毎日のお買い物や公共料金の支払い、インターネットでのショッピングなど、一枚持っていると何かと便利に使えるのがクレジットカードです。特にネットでの支払いはクレジットカード決済に限定されている場合もあり、生活に欠かす事のできない存在となっています。そんなクレジットカードですが、もし支払いが滞ってしまい返済できない(滞納してしまった)という事態になった場合にはどうなるかご存知ですか?
今回はクレジットカードの返済ができなかった場合のカード会社の対応やその対処法について見ていきましょう。
目次
返済が遅れたら「催促の電話がかかってくる」
クレジットカードの引き落とし日に支払いが滞って返済できないという事態になった場合、確実にカード会社から電話がかかってきます。
嫌な予感のする電話ですので、出たくないと思うかもしれませんがこの電話を無視してはいけません。なぜなら、電話に出ない事によってカード会社にマイナスのイメージを与えてしまうためです。
この電話は督促の意味合いもありますが、いつ頃になればクレジットカードで利用したお金を返済できるかという確認の意味も持ち合わせています。ここは逃げも隠れもせず、きちんと電話に出て説明をしましょう。クレジットカードの引き落とし日までに返済ができないと予め分かっている場合は予めカード会社へ連絡しておくのもひとつの方法です。
この場合は引き落とし日までに連絡を入れるのがベターです。
催促の電話を無視していると「督促状が届く」
催促の電話を無視してしまうと、自宅に郵送で督促状が届く事になります。封書の形式で送られてくるため、一見するだけでは督促状とは分からないかと思いますが、配偶者や同居する親など家族に見られたくないという方は必ず電話がかかってきた時にかけなおすなどして手を打ちましょう。
督促状の中には、引き落とし日に銀行から必要な金額が引き落とせなかったため、次の引き落とし日までに銀行口座へお金を準備して下さいという旨が書かれています。この督促状の段階では直ちに法的手段を取られる事はありませんが、内容証明郵便で督促状が届いたとすれば話は別です。
内容証明郵便はいわば、法的手段を伴う警告の意味を持っています。法的手段、すなわち裁判を起こされ起訴されてしまう恐れもあり、場合によっては財産を差し押さえられてしまう事もあるため、そうなる前に必ず返済を行いましょう。
督促状も無視していると「カード強制退会」
クレジットカードの延滞を繰り返したり、返済できないままでいるとカード会社からクレジットカードの強制退会の処置を取られる事があります。カード会社からしてみれば、金銭的被害を受けているので当然の事でしょう。
もし強制退会を免れたとしても、次回クレジットカードを更新する時に更新ができなくなるというケースもあるため要注意です。
支払いの催促を無視すると個人信用情報機関に「ブラック」として登録される
クレジットカードの返済は踏み倒せるものではありません。返済できないからといって督促を無視し続けた結果、個人信用情報機関というカード会社や金融機関が情報を共有している機関に延滞や滞納の状況が登録されてしまい、新しくクレジットカードを作ろうとしてもカードの審査に通らないばかりか住宅ローンや車を購入する際のローン審査、キャッシングの審査にも通らなくなってしまいます。
カード会社や金融機関以外では携帯電話を割賦で購入する際に審査が通らなくなる場合もあります。これがいわゆる事故情報が記録された「ブラックリスト入り」の状態です。もし少しぐらい大丈夫などと軽い気持ちで延滞や滞納を行ったとしても、一度失った信頼は簡単には取り戻す事ができないので注意しましょう。
返済が遅れたらするべきこと
もし、すでにクレジットカードの返済が遅れてしまっているという場合はどのように対処すれば良いのか説明していきます。
自分から早めに連絡する
一番良いのは自分から連絡を入れる事です。返済が遅れてしまったという旨を正直に伝えましょう。カード会社にはオペレーターが対応するカスタマーセンターが設置されていますので可能な限り早く、できれば催促の電話がかかってくる前に連絡を入れます。事情を説明すると次の引き落とし日を教えてくれたり、払込票が届く事を知らせてくれたり、何かしらアドバイスを受ける事ができます。
返済が遅れたとしても次の引き落とし日までに速やかに支払う事が肝心です。クレジットカードの支払いを何度か延滞してしまうと、たった一日であっても個人信用情報機関に延滞の記録が残ってしまう場合があります。その場合、クレジットカードを利用し続けてその間に延滞などをしなければ記録は2年程度で消えますが、すぐにクレジットカードを解約してしまうと5年程度信用情報に傷が残ったままになる恐れがあります。
何度か延滞をしてしまったという場合は少なくとも2年以上が経過してからクレジットカードを解約するようにしましょう。また、何度も延滞してしまったり長期間に渡って延滞してしまったなど、ブラックリスト入りが気になる場合は、個人信用情報機関に信用情報の開示を請求する事もできます。
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返済が遅れそうだったらするべきこと・対処法
まだクレジットカードの引き落とし日まで時間があるという場合、手を打つ方法はあるのでしょうか。前述のようにカード会社へ連絡を行うというのは大前提ですが、その他の手段をご紹介していきましょう。
支払い方法をリボ払いに変更
ひとつ目の手は、支払い方法をリボ払い(リボルビング払い)へと変更する方法です。高額な支払いでは一括引き落としは難しくても、リボ払いなら対応できるというケースもあります。支払い方法を後から変更できるクレジットカードであれば有効な方法です。
ただし、リボ払いを利用するには利息が発生する上に、長期間返済を行わなくてはいけないというデメリットを頭に入れておく必要があります。
カードローンを利用する
ふたつ目の手は、カードローンを利用する方法です。カードローンの中には、一カ月間など一定期間のみ無利息となる期間が設けられているものもあるため、給料日が近いなど収入の目処が立っている場合はこれらを利用するのもひとつの方法です。
ただし、どちらの方法も期日までに返済を行わなければ利息や手数料でかえって負担が増えてしまう恐れがありますので、利用する際は十分に気を付けなければいけません。
すでに契約しているクレジットカードのキャッシングを利用する
クレジットカードには通常のショッピングに使う「ショッピング枠」と、ATMなどでお金を借りることができる「キャッシング枠」が用意されています。申し込み内容次第ではキャッシング枠を設けていないこともありますが、働いている人であれば10万円~借りられる枠が用意されていることが多いので、返済が遅れそうであればキャッシング枠を利用するのも手です。
キャッシングの利用は簡単。銀行などのATMでクレジットカードを挿入して「お引き出し」や「キャッシング」などのボタンを押すと、自分の預けたお金のように引き出すことができます。
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