年会費無料で様々な特典があるクレジットカードは多く存在しますが、その中でも人気を集めているのがリクルートカードと楽天カードです。
ポイント還元率やポイントの貯めやすさ、電子マネーや付帯保険など、リクルートカードと楽天カードの特徴をまとめて比較してみました。
目次
リクルートカードの特徴
リクルートカード
カードの特徴
通常ポイント還元率が1.2%と他社のクレジットカードと比較しても高還元率。ホットペッパーなど、各種リクルートの運営するサービスでお得なクレジットカード
発行会社 | リクルートホールディングス | ポイント還元率 | 1.2% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy、SMART ICOCA、nanaco、モバイルSuica | ポイント | リクルートポイント |
リクルートカードは、人材派遣や販売促進などを手掛けるリクルートが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。通常時にもポイント高還元率で、付帯保険が充実しているなど様々なメリットがあります。
国際ブランドはmastercard、Visa、JCBと3つのブランドから選べるため国内はもとより海外でも便利です。カードデザインもシンプルで、性別や年代を問わず持つ事ができます。
追加カードとして家族カードやETCカードの発行にも対応。家族カードはJCBなら8枚まで、Visaであれば19枚まで発行できる点も特徴で、本会員と同様のサービスが受けられてポイントは合算できるためお得です。
リクルートカードの詳細についてはこちら
楽天カードの特徴
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントがたまりやすい。
CMでもおなじみの楽天カードは、楽天が発行する年会費永年無料のクレジットカードです。ポイント還元率はそれほど高くはありませんが、ポイントを貯めやすい仕組みが沢山あります。
mastercard、Visa、JCB、AMEXから選べ、海外旅行傷害保険のほか、楽天市場で購入した商品が届かない場合の補償制度やネットショッピングの不正利用に対する補償など、様々な保険が充実している点も特徴です。
家族カードも5枚まで発行可能で、ポイントも合算されるためお得に利用できます。ETCカードの発行にも対応していて、ETCの利用でもポイントがたまります。
楽天カードの詳細についてはこちら
ポイント比較
通常ポイント還元率比較
クレジットカードを選ぶ上で重視したいのがポイント高還元率です。中でもリクルートカード最大の特徴は通常時のポイント還元率が1.2%と、他社のカードと比較しても驚異の高還元率となっている点です。
それに対して楽天カードは通常還元率こそ1.0%とリクルートカードには及びませんが、条件によっては有利になる場合があるのです。
ポイントの貯めやすさ比較
リクルートカード
通常時のポイント還元率も高いリクルートカードですが、リクルートグループのネットサービスを利用すると更にポイント還元率がアップします。
例えば、ポンパレモールを利用するとポイント還元率が4.2%となり、宿泊予約サイトのじゃらんを利用した際もポイント還元率は3.2%と更に高還元率になり、中には最大21.2%となる商品もあります。じゃらんの中には最大11.2%となるプランもあるため要チェックです。
もちろん、公共料金の支払いでも1.2%のポイントがたまり、ホットペッパービューティーでポイントが3.2%となるほか、ホットペッパーグルメでお食事券をカードで購入してもポイントが3.2%たまります。
また、楽天EdyをリクルートカードでチャージしてPontaポイントがたまるお店で楽天Edyで支払うとポイントが3重取りできてポイント還元率が2.7%になる点も見逃せません。
楽天カード
楽天カードの通常ポイント還元率は1.0%ですが、楽天関連のサービスに強いのが楽天カードの特徴です。
楽天トラベルでいつでもポイント2倍、楽天市場でいつでもポイント4倍となるほか、楽天ダイニング加盟店でポイント2倍、コナカやアリさんマークの引越社など加盟店でもポイント3倍となります。
楽天市場は食品から家電まで1億点以上の圧倒的な品揃えのため、上手に利用すればあっという間にポイントがたまります。
ポイントの使いやすさ・交換先比較
リクルートカード
リクルートカードで貯めたポイントはPontaポイントに交換できるのが特徴です。Pontaポイントはローソンや昭和シェル石油、GEOなど提携する街のお店で使う事ができるためポイントの使い道が広がります。
Pontaポイントは1ポイント1円ですが、ローソンでLoppiお試し引換券を使う事で、ポイント相当額以上の商品と交換できます。
もちろん、ポンパレモールやじゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーなどリクルートのサービスでも利用する事も可能です。買い物以外にも旅行や美容院でも利用できるため、貯めたポイントを無駄なく使う事ができます。
楽天カード
楽天カードで貯めたポイントは1ポイント1円相当として楽天関連のサービスのほか、大丸やジョーシンなど街のお店でも利用できます。
50ポイント以上2ポイント単位で楽天EdyやANAマイレージにも交換できるため、旅行や毎日の買い物など様々な場面で便利に使えるのが特徴です。
電子マネー比較
最近急速に普及した電子マネーの対応状況もカード選びで重視したいポイントです。リクルートカードは電子マネーチャージでもポイントの対象となりますが、選択する国際ブランドによってポイント対象となる電子マネーが異なります。
mastercardとVisaではnanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCAの4種類の電子マネーが対象ですが、JCBではnanacoとモバイルSuicaの2種類に限定されます。
楽天カードには楽天Edyが付いていますが、クレジットカードでチャージをした際のポイント還元率は0.5%となります。以前はnanacoやモバイルSuica・SMART ICOCA(Apple Payを含む)のチャージで1.0%のポイント還元となっていましたが、これらは全て2017年11月に終了しています。
付帯保険比較
リクルートカードの付帯保険は、利用付帯となる国内・海外旅行傷害保険とショッピング保険です。国内旅行傷害保険は最高1,000万円、海外旅行傷害保険は最高2,000万円まで補償が受けられます。
ショッピング保険は購入日から90日間、年間200万円まで補償があります。
これに対して楽天カードは、旅行傷害保険は海外のみの利用付帯で最高2,000万円まで補償が受けられ、その他にはネットショッピングの不正利用補償、カード盗難保険も付いています。
デメリット比較
リクルートカードのデメリット
リクルートカードのデメリットは、mastercardとVisaを選んだ際のETCカード発行に1,100円(税込)の手数料がかかる点と、ポイントをPontaポイントに交換しないと使い道が限られる点、ポンパレモールの参加ショップが楽天市場と比較すると少ない点です。
楽天カードのデメリット
楽天カードのデメリットは、国内旅行傷害保険が付いていない点とETCカード発行時に年会費が550円(税込)かかる点、電子マネーチャージ時のポイント対象は楽天Edyに限られる点です。電子マネーのチャージでポイントを貯めたい場合はリクルートカードの方が向いているでしょう。