ネットショッピングや街で買い物をした際、クレジットカード払いにするという方も多いでしょう。
カードで支払うとポイントがたまり、レジ前で小銭を用意する必要もないためスムーズに会計ができますが、一度クレジットカード決済したものを返金やキャンセルする事はできるのでしょうか。
今回は、カード決済したものをキャンセルする場合の手順や注意点などについてお届けします。
目次 [表示]
クレジットカードで決済したものは返金(キャンセル)できる?
街で買い物をしていて現金で支払った場合は、そのままレシートと商品をお店に持っていけば返金(キャンセル)できるのが一般的ですが、クレジットカード決済の場合はカード決済の取り消し処理をしてもらう必要があります。
ネットショッピングでカード決済した場合は、商品の発送前であれば購入履歴ページからキャンセル(取り消し)できる可能性がありますが、商品発送後のキャンセルは返品となるのが基本です。
カード決済をキャンセルするとカード会社から後日返金がありますが、実店舗・ネットショップを問わず現金での返金はされず、後日(翌月または翌々月)カードの利用代金から相殺されます。
これは現金で払い戻すと加盟店がカード会社に支払う手数料が返ってこなくなるためと、ショッピング枠の現金化を防止するためのもので、違反した場合加盟店契約の解除などのペナルティが課せられるため、振込や手渡しなど現金でお金が返ってくる事はありません。
ただし、他にカードを使っておらず、利用代金が相殺不可能な時はキャンセル分の代金が振込で返金されます。
いつまでキャンセル可能?
いつまでならキャンセルが可能かは、カードを使ったお店、購入した商品によっても異なるため一概には言えません。
お店で返金処理を行ってもリアルタイムでは反映されないので、タイミングによってはカードの請求がカード会社に届いてしまう事があります。
この場合、キャンセルしたにも関わらず請求が発生してしまう事もあるので、キャンセルする場合はなるべく早めに行うのがおすすめです。
基本的に、一度キャンセルをしたものを撤回する事はできないので、特にネットショッピングの注文をキャンセルする場合は注意しましょう。
ネットショッピング(Amazon)の注文をキャンセルする場合
ネットショッピングの場合、キャンセルの方法は簡単です。
やり方は、例えばAmazonの場合はマイページの購入履歴に「商品をキャンセル」というボタンが表示されている間はキャンセルが可能ですが、すでに発送されている場合は商品の到着後30日以内に返品する必要があります。
商品にもよりますが、未使用で未開封の場合に限り全額返金、開封済みだと50%に減額されるので要注意です。
返金処理は返送した商品をAmazonが受領してからとなり、購入方法によってキャンセル分の返金方法が変わってきます。
クレジットカード決済のキャンセル連絡はどこにすればいい?
クレジット決済のキャンセル連絡はカード会社ではなくお店に
クレジットカード決済をキャンセルしたい時は、カード会社ではなく「購入店」に連絡しましょう。
お店で商品を購入した場合は、商品とレシート・クレジットカード・カードの利用明細書(お客様控え)を持参して店員さんにキャンセル処理をお願いしましょう。
ネットショッピングでカード決済をした場合も同様にマイページからキャンセルを行うか、キャンセル期限を過ぎた後や発送後であれば購入店であるネットショップに連絡をします。
キャンセルの返金が反映されるのはいつ?
カード会社にもよりますが、カードの決済をキャンセルした場合、2か月以内にキャンセル分の返金があるのが普通です。
例外として一部のネットショップでは返品に条件があり、条件を満たしていなければ返金されない事もあるため、もし2か月以上経っても返金されない場合はネットショップに連絡をして、それでも解決しない場合はカード会社に問い合わせた方が良いでしょう。
獲得したポイントはどうなる?
カードで支払うとポイントがたまりますが、決済をキャンセルした場合は当然ながら獲得したポイントも差し引かれます。
ポイントが差し引かれるのはカードの利用代金から相殺されるタイミングで、ポイント獲得から相殺までの間にすでにポイントを消費してしまったとしても現時点の保有ポイントから差し引かれるので、ポイント残高によってはマイナスとなる場合があります。
獲得したポイントを使った後に決済をキャンセルする行為を何度も繰り返していると悪質なユーザーとみなされて、最悪の場合はカード会社から退会処分を受ける恐れもあるためくれぐれも注意しましょう。
キャンセルしたはずなのに明細に請求があるのはなぜ?
カード決済をキャンセルした場合、カード会社の加盟店である購入店がカード会社へ連絡をしてキャンセル処理を行いますが、リアルタイムでは反映されないため締め日の関係で間に合わず、支払いの請求が発生するケースがあります。
請求があったとしても、きちんとキャンセルされていれば翌月に返金があるはずです。
例えば、楽天カードではキャンセル分も通常と同じように毎月月末締めとなり、翌月に相殺されます。
クレジットカードの明細はインターネットでも見れるので、正しく返金されているか確認しておくと良いでしょう。
キャンセルできない場合やキャンセル料金が発生する場合も
注意したいのは、全てのカード決済がキャンセルできる訳ではない点や、キャンセル料金や手数料が発生するケースもあるという点です。
商品の購入でカード決済をした場合、お店によってはキャンセル(返品)期限を設けている場合があり、ほとんどの場合は期限を過ぎるとキャンセルができなくなるため注意しましょう。
また、ネットショッピングを利用した場合も返品に条件を設けていて全額返金ができない場合や、手数料が差し引かれる事があるので要注意です。
楽天トラベルなどでホテル代金をカード決済していてキャンセルした場合、ホテルのキャンセル料金が発生する事がありますが、この場合はキャンセル料を差し引いた差額がカードの利用代金から相殺の上、返金されます。