ネットショッピングやキャッシュレス決済が当たり前となった今、クレジットカードのセキュリティ対策は欠かせません。
不正利用や情報漏えいのリスクが身近に潜む中、どれだけの人が対策を意識しているのでしょうか?
そこで今回は事前調査で「クレジットカードを利用している」と回答した全国の男女500名を対象に「クレカのセキュリティ」についてのアンケートをおこないました。
| 調査手法 | インターネットでのアンケート |
| 調査対象者 | 事前調査で「クレジットカードを利用している」と回答した全国の男女 |
| 調査期間 | 2025年6月16日 ~ 2025年6月23日 | 質問内容 |
質問1:クレジットカードのセキュリティに対して、どの程度意識していますか? 質問2:その理由を教えてください。 質問3:クレジットカードを利用する際に、もっとも不安に感じるセキュリティリスクは何ですか? 質問4:その理由を教えてください。 質問5:クレジットカードのセキュリティ強化のために、どのような対策を講じてるか当てはまるものをすべて選んでください。 質問6:どのような対策を講じているか具体的に教えてください。 |
集計対象人数 | 500サンプル |
目次
75.2%がクレジットカードのセキュリティを「意識している」
まずはクレジットカードのセキュリティに対して、どの程度意識しているか聞いてみました。

75.2%の方がクレジットカードのセキュリティを「意識している」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
クレジットカードのセキュリティを「とても意識している」
- 不正利用を防ぐため(20代・女性)
- 個人情報が漏れると危険だから(20代・男性)
- 被害が大きいものになりそうだから(30代・女性)
- 身内にクレジットカードの不正利用を受けた人がいるから(30代・男性)
- 色々な情報が入っているし、だれかに使われたりしたくないからです(40代・男性)
クレジットカードのセキュリティを「やや意識している」
- 不正利用は怖いが、まだ被害に遭って無いので深刻ではない(20代・男性)
- カード情報を盗まれて勝手に使われてしまうというニュースを多々見るので、それは避けたいから(30代・女性)
- 個人情報の漏洩や悪用によるリスクを回避したいから(30代・女性)
- よく不正利用などの報道を見ることがあるので、自分にも関係ある話かもしれない、と思っている(30代・女性)
- 最近では簡単にデータを抜かれ悪用されてしまうから(30代・女性)
- いつ不正利用をされるかわからないので、毎月明細はチェックしています(40代・女性)
- 知らないうちにカードが使われていないか不安(40代・女性)
クレジットカードのセキュリティを「あまり意識していない」
- 意識しても乗っ取られるときは乗っ取られるから(30代・女性)
- 意識しなくてはいけないが、できていない(30代・女性)
- 何を意識したら良いか分からないから(30代・男性)
- 意識しなくても、クレジットカード会社の方で対策してくれていると思うからです(40代・男性)
クレジットカードのセキュリティを「まったく意識していない」
- どう対策すればよいか分からない(40代・女性)
クレジットカードを利用する際に不安に感じるセキュリティリスク、6割以上が「クレジットカード情報の不正使用」
続いてクレジットカードを利用する際に、もっとも不安に感じるセキュリティリスクは何か聞いてみました。

もっとも多かったのが「クレジットカード情報の不正使用」で、6割以上の方が回答していました。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
「クレジットカード情報の不正使用」理由
- カード会社などへの連絡が面倒(20代・女性)
- 不正利用されて被害を被ったら嫌だから(20代・男性)
- 情報が知らない人に流れるのがこわいから(20代・女性)
- 不正利用された分返ってくればいいですが、返ってこない場合もあるとネットで多々見るので、一番気を付けたいと思いました(30代・女性)
- 不正利用される可能性があるから(30代・女性)
- 一番よくある被害だから(30代・男性)
- 不正利用された際に、原因が全く分からなかったから(30代・男性)
「オンラインでのカード情報流出」理由
- よくニュースになっているから(20代・女性)
- 不正利用されるケースとして最も多いと思っているので(30代・男性)
- クレカ利用で一番不正が多い場面だと思うから、不審なサイトでは利用しないようにしている(30代・女性)
7割以上が「定期的にカード利用明細を確認している」
また、クレジットカードのセキュリティ強化のためにどのような対策を講じてるか聞いてみました。

7割以上の方が「定期的にカード利用明細を確認している」と回答しています。
どのような対策を講じているか具体的に聞いてみたので、一部を紹介します。
セキュリティ強化のための対策
- アプリで利用状況を確認する(20代・女性)
- 明細を確認して不正がないか確認する(20代・女性)
- 怪しげなサイトではカードは使わない(20代・男性)
- 定期的に明細を確認して、不審なものがあったら調べる(20代・女性)
- カード利用速報で、利用したらすぐ通知が来るようにしている(30代・女性)
- 利用確認メールが届いたら都度家計簿と金額が一致しているか確認している(30代・女性)
- 決まった場所に保管し常に所持する。リアルタイムでのログイン通知を設定。毎月の請求額の利用明細を確認(30代・女性)
クレジットカードのセキュリティ対策としては、利用明細の定期的な確認やリアルタイム通知を活用する、アプリで取引状況をこまめにチェックするなどが多く挙げられていました。
また、怪しいサイトでの利用を避けるなど、「見える化」による不正察知の取り組みが多数挙がっています。
さらにカードの保管方法にも配慮し、通知と併せて不審な動きがあれば即調査する姿勢が印象的です。
まとめ
今回は「クレカのセキュリティ」に関する調査を実施し、その結果について紹介しました。
76.8%の方が、セキュリティ対策のために「定期的にカード利用明細を確認する」と回答しています。
明細の確認は、不正利用を早期に発見するための第一歩です。
特にアプリ通知や利用速報サービスを併用することで、より迅速な対処が可能になります。
クレジットカードを安全に利用するためにも、日頃からの意識とツールの活用が重要です。
