iPhone15は一括購入でお得になる？分割購入との比較

iPhoneの購入方法は、大きく分けると一括購入と分割購入の2種類があります。

iPhone15シリーズは、円安の影響により日本での発売価格が値上がりました。「少しでもお得に買える方法を知りたい」「支払い方法によってどんなメリット・デメリットがあるのかな？」と気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、iPhone15シリーズを一括購入・分割購入のどちらがお得に買えるか解説していきます。

支払い方法による違いや価格差なども解説しているため、これから新型iPhoneの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

iPhone15は一括購入でお得になる？

結論から言うと、iPhone15シリーズは一括購入で必ずお得になるとは限りません。

一括・分割のどちらがお得になるかは、機種を使う期間や買う場所などによって変わります。どちらを利用したほうがお得になるのか、ケースごとに見ていきましょう。

一括購入でお得になるケース

一括購入でお得になるのは、1年周期など短期間で機種変更する場合や、ポイント還元のある家電量販店でiPhone15シリーズを買うケースです。

分割購入の場合、残債をすべて払い終わってから新しいiPhoneを購入するのが一般的でしょう。支払いが残っている状態で新しい機種を再度分割購入してしまうと、二重で支払いが必要になってしまうためです。

しかし、一括購入の場合は、購入時に機種代金をすべて支払うため、毎月支払う必要がありません。そのため、機種変更のタイミングも自由に決められます。

家電量販によってはお店独自のポイント制度を導入しており、iPhoneの一括購入によってポイントが還元されることもあります。ただし、還元率が低い店舗ではあまりお得にならないこともあります。また、普段使わないポイントの場合は気づかない内に失効してしまうこともありがちなので、使い道を決めておくのも大切です。

分割購入でお得になるケース

約2年で機種変更を考えている場合は、キャリアの割引プログラムが利用できる分割購入が圧倒的にお得です。

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルでは「機種を分割購入のうえ約2年で返却すると、機種代金に大幅な割引が適用される」割引プログラムが利用できます。

割引が適用されると、大体半額程度でiPhone15シリーズが購入可能です。その他のキャンペーンを組み合わせることで、半額よりもさらに安くゲットすることもできますよ。

また、次に新しいiPhoneを購入する際にも割引プログラム対象機種であれば利用できるため、2年周期の機種変更が常にお得になります。

約2年で機種変更する予定であれば、キャリアでの分割購入を検討してみましょう。

一括購入・分割購入どちらでも変わらないケース

iPhone15シリーズを長く使う方や、Appleストアで購入する場合は、一括購入・分割購入のどちらでも変わりません。

キャリアの割引プログラムは、約2年で機種を返却しなければ割引が適用されない（返却が遅くなるほど割引額が減る）ため、長期間同じ機種を使いたい方には不向きです。その場合は、Appleストアで購入する方がお得になります。

Appleストアでは、キャリアのように割引プログラムやキャンペーンは使えない代わりに、通常価格が安いのが特徴です。また、キャリアと同じく分割購入の手数料がかからないため、一括・分割のどちらを選んでも、最終的に支払う金額は変わりません。

ただし、Appleストアの分割払いで金利がかからないのは「ペイディあと払いプランApple専用」「オリコショッピングローン」を利用した場合です。クレジットカードの分割払いを利用する場合は、クレジットカード会社規定の金利がかかります。

iPhone15を一括購入・分割購入したときの違いを比較

一括購入・分割購入のどちらを選ぶかによって、利用できる決済方法や支払いのタイミングなどが変わります。

iPhone15シリーズを一括購入・分割購入した際の主な違いを、下記6つご紹介します。

比較1.利用できる支払い方法

一括払い・分割払いによっては、利用できる支払い方法が異なります。

購入場所によっても、対応している決済方法が違うため、以下で比較してみましょう。

▼一括払いで利用できる支払い方法

どこでも無難に使えるのはクレジットカードで、一部デビットカードも対応しています。

店頭の場合は、店舗によっても対応している決済方法が異なる可能性があるため、来店前にホームページなどで確認しておくとよいでしょう。

Appleストアの店頭に関しては、iPhone14シリーズ発売当初「24回・36回の分割払いのみ対応、現金やクレジットカードによる一括払いは不可」となっていたようです。そのため、iPhone15シリーズでも店頭で並んで購入する場合は、分割購入が必要になる可能性があります。

▼分割払いで利用できる支払い方法：ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル

キャリアでは、クレジットカードや口座振替などで分割払いが可能です。

ドコモ・auでは24回、ソフトバンク・楽天モバイルでは48回の分割払いの利用で、機種代金の割引プログラムが利用可能です。ただし、楽天モバイルのみ「本人名義の楽天カード」が必須。楽天カード以外のクレジットカードや他人名義の楽天カードでは利用できません。

店舗や商品によっては、対応している決済方法が異なる可能性があります。詳しくは店舗に問い合わせるか、オンラインショップの利用を検討しましょう。

▼分割払いで利用できる支払い方法：Appleストア

Appleストアでは「ペイディあと払いプランApple専用」「クレジットカード払い」「オリコショッピングローン」での分割払いに対応しています。

分割手数料を0円にしたい場合は「ペイディあと払いプランApple専用」か「オリコショッピングローン」のどちらかを利用しましょう。ただし、ペイディでは口座振替か銀行振込でのみ金利が0％になります。コンビニ払いも選べるようですが、その場合は金利に加えて支払い手数料として390円（最大）がかかります。

クレジットカードでの分割払いも可能ですが、その場合はクレジットカード会社規定の金利がかかります。15％〜18％程度が一般的ですが、利用しているクレジットカード会社のホームページなどで調べてみてください。

比較2.支払いのタイミング

基本的に、一括購入の場合は購入時、分割購入の場合は翌月以降に、回線のプラン料金と合算で支払うことになります。

一括購入でも、ほとんどの方はクレジットカードを利用するでしょう。その場合は、クレジットカード規定の引き落とし日に機種代金の全額を用意しておく必要があります。

対して、分割購入の場合は、購入時に機種代金を用意する必要はありません。毎月「機種の分割料金＋回線のプラン料金」が合算で引き落とされます。

毎月の負担をなくすなら一括購入、購入時の出費を減らすなら分割購入を選びましょう。

比較3.毎月の支払い料金の差

先述したとおり、分割購入の場合は、毎月「機種の分割料金＋回線のプラン料金」の支払が必要です。分割回数は12回以上が一般的なので、1年以上は負担が続くことになります。

一方、一括購入の場合は、購入時に負担が大きい代わりに毎月回線のプラン料金のみ支払えばOK。また、残債を気にする必要がないため、機種変更のタイミングで悩む必要もありません。「半年だけ使ってすぐに下取りに出して新しい機種に変える」といったことも可能です。

「長期間負担がかかるのがは嫌」という場合は一括購入を利用することになりますが、購入時の負担が重すぎると感じる方も多いでしょう。その場合は、12回払いなどできるだけ短期間で支払い回数を選択しましょう。

比較4.割引プログラムの利用可否

先述のとおり、キャリアでは分割購入の際に割引プログラムが利用できます。

割引プログラムが利用できる分割回数はキャリアごとに指定されています。たとえば、ドコモの「いつでもカエドキプログラム」を利用するなら、24回払いを選ぶ必要があります。

auも24回払い、ソフトバンク・楽天モバイルは48回払いが割引プログラムの対象です。いずれのキャリアでも、指定された以外の分割払いや一括払いでは利用できません。

比較5.分割審査の有無

iPhone15シリーズを分割購入するには「CIC」や「JICC」といった信用情報機関の審査を通過する必要があります。一括購入の場合は信用情報機関による審査はおこなわれず、キャリアの契約審査のみで利用可能です。

分割審査では、スマホの支払い状況だけでなく、クレジットカードやローンの支払いで滞納歴がないかなども照会されます。また、収支状況などからも機種の分割代金がきちんと支払えるか判断されるため、滞納などで思い当たることがなくても否認されるケースがあります。

審査で否認された場合は分割購入が利用できません。ただし、より安い機種に変えて再度審査を受けるか、同じ機種で一括払いに変更することで購入できる可能性があります。

比較6.機種変更のタイミング

先述のとおり、一括購入の場合は購入時に機種代金を払い終えているため、いつでも好きなタイミングで機種変更が可能です。

一方、分割購入で残債があったとしても機種変更自体はできます。しかし、残債がある状態で新しい機種を再度分割で購入してしまうと、一定期間に渡って二重で支払いが必要になってしまいます。

先にご紹介した分割審査では、現在の借入状況などもチェックされるため、残債がある場合は不利になることも考えられるでしょう。

残りの分割払い分は一括清算することも可能なので「最初は分割払いを利用して、新しい機種が買いたくなったら一括で支払う」といったこともできます。

キャリアごとの一括清算方法は、以下のとおりです。

楽天モバイルでは「支払い方法の変更はできない」と公式ホームページで紹介されていますが、クレジットカード会社で手続きすることで一括清算が可能です。

iPhone15を一括購入・分割購入したときの料金を比較

キャリアやAppleストアで、iPhone15シリーズを一括購入・分割購入ときの料金を比べてみましょう。

比較1.iPhone15をAppleストアで一括購入した場合

Appleストアは、iPhone15シリーズの本体価格が最も低価格になるでしょう。

しかし、キャリアのように機種代金が割引されるキャンペーンやクーポンなどはありません（下取りは利用可）。また、基本的に分割手数料はかからないため、一括購入・分割購入のどちらを選んでも、金額に差は出ません。

iPhone15シリーズをAppleストアで一括購入する場合の価格は、以下のとおりです。

比較2.iPhone15をAppleストアで分割購入した場合

先述のとおり、Appleストアでは「ペイディあと払いプランApple専用」「オリコショッピングローン」のいずれかの決済方法であれば、分割手数料はかかりません。

現在のところ、AppleオンラインストアでiPhone15シリーズを分割購入する場合は「ペイディあと払いプランApple専用」のみ利用できるようです。iPhone15シリーズを36回払いで購入した際の価格は、以下のとおりです。

比較3.iPhone15をキャリアで一括購入した場合

キャリアでは、Appleストアの金額から少し上乗せされた価格でiPhone15シリーズが発売されています。

ただし、キャリアではキャンペーンやクーポンが利用できるため、場合によってはAppleストアよりも安く購入することも可能です。

各キャリアごとに、iPhone15シリーズを一括購入した際の価格をまとめました。

▼iPhone15を一括購入する場合の価格：ドコモ

▼iPhone15を一括購入する場合の価格：au

▼iPhone15を一括購入する場合の価格：ソフトバンク

▼iPhone15を一括購入する場合の価格：楽天モバイル

比較4.iPhone15をキャリアで分割購入した場合

キャリアでは、iPhone15シリーズを分割購入しても手数料はかかりません。

ドコモ・auでは24回払い、ソフトバンク・楽天モバイルでは48回払いを利用することで、大幅に機種代金が値引きされる割引プログラムが利用できます。

各キャリアごとに、割引プログラムを利用した場合のiPhone15シリーズの価格をまとめました。

▼iPhone15を分割購入する場合の価格：ドコモ（いつでもカエドキプログラム利用）

※月々の支払い額については当サイトで算出したものです。実際の金額とは異なる可能性があります。

ドコモでは「いつでもカエドキプログラム」という割引プログラムが利用できます。

iPhone15シリーズを残価設定型24回払いで購入し、23カ月目に機種を返却すると、24回目の支払い（残価）が不要になります。

23カ月目に機種を返却しない場合は、残価を再度24分割のうえ使い続けることも可能です。

▼iPhone15を分割する場合の価格：au（スマホトクするプログラム＋5G機種変更おトク割＋iPhone機種変更おトク割(4G)利用）

auでは「スマホトクするプログラム」という割引プログラムが利用できます。

iPhone15シリーズを残価設定型24回払いで購入し、25カ月目に機種を返却すると、最終回分の支払い（残価）が不要になります。

25カ月目に機種を返却しない場合は、残価を再度24分割のうえ使い続けることも可能です。

「5G機種変更おトク割」は、対象機種への機種変更で最大5,500円割引になるキャンペーン。iPhone15シリーズも全モデルが対象となっており、5,500円の割引が適用されます。

「iPhone機種変更おトク割（4G）」は、対象のiPhoneからiPhone15シリーズへ機種変更することで、5,500円割引になるキャンペーンです。こちらは2023年9月22日（金）～2023年11月30日（木）までの期間限定ですが、5G機種変更おトク割と合わせて最大11,000円の割引が適用されます。

▼iPhone15を分割する場合の価格：ソフトバンク（新トクするサポート利用）

ソフトバンクでは「新トクするサポート」という割引プログラムが利用できます。

iPhone15シリーズを48回払いで購入し、25カ月目に機種を返却すると、24回分の支払いが不要になります。

25カ月目に機種を返却せずに使い続けることも可能です。

▼iPhone15を分割する場合の価格：楽天モバイル（楽天モバイル買い替え超トクプログラム利用）

楽天モバイルでは「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」という割引プログラムが利用できます。

対象機種を48回払いで購入し、25カ月目に機種を返却すると、24回分の支払いが不要になります。

支払いには「本人名義の楽天カード」が必須で、他社のクレジットカードや契約者名義以外の楽天カードは利用できません。

25カ月目に機種を返却せずに使い続けることも可能です。

iPhone15を一括購入・分割購入するときのよくある質問と回答

iPhone15シリーズの一括購入・分割購入について、よくある質問と回答を下記4つご紹介します。

1.一括購入と分割購入の違いは？

2.一括購入と分割購入のメリット・デメリットは？

3.分割購入で手数料はかかる？

4.iPhone15の分割審査は厳しい？

機種変更するならオンラインショップがお得で便利！

ドコモ・au・ソフトバンクで機種変更をするならオンラインショップを利用すると良いです。

オンラインショップを利用すると、各キャリアの店頭で機種変更した場合にかかる事務手数料2,200円～3,300円程度が無料になります。※ドコモ、ソフトバンクの場合

また、オンラインショップなら待ち時間が発生せず、店員さんからオプションを勧められることが苦手な方でも自分のペースで機種変更できます！

＼各キャリアの公式サイトはこちら／
ドコモオンラインショップ
公式サイトを見る

auオンラインショップ
公式サイトを見る

ソフトバンクオンラインショップ
公式サイトを見る

【結論】iPhone15を使う期間や買う場所によって、一括・分割どちらがお得になるか要検討

一括購入・分割購入のどちらがお得かは、機種を使う期間や購入場所によっても変わります。

基本的には、2年周期で新しい機種に変えるなら「キャリアで分割購入かつ割引プログラムを使う」、毎年新型モデルを買っているなら「Appleストアで一括購入かつ下取り」がお得になるでしょう。よく利用するポイントがある場合は、提携している家電量販で購入して還元を狙うのも手です。

長期間同じ機種を使う場合は、一括購入・分割購入のどちらでも価格は変わりません。キャリアの割引プログラムは使えませんが、乗り換えでは2万円以上の割引＋クーポンを持っている場合は数千円〜数万円単位で安くなることもあります。

機種をどれくらい使うか、利用できるキャンペーンやクーポンはあるか、どこで買うかなどを踏まえて、一括購入・分割購入のどちらがお得になるか検討してみてくださいね。

＞＞ iPhoneをお得に購入する方法を見る

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