JCBカード(JCBオリジナルシリーズ)は、最短即日発行・翌日お届けに対応したクレジットカードです。
ステータス性も高く、JCB ORIGINAL SERIESパートナーという優待店で利用すると最大ポイント10倍になる特典も人気ですが、JCBカードの即日発行には条件があるので注意が必要です。
そこで今回は、JCBカード(JCBオリジナルシリーズ)を最短即日発行する方法とカード受け取りの条件、JCB一般カードとゴールドカードの特徴を比較して分かりやすく解説します。
▼関連記事
目次
クレジットカード発行までの日数
今日中にクレジットカードを作りたいといっても、全てのクレカが即日発行に対応している訳ではありません。
選ぶクレカによっては1週間~2週間、長いものでは発行までに1か月以上の日数がかかる場合もあります。
公式サイトに「最短5分審査」と記載されているクレカでも、カード発行までには1週間かかる場合もあるなど、審査が早いからといって今すぐに発行できるとは限らないので注意しましょう。
「JCBオリジナルシリーズ」のクレジットカードとは?
JCBオリジナルシリーズとは、日本唯一の国際ブランドであるJCBが他の企業などと提携せず独自に発行しているプロパーカードです。
JCBオリジナルシリーズのクレジットカードは、カードの利用状況に応じて上位カードにグレードアップしたり、利用金額に応じたポイントアップ制度があるなど、提携カードにはないメリットがあります。
例えば、JCBオリジナルシリーズの「JCB一般カード」の場合、JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、利用状況に応じてインビテーション(招待状)が届くJCBザ・クラスというように上位カードがあるので、将来的にゴールドカードなどのステータスカードを持ちたいと考えている方には特におすすめです。
クレジットカード発行までの日数
クレジットカードの発行までの日数はカードによって大きく異なるため注意が必要です。
セゾンカードのように即日受取に対応しているクレジットカードもありますが、楽天カードのように郵便や宅配便で送られてくるカードの多くは早くても1週間程度の時間がかかります。
JCBカードでも、ポイント高還元率で人気がある「JCB CARD W」は最短3営業日発行・約1週間後のお届けなので、今すぐカードを作りたいという方には不向きです。
JCBオリジナルシリーズのうち、最短即日発行に対応していて発行までの日数が最も短いのは以下の2種類のカードとなります。
- JCB一般カード
- JCBゴールド
どちらのカードも「即日発行」には対応していますが、店頭受け取りはできないカードなので受け取りは早くても翌日となります。
カード会社によってはゴールドカードの申し込みにインビテーション(招待状)が必要となる場合がありますが、JCBゴールドはインビテーションがなくてもインターネットで申し込めるカードです。
ただし、一般カードとは申し込み条件が異なり、20歳以上の方しか申し込めず、本人による安定継続収入が求められます。
JCBカード(JCBオリジナルシリーズ)を翌日受け取る条件
JCBカード(JCBオリジナルシリーズ)を翌日受け取りにするには、以下の条件を満たしている必要があります。
【即日発行が可能な条件】
- 平日の午前11時までに申し込みを完了させる
- 申し込み完了後にインターネットで支払い口座の設定を行う
- カードデザインは「通常デザイン」または「WEB限定デザイン」を選択
- 午後12時までに「カードオンライン入会判定結果のお知らせ」メールを受信
午後12時以降に「カードオンライン入会判定結果のお知らせ」メールが届いた場合は、翌営業日にカード発行・翌々営業日のお届けとなります。
土日祝日はJCBが休業日なので、ゴールデンウイークなどの連休があるとカードの発行や到着が遅れるため要注意です。
また、以下のような場合は翌日受け取りができないので注意しましょう。
【即日発行ができないケース】
- 土日祝日などJCBの休業日に申し込んだ場合
- 平日の午前11時以降に申し込んだ場合
- インターネットで支払い口座の設定ができない場合
- ディズニー・デザインのカードを選んだ場合
- QUICPay搭載カードを選んだ場合
- 北海道・長崎・沖縄など一部地域に住んでいる場合
- 在籍確認などの審査が長引いている場合
このうち「北海道・長崎・沖縄など一部地域に住んでいる場合」は、最短翌々日以降のカードお届けとなります。
在籍確認とは、勤務先として記載された職場で申込者が実際に働いているかをチェックするための審査ですが、勤務先が休みで連絡が取れないなどの理由で審査が進まない場合も即日発行ができません。
オンラインで支払い口座を設定する方法
JCBオリジナルシリーズのクレジットカードを申し込む際にインターネットで支払い口座の指定ができる対象の金融機関はインターネット銀行を含め全91行ありますが、主な対象金融機関は以下のようになっています。
- 埼玉りそな銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
金融機関によってサービス利用時間が異なり、メンテナンス等で手続きができない時間帯もあるので注意しましょう。
インターネットで支払い口座の設定を行う場合は、インターネットバンキングの契約カードまたはキャッシュカード・預金通帳などが必要です。
例えば、ゆうちょ銀行の場合はキャッシュカードを用意し、記号・番号と生年月日、キャッシュカードの暗証番号の入力を求められます。
なお、対象となる91行に本人名義の普通預金口座を持っている方のみインターネットでの口座設定が可能です。
即日発行・翌日受け取りに対応したインターネット申し込みの流れ
最短即日発行・翌日受け取りでJCBオリジナルシリーズのカードを申し込むには「JCB一般カード」または「JCBゴールド」の申し込みページにある「カードを申し込む」ボタンから申し込みフォームへと進んで必要事項を入力の上、申し込み完了後に表示される「入会受付番号のご案内」という画面から「いますぐオンラインで口座設定をする」に進みます。
すると、金融機関のサイトに移行するので支払い口座の情報を入力しましょう。
一定時間が経過すると登録が無効になる場合があるので、あまり時間をかけずに登録を行ってください。
申し込み完了後、受付完了メールが届けば手続き完了となります。
JCBカード(JCBオリジナルシリーズ)の特徴
ここでは、即日発行に対応している「JCB一般カード」と「JCBゴールド」の年会費やポイント還元率、保険などのスペックを一覧表にして特徴をまとめました。
JCB一般カード | JCBゴールド | |
---|---|---|
年会費 | オンライン入会で初年度年会費無料・翌年以降はMyJチェック登録+50万円利用で無料(通常税込1,375円) | 11,000円(税込)(オンライン入会で初年度無料) |
家族カード年会費 | 440円(税込)(本会員のカードが無料の場合は無料) | 3,300円(税込)(本会員のカードが無料の場合は無料) |
申し込み資格 | 18歳以上で本人または配偶者に安定収入のある方・18歳以上の学生の方(高校生を除く) | 20歳以上で本人に安定継続収入がある方(学生は申し込み不可) |
通常ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円(利用付帯※要MyJチェック登録) | 最高1億円(自動付帯・航空機遅延保険あり) ※カード利用がない場合は最高5,000万円補償 |
国内旅行傷害保険 | 最高3,000万円(利用付帯※要MyJチェック登録) | 最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピングガード保険 | 最高100万円(海外のみ) | 最高500万円(国内・海外) |
空港ラウンジサービス | × | 〇(国内・ハワイ) |
比較してみると、カードの年会費や付帯保険の面で差があるのが一目瞭然です。
一般カードとゴールドのどちらを選ぶかはカードの利用目的やシーンによっても変わってくるので、家族で海外旅行によく行くのであれば保険が充実したゴールド、割安な年会費で基本的な使い方をしたいのであれば一般という選び方もできます。
JCB一般カードの特徴
JCB一般カード
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドを持つJCBカードが発行するプロパーカードの中で、最もスタンダードなクレジットカード
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料、2年目以降1,375円(税込) | 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
JCB一般カードは、基本的な機能が利用できるJCBのプロパーカードです。
初年度年会費無料・翌年度以降もWEB明細の「MyJチェック」に登録の上、年間ショッピング利用額が50万円以上であれば無料で持てます。
通常ポイント還元率は0.5%ですが、JCB ORIGINAL SERIESパートナーという優待店で利用すると還元率がアップ。
例えば、セブン-イレブンは3倍・昭和シェル石油なら2倍、スターバックスカードへオンラインチャージした場合は10倍のポイントが獲得できます。
事前に旅費をカード払いにすると適用になる「利用付帯」の旅行保険は国内・海外ともに3,000万円補償、オンラインショッピングを含む海外利用分はポイント2倍(MyJチェック要登録)となり、海外旅行の際にも便利でお得なカードです。
JCBゴールドの特徴
JCBゴールド
カードの特徴
国内唯一の国際ブランド「JCBカード」のゴールドカード。「JCBゴールドザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」の申し込みの招待を狙うならこのカードを2年連続で100万円以上利用する必要がある
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料、2年目以降11,000円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯分 5,000万円) 国内旅行傷害保険最高5,000万円 ショッピング保険500万円 |
電子マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
JCBゴールドは、旅行保険の補償額が手厚く、空港ラウンジやグルメ優待サービスも利用できるゴールドカードです。
初年度年会費無料・翌年度以降は11,000円(税込)ですが、消費税を含めても1か月あたり800円で持てます。
海外旅行傷害保険が充実しているのが特徴で、カードで旅費を支払った「利用付帯」の場合は1億円・カード利用のない「自動付帯」も補償額が最高5,000万円に。
家族カードの会員も本会員と同様の補償があり、家族特約も付くので家族旅行で子供と一緒に海外に行く際も安心です。
ポイント還元率やポイントアップのサービスは一般カードと同じですが、国内とホノルルの空港ラウンジが利用でき、全国250店舗で20%割引になるグルメ優待サービスなど、ワンランク上のサービスが受けられるカードになっています。
MyJCBの登録+2年連続100万円以上の利用でJCBゴールド ザ・プレミアにランクアップ可能です。