クレジットカードの申し込み時には個人情報をはじめとする様々な情報を記入しますが、もし嘘を書いたら審査に落ちてしまうのでしょうか。
故意に嘘を書くだけでなく、記入ミスも審査落ちの原因となる可能性があるため要注意です。
今回は、クレジットカード審査で嘘を書くとどうなるの?という疑問に答えながら、クレジットカード申し込み時の注意点や審査落ちの原因・対策について分かりやすく解説していきます。
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クレジットカードの申し込みで嘘を書いたら審査に落ちる?
クレジットカードの申し込みで嘘を書いてバレた場合、その時点で審査落ちとなってしまいます。
悪質性が高いと判断された場合はカード会社が独自に保有しているクレヒスで「社内ブラック」となり、半永久的にその会社でカードが作れなくなる恐れもあるため注意が必要です。
カード会社に嘘がバレる理由とは?
カード会社の審査で行われるスコアリングでは、膨大なデータベースを基にしているため申込者が記載した情報に嘘がないかをある程度推測することが可能です。
例えば、年齢が20歳なのに年収が500万円を超えているなど平均年収からかけ離れている場合や、会社の規模と見合っていない場合は不審に思われてしまいます。
また、実際には無職なのに働いているように装って架空の勤務先を記載した場合は、在籍確認が行われると一発でバレてしまうでしょう。
年収の色付け程度ならOK
クレジットカードの申し込みは正確な情報を記載することが大前提ですが、年収に関しては380万円を400万円にする程度の色付けであれば問題はありません。
ただし、三井住友カードなどでは個人事業者の方はキャッシング枠を希望しなくても収入証明書の提出が求められるため、サバを読まない方が良いでしょう。
他社からの借り入れがあると審査が厳しくなりますが、クレヒス(ローンやカード利用履歴)を照会すると借り入れ状況は分かるので、借り入れ金額も正確に記載する必要があります。
記入ミスでも虚偽とみなされて審査落ちの恐れも
申込書を記入する際に間違えた場合や、申し込みフォームの入力ミスといった単純な記入ミスでも審査落ちの恐れがあるため要注意です。
明らかな誤変換やミスであれば確認が入る程度で済む場合もありますが、勤務先や住所・氏名などを偽ったと判断されると審査落ちの可能性も出てきます。
記入ミスは審査落ちの原因の中でも多い理由なので、申し込み時は細心の注意を払わなければいけません。
最近引越しをして本人確認書類に記載されている住所と現住所が異なる場合は、公共料金の領収書などの補助書類を提出する必要が出てきます。
申し込み後に記入ミスに気付いた場合は、カード会社に連絡を入れて正直に申し出ましょう。
預貯金額によるクレジットカード審査の影響は少なめ
「貯金が少ないとカード審査に落ちてしまうのでは?」とお考えの方も多いでしょう。ですが、クレジットカード審査で重要視されるのは安定した収入です。
クレジットカード会社は毎月の返済ができるかどうかを判断します。そのため預貯金額よりも職業、年収が審査項目として重要なポイントとなります。
預貯金額の情報は見れない
クレジットカード会社は預貯金額の情報を確認することが出来ません。貯金額がいくらあるかは個人情報となるため銀行が開示していないためです。
銀行でクレジットカードを作る場合は銀行とカード会社が一緒ということになりますが、部署が違うため貯金額の情報は共有されません。
クレジットカード会社では嘘か本当か確かめることが出来ない貯金額よりも、確認が取れる職業や勤続年数などの情報を優先して審査を進めます。
預貯金額で噓の申告をしても確かめる方法が無いのでバレませんが、毎月の収入や仕事、顧客の膨大なデータから大体の予想を付けることは難しくないでしょう。
以上のことからウソの申告をすることはカード審査に落ちる原因となりますので、正確な情報を記入する必要があります。
クレジットカード申し込み時の嘘は犯罪となる場合も
クレジットカードの申し込みで嘘を書いたり、本人確認書類を偽造して申し込むと犯罪となる場合があります。
嘘を書いた(ついた)場合は虚偽申告や虚偽記載となり、本人確認書類を偽造した場合は公文書偽造の罪に問われ、詐欺として罰せられる可能性もあるのです。
軽い気持ちで嘘を書いて犯罪者になってしまわないように気を付けましょう。
嘘を書いてカード審査に通過した場合はどうなる?
クレジットカードには入会審査の他に「途上与信」と呼ばれる審査があります。
途上与信とは、カードの利用状況をチェックしたり、入会時と比較して返済能力や信用能力が変化していないかを調べるための審査で、仮に嘘を書いてカード審査に通過したとしても、途上与信で嘘がバレてカードの利用停止・強制解約・退会になることも十分に考えられます。
最近では在籍確認を逆手に取った「アリバイ会社」という嘘の会社を使って無職の人がカードを申し込むケースが増えているため、途上与信でもクレヒスをチェックしているのです。
ひとつの嘘がバレると他の項目についても厳しいチェックが入るので、カードの申し込みは正確な情報で行わなければいけません。
クレジットカードの審査基準とは?
クレジットカードの審査基準として知られているのが「3C」という3つの項目です。
- 資力(Capacity)
- 性格(Character)
- 資産(Capial)
資力としてチェックされるのは、借りたお金(クレジットカードの利用代金)をきちんと返してくれるかどうかの「返済能力」です。
職業や年収、勤続年数といった仕事に関する情報を基にして、スコアリングという採点方式で加点していきます。性格という項目でチェックされるのは、クレジットカードやローンの利用履歴である「クレジットヒストリー(クレヒス)」です。
クレヒスは個人信用情報機関という機関に記録されていて、カードの申し込み時にカード会社が照会を行っています。
きちんと返済を行っていた場合は良いクレヒスが残っていますが、延滞などのトラブルを起こしたことがある場合は審査通過が厳しくなるため要注意です。
資産という項目でチェックされるのは主に居住形態で、カードによっては申し込み時に預貯金額を記入するケースもありますが、申告しなくてもいいカードもあるので必須項目ではありません。
カード審査ではこれらの項目を詳細にスコアリングして、カード会社が決めた審査基準をクリアしていれば審査通過となりますが、基準に満たない場合は審査落ち(否決)となります。
審査には「自動審査」と「手動審査」の2つがある
カード会社の入会審査では、ふたつの審査をクリアする必要があります。コンピューターによる自動審査と、人の目による手動審査です。
自動審査では前述のように「3C」と呼ばれる項目のうち、資力(Capacity)と資産(Capial)を軸として申し込み時に記載された情報に関する審査を行いますが、コンピューターで自動的に審査を行うため、申し込み後すぐに審査結果が出るカードも存在しています。
人の目による手動審査では、性格(Character)に関する審査が行われ、勤務先とされた場所に実際に電話をかける「在籍確認」やクレヒスの照会、社内ブラックの確認などを行いますが、手動審査はコストや時間がかかるため、楽天カードでは在籍確認は必要となった場合にのみ実施しています。
審査難易度はクレジットカードによって違う
一般的なクレジットカードの申し込み資格は「高校生を除く満18歳以下の方」となっていますが、カードによっては他にも様々な申し込み資格を設けている場合があります。
例えば、ステータスカードとしても人気のゴールドカードであれば年齢が「20歳以上」や「25歳以上」となっていたり、安定継続収入が求められるケースもあるので、誰でも作れる訳ではありません。