ライフカードには「ライフあんしんプラス」という家賃保証サービスがあります。
賃貸住宅に入居する際にライフカードを発行するとお得なサービスを受けられるのが特徴ですが、ライフカードの家賃保証サービスにはどんな特典やサービスがあるのでしょうか。
そこで今回は「ライフカードの家賃保証サービスとは?」という基礎知識から、年会費などの費用はかかる?という疑問にも答えていきます。
ライフカード
カードの特徴
初年度ポイント1.5倍、誕生月はポイント3倍、L-Mall経由でのネットショッピングでポイント最大25倍など、ポイントが貯まりやすい制度が豊富な年会費無料カード。
目次
ライフカードの家賃保証サービス「ライフあんしんプラス」とは?
ライフカードの家賃保証サービス「ライフあんしんプラス」とは、保証会社の「あんしん保証」が提供する家賃保証サービスです。
オーナーや管理会社によっては、賃貸住宅を契約する際にライフカードの申し込みを求めることがあります。
この「あんしん保証」ではライフカードをはじめとする信販会社に家賃自動収納サービスを展開していて、ライフあんしんプラスの加入時に家賃保証付きのライフカードを発行することで、入居者や賃貸住宅のオーナーに対して様々なサービスを提供しているのが特徴です。
アパートのオーナーや管理会社は家賃滞納のリスクを減らすことが出来ますし、入居者は連帯保証人を省いたりポイントのキャッシュバックが受けれるなどのメリットがあります。
入居者に対するサービスやメリット
「ライフあんしんプラス」に加入すると、入居者は以下のようなサービスやメリットを受けることができます。
- 連帯保証人が原則として不要となる
- 家賃を振り込む手間が省ける
- 家賃の支払いでクレジットカードのポイントが貯まる
- 旅行保険が付く
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
連帯保証人が原則として不要になる
ライフあんしんプラスに加入した場合、連帯保証人が原則として不要になります。
一般的に賃貸住宅を借りる際には連帯保証人が必要となり、連帯保証人は入居者が家賃を支払えなかった場合の債務を負うことになりますが、ライフあんしんプラスに加入すると保証会社のあんしん保証が連帯保証人の役割を果たしてくれるため、連帯保証人を立てずに部屋を借りることが可能です。
連帯保証人がいない場合や、身内にも頼みづらい場合には大きなメリットとなるでしょう。
家賃を振り込む手間が省ける
家賃の支払い方法は口座振替となるため、銀行やコンビニに家賃を振り込みに行く手間を省くことができ、時間の節約にもなります。
支払いをうっかり忘れて家賃を滞納してしまう恐れもなく、振込手数料もかからない点がメリットです。
家賃の支払いでクレジットカードのポイントが貯まる
ライフあんしんプラスに加入してライフカードを利用すると、家賃の支払いでもカードのポイントが貯まるためお得です。
ライフあんしんプラス加入時にライフカードによる家賃の支払いでポイントを貯めるにはライフカードの利用が条件となり、一度でもライフカードを利用すれば家賃に対してもポイントが付与されます。
ただし、ライフカードの契約時期によってポイント付与の方法が異なるので注意しましょう。
2014年12月31日以前に契約した場合
2014年12月31日以前に契約した場合、一度でもショッピングの支払いにライフカードを利用すれば家賃に対してもポイントが付き、ポイントプログラムの期間内に支払った家賃に対するポイントも遡る形で付きます。
2015年1月1日以降に契約した場合
2015年1月1日以降に契約した場合は、一度でもショッピングの支払いにライフカードを利用すれば家賃に対してもポイントが付きますが、家賃に付くポイントはカードの初回利用日以降の家賃に対するポイントのみとなり、初回利用日以前に遡っての家賃分ポイント付与はありません。
このため、家賃の支払いだけに利用している時点ではポイントが貯まっていないことになります。
ライフカードはポイント還元率0.5%のカードで、ショッピング利用に対しては1,000円につき1ポイント(100円につき0.1ポイント)ポイントが付与されますが、家賃に対しては2,000円につき1ポイントの付与のため、還元率は0.25%となります。
- ショッピング利用分…還元率0.5%(1,000円につき1ポイント)
- 家賃の支払い分…還元率0.25%(2,000円につき1ポイント)
例えば家賃が月8万円の場合は、1年間で480ポイントが付与される計算です。
ただし、家賃はライフカードのポイントサービスにおけるボーナスポイント(入会後1年間はポイント1.5倍・誕生月3倍など)の対象外となっています。
カード利用で貯まったポイントは、ギフトカードや航空会社のマイルなど様々な商品と交換することが可能です。
ポイント有効期限も繰越手続きを行えばオリコカードなど一般的なカードより長い「最大5年間」となるので、ポイント還元率を重視する方にもライフカードはおすすめのカードといえるでしょう。
旅行保険が付く
ライフカードの家賃保証サービス(家賃保証付きライフカード)には、カード会社が提供する旅行保険が付いています。
海外旅行傷害保険の最高補償額は2,000万円・国内旅行傷害保険の最高補償額は1,000万円で、カードで旅費を支払うといった利用条件のない「自動付帯」の保険なので、ライフカードを持っているだけで補償を受けられるのがメリットです。
一般向けに発行されている年会費無料のライフカードの場合、旅行保険は付かないのでその点は家賃保証付きライフカードの方が安心感もあります。
賃貸住宅のオーナーに対するサービスやメリット
ライフあんしんプラスは、賃貸住宅のオーナーに対するメリットも大きいサービスです。
- 入居者に対して信用情報機関による保証審査を行える
- 家賃の滞納がなくなり家賃収入が安定する
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
入居者に対して信用情報機関による保証審査を行える
ライフあんしんプラスではクレジットカードの審査と指定信用情報機関による保証審査がかけ合わせて行われるのが特徴です。
このため、一定の基準をクリアした入居者と契約を結ぶことができるというメリットがあります。
家賃の滞納がなくなり家賃収入が安定する
家賃は保証会社が全額立て替え払いをしてくれるので、家賃の滞納がなくなり、家賃収入が安定する点もメリットです。
これによりキャッシュフローが安定し、家賃の引き下げも行いやすくなるので入居率アップに繋がることが期待できます。
ライフカードの家賃保証サービスの注意点やデメリット
滞納などのトラブルを起こしていると入居できない恐れがある
一般的にクレジットカードを申し込むと入会審査があり、カードやローンで延滞(滞納)などのトラブルを起こしていると審査に通りづらくなるので注意が必要です。
携帯電話(スマートフォン)を分割払いで購入して、延滞を起こした場合も信用情報(クレジットヒストリー)に傷が付き、審査に悪影響が出る恐れがあるため気を付けてください。
ライフあんしんプラスの加入時に行われるクレジットカードの審査に落ちた場合は、賃貸住宅に入居できなくなってしまうケースも考えられます。
家賃を滞納すると信用情報に傷が付く
家賃をカード払いにしていて滞納(延滞)した場合、オーナー(大家)に対する信用と、カード会社に対する信用の両方を失うことになります。
カードを延滞して「異動」と呼ばれるブラック情報が記録されると、今後5年間はクレジットカードや住宅ローンやカードローンなど信用情報を照会する審査に通りづらくなるため注意してください。
家賃の請求金額は明細書に記載されない
ショッピング利用分の明細は郵送される明細書やインターネットのライフカード会員専用サイト(LIFE-Web Desk)で確認できますが、家賃の請求金額については引き落とし開始時のみの案内となり、以降は明細書やLIFE-Web Deskへの記載がありません。
家賃の請求金額を確認したい場合は、不動産会社に問い合わせる必要があります。
保証料などが家賃に上乗せされているケースがある
ライフあんしんプラスに加入した場合、保証料(保険料)などの料金が家賃に上乗せされているケースがあります。
賃貸住宅のオーナー向けのサイトを見てみると、ライフあんしんプラスの住宅用補償プランは初回に月額賃料等の50%・その後は月額賃料等の1%の料金が発生するという記載がありますが、ライフあんしんプラスにかかる料金はカードの年会費が条件に応じて発生する程度です。
この保証料は誰が支払うかというと当然入居者になるので、家賃に上乗せされてしまいます。
もし同じ物件が他の不動産会社に出ている場合、両者を比較してライフあんしんプラスへの加入が求められる物件の家賃が高ければ、もう少し検討してみる余地はあるでしょう。
家賃保証付きライフカードは無断で解約しない
家賃を家賃保証付きライフカードで支払う契約になっている場合があるため、勝手にカードを解約するのはやめましょう。
家賃保証付きライフカードを解約したい場合は、不動産会社などにカードを解約しても問題がないかを確認してからにしてください。
ライフカードの家賃保証サービスは年会費などの費用はかかる?
家賃保証付きライフカードは初年度年会費無料で、翌年度以降は通常1,375円(税込)です。
ただし、ショッピングなど家賃以外の支払いにライフカードを利用した場合、年会費無料となる条件があります。
ライフカードの契約時期によって、以下のように適用条件が変わってくるので注意が必要です。
■2014年12月31日以前に契約した場合
前年度までに家賃保証付きライフカードで家賃以外の支払いを一度以上行った場合、年会費は次年度以降も永年無料となっています。
■2015年1月1日以降に契約した場合
前年度までに家賃保証付きライフカードで家賃以外の支払いを一度以上行った場合、次年度のみ年会費無料となります。
いずれの場合もキャッシングの利用は対象外となっているので注意しましょう。
また、クレジットカードは利用してからカード会社に売上票という売上げデータが届くまでに数日から1か月程度のタイムラグが発生するため、売上票の到着日によっては年会費無料とならない恐れもあるので気を付けてください。
例えば、年会費の請求月が5月なら2月末までに売上票が到着している必要があります。
家賃保証付きライフカードの年会費はいつ発生する?
ライフカードの年会費請求月は契約日によって異なるため、ライフカードのコールセンターに電話で問い合わせる必要があります。
電話が繋がったら「7#」をプッシュして、オペレーター対応の「その他お届け・お問い合わせ」で確認してください。
受付時間(営業時間)は9時30分~17時30分、日曜・祝日は休業日となっています。
家賃保証付きライフカードの申し込み方法
家賃保証付きライフカードは、賃貸住宅の契約を行う際の「ライフあんしんプラス」への加入と同時に発行されるクレジットカードです。
不動産会社から勧められて申し込むカードのため、普通のクレジットカードのように自分で申込書を郵送したり、インターネットから申し込むことはできません。
アパマンショップなどの大手不動産会社でも契約時にライフあんしんプラスへの加入が求められる場合があります。