ライフカードch(年会費あり)の審査基準はクレジットヒストリーではなく、現在の支払い能力があるかという独自の審査基準なので、他社のカードで審査落ちした人でも通過できる可能性があります。
これまで「独自の審査基準」という表現を使われているのは消費者金融系カードと審査難易度の高い外資系カードのみでしたが、ライフカードでも同様の「クレジットヒストリーよりも支払い能力を重視」というカードができました。
「過去に延滞履歴がある方でも審査OK」を公式が明言している珍しいカードです。
この年会費ありのライフカードは、年会費5,500円(税込)がかかってしまう代わりに、他社の審査で落ちてしまうような人でも審査通過できるよう設定しています。
ここでは、このライフカードch(年会費あり)の審査基準について解説していきます。
ライフカードch(年会費あり)の特徴
ライフカードch(年会費あり)
カードの特徴
「過去に延滞がある方」でも作れるクレジットカード。年会費5,500円(税込)で保険も付帯したライフカードが作れる。ただし、「独自の審査基準」というだけで審査が甘いわけじゃないので注意!
発行会社 | ライフカード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 5,500円(税込) | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 国内旅行傷害保険:最高1,000万円 シートベルト傷害保険:最高200万円 |
電子マネー | 楽天Edy、モバイルSuica、iD | ポイント | サンクスポイント |
ライフカードch(年会費あり)はライフカードが発行するクレジットカード
ライフカードch(年会費あり)は、信販会社のライフカード株式会社が発行するクレジットカードです。
会社の創業は昭和27年と歴史も長く、Mastercard・Visa・JCBとのライセンスによって発行されているライフカードは世界中で使えるカードとして幅広い年代のユーザーから支持されています。
年会費無料のライフカードをはじめ、サービスを追加できるトッピングカードなど、生活スタイルに合ったカードを選べる点もライフカードの魅力です。
ライフカードch(年会費あり)なら、審査が不安な方でも申し込めるという点が最大の特徴となっています。
平均付与率は1.1%以上のポイント還元率
ライフカードch(年会費あり)は、高いポイント還元率を誇ることでも人気です。
通常ポイント還元率は0.5%ですが、ポイントアップの特典が多いためポイントの平均付与率は1.1%以上と、還元率1.0%の高還元カードにも見劣りしません。
ポイントは100円ごとに加算されるので切り捨てとなる金額が少なく、誕生月は3倍・初年度は1.5倍のポイントがたまる特典もあります。
独自の審査基準を設けている消費者金融系カードの場合、アコムのACマスターカードは還元率0.25%(キャッシュバック)、SMBCモビットのTカード プラス(SMBCモビット next)は還元率0.5%となっているので、ライフカードch(年会費あり)のポイントのたまりやすさが分かるでしょう。
■審査基準が独自と言われるカードの還元率
カード名 | 通常還元率 | ポイントアップの方法 | 最大還元率 |
---|---|---|---|
ACマスターカード (アコム) |
0.25% | なし | 0.25% |
Tカード プラス (SMBCモビット next) |
0.5% | Tポイント加盟店でカード利用&カード提示で二重取り | 1.5% |
ライフカードch (年会費あり) |
0.5% | ・初年度1.5倍(=0.75%) ・お誕生日月3倍(=1.5%) ・ネット通販最大25倍(=12.5%) |
12.5% |
ライフカードch(年会費あり)はポイントの有効期限も最長5年と一般的なクレジットカードの中ではトップクラスとなっていて、ポイントの失効を防げるのがメリットです。
L-Mall経由のネットショッピングならポイント最大25倍
もっとポイントを貯めたいという時は、L-Mall経由のネットショッピングがお得です。
L-Mallとは、サイトを経由していつも通りに買い物をするだけで2倍~最大25倍のポイントがたまるショッピングモールサイトで、楽天市場・Yahoo!ショッピング・ビックカメラ.comなどの人気ショップが約500店参加しています。
例えば、楽天市場・Yahoo!ショッピングはポイント2倍(1.0%)、ビックカメラ.comなら3倍(1.5%)となるので、使い方によっては1.0%還元のカードより多くのポイントを貯めることも可能です。
ETCカードを無料で作れる
ETCカードを無料で作りたいという方にも、ライフカードch(年会費あり)がぴったりです。
年会費・発行手数料のどちらも無料でETCカードを作ることができるので、楽天カードのように、クレジットカードは年会費無料でもETCカードの年会費は有料というカードも多い中、ライフカードch(年会費あり)なら無料でETCカードが持てます。
国内・海外の店舗・レストラン・レジャー施設で優待サービスを受けられる
レジャーや旅行がお得になるクレジットカードが欲しいという方は、ライフカード会員限定の各種優待割引サービスを賢く利用しましょう。
海外ではMastercard会員向けの優待が利用でき、ホテル・レストラン・免税店・ショッピング施設などで優待を受けることができます。
国内でも、ホテル・レジャー施設・飲食店・スクール・映画館などでカード払いまたはカードの提示を行うと、優待料金となりお得です。
例えば、鴨川シーワールドの入園料は10%オフ、横浜ベイシェラトン&タワーズなら最大30%オフとなります。
海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」で海外旅行の際も安心
海外旅行の際には世界主要都市20か所にある「LIFE DESK(日本語サービス)」が役立ちます。
海外旅行先で情報収集をしたい時、例えばホテルやレストランなどの予約、ショッピングやレジャーの案内などサービス内容は多岐にわたり、病気やケガの際には病院の紹介や手配も行ってくれるので、旅先での安心にもつながるでしょう。
国内・海外旅行保険とシートベルト傷害保険が付帯
年会費無料のライフカードには保険が付帯していませんが、ライフカードch(年会費あり)には国内・海外旅行保険とシートベルト傷害保険が付帯しています。
クレジットカードに旅行保険が付いていると、旅行の度に保険に入る必要がなく便利です。
ライフカードch(年会費あり)には、国内と海外の両方に旅行保険が付いています。
海外旅行保険はカードを保有している状態で海外に行くだけで保険が有効になる「自動付帯」で、最高2,000万円の補償を受けることが可能です。
利用頻度が高いケガや病気の治療費用も各200万円補償と充実しています。
国内旅行保険に関しては「利用付帯」という事前にカードで旅費を支払った場合に有効になるタイプの保険で、傷害死亡・傷害後遺障害で最高1,000万円補償、入院日額5,000円・通院日額3,000円となっています。
シートベルト傷害保険とは、日本国内でシートベルトを着用していて自動車で事故に遭った場合、最高200万円の補償を受けられる保険です。
ライフカードch(年会費あり)の審査基準
ライフカードch(年会費あり)は、今までにクレジットカードを作ったことがない方や、他社のクレジットカードで審査落ちした方、審査に不安がある方でも独自の審査基準で申し込みが可能となっている今までの常識を覆すクレジットカードです。
今までにカードやローンを利用したことがなく、クレヒスがない「スーパーホワイト」の方でも申し込むことができ、クレヒスに問題があり他社の審査には通らなかった方でも審査通過のチャンスが残されています。
消費者金融系カードを持つのは抵抗がある方や、外資系カードは年会費が高いため避けたいという方にもライフカードch(年会費あり)はおすすめです。
過去に金融事故歴がある方もOK
ライフカードch(年会費あり)は、過去に金融事故歴がある方でも作れる可能性があるカードです。
クレジットカードの審査の際には、信用情報(クレジットヒストリー・通称クレヒス)を照会するため、過去にカードやローンの支払いを延滞した履歴が残っていると、まず審査には通りません。
これは、信用情報機関に「異動」という記録が残り金融事故となっているためで、俗にいう「ブラックリスト」の状態です。
例えば、61日以上または3か月以上の延滞を起こすと完済から5年間、自己破産などの債務整理を行った場合は10年間、ブラックの状態が続くため審査に通らなくなります。
カード会社は審査でクレヒスを重視するため、クレヒスがブラックなら一般的なカードの審査通過はほぼ絶望的でしょう。
しかし、ライフカードch(年会費あり)なら、公式サイトで「他社クレジットカードで審査が通らなかったという方でもお申し込みください」と記載されているので、ブラックでも審査通過の可能性はあるでしょう。
通常の年会費無料のライフカードとは違って、ライフカードch(年会費あり)は5,000円の年会費が発生するカードなので、審査通過率を上げてカードを多く発行するとライフカード側にもメリットがあるため、通常のライフカードより審査に通りやすくなっていることが考えられます。
事故の完済をしている方が条件(事故の延滞がある方はNG)
過去に金融事故の延滞を起こしていても、完済していればライフカードch(年会費あり)の審査通過は可能です。
ただし、現在も完済しておらず延滞を継続中の場合は審査落ちしてしまうので注意してください。
延滞継続中は審査に通らないのは、ライフカードch(年会費あり)に限らず、どんなクレジットカードやローンでも同様です。
金融事故の場合は「完済から」5年~10年が経過しないとブラック情報が消えず審査に通らないことを考えると、完済していれば審査通過の可能性があるライフカードch(年会費あり)は、金融事故歴のある方にとってチャレンジしやすいカードといえるでしょう。
完済できているかを信用情報機関に開示請求する方法
自分の信用情報(クレヒス)で完済しているかどうかを確認したい時は、信用情報機関の開示請求を行いましょう。
国内にはCIC・JICC・KSCという3つの信用情報機関があり、それぞれ加盟会員(カード会社・消費者金融など)は異なりますが、加盟会員の検索は各信用情報機関の公式サイトから可能です。
カード会社の加盟会員が多いCICの場合、情報の開示請求を行うと「信用情報開示報告書」が発行されるので、例えば過去にクレジットカードで延滞を起こした場合は、「お支払の状況」にある「終了状況」の欄に「完了」と記載されていれば返済は完了(完済)していてカード会社との契約も終了していることが分かり、完済していてもカードを解約していない場合は空欄の表示となります。
また、同じ「お支払の状況」の「残債額」の欄に金額が記載されている場合は完済しておらず延滞継続中(延滞が残っている状態)となるため要注意です。
- 「終了状況」が完了または空欄:完済している
- 「残債額」に金額の記載がある:延滞継続中
もし現在も延滞が残っている場合は、延滞を起こした会社に連絡を入れて、返済したいという意思を伝えるのが良いでしょう。
コールセンターに電話をすると、返済方法などをアドバイスしてくれます。
ライフカードで過去に延滞などをした方はNG
ライフカードで過去に延滞などを起こした方は、ライフカードch(年会費あり)の審査に通りません。
これは、信用情報機関のクレヒスが金融事故でブラックになるのとは別に、カード会社には「社内ブラック」と呼ばれる状態があるためで、ライフカードが発行するクレジットカードで過去に3か月以上の延滞(事故)を起こした方はライフカード株式会社の社内ブラックとなっているため、信用がないとみなされ審査に落ちてしまいます。
なお、ライフカードが発行している代表的なカードは以下の通りです。
- ライフカード<年会費無料>
- ライフカード<旅行傷害保険付き>
- 学生専用ライフカード
- ライフカードゴールド
- ライフカード Stella
- ライフカード Stylish
この他にも、ライフカードはAKB48やHYDEなど有名人とのコラボレーションカードも多く手掛けています。
社内ブラックはライフカードに限らずカード会社全般にいえることなので、一度社内ブラックになったカード会社や、その系列会社ではカードを作れないと思っておいた方が良いでしょう。
未成年者や専業主婦や家族の金融事故にも要注意
本人収入がない未成年者や専業主婦の場合は、親や配偶者がライフカードで金融事故を起こしていないかも注意する必要があります。
未成年がカードを申し込むと親の収入が審査に影響し、専業主婦の場合も配偶者の収入が審査に影響するためで、未成年者は親、専業主婦は配偶者が社内ブラックになっている場合はライフカードch(年会費あり)の審査に通らない恐れがあるため気を付けてください。