
「ちばぎんスーパーカード<デビット>」は、15歳から持てる千葉銀行のデビットカードです。
使ったその場で代金が引き落とされるのでATMでお金を下ろす手間もなくATM手数料の節約にもなり、カードの利用に応じてポイントもたまります。
さらに、海外旅行保険の付帯やJCBの特典も利用できるため、クレジットカードに近い使い方ができておトクです。
今回は、ちばぎんスーパーカード<デビット>の特徴や、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
目次
ちばぎんスーパーカード<デビット>はどんなカード?
ちばぎんスーパーカード(デビット)
カードの特徴
千葉銀行が発行しているデビットカード。ちばぎんパートナー店舗やJCB ORIGINAL SERIESパートナー特約店で利用することでポイント還元率や割引の特典がある
| 発行会社 | 千葉銀行 | ポイント還元率 | 0.5% |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 1,350円(税込)初年度無料 条件付きで次年度以降も無料 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険3,000万円(利用付帯) |
| 申し込み資格 | 中学生を除く15歳以上 千葉銀行営業地域内に住所または勤務先がある方 |
ポイント | Oki Dokiポイント |
そもそも、デビットカードとはどういうものかというと、決済に利用すると即時に引き落とし用の口座から利用額が引き落とされる仕組みで、後払いのクレジットカードとは異なり使いすぎを防ぎやすいカードです。
ちばぎんスーパーカード<デビット>も同様の仕組みで、クレジットカードを発行できない年齢でもキャッシュレス決済が手軽に行えます。
こちらでは、ちばぎんスーパーカード<デビット>についての特徴や詳しい情報を見てみましょう。
ちばぎんスーパーカード<デビット>の特徴
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、千葉銀行が発行しているデビットカードです。
千葉銀行の口座を持っていれば、中学生除く15歳以上の人なら誰でも申し込み可能で、国際ブランドのJCBが付帯しているため、クレジットカードと同じように国内・海外にあるJCBの加盟店で利用可能。
普段のショッピングでキャッシュレス決済が利用できるだけでなく、JCBの特典も受けることができ、その上J-Devit機能が搭載しています。
カード種類は、デビットカード単体型とキャッシュカード一体型の2種類に加えて、上位カードとして20歳以上の方が持てるゴールドカードも用意されているのが特徴。
初年度年会費無料で、2年目以降は通常年会費1,350円(税込)がかかりますが、条件を満たすことで無料となります。
年会費無料になる条件
- 年間利用金額が12万円以上
- 携帯電話料金のデビット決済
年間利用額にカウントされるのは、ショッピング利用と海外預金引出(海外ATM利用)の2項目で、携帯電話料金のデビット決済対象となるのは、NTTドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル・楽天モバイル・UQ mobileの6社です。
ちばぎんスーパーカード<デビット>は家族カードを発行可能
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、最大5枚まで家族カードの発行も可能です。
家族カードも年会費は初年度無料で、2年目以降は1枚につき440円(税込)が発生しますが、こちらも条件を満たすことで年会費無料のまま利用できます。
家族カード会員も、本会員同様にデビットカードの年間利用額が12万円以上、または携帯電話料金をデビット決済にすることで年会費が無料になるため、カードを利用すればするだけ活用しやすくなるでしょう。
また、携帯電話料金の決済で2年目以降の年会費を無料にしたい場合、預金口座からの自動引き落としはデビット決済ではないため無料条件の達成には満たしません。
現在の携帯電話料金の支払い方法を自動引き落としにしている場合は、引落しからデビット決済に変更しなければ年間利用額での条件達成のみに限られてしまうため、注意しましょう。
申込資格
カードの申込資格
- 千葉銀行の総合口座普通預金を持っている
- 中学生を除く15歳以上
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、中学生を除く満15歳以上で、千葉銀行の普通預金口座を持っていれば誰でも申し込みが可能です。
ただし、一般的なデビットカードとは異なり、カード申し込み後に審査が行われるため注意しましょう。
デビットカードなのでクレジットカードのような厳しい審査ではありませんが、千葉銀行やJCBで問題があると判断されるとカード発行ができない可能性もあります。
一般カードのちばぎんスーパーカード<デビット>であれば、申し込み条件さえクリアしていれば問題ないケースのが多いですが、申し込んだ方が100%作れるカードではないことは覚えておきましょう。
申し込み方法
| カード種類 | 申し込み方法 |
|---|---|
| デビットカード単体型 | ・オンライン申し込み ・千葉銀行窓口申し込み ・郵送申し込み |
| キャッシュカード一体型 | ・千葉銀行窓口申し込み ・郵送申し込み |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、カードの種類によって申し込み方法が異なります。
一般カードは、デビットカード単体型とキャッシュカード一体型の2つから選択可能で、デビットカード単体型の場合は公式ホームページからの申し込みが一番手軽でしょう。
オンライン申し込み時には、所有している千葉銀行の普通預金口座についても情報を入力する必要があるため、手元にキャッシュカードや通帳などを用意しておくとスムーズに手続きが進められます。
キャッシュカード一体型はオンラインでの申し込みはできず、千葉銀行窓口へ来店するか、申込書類を取り寄せて返送する郵送での申し込みを行う必要があるため注意しましょう。
また、千葉銀行の普通預金口座を持っていない場合は、事前に口座開設を行う必要があります。
口座開設もネットから簡単に行うことができるため、公式サイトを確認しておくと良いでしょう。
ちばぎんスーパーカード(JCB)との違いは?
ちばぎんスーパーカード(JCB)
カードの特徴
千葉銀行が発行しているクレジットカード。ちばぎんパートナー店舗やJCB ORIGINAL SERIESパートナー特約店で利用することでポイント還元率や割引の特典がある
| 発行会社 | 千葉銀行 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 年会費 | 1,375円(税込)初年度無料※12万円以上利用で次年度無料 |
| 付帯保険 | 海外:最高3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険3,000万円(利用付帯) |
| 申し込み資格 | 18歳以上で本人に安定した継続的な収入のある方。千葉銀行営業地域内に住所または勤務先がある方 |
| ポイント | Oki Dokiポイント |
千葉銀行とJCBが提携しているカードには、「ちばぎんスーパーカード<デビット>」というデビットカードのほかに、「ちばぎんスーパーカード(JCB)」というクレジットカードがあります。
2枚のカードは、ポイント還元や年会費などのカード基本機能に差はありませんが、大きく異なるのは申し込みの条件や支払い方法でしょう。
ちばぎんスーパーカード<デビット>は中学生を除く15歳以上が申し込みの対象ですが、ちばぎんスーパーカード(JCB)は18歳以上の安定収入が必要となります。
デビットカードはカード利用した金額が一回一回すぐに引き落とされる即時支払い方式に対し、クレジットカードは後払い方式を採用しており、カード利用した金額は翌月または翌々月にまとめて支払う仕組みで、一時的にカード会社が利用者にお金を貸している状況になるのです。
お金を貸しているクレジットカード会社は、返済のリスクを少しでも減らすために審査でカード発行ができるかどうかを慎重に判断するため、デビットカードよりも審査通過が難しいと言えますね。
どちらの申し込み条件を満たしているのであれば、使い過ぎの心配や審査が不安な人はちばぎんスーパーカード<デビット>、分割払いや後払いの利用が必要な人はちばぎんスーパーカード(JCB)を選ぶと活用しやすいでしょう。
ちばぎんスーパーカード<デビット>はポイント還元でおトクに利用できる
一般的なデビットカードは、クレジットカードに比べて低めのポイント還元率になっているケースもありますが、ちばぎんスーパーカード<デビット>はクレジットカードと同じくらいのポイント還元が期待できます。
こちらでは、ちばぎんスーパーカード<デビット>の基本還元率や、還元率がアップする支払いなど、カード利用でたまるポイントについて詳しく見てみましょう。
ポイントの還元率と有効期限
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、1,000円の利用ごとにJCBのOki Dokiポイントが1ポイントたまるカードです。
Oki Dokiポイントの有効期限は獲得月から2年間(24か月)となっており、カード利用でたまったポイントは支払いへの充当だけでなく、dポイントやPontaポイントなどの他社ポイント・マイル、商品や商品券(ギフトカード)への交換が可能となっています。
ポイント還元率は交換商品によって変わりますが、基本は1ポイント最大5円相当なので0.5%となっており、交換レートが低い商品を選ぶと還元率が0.5%を下回るケースもあるため注意が必要です。
おトクなポイントの利用先を表にまとめてみましたので、使い道に迷ったら参考にしてみてくださいね。
| 交換先例 | 交換レート |
|---|---|
| 【ポイント移行】 ・ビックポイント/ビックネットポイント ・ジョーシンポイント |
1ポイント = 5ポイント |
| 【マイル交換】 ・JALマイル ・ANAマイル |
1ポイント = 3マイル |
| 【商品券交換】 ・Apple Gift Card ・Google Play ギフトコード |
250ポイント~ = 1,000円分~ |
| 【ポイント支払い】 Amazon |
1ポイント = 3.5円分 |
| 【カード代金へキャッシュバック】 | 1ポイント = 3円 |
ちばぎんパートナー店舗で還元率アップ
ちばぎんパートナー店舗例
| ショッピングセンター | ・三井ショッピングパーク ららぽーと豊洲 ・三井アウトレットパーク幕張 ・コレド室町1 |
|---|---|
| ホテル | ・グランドニッコー東京ベイ 舞浜 ・龍宮城スパ・ホテル三日月 ・鴨川グランドホテル |
| スーパー・ドラッグストア | ・ナリタヤ ・トウズ ・マツモトキヨシ ・ヤックスドラッグ |
| レジャー | ・東京ドイツ村 ・マザー牧場 ・成田ゆめ牧場 ・鴨川シーワールド |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、「ちばぎんパートナー」と呼ばれる提携店舗での利用がおトクです。
ちばぎんパートナーとは、カード利用時に特典を提供してくれる店舗のことで、そこでの利用分はポイントが通常の2~3倍たまったり、割引優待を受けられるといったメリットがあります。
ちばぎんパートナーは全国に3,500件以上あり、ショッピングセンターやスーパーといった毎日の買い物から、ホテル・グルメ・レジャー施設など様々なお店が加盟しているのも魅力でしょう。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗で還元率アップ
| 特約店 | ポイント還元率 | 還元率アップの条件有無 |
|---|---|---|
| Amazon | 3倍 | ポイントアップ登録が必要 |
| セブン‐イレブン | 3倍 | ・ポイントアップ登録が必要 ・一部対象外店舗あり |
| ポプラグループ(ポプラ・生活彩家) | 5倍 | ・ポイントアップ登録が必要 ・一部対象外店舗あり |
| スターバックスコーヒー | 10倍 | ・スターバックス カードへのオンライン入金 ・スターバックス カードへのオートチャージ |
| オリックスレンタカー | 6倍 | いつでも還元率アップ |
| JCBトラベル 国内宿泊オンライン予約 | 3倍~ | ・専用サイト経由 ・JTBプランの事前払い |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、JCBオリジナルシリーズカードの特典である、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗でのポイント還元率アップ特典が付帯しています。
街中やオンラインショップなどのJCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗を利用すると、通常の2倍以上でポイントがためられるのは嬉しい特典でしょう。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗は、セブン‐イレブンやAmazon、スターバックスコーヒーといった身近で利用しやすい店舗のほかに、動画配信サービスのサブスクや有名レジャー施設など幅広く加盟しています。
ただし、JCB ORIGINAL SERIESパートナーの中には、いつでもポイントアップできる店舗と、ポイントアップの事前登録が必要な店舗などの条件は様々なので、損しないためには事前に確認しておくと良いでしょう。
Oki Doki ランド経由でのネットショッピングでポイント最大20倍
JCBブランドのカードの中には、Oki Dokiポイントプログラムという特典が付帯しているクレジットカードがあります。
Oki Dokiポイントプログラムは、JCBが運営している「Oki Dokiランド」を経由したネットショッピング時にカードで決済を行うと、獲得可能なポイントが通常の2倍~最大20倍までアップするものです。
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、デビットカードですがOki Dokiポイントプログラムの対象カードとなっており、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗にないオンラインショップでも、Oki Dokiランドを経由することで還元率アップが可能になります。
Oki Dokiランドは、JCB ORIGINAL SERIESパートナーとしても加盟しているAmazonやビックカメラのほかにも、楽天市場・Yahoo!ショッピングといった総合通販サイトから、ABC-MARTオンラインストア・Qoo10・じゃらんnetなど幅広いジャンルで人気のショップが揃っており、利用しやすさも魅力です。
Oki Dokiランド経由の獲得ポイントはボーナスポイント
Oki Doki ランドを経由したポイントアップ倍率はショップ毎に設定されており、通常の決済で獲得できるOki Dokiポイントとは異なる「ボーナスポイント」で獲得が可能になっています。
通常獲得ポイントではボーナスポイントとして獲得したポイントは確認できません。
JCBの会員専用WEBサービス「MyJCB」、またはOki Doki ランド内で「ポイント獲得明細」や、ポイントの履歴照会の「獲得ポイント詳細」から確認が可能になっているため覚えておきましょう。
ちばぎんスーパーカード<デビット>のメリット

ちばぎんスーパーカード<デビット>は、ポイントが集めやすいメリットのほかに、千葉銀行や提携コンビニのATM手数料がおトクになる特典や、旅行保険の付帯など様々な特典があります。
こちらでは、ちばぎんスーパーカード<デビット>のメリットについてを詳しく見てみましょう。
千葉銀行のATMやコンビニの提携ATMがおトクに利用できる
| ステージ特典 | ブロンズ | シルバー | ゴールド |
|---|---|---|---|
| 千葉銀行ATM時間外手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 提携コンビニ等のATM利用手数料・時間外手数料 | - | 月3回 |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、「ちばぎん ひまわり宣言」という特典が付帯しており、千葉銀行での取引が増えれば増えるほど多くの特典が受けられるようになります。
ひまわり宣言では、千葉銀行での取引項目数に応じて3つのステージが振り分けられ、千葉銀行ATMや、コンビニなどの提携ATMの手数料が無料になるのです。
ちばぎんスーパーカード<デビット>では、新規入会初年度は自動的にシルバーステージに振り分けられます。
シルバーステージは、千葉銀行ATMの時間外手数料はいつでも無料で、提携コンビニ等ATMは利用手数料と時間外手数料が月3回まで無料です。
2年目以降は前年の取引項目数に応じてステージが振り分けられます。
7種類ある取引項目の内、2つを満たせばブロンズステージ、3~5つ満たせばシルバーステージ、6項目以上満たせばゴールドステージとなりますので、千葉銀行を普段から利用している人は引き続きおトクに利用できるでしょう。
提携コンビニ等として対象のATM
- イーネット
- セブン銀行
- ローソン銀行
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
- VIEW ALTTE(ビューアルッテ)
デビットカードでポイントをためられる
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、クレジットカードと同じようにショッピングでポイントが還元されます。
特に、ちばぎんパートナーやJCB ORIGINAL SERIESパートナーなどの還元率アップの特典も受けられるため、ポイントの集めやすさもメリットと言えますね。
基本還元率は0.5%と一般的ではありますが、ちばぎんパートナー店舗では2~3倍、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗やOki Doki ランドを経由したネットショッピングでは2倍~最大20倍まで還元率がアップするため、優待店舗の中に利用頻度の高い店舗があればおトクに決済が可能です。
優待店ではカードを提示するだけで割引を受けられる特典もあるため、千葉銀行の営業エリアでショッピングや旅行などを楽しむのに最適なカードでしょう。
年間利用額に応じたポイントアップ制度
| 年間利用額 | 利用額に応じた還元率 |
|---|---|
| 30万円以上 | 基本ポイント1.1倍 |
| 50万円以上 | 基本ポイント1.2倍 |
| 100万円以上 | 基本ポイント1.5倍 |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、JCB ORIGINAL SERIESカードのみが受けられる「JCB STAR MEMBERS」の特典が付帯しているため、年間利用額に応じたポイントアップが期待できます。
年間利用額が30万円以上、50万円以上、100万円以上と増えるごとにメンバーランクが振り分けられて翌年の還元率がアップするので、デビットカードでの決済がおトクなのです。
また、2年目以降のカード年会費を無料にするためには「年間のカード利用額が12万円以上」という条件がありますが、JCB STAR MEMBERSの特典を受けられるほどカードを利用していれば、自動的に翌年の年会費も無料になるため、利用すればするほどおトクになるでしょう。
国内・海外旅行傷害保険が付帯
| 保険項目 | 最大補償額 | 補償対象 |
|---|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 国内・海外 |
| 傷害治療費用 | 100万円限度 | 海外 |
| 疾病治療費用 | 100万円限度 | 海外 |
| 賠償責任 | 2,000万円限度 | 海外 |
| 携行品損害 | 1旅行につき20万円限度 (自己負担額3,000円) |
海外 |
| 救援者費用 | 100万円限度 | 海外 |
デビットカードでありながら、最高3,000万円補償の国内・海外旅行傷害保険が付帯している点も、ちばぎんスーパーカード<デビット>のメリットです。
「MyJチェック」の登録をしていて、旅費などをデビットカードで支払うことで補償が適用されるため、面倒な手続きや申請などが無くても安心した旅行が楽しめますね。
ただし、国内旅行保険は傷害死亡・後遺障害のみが補償対象で、それ以外の保険項目は補償対象が全て海外のみとなっているため注意が必要です。
より保険を充実させたいのであれば別途保険への入会や、国内保険が付帯しているクレジットカードとの併用なども検討してみるのも良いでしょう。
海外ATMで現地通貨を引き出せる
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、JCBマークのある海外ATM・CDで現地通貨を引き出せるので、海外旅行や留学の際も便利です。
為替レートはJCBの基準レートに3.0%を加算したもので円貨換算され、手数料は1回につき110円(税込)、利用限度額は「預金残高の範囲内かつ1日10万円以内」と設定されています。
預金の引き出しという形なのでキャッシングのような後日返済や利息の発生はなく、口座残高が即時反映される管理のしやすさ、両替の手間や海外での現金持ち歩きというリスクを減らせるのはメリットでしょう。
ちばぎんスーパーカード<デビット>のデメリット

ちばぎんスーパーカード<デビット>は、デビットカードだからこそのデメリットもあるため、事前に把握しておく必要があります。
こちらでは、ちばぎんスーパーカード<デビット>のデメリットを3つ見てみましょう。
一部店舗やサービスで利用できない
デビットカードは、一部のお店やサービスで利用できません。
ちばぎんスーパーカード<デビット>も、ガソリンスタンドや高速道路料金、機内販売、電気料金等月次課金サービスなどでは利用できないようになっています。
これは、デビットカードが即時決済方式だから起きていることで、残高不足による未払いリスクを避けるために利用できなくなっているのです。
例えば、セルフ式のガソリンスタンドで給油をする際には先にカードを挿入する必要がありますが、この時にはまだ給油されていないので正確な料金は分からない状態ですよね。
つまり、給油をしたものの精算時に口座残高が不足していて、デビットカードで支払えなかったということがあり得てしまうのです。
高速道路料金やETCカードの発行、月次課金サービスについても同様で、運用上のリスクを考えて非対応としているカード会社が多いでしょう。
電子マネーに対応していない
ちばぎんスーパーカード<デビット>は電子マネー決済や、電子マネーへのチャージに対応しておらず、スマホ決済を利用する人にとってはデメリットと感じるかもしれません。
電子マネーを利用したい場合は、チャージが可能なクレジットカードに申し込んだり、口座からのチャージなどで活用していくしかないでしょう。
分割払いが利用できない
デビットカードは利用額が即時支払われる仕組みのカードなので、基本的に一括払い(1回払い)のみに対応しています。
ちばぎんスーパーカード<デビット>も同様で一括払いのみに対応しており、分割払いやリボ払いなどといった、ほかの支払い方法は利用できません。
そのため、高額な買い物をする時も支払いを先延ばしにできず、事前にまとまったお金を口座に用意しておく必要があるのです。
また、ちばぎんスーパーカード<デビット>の利用可能枠は口座残高の範囲ではありますが、1日の利用可能額は200万円までと制限が設けられているため、引っ越しなどで新しい家具や家電を続けて購入したい場合には、決済できなくなってしまう可能性もあることを覚えておいた方が良いでしょう。
まとめ
ちばぎんスーパーカード(デビット)
カードの特徴
千葉銀行が発行しているデビットカード。ちばぎんパートナー店舗やJCB ORIGINAL SERIESパートナー特約店で利用することでポイント還元率や割引の特典がある
| 発行会社 | 千葉銀行 | ポイント還元率 | 0.5% |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 1,350円(税込)初年度無料 条件付きで次年度以降も無料 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険3,000万円(利用付帯) |
| 申し込み資格 | 中学生を除く15歳以上 千葉銀行営業地域内に住所または勤務先がある方 |
ポイント | Oki Dokiポイント |
ちばぎんスーパーカード<デビット>は、千葉銀行に口座を持っている人であれば有効活用しやすいデビットカードです。
特に、クレジットカードと同じようにポイント還元や優待店の利用が可能なのに、申し込みできる年齢は中学生を除く15歳以上と、クレジットカードの申し込みができない人でも利用できる可能性が高いのも魅力。
千葉銀行の営業エリアに自宅や学校、勤務先があればポイント還元だけでなく優待店での割引も受けやすいこともあり、日々のお買い物がおトクになります。
利用額が多ければ初年度以降も年会費が無料で利用し続けられるため、気軽に申し込みがしやすいデビットカードと言えるでしょう。

