ANA Visa 一般カード(ANAカード)
カードの特徴
ANA Visa 一般カードはフライトでボーナスマイルがたまり、ショッピングで貯めたカードのポイントをマイルに交換できるクレジットカード
発行会社 | 三井住友カード | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 2,200円(税込) 初年度無料 |
付帯保険 | 国内・海外旅行保険最高1,000万円(自動付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | iD、楽天Edy | ポイント | Vポイント |
ANA Visa 一般カード(ANAカード)は旅行代金が5%割引、機内販売の割引もあるため、旅行や帰省の際にも重宝するでしょう。
ここでは、ANA Visa 一般カードの特徴やメリット・デメリットなどを分かりやすくまとめています。
目次
航空会社のマイルとは?
航空会社のマイルとは、飛行機の搭乗などでたまるポイントのことを指します。
よく似た言葉で「マイレージ」というものがありますが、マイレージはサービスのプログラム全体を指すので、航空会社を利用してたまるのはマイレージではなくマイルです。
マイルを貯めると通常よりお得な「特典航空券」に交換できたり、ANAの場合は「ANAスカイコイン」という電子クーポンに交換して、航空券や旅行商品を購入することもできます。
マイルは提携航空会社の航空券にも交換できるので、ANAで貯めたマイルだからといってANAでしか使えないという訳ではありません。
ANAと提携している「スターアライアンス」に加盟している航空会社でも使えるので、例えばシンガポール航空やユナイテッド航空でもANAのマイルが使えます。ただし、アライアンスは3つあり、JALの場合は「ワンワールド」に加盟しているので、ANAとJALのマイルは相互利用できません。
マイルを貯めたい場合は、よく利用する航空会社がどのアライアンスに加盟しているかを調べた方が良いでしょう。
スターアライアンス | ワンワールド | スカイチーム | |
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加盟する航空会社数 | 26社 | 13社 | 19社 |
就航する国の数 | 190か国 | 170か国 | 177か国 |
主な航空会社 | ANA・ユナイテッド航空・中国国際航空・エーゲ航空・タイ国際航空など | JAL・British Airways・アメリカン航空・マレーシア航空など | デルタ航空・大韓航空・エールフランス航空・ベトナム航空など |
ANA Visa 一般カードの特徴
クレジットカードの利用で航空会社のマイルがたまるカードは、毎日のショッピングや公共料金の支払いでもマイルを貯めることができるので、陸マイラーにも人気があります。
ANA Visa 一般カードは、ANAのフライトでマイルがたまり、ショッピング利用でたまるカード会社のポイントをマイルに移行できるお得なクレジットカードです。
支払いをカードに集約するとどんどんマイルがたまり、割安な運賃で旅行が楽しめます。
銀聯カードの発行にも対応しているので、中国に行く機会が多い方にもおすすめです。
電子マネーは楽天EdyとiDに対応しているので、コンビニなど少額の支払いでもマイルがたまります。
申し込み資格
ANA Visa 一般カードの申し込み資格は、満18歳以上の方(高校生・大学生は除く)となっています。
このため、18歳以上でも大学生の方は申し込めません。
ANA Visa 一般カードの年会費
ANA Visa 一般カードは初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は税込2,200円(税込)の年会費がかかります。
ただし、条件をクリアすると年会費が割引になるので上手に利用しましょう。
- WEB明細サービス利用…税込1,650円(500円割引)
- マイ・ペイすリボ申し込み+利用…税込1,128円
WEB明細サービスとマイ・ペイすリボの併用はできません。少しでも年会費を押さえてカードの維持費を節約するには工夫が必要となります。
家族カード年会費
本会員の家族に対して発行できる家族カードの年会費は税込1,100円です。
WEB明細サービス利用による割引は対象外となり、マイ・ペイすリボの申し込み+利用のみ割引があります。
割引適用後の年会費は通常より安い計算になりますが、リボ払いを利用すると金利手数料が膨れ上がる恐れがあるので注意が必要です。
ETCカード年会費
ETCカードの年会費は初年度無料で、2年目以降は通常税込550円ですが、前年に一度以上ETCを利用した場合は2年目以降も無料で持つことができます。
ETCの利用でもカードのポイントがたまり、ETCマイレージサービスに登録すれば高速道路会社のポイントもたまるのでお得です。
ETCカードにも盗難補償があり、家族カードに対してもETCカードが発行できます。
ポイント還元率
ANA Visa 一般カードは、ショッピング利用税込1,000円につき「Vポイント」というVisaのポイントが1ポイントたまります。
1ポイントの価値は5円相当なので、通常ポイント還元率は0.5%のカードです。
ポイントの有効期限はポイント獲得月から2年間となります。
ポイント還元率がアップするサービスや、利用金額に応じたステージ制プログラムもあり、通常ポイント還元率以上のポイントを貯めることも可能です。
- 50万円~100万円…50万到達時に50ポイント/以降10万円ごとに10ポイント
- 100万円~300万円…50万到達時に75ポイント/以降10万円ごとに15ポイント
- 300万円以上…50万達成時に150ポイント/以降10万円ごとに30ポイント
利用金額の集計期間は支払日によって異なる点には注意が必要です。
支払日が10日の場合は12月16日~翌12月15日の利用が対象となり、支払日が26日の場合は1月1日~12月31日の利用が対象となります。
ポイントの交換先
ポイントの交換先が豊富なのもVisaカードのメリットです。主な交換先は以下のようになってます。
- マイレージ移行
- 景品交換(商品券・グッズなど)
- キャッシュバック/iDバリュー
- 他社ポイントへの移行
- オンラインギフトカード
- ふるさと納税へ寄付
「マイレージ移行」は、ANA・ミッレミリア・クリスフライヤーの3つのマイルに交換可能で、このうちANAのマイレージなら1ポイントが最大15マイルになります。マイルに交換した場合は、国内線・国際線の特典航空券や提携航空会社の航空券などに交換できます。
「景品交換」の場合はVisaギフトカードや電化製品、食品など様々な商品と交換することができ、インターネットからデジタルの景品カタログが見られるので便利です。
「キャッシュバック」は1ポイント=3円ですが、iDの利用代金に使えるiDバリューは1ポイント=5円となるため、還元率が0.5%のiDバリューがお得です。
「他社ポイントへの移行」で還元率が0.5%になる主なポイントを以下にまとめました。
- 三井住友プリペイド
- 楽天ポイント
- ヨドバシカメラゴールドポイント
- ビックポイント
- dポイント
「オンラインギフトカード」はAmazon・Google Play・App Store&iTunesの3つのギフトカードに交換できます。
いずれに交換した場合も1ポイントは5円相当なのがメリットです。
「ふるさと納税へ寄付」は、佐賀県玄海町・長崎県平戸市・島根県浜田市の3か所に寄付できます。
ポイントUPモール経由のネットショッピングでポイントアップ
ANA Visa 一般カードのポイント(Vポイント)を貯めるにはコツがあります。
そのひとつが「ポイントUPモール」というポイントサイト経由でネットショッピングを利用することです。
いつものネットショッピングもポイントUPモールを経由するだけで数倍のポイントがたまるので積極的に利用しましょう。
- Amazon…ポイント2倍
- 楽天市場…ポイント2倍
- Yahoo!ショッピング…ポイント2倍
- ANA SKY WEB TOUR…ポイント2倍
- じゃらんパック…ポイント3倍
- セブンネットショッピング…ポイント3倍
- 東急ハンズネットストア…ポイント3倍
- 西武・そごう…ポイント3倍
- ビックカメラ.com…ポイント3倍
上記はほんの一例です。ポイントUPモールには数多くの人気ショップが集合しているので、普段通りにショッピングができる点もメリットでしょう。
街中のショッピングがお得になる「ココイコ!」
ネットショッピング以外での実店舗でお得にポイントがたまるのが「ココイコ!」というサービスです。
事前にエントリーをした上で対象店舗にてカードで支払うと、最大18倍のポイントもしくは最大8.5%のキャッシュバックがもらえます。
タカシマヤなどの有名百貨店や、渋谷ヒカリエなどの人気アウトレットモールも参加しているのでぜひ利用してみて下さい。
カードのポイントとマイルの二重取りができる「ANAカードマイルプラス」
ENEOSやセブン‐イレブンなど、ANAカードマイルプラスの加盟店でANA Visa 一般カードを利用すると、Visaカードのポイント(Vポイント)とは別に、税込100円もしくは200円(税込)につき1マイルがたまります。
Apple PayやiDの支払いでもマイルがたまる加盟店もあるので、いつものショッピングもお得になるでしょう。
マイルの移行方法は「応募方式」と「自動移行方式」の2種類
ANA Visa 一般カードで貯めたポイントをマイルに移行する場合、移行方法が2種類ある点には注意が必要です。
「応募方式」は、任意のタイミングでANAマイルや商品に交換できる方法で、対して「自動移行方式」は、付与されたポイントが自動的にANAマイルに移行されるので、有効期限切れで失効してしまう恐れがありません。
どちらの移行方法も1ポイントから移行が可能、「5マイルコース」という移行手数料無料のコースと「10マイルコース」という移行手数料6,600円(税込)(年度ごと)のコースがあり、5マイルコースは1ポイント=5マイルですが、10マイルコースは1ポイント=10マイルとなります。
- 5マイルコース…1ポイント=5マイル
- 10マイルコース…1ポイント=10マイル
マイル交換率が倍になる10マイルコースは6,000円の手数料が発生するため、ポイントの有効期限に合わせて2年に一度交換したとしても年に3,000円かかってしまうのがデメリットです。
1マイルがいくらになるかは交換先にもよりますが、マイルへの移行で3,000円以上のプラスが出る場合のみ10マイルコースを選ぶという方法もあります。
ボーナスポイントやプレミアムポイントに関しては通常ポイントとは扱いが異なり、自動移行方式を選んでいても都度移行手続きが必要です。ボーナスポイントとプレミアムポイントは、5マイルコース・10マイルコースのどちらを選んだ場合も1ポイント=3マイルとなります。
ANA Visa 一般カードのお得な特典
カード入会・継続やフライトでボーナスマイルがたまる
ANA Visa 一般カードなら、カードの入会・継続時にボーナスマイルとして1,000マイルが付与され、航空機の搭乗時にもプラス10%のボーナスマイルがたまります。
ANAカードは「ファミリーマイル」に対応しているので、家族が別々のカードで貯めたマイルを合計して特典に交換することも可能です。
会員限定の優待割引
ANA Visa 一般カードには、ANA関連のサービスをはじめとする優待割引があります。割引サービスが受けられる主なお店や施設は以下のようになっています。
免税店でも割引があるので、手土産を買う時にも重宝します。
- 空港内店舗ANA FESTA…10%割引
- 機内販売…10%割引
- 空港免税店…5%割引
- 高島屋SHILLA&ANA…5%割引
- ANAショッピングA-style…5%割引
- ANAの国内・海外ツアー料金…5%割引
- ビジネス公開講座15%割引
会員専用運賃で搭乗できる「ビジネスきっぷ」
搭乗日当日でも予約や変更ができる「ビジネスきっぷ」が会員専用のお得な運賃で搭乗できるのもANA Visa 一般カードの強みです。
出張や予定変更の際にも臨機応変に対応でき、割引率は最大約47%と格安航空会社にも引けを取りません。
付帯保険
国内・海外旅行傷害保険
国内・海外旅行傷害保険は、カードを利用しなくても補償が受けられる「自動付帯」の保険で、どちらも最高1,000万円の補償があります。
国内の保険については航空機の搭乗中や飛行場内のみ補償がある「国内航空傷害保険」となっていて、国内旅行傷害保険ではありません。
年間100万円まで補償のショッピング保険
ショッピング保険は海外利用分と国内利用分で対象となる条件が変わってきます。
海外ではすべてのショッピングに保険が適用されますが、国内では3回以上の分割払いと、リボ払いで支払った場合のみが補償の対象となる点には要注意です。
ショッピング保険が付いていれば、万が一カードで購入した商品が盗難に遭ったり、破損した場合も補償が下ります。
デメリット
マイル交換の際に手間や手数料がかかる
ショッピング利用でたまるのはカード会社のポイントなので、マイルに交換する際に手間や手数料がかかってしまう点はデメリットです。
手間をかけたくない場合は自動移行コースを選び、手数料を節約するには5マイルコースを選ぶしかありませんが、10マイルコースと比較するとマイル交換率が半減してしまいます。
ポイント還元率は標準的
最近では年会費無料のカードでもポイント還元率が1.0%を超えるものが多くある中、ANA Visa 一般カードの還元率は0.5%と標準的です。
還元率をアップさせるには、ポイントサイト経由のネットショッピングや「ココイコ!」の利用など、ひと工夫が必要になるでしょう。
ANA Visa 一般カード(ANAカード)
カードの特徴
ANA Visa 一般カードはフライトでボーナスマイルがたまり、ショッピングで貯めたカードのポイントをマイルに交換できるクレジットカード
発行会社 | 三井住友カード | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) 初年度無料 |
付帯保険 | 国内・海外旅行保険最高1,000万円(自動付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | iD、楽天Edy | ポイント | Vポイント |