みずほマイレージクラブカードは、みずほ銀行が提携して発行する多機能なクレジットカードです。このカードの最大の特徴は、ユーザーのライフスタイルに合わせて選べる5種類のカードラインアップです。
中でも注目なのは、ANAマイルがたまりやすいANAカードと、便利なSuica機能が付いたSuicaカードです。ANAカードは、飛行機をよく利用する方に最適で、永久不滅ポイントをANAマイルに効率的に交換可能。
一方、Suicaカードは、オートチャージ機能により日常的な交通利用や、買い物が格段に便利になります。
どちらのカードも年会費無料で永久不滅ポイントが貯まるため、長期的な利用価値が高いのが特徴です。そのほかにも、3つの特徴あるカードが用意されています。
本ページでは、多くの付帯機能で使い勝手抜群の、みずほマイレージクラブカードの特徴やメリット、デメリットを詳しく紹介します。
目次
みずほマイレージクラブカードの基本情報
みずほマイレージクラブカード
カードの特徴
みずほマイレージクラブカードは、キャッシュカードとクレジットカードなど複数の機能が一枚になったみずほ銀行が発行するカード
発行会社 | ユーシーカード |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | - |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | 永久不滅ポイント |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生を除く)でみずほ銀行に普通預金口座をお持ちの方 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
ここでは、以下のみずほマイレージクラブカードの基本情報を紹介します。
クレジットカード機能付キャッシュカード
みずほマイレージクラブカードは、クレジットカード機能とキャッシュカード機能を1枚に統合した便利なカードです。
この多機能カードを使えば、日常的な買い物でクレジットカード決済を行いつつ、ATMでの現金の引き出しや預け入れも可能になります。また、クレジットカードとキャッシュカードの2枚持ちが不要になるため、財布の中もかさばりません。
さらに、みずほマイレージクラブの特典と組み合わせることで、ATM時間外手数料の無料化などの特典を受けられます。
このように、キャッシュカード機能とクレジットカード機能の一体化は、ユーザーの利便性を大幅に向上させ、日常的な銀行利用や買い物がより便利になります。
無期限で使える永久不滅ポイント
みずほマイレージクラブカードの魅力の1つに「無期限で使える永久不滅ポイント」があります。
このカードを利用すると、1か月の利用額1,000円ごとに1ポイント(5円相当)がたまります。通常のポイントプログラムとは異なり、このポイントには有効期限がありません。
つまり、ためたポイントをいつまでも持ち続けることができるため、ポイントが失効する心配がありません。
永久不滅ポイントは、日常的な買い物やサービスの利用で着実にためられます。例えば、公共料金の支払いをこのカードで行うことで、毎月のポイントを効率的にためられるでしょう。
さらに、たまったポイントはさまざまな方法で活用できます。ANAマイルへの交換やSuicaへのチャージなど、柔軟な使い方が可能です。
このポイントシステムにより、長期的にポイントをためることができ、大きな特典や商品と交換する際に役立ちます。
ANAマイレージクラブカードと一体化できる
みずほマイレージクラブカード/ANAは、ANAマイレージクラブカードとみずほマイレージクラブカードの機能が1枚に集約されたカードです。
そのため、ANAマイレージの機能によって、ANAグループ便はもちろん、スターアライアンス加盟各社など提携航空会社の幅広いネットワークでマイルがたまります。
貯まったマイルは、さまざまな特典に交換可能です。
マイルの交換先一例
・ANA国際線アップグレード特典
・電子マネー楽天Edy
・提携航空会社の特典航空券
・ANA国内線、国際線特典航空券
・ANAご利用券(eクーポン) など
日常のカード利用でたまる永久不滅ポイントもANAマイルに交換可能で、効率的にマイルをためられます。旅行好きな方や頻繁に飛行機を利用する方にとって、このカードは魅力的な1枚になるでしょう。
みずほマイレージクラブカードのメリット
みずほマイレージクラブカードには、多くのメリットがあります。
ここでは、みずほマイレージクラブカードに、どのようなメリットがあるのか詳しく紹介します。
みずほマイレージクラブの特典で各種手数料がお得
みずほマイレージクラブカードは、利用実績に応じて特典が受けられる「特典ステージ」制度を設けています。
この制度により、カード利用額に応じてさまざまな手数料優遇が受けられます。特典ステージは「B・A・S」の3ステージに分かれており、それぞれで受け取り条件と特典内容が異なります。
▼Bステージの受け取り条件と特典内容
受け取り条件
+預金残高30万円
特典 | 内容 |
---|---|
みずほ銀行/イオン銀行ATM時間外手数料 | 0円 |
コンビニ(イーネット)ATM時間外手数料・利用手数料 | 0円(月1回) |
キャッシュカード発行手数料 | 新規発行手数料0円 |
▼Aステージの受け取り条件と特典内容
受け取り条件
+以下のいずれか1つ達成
・判定月の11日~翌月10日の間にクレジットカード利用
・Suicaへのチャージ・積立投資信託毎月合計1万円以上の引き落とし
・給与の受取
特典 | 内容 |
---|---|
みずほ銀行/イオン銀行ATM時間外手数料 | 0円 |
コンビニ(イーネット)ATM時間外手数料・利用手数料 | 0円(月2回) |
キャッシュカード発行手数料 | 新規発行手数料0円 |
▼Sステージの受け取り条件と特典内容
受け取り条件
・年間合計100万円以上のカード利用
・資産運用商品残高合計100万円以上
・みずほ銀行での借入実績(住宅ローン・カードローンなど)
特典 | 内容 |
---|---|
みずほ銀行/イオン銀行ATM時間外手数料 | 0円 |
コンビニ(イーネット)ATM時間外手数料・利用手数料 | 0円(月3回) みずほダイレクトの利用 |
キャッシュカード発行手数料 | 新規発行手数料0円 |
公共料金の支払いで100ポイントがもらえる
みずほマイレージクラブカードの発行から6か月以内に公共料金のクレジットカード払いを登録すると、100ポイントがプレゼントされます。この特典は、新規カード会員にとって大きな魅力になるでしょう。
さらに、公共料金の支払いをみずほマイレージクラブカードに切り替えることで、毎月の必要経費を通じてポイントをためつつ、追加の特典も獲得できる一石二鳥のお得が実現します。
ただし残念ながら「新規入会後100ポイントプレゼント特典」は、2025年1月15日(水)を持って終了します。
そのため、2025年1月15日(水)までに新規入会を行い、2025年1月31日(金)までにクレジットカードが発行となった方が対象となる点に注意が必要です。
ただし、公共料金のカード払いでたまる永久不滅ポイントはそのままです。
パートナー企業・セゾンモールでポイントがさらにたまる
みずほマイレージクラブカードの魅力の1つに、パートナー企業やセゾンモールでの買い物で通常以上のポイントがたまる点が挙げられます。パートナー企業サービスを活用すれば、永久不滅ポイントが2倍になります。
さらに、ネットショッピングをするなら、ポイントが最大30倍貯まるポイントサイト「セゾンポイントモール」経由での買い物がお得です。
amazonやアップル、Yahoo!ショッピングなど、厳選した有名ショップサイト約400店舗が対象なため、ほとんどのショッピングに利用できます。
以下に、パートナー企業一覧と2倍になる条件を紹介します。
パートナー企業 | 条件 |
---|---|
ANA | ANA SKY WEB(日本サイト)、日本国内のANA予約・案内センター、日本国内のANAカウンターにて、航空券を購入する際の支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合 |
ビッグカメラ | ビックカメラ店舗およびビックカメラ.com(ネットショップ)での支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合 |
TOBU | 東武百貨店での支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合(食料品、レストラン街、一部のブランド品等は対象外) |
プリンスホテル &レストラン |
プリンスホテルおよび西武グループが運営するホテル・旅館での支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合 |
白洋舎 | 白洋舍での支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合(みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)が利用可能な店舗に限る。ただし、デパート店やスーパー、ショッピングモールなどテナント店舗では原則対象外) |
ロッテグループ (海外) |
ロッテ百貨店・ロッテホテル・ロッテ免税店・ロッテワールドでの支払いに、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)を利用した場合( 一部のレストラン街、専門店街等は対象外) |
みずほマイレージクラブカード会員限定のポイント交換先がある
みずほマイレージクラブカードの特徴は、たまった永久不滅ポイントをさまざまな特典に交換できる点にあります。特に、会員限定の交換先が用意されている点は大きな魅力です。
ここでは、会員限定のポイント交換先と必要ポイントをまとめました。
交換先 | 必要な永久不滅ポイント |
---|---|
UCギフトカード5,000円分 | 1,000ポイント (1,000ポイント単位) |
350ANAマイル | 100ポイント (100ポイント単位) |
1,000ビックカメラのポイント | 200ポイント |
Mastercardなら家族カードも発行できる
みずほマイレージクラブカードにMastercardを搭載する場合は、家族カードの発行が可能です。
家族カードは本会員と同様に年会費無料で利用できるため、家族全員でポイントを効率的にためられます。そのため、家族旅行や特典交換などの目標達成がより早くなります。
みずほマイレージクラブカードのMastercard搭載カードと、家族カードの発行枚数は以下のとおりです。
家族カードの発行枚数
・みずほマイレージクラブカード(一般)UC MasterCard:8枚まで発行可能
・みずほマイレージクラブカード(ゴールド)UC MasterCard:8枚まで発行可能
みずほマイレージクラブカードのデメリット
みずほマイレージクラブカードには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
ここでは、みずほマイレージクラブカードに、どのようなデメリットがあるのか確認していきましょう。
ANAマイレージクラブカードでANAカードの特典は使えない
みずほマイレージクラブカード/ANAは、ANAマイルを貯められる魅力的なカードですが、ANAカードに付帯する特典やサービスが利用できません。
具体的には、ANAカード会員が獲得できる搭乗時のボーナスマイルや、機内販売での割引、ANAカードマイルプラスなどの特典が付帯しません。
これは、みずほマイレージクラブカード/ANAがANAカード(クレジットカード機能付)とは、異なるクレジットカードであるためです。
このデメリットは、頻繁にANAを利用する旅行者にとって残念な結果につながってしまいます。
したがって、ANAの利用頻度が高い方やANAカードの特典を重視する方は、みずほマイレージクラブカード/ANAを選ぶ際に、この点を検討する必要があります。
VISA・JCBは家族カードが追加できない
みずほマイレージクラブカードは、多くのメリットを持つ人気のクレジットカードですが、VISAとJCBブランドを搭載するカードでは、家族カードを追加できません。
この制限は、家族全員でポイントを効率的にためたい方にとってはデメリットとなります。
一方で、Mastercardブランドのみが家族カードの発行に対応しています。つまり、家族でポイントを共有したい場合は、カードブランドの選択肢が限られてしまいます。
家族カードの発行を検討している方は、カードに搭載できる国際ブランドをよく検討する必要があります。
有効期限が切れたら両方の機能が使えなくなる
みずほマイレージクラブカードは、カードの有効期限が切れるとクレジットカード機能だけでなく、キャッシュカード機能も同時に使用できなくなります。
更新カードは有効期限月の下旬頃までに、みずほ銀行へ届けている住所に簡易書留にて送付されます。ただ、新しいカードが届いても既存のカードの有効期限は残っているので、そのまま既存のカードを使う方も少なくありません。
この場合、新しいカードへの交換を忘れることが多く、有効期限が切れてしまいATMの前で焦ってしまうこととなります。更新カード到着後はすぐに新しいカードに交換し、既存のカードはハサミで分断し処分しておきましょう。
みずほマイレージクラブカードの審査と申し込み
ここでは、みずほマイレージクラブカードの審査と申し込み方法について、分かりやすく紹介します。
申し込み条件
みずほマイレージクラブカードは、特定の条件を満たす方が利用できるクレジットカードです。
すべてのカードラインナップにおいて、みずほ銀行の普通預金口座を開設していることが条件です。そして、みずほダイレクトの契約がある方、または、みずほマイレージクラブに入会されている方である必要があります。
そのほか年齢や収入などの条件は、以下のとおりカードで異なります。
カード種別 | 年会費/入会資格 |
---|---|
みずほマイレージクラブカード/ANA みずほマイレージクラブカードセゾンSuica みずほマイレージクラブカードセゾン みずほマイレージクラブカード みずほマイレージクラブカード AMERICAN EXPRESS |
年会費:無料 入会資格:18歳以上(学生可・高校生を除く) |
みずほマイレージクラブカード ゴールド | 年会費:11,000円(税込) 入会資格:25歳以上 年収500万円以上 |
インターネットから申し込み時の注意点
みずほマイレージクラブカードは、1口座につきいずれか1枚しか申し込みできません。
また、以下のカードを所有している方は、インターネットからの申し込みができないため、みずほ銀行店舗で手続きする必要があります。
・みずほJCBデビット(一体型)
※みずほマイレージクラブカード(UC・ゴールド分離型)のインターネット申込は可能
・みずほキャッシュカード(貯蓄預金一体型)(富士スーパーキャッシュカード、ハートの2Wayカード)
・みずほインターナショナルカード(富士インターナショナルキャッシュカード)
・みずほキャッシュカード(カードローン一体型)(富士ペアカード)
さらに以下の条件にあたる方は、インターネット申し込み受け付けが利用できません。
2:以下のキャッシュカードを発行している口座での申し込み
・みずほUCカード(キャッシュカード一体型)(旧第一勧業銀行・旧富士銀行の「スパークカード」)
・大学生協ICカード
・提携キャッシュカード
・(金融債総合口座)取引証
申し込み手順
みずほマイレージクラブカードは、キャッシュカードとクレジットカードの機能を1枚に集約した便利なカードです。以下に、申し込みから発行までの手順を詳しく紹介します。
- みずほ銀行の口座開設
- みずほマイレージクラブとみずほダイレクトへの加入
- みずほマイレージクラブカードの申し込み
- 審査
- カード発行と受け取り
1. みずほ銀行の口座開設
まず、みずほ銀行の口座を開設する必要があります。最も簡単な方法は、みずほ銀行の専用アプリを使用することです。
- アプリストアから「みずほ口座開設&手続きアプリ」をダウンロードします。
- アプリを起動し、画面の指示に従って進みます。
- 運転免許証または個人番号カードを用意し、スマートフォンのカメラで撮影します。
- 必要な個人情報を入力し、送信します。
2. みずほマイレージクラブとみずほダイレクトへの加入
口座開設と同時に、みずほマイレージクラブとみずほダイレクトへの加入を申し込みます。
これらのサービスは、みずほマイレージクラブカードを最大限に活用するために必要です。
3. みずほマイレージクラブカードの申し込み
口座開設時に、みずほマイレージクラブカード(クレジットカード機能付きキャッシュカード)の申し込みを行います。
4. 審査
申し込み後に、みずほ銀行によるクレジットカードの審査が行われます。審査には通常数日から数週間かかります。
5. カード発行と受け取り
審査が通過すると、カードが発行されます。
カードは申込時に登録した住所に郵送されます。通常、申し込みから3~4週間程度でカードが届きます。
重要事項: 郵便物の転送サービスを利用している場合、カードは転送されず元の住所に戻される可能性があるため注意が必要です。
みずほ銀行を使うならクレカ一体型がおすすめ
みずほマイレージクラブカード
カードの特徴
みずほマイレージクラブカードは、キャッシュカードとクレジットカードなど複数の機能が一枚になったみずほ銀行が発行するカード
発行会社 | ユーシーカード |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | - |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | 永久不滅ポイント |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生を除く)でみずほ銀行に普通預金口座をお持ちの方 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
みずほマイレージクラブカードは、みずほ銀行とクレディセゾンが提携して発行するクレジットカードです。
このカードの最大の魅力は、利用金額に応じてたまる「永久不滅ポイント」がたまる点と、みずほ銀行のキャッシュカード一体型である点です。
永久不滅ポイントには有効期限がないため、目標に向けて大量のポイントをためることが可能。また、キャッシュカードとクレジットカードの2枚持ちをしなくて済むため、携帯時も便利です。
カードラインナップは5種類が用意され、ライフスタイルに合わせてカードを選べます。特にANAカードはマイルをためる方に向いており、Suicaカードは毎日電車を利用する方におすすめです。
たまったポイントは航空マイルやSuicaチャージなど、多彩な用途に交換できる点も魅力です。
みずほマイレージクラブカードは、みずほ銀行ユーザーにとって生活を楽しくするクレジットカードになるでしょう。
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