ドコモで一括0円・実質0円は使える？お得に機種変更する方法

数年前まで、ドコモショップや家電量販店などでは「一括0円」や「実質0円」といった看板を見かけることも多くありました。

しかし、最近ではほぼ見かける機会がなくなり「一括0円・実質0円のサービスはまだ使えるのかな？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、2019年10月以降、一括0円・実質0円の割引サービスは廃止されています。

今回は、一括0円・実質0円が廃止された理由やサービス内容を中心に解説していきます。

一括0円・実質0円の代わりに利用できるお得な機種購入方法もご紹介しているので、これから機種変更予定の方は合わせてチェックしてみてください。

結論！ドコモの機種変更で一括0円・実質0円のiPhoneやAndroidスマホはない

ドコモを含め、auやソフトバンクなどの大手キャリアでは、以前まで「一括0円」や「実質0円」を売りにした端末を発売していました。

しかし、2019年10月から総務省が「通信料金と端末代金の完全分離に関する措置」を定めた影響により、現在は0円端末は廃止されています。

ドコモの一括0円・実質0円とは？違いを解説

「一括0円」「実質0円」という売り文句を目にしたことはあるものの、実際にどんなサービスなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

どちらも同じような意味に見えますが、実際のサービス内容は異なります。

一括0円

一括0円とは、端末自体の価格を0円にする割引サービスです。機種代金の支払いが不要になるため、毎月の分割支払いなども不要になります。

一括0円にするためには、他社からの乗り換えや指定の料金プラン・オプションの利用などが条件として設定されるのが一般的です。そのため、通常よりも月額料金は高くなる傾向にあります。

また、利用できる機種や容量・カラーなどは指定されていることが多く、希望の機種が買えるとは限りません

実質0円

実質0円とは、キャンペーンによる値引きやポイント還元などで、機種代金を相殺するサービスのこと。一括0円とは異なり、実際の機種代金が無料になるわけではないため、購入代金の支払いは必要です。

たとえば、10万円のスマホを36回払いで購入した場合は毎月約2,778円の分割払いが必要ですが、スマホ料金から毎月2,778円値引きすることで、実質の負担額を減らすのが「実質0円」です。

こちらも一括0円と同じく、指定の料金プランやオプションの利用などが条件として設定されているのが一般的。分割払いの途中で料金プランやオプションを解約してしまうと、値引きも適用されなくなり、実質0円にならないケースもあります。

一括0円よりも条件が複雑なこともあるため、サービス内容を入念にチェックしておくことが重要です。

ドコモの1円端末も現在は廃止されている

現在、一括0円・実質0円に加えて、ドコモでは1円の端末も取り扱いが終了しています。

法改正後にも、Galaxy A21 SC-42Aや一部のキッズケータイなどは1円で購入できた時期もあるようですが、一部のドコモショップや家電量販店独自のサービスである可能性があります。

また、ドコモの最大割引額は22,000円（税込）ですが、2万円～3万円台の機種で大幅な割引は適用外です。そのため、今後1円端末が復活する可能性は低いといえるかもしれません。

ドコモでお得に機種変更する方法

一括0円・実質0円は廃止されましたが、ドコモではさまざまな特典を活用することで、10万円以上も安く最新機種を買う方法がります。

ドコモでお得に機種変更する方法を、以下6つに分けて解説します。

方法1．ドコモオンラインショップを利用する

ドコモオンラインショップでは、オンライン完結で機種変更できたり、事務手数料が無料になったりとたくさんのメリットがあります。

ドコモショップで機種変更をおこなう場合、事務手数料として3,850円がかかります。一方で、ドコモショップオンラインショップでは事務手数料が0円なので、店頭で申し込むよりもお得に手続きできますよ。

ドコモオンラインショップで機種変更すると、注文した機種は自宅まで配送してもらうか、ドコモショップ店頭での受け取りも可能です。近隣にドコモショップがない場合は自宅受取を選択すれば、電車賃などの移動費も節約できますね。

また、2,750円以上のお買い上げであれば送料もかからないため、機種変更の場合はほぼ無料になると思ってよいでしょう。加えて、以下のドコモオンラインショップ限定のキャンペーンを活用することで、数万円単位安くなる可能性があります。

上記のキャンペーンについて、詳しくは後述します。

方法2．キャンペーンを利用する

ドコモでは、機種変更を対象としたキャンペーンを開催しています。新規契約や乗り換えと比べると少なめではありますが、大幅な値引きが可能です。

現時点で、機種変更が対象のキャンペーンを以下6つご紹介します。

▼5G WELCOME割

「5G WELCOME割」は、5G対応の対象機種を購入すると、購入方法に応じて割引またはdポイントが進呈されるキャンペーンです。

基本的には、新規契約や乗り換えで割引対象になる機種が多めですが、機種変更では現在以下3機種で利用できます。

AQUOS R8では最大割引額の22,000円が適用されますよ。ハイエンドモデルのなかでも人気のGalaxy S23は、11,000円割引とこちらも高額の割引対象です。

なお、対象機種や割引額は時期によって変わる可能性があるため、ドコモ公式サイトのキャンペーンページから最新情報をご確認ください。

▼いつでもカエドキプログラム／いつでもカエドキプログラム＋（プラス）

「いつでもカエドキプログラム」「いつでもカエドキプログラム＋（プラス）」は、対象機種を分割購入のうえ「dポイントクラブの継続加入」「一定期間で機種をドコモへ返却」すると、残債の支払いが不要になるプログラムです。現在ドコモで販売中のほとんどの機種で利用可能です。

まず、「いつでもカエドキプログラム」の場合は、残価設定24回払いで機種を購入し、23カ月目に機種を返却すると、残債の支払いが不要になります。
→iPhone14（128GB）の価格124,465円の内、102,432円の支払いが不要

一方で「いつでもカエドキプログラム＋（プラス）」の場合は、残価設定24回払いで機種を購入し、早期利用料（12,100円）を支払ったうえで12カ月目に機種を返却すると、残債の支払いが不要になります。
→iPhone15（128GB）の価格149,490円の内、110,055円の支払いが不要

大体1年から2年後に機種変更を予定している方であれば、機種購入費を大幅に安くできますよ。

なお「いつでもカエドキプログラム」と「いつでもカエドキプログラム＋（プラス）」のどちらが利用できるかは、機種によって異なります。自分で選べるわけではない点は留意しておきましょう。

▼オンライン限定 機種購入割引

「オンライン限定 機種購入割引」は、ドコモオンラインショップで対象機種を購入すると、購入方法に応じて機種代金から割引、またはdポイントが進呈されるキャンペーンです。

こちらはオンラインショップ限定の特典なので、店頭での購入は対象外となる点に注意しましょう。

現時点で、機種変更の割引対象になっている機種と、特典の内容は以下のとおりです。

iPhoneの最新モデルであるiPhone 15 Plusは、現在22,000円の割引対象です。また、上記には記載していませんが、ドコモ限定で取り扱っている「dtab」というタブレットも19,800円の割引が利用できますよ。

Xperia 5 IVはdポイント10,000ポイントの進呈対象ですが、年齢や料金プランの縛りがあります。

▼オンラインおトク割

「オンラインおトク割」は、ドコモオンラインショップで対象機種を購入すると、購入方法に応じて機種代金から割引またはdポイントが進呈されるキャンペーンです。

「オンライン限定 機種購入割引」と同じく、こちらもオンラインショップ限定、店頭での購入は対象外となります。

現時点で、機種変更の割引対象になっている機種と、特典の内容は以下のとおりです。

現時点では、dポイントが進呈されるのは新規契約のみでした。機種変更の場合は、AQUOS R8が22,000円の割引対象になっています。

▼ドコモオンラインショップ 家族応援キャンペーン

「ドコモオンラインショップ 家族応援キャンペーン」は、家族（同一ファミリー割引グループ内）で同月内に2台の対象機種をドコモオンラインショップから購入すると、購入者それぞれにdポイント5,000ポイント（期間・用途限定）が進呈されるキャンペーンです。

お一人様の場合でも、対象機種を2台購入することでポイント進呈対象となります。たとえば、スマホ＋タブレットや、スマホ＋home 5Gといった組み合わせでも、1台あたり5,000ポイントを上限に獲得できますよ。

なお、キャンペーンは2024年3月31日までなので、期限に注意してください。

▼下取りプログラム

「下取りプログラム」は、お持ちの端末を下取りに出すと、機種代金から割引またはdポイントで還元されるキャンペーンです。

下取り価格は機種や端末の状態などによって変わりますが、iPhoneでは最大99,000円、Androidスマホでは最大70,000円相当の還元が受けられるとのことです。

なお、ドコモオンラインショップや郵送での下取りを利用する場合は、今回購入分には充当できません。店頭での下取り＆機種変更であれば、今回購入分に下取り価格を充当できます。

ただし、店頭では事務手数料がかかるため、下取り還元分が相殺されてしまう可能性があります。基本的には、次回購入分に充当するために利用するとお得です。

方法3．クーポンを利用する

ドコモでは、ユーザー向けのクーポンを不定期に配布しています。クーポンの割引も最大で22,000円が適用されるため、運用ゲットできればかなりお得に機種変更できますよ。

現在利用できるクーポンは、以下6種類です。

クーポンは、機種変更する方が多い「契約から2年目のタイミング」に配布されることが多いようです。

ドコモの「メッセージR」や郵送で届いたり、My docomoにログインしたタイミングで配布されたりすることもあるため、機種変更の前に一通りチェックしておくことをおすすめします。

方法4．dポイントを使う

dポイントは、機種の購入費として「1ポイント＝1円」で充当することが可能です。

普段からdポイント加盟店やdカード／dカードGOLDなどでショッピングしてポイントを貯めている方は、機種変更の際に思い切って使うのもよいでしょう。

また、dポイントはドコモ回線の利用料金でも貯まるので、知らない間にたくさんのポイントを保有していることもありますよ。

保有しているdポイントを確認したいときは「dポイントクラブサイト」をチェックしてみましょう。

方法5．ガラケーからスマホへの機種変更は「はじめてプラン」を活用する

ガラケーからスマホへの機種変更では「はじめてスマホプラン」または15歳以下のユーザーを対象とした「U15はじめてスマホプラン」が契約できます。

この2種類のプランは、通常のドコモプランよりも格安で利用できるのが特徴です。また「1回5分以内の国内通話が無料」になる特典が付帯しているため、通話オプションに加入しなくても短時間の電話であればお得に利用できますよ。

さらに「U15はじめてスマホプラン」限定ではありますが、最大12カ月間に渡って毎月dポイントが最大1,000ポイント進呈されます。

ただし「はじめてスマホプラン」は1GB／月、「U15はじめてスマホプラン」は5GBまたは10GB／月と、データ容量は少なめです。ネットをたくさん使いたい方には不向きですが「Wi-Fi通信が中心」という方は、利用を検討してみてください。

方法6．安い機種を狙う

現在、ドコモで発売中の機種のなかでは「AQUOS wish3」が安価です。通常価格は37,863円、「いつでもカエドキプログラム」を利用した場合は28,095円で購入できますよ。

「いつでもカエドキプログラム」の割引適用時は、iPhone14やiPhone SE（第3世代）も約2万円～入手可能です。

ドコモで安くておすすめの機種を、以下にまとめました。

※「いつでもカエドキプログラム」または「いつでもカエドキプログラム＋」適用時

ドコモで機種変更するならオンラインショップがお得で便利！

ドコモで機種変更をするならオンラインショップを利用すると良いです。

オンラインショップを利用すると、ドコモショップの店頭で機種変更した場合にかかる契約事務手数料2,200円～3,300円程度が無料になります。

また、オンラインショップなら待ち時間が発生せず、店員さんからオプションを勧められることが苦手な方でも自分のペースで機種変更できます！

＼事務手数料が無料！／
ドコモオンラインショップ
公式サイトを見る

ドコモの機種変更で一括0円・実質0円端末に関するよくある質問

ドコモの1円スマホはある？

ドコモのAndroidスマホで一括0円のものはある？

一括0円と実質0円の違いは？

まとめ

今回は、ドコモの一括0円・実質0円の利用可否や、サービス内容を中心にご紹介しました。

現在、ドコモを含め、各社の一括0円・実質0円サービスは廃止しています。理由としては、総務省が「端末購入で割引やポイント還元といった特典を付ける場合は、2万円以下（税抜）におさえなければならない」という規定を定めたためです。

しかし、ドコモでは現在も「いつでもカエドキプログラム」など、大幅な割引が適用されるお得なキャンペーンを実施しています。また、クーポンやdポイントを活用することで、機種代金を値引きして購入することも可能ですよ。

機種変更の際には、本記事でご紹介した6つの方法を活用してみてください。