オリコカードザポイントは、信販会社のオリコが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。
ポイント高還元率で知られ、常に1.0%(100円で1オリコポイント)がたまる事でも人気です。入会後6か月間は2.0%にポイント還元率がアップするため、効率よくポイントを貯める事ができ、貯めたポイントは500ポイントからAmazonギフト券などにリアルタイムで交換可能です。
今回はそんなオリコカードザポイントの審査基準や審査難易度についてと、審査落ちの原因と対策についても解説していきます。
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。最大17.5%!
発行会社 | オリエントコーポレーション | ポイント還元率 | 1.0%(入会から6か月間は2.0%) |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | なし |
電子マネー | iD、QuicPay(ApplePay利用可能) | ポイント | オリコポイント |
目次
オリコカードザポイントの審査難易度・審査期間
オリコカードザポイントの申し込み資格は、原則として高校生を除く18歳以上の方となっています。18歳以上であっても高校生の方は申し込む事ができません。
オリコカードの審査難易度
オリコカードザポイントは信販系のクレジットカードなので、三井住友カードなど銀行系のカードと比べると審査に通りやすいとはいえます。
例えば、アルバイトやフリーターの方でもクレジットヒストリー(クレヒス)に問題がなければ審査はクリアできるでしょう。また、大学生など若い方や正社員の方であればクレヒスに問題がないケースが多いため、より審査に通りやすい可能性があります。
審査期間は他社のカードと比較して長め
オリコカードザポイントの審査期間は、オンラインの場合は最短8営業日発行、カードが手元に届くまでは1週間から2週間程度みておいた方が良いでしょう。郵送で申し込んだ場合はおよそ3週間程度かかります。
他のカード会社と比較すると若干長めになっているため、クレジットカードを近々使う予定があるという方は時間に余裕をもって申し込みましょう。
クレジットカードの審査基準
クレジットカードの審査は大きく分けて「属性」と「信用情報」という、ふたつの審査基準があります。
属性では職業や年収、勤続年数や家の居住年数といった点をチェックし、信用情報では過去にカードやローンの返済で滞納をしていないかなど、個人の信用情報を細かくチェックします。
クレジットカード審査にはクレジットヒストリーが重要
クレヒスとはクレジットヒストリーの事で、クレジットカードなどの利用履歴です。
クレジットカードの申込や利用、携帯電話の割賦契約、ローン契約などの情報は、個人信用情報機関に記録されています。個人信用情報機関には複数の割賦販売業者や消費者ローンなどを営むクレジット会社が加盟していて、記録されている情報は加盟する会社などが開示請求を行う事ができます。
毎月きちんと支払いを行っていれば良いクレヒスが残り、逆に支払いの滞納などを行うと悪いクレヒスが残り、いわゆるブラックリスト入りの状態になってしまいます。
審査落ちの原因と対策
過去に支払いの遅延をしている
審査落ちの原因の中でも多いのが、過去に支払いの遅延(延滞)を起こしているケースです。
前述の通り、カードの支払いにまつわる情報は個人信用情報機関に記録されているため、新しいカードを申し込んだ際にカード会社が情報を照会すれば過去の悪いクレヒスもすぐに分かってしまいます。支払いの遅延はクレジットカードやカードローンに限った話ではなく、奨学金や携帯電話本体を割賦で購入した際の遅延や未払いもローン契約と同様に扱われるため、悪いクレヒスが残ります。
口座の残高が不足して引き落としできなかったというぐらいで即ブラックリスト入りする事はありませんが、何度も繰り返し遅延したり、故意とみなされるとブラックリスト入りしてしまう恐れがあります。
延滞の目安としては、支払いを行わずに61日以上延滞(滞納)すると事故情報として個人信用情報機関に記録され、3か月続けて返済が遅れても事故情報、いわゆるブラックリスト入りの状態となってしまうため注意が必要です。
ブラックリストか不安な人は信用情報機関に信用情報の開示請求をしよう
もしかしたら過去に支払いの遅延があったかも・・・?それが原因でブラックリストとして登録されているかも?と不安な人は信用情報機関に「信用情報開示請求」を申し込むことで自分がブラックか確認することができます。
国内の信用情報機関には3つあり、クレジットカードの支払いや消費者金融の取引を主に管理しているのは「CIC」か「JICC」、銀行での取引を管理しているのは「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」です。
開示請求を行うのは有料(1,000円程度)ではありますが、念のため3社とも開示請求をした方が不安はなくなると思います。
▼主にクレジットカードの支払いを管理している「CIC」に開示請求をする方法
▼クレジットカードの支払いや消費者金融の支払いを管理している「JICC」に開示請求をする方法
▼銀行の取引を管理している「KSC(全銀協)」に開示請求をする方法
申し込み内容の記載ミス
申し込み時に誤った内容を記載する事も審査落ちの理由となります。
例えば、申込書を記入する際の書き損じや、オンライン申し込みでの入力ミスでさえも審査落ちの原因となってしまうケースがあります。特に勤務先にまつわる情報は間違えやすく、カード会社側にとっては虚偽記載との見分けがつかないため審査落ちの原因となってしまいます。
申し込みを完了する前にもう一度入念にチェックする事が大切です。
在籍確認がとれない
クレジットカードを申し込むと、カード会社によっては電話で在籍確認を行うケースがあります。
実際に勤務先や自宅へと電話をかけて本人や同僚が電話に応答しなければいけませんが、この在籍確認がとれないと審査に通らない場合があります。勤務先へ電話がかかってくる場合は同僚の話から申込者が実際にその企業に勤めている事が確認できれば問題はないため、本人が応答する必要はありません。カード会社から在籍確認の電話がかかってきそうな時には同僚にひと言声をかけておくと安心です。
他社からの借り入れが多い
すでにキャッシングやローンを契約しているなど、他社からの借り入れが多い場合も返済能力に問題があるとみなされ、審査落ちする可能性があります。
年収や勤務先の情報も加味して審査するため一概にはいえませんが、他社からの借り入れが多い場合はキャッシング枠をなし(0円)にしてカードを申し込んだ方が審査に通る可能性は高くなるでしょう。
再申し込みをして審査通過する?
クレジットカードの審査に落ちたからといって、むやみに再申し込みをするのは賢明ではありません。
個人信用情報機関にはカードの申し込み記録も残っているので、直近の数か月間に申し込んだ人を最初から除外しているケースがあります。
再申し込みをする場合でも、最低6か月は開けてから申し込んだ方が良いでしょう。
過去に延滞などを起こしていて、個人信用情報機関の事故情報(ブラックリスト)に記録されている場合、情報は5年間残ってしまいます。その期間に新たにカードやローンを申し込んでも審査には通りにくいため、良いクレヒスを積み重ねるのがカード審査の通過には何よりも重要なのです。
CICなどの個人信用情報機関に記録されている返済記録や契約内容などの情報は、個人でも開示請求を行う事が可能ですので、何度もカード審査に落ちてしまう場合は自分の個人信用情報を確認してみるのもひとつの手です。