査通過のチャンスが広がっています。実際に、公式サイトでは以下のような方でも審査OKとなっています。
- 過去に延滞したことがある方
- クレジットカードを作るのが初めての方
- カード審査が不安な方
これだけ大々的に審査基準を緩和しているとアピールしているクレジットカードは今までありませんでした。
初めてクレジットカードを作る30代の方にもおすすめ
クレジットカードの入会審査では、クレヒス(クレジットヒストリー)という過去のカードやローンの利用状況がチェックされます。この時に、今までカードを作ったことがなく参照するべきクレヒスがない「スーパーホワイト」の方は審査で不利になるといわれています。
特に、スーパーホワイトのまま30代後半になるとブラックリスト明けと見分けがつかないため、他社のカードは審査に通るのが難しくなってしまいます。
ですので、ライフカードch(年会費あり)のように審査に不安がある方でも申し込めるカードがおすすめです。
他社のクレジットカード審査で落ちた人にもおすすめ
過去に延滞を起こしたり、何らかの理由でクレヒスに傷がある方はクレジットカードの審査に通りづらくなる傾向があります。
カードを作ったことがなくても、毎月の携帯電話料金を延滞(滞納)した経験がある場合は、知らないうちにクレヒスに傷が付いているケースもあるのです。
その上、カード審査では年収や職業、居住形態など様々な項目が審査基準として存在するので、審査に不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、ライフカードch(年会費あり)では「審査に通りやすい」という点を最大のアピールポイントにしているため、他社のカード審査で落ちた方でも審査通過の可能性が高くなっています。
事故の完済をしている方が条件(事故の延滞がある方はNG)
過去に金融事故の延滞を起こしていても、完済していればライフカードch(年会費あり)の審査通過は可能です。ただし、現在も完済しておらず延滞を継続中の場合は審査落ちしてしまうので注意してください。
延滞継続中は審査に通らないのは、ライフカードch(年会費あり)に限らず、どんなクレジットカードやローンでも同様です。
金融事故の場合は「完済から」5年~10年が経過しないとブラック情報が消えず審査に通らないことを考えると、完済していれば審査通過の可能性があるライフカードch(年会費あり)は、金融事故歴のある方にとってチャレンジしやすいカードといえるでしょう。
ライフカードで過去に延滞などをした方はNG
ライフカードで過去に延滞などを起こした方は、ライフカードch(年会費あり)の審査に通りません。
これは、信用情報機関のクレヒスが金融事故でブラックになるのとは別に、カード会社には「社内ブラック」と呼ばれる状態があるためで、ライフカードが発行するクレジットカードで過去に3か月以上の延滞(事故)を起こした方はライフカード株式会社の社内ブラックとなっているため、信用がないとみなされ審査に落ちてしまいます。
未成年者や専業主婦や家族の金融事故にも要注意
本人収入がない未成年者や専業主婦の場合は、親や配偶者がライフカードで金融事故を起こしていないかも注意する必要があります。
未成年がカードを申し込むと親の収入が審査に影響し、専業主婦の場合も配偶者の収入が審査に影響するためで、未成年者は親、専業主婦は配偶者が社内ブラックになっている場合はライフカードch(年会費あり)の審査に通らない恐れがあるため気を付けてください。
「ETCカードが作れない」という方の救世主
これまではクレヒスに傷がある方も作れるクレジットカードといえば、クレヒスよりも現在の返済能力を重視してくれるアコムの「ACマスターカード」だけでした。
ACマスターカードはETCカードが発行できないため、クレヒスに傷のある方がETCカードを作るには「ETCパーソナルカード」という、平均利用金額の4倍ものデポジット(保証金)を初期費用として支払う必要があるカードしか作れませんでした。
ですが、ライフカードch(年会費あり)であれば、ETCカードが無料で発行できます。
ライフカードch(年会費あり)は「延滞履歴がありでも持てるカード」と公式サイトに書かれているので、クレヒスに傷がある方でも安心です。
ライフカードchの保険
ライフカードchは、一般のライフカードと違い旅行に関する保険が充実しています。年会費がかかるのも理由の一つです。
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険には、治療・入院費に加えてカメラなど携行品の盗難・破損などで生じた損害、ホテルのカーペットを汚してしまったなど法律上の賠償責任を負った場合の補償も含まれます。会員期間であれば何回でも適用される保険です。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
救援者費用等 | 200万円 |
個人賠償責任危険 | 2,000万円(免責金額なし) |
携行品損害 | 20万円(免責金額1事故3,000円) |
国内旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険は利用付帯なので、カード会員が国内旅行にかかわる代金をカード支払いした場合に付帯されます。宿泊を伴う募集型企画旅行、各種交通機関の乗車券・搭乗券、宿泊施設の代金などが対象です。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 1,000万円 |
紛失・盗難補償(カード会員保障制度)
カードが紛失・盗難に遭われ不正使用された場合に、損害を補償してくれる制度です。届出日から60日前にさかのぼり、それ以降に不正使用された損害をライフカードが負担します。
会員の重大な過失により損害や家族による利用の場合など、保障制度が適用されないケースもるため使い方には気をつけましょう。
シートベルト傷害保険
日本国内で自動車搭乗中にシートベルトを着用していた場合の事故を補償してくれる保険です。カード会員に自動的に付帯する保険ですが、家族会員は除きます。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
死亡 | 200万円 (シートベルト着用中の事故日からその日を含めて180日以内) |
重度後遺障害 | 200万円 (下記の重度後遺障害を被ったとき) 1.両目が失明したもの 2.咀(そ)しゃくまたは言語の機能を全く廃したもの 3.その他身体の著しい障害により、終身常に介護を要するもの |
海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」で海外旅行の際も安心
海外旅行の際には世界主要都市20か所にある「LIFE DESK(日本語サービス)」が役立ちます。
海外旅行先で情報収集をしたい時、例えばホテルやレストランなどの予約、ショッピングやレジャーの案内などサービス内容は多岐にわたり、病気やケガの際には病院の紹介や手配も行ってくれるので、旅先での安心にもつながるでしょう。
審査が不安な方はライフカードchを利用してみよう
ライフカードch(年会費あり)
カードの特徴
「過去に延滞がある方」でも作れるクレジットカード。年会費5,500円(税込)で保険も付帯したライフカードが作れる。ただし、「独自の審査基準」というだけで審査が甘いわけじゃないので注意!
発行会社 | ライフカード |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 5,500円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 国内:最高1,000万円 シートベルト傷害保険:最高200万円 |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay |
ポイント | サンクスポイント |
入会資格 | 日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
追加カード | ETCカード 年会費無料 |
独自のステージ制プログラムや初年度ポイントアップなど、活用すればするほどお得になるのがライフカードの大きな特徴。
審査基準もゆるめに設定されているため、今までクレジットカードを作ったことがない人にもおすすめのカードです。
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