ここでは「ライフカードは学生や未成年でも作れる?」という疑問に答えながら、ライフカードの審査対策や限度額についてもまとめています。
結論から言いますと、ライフカードは学生(高校生を除く18歳以上)であれば作ることが可能ですし、「学生専用ライフカード」という学生にお得なカードもあるのでそちらを特におすすめします。
順に説明していきます。
目次
ライフカードは18歳の未成年NG、学生は作れる
ライフカードは高校生を除く18歳以上なら作成可能。以下で詳しく説明していきます。
ライフカードの申し込み資格(申し込み条件)
ライフカードの申し込み資格(申し込み条件)は、「日本国内に住む18歳以上で電話連絡が可能な方」となっています。
学生でも申し込めますが18歳以下の未成年は対象外です。ライフカードに限らず他社のクレジットカードでも未成年はクレジットカードを持つことはできません。
ゴールドカード(ライフカードゴールド)は年齢制限が更に厳しく、23歳以上で安定継続収入が条件になっているので注意しましょう。
学生のうちは収入がなくてもカード審査に通るので、カードを作るなら学生のうちに申し込むのがおすすめです。
学校を卒業して社会人になると審査の際に収入がみられるため、無職やフリーターになると審査に通りづらくなります。
18歳から親権者の同意なしで申し込みが可能に
20歳が成人年齢だった時には、18歳、19歳は親権者の同意が必須でした。
しかし、2022年4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられた影響で、18歳から親権者の同意なしでクレジットカードを申し込めるようになりました。
同意が必須ではなくなりましたが、リボ払いに気をつけるなど、親などの身近な人にクレジットカードの最低限な知識を聞いておくようにしましょう。
18歳では限度額が低めに設定されるとはいえ、気が付けば数万円分の無駄なお金を支払う可能性もあります。
学生は「学生専用ライフカード」がおすすめ!
「学生専用ライフカード」は、通常のライフカードのお得な特典はそのままに、学生向けの特典を追加した学生専用カードです。
ここでは学生専用ライフカードと通常のライフカードとの違いを比較しながら、おすすめポイントをまとめました。
「ライフカード(年会費無料)」と「学生専用ライフカード」の違いを比較
まずは「ライフカード(年会費無料)」と「学生専用ライフカード」の2枚のカードを比較した一覧表をみてみましょう。
カード名 | ライフカード(年会費無料) | 学生専用ライフカード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB | Visa・Mastercard・JCB |
申し込み資格 | 日本国内に住む18歳以上で電話連絡が可能な方(高校生を除く) | 高校生を除く満18歳以上~満25歳以下の学生(大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中) |
家族カード発行 | 〇 | × |
限度額 | 10万円~200万円 | 5万円~30万円 |
旅行保険 | × | 〇(海外・2,000万円補償) |
独自の特典 | - | ・海外5%キャッシュバック ・海外旅行傷害保険 ・ケータイ料金決済deプレゼント ・学生専用問い合わせ窓口 ・Barbieカードもあり |
こうして比較してみると、年会費・ポイント還元率・国際ブランドという3つの基本的なスペックは同じですが、以下の項目が異なっているのが分かります。
- 申し込み資格
- 家族カード発行可否
- 限度額(カード総利用枠)
- 旅行保険の有無
- 独自特典の有無
学生であれば、海外利用分キャッシュバックなど利用できる特典が多い学生専用ライフカードを申し込んだ方がお得です。
学生専用ライフカードの特徴
学生専用ライフカード
カードの特徴
年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯、海外でのカード利用分が5%キャッシュバックと、留学や卒業旅行などで海外に行く学生におすすめのカード
18歳~25歳の学生が持てる学生専用ライフカード。海外ショッピングでキャッシュバックがあり、旅行保険も付くため海外留学や卒業旅行の際にもお得。iDやApple Payにも対応。
おすすめポイント
- 海外ショッピング5%キャッシュバック
- 最高2,000万円補償の海外旅行保険が「自動付帯」
- 携帯電話料金の支払いでAmazonギフト券が当たる
海外ショッピング5%キャッシュバック
学生専用ライフカードを使って海外でショッピングをすると、利用総額の5%がキャッシュバックとなります。
インターネットショッピングは対象外で、事前申し込みは必要ですが、例えば15万円分ショッピングで利用した場合は7,500円がキャッシュバックされる計算となりお得です。
最高2,000万円補償の海外旅行保険が「自動付帯」
学生専用ライフカードなら、一般向けのライフカードにはない旅行保険が付帯しているので海外旅行や留学の際も安心です。
補償額は最高2,000万円、ケガや病気は各200万円の補償となり、カードの利用条件を問わない「自動付帯」の保険のため、学生専用ライフカードを持っているだけで補償が受けられます。
海外ではちょっとした病気でも医療費が高額になりやすいため、旅行保険への加入は必須です。
ただし、学生専用ライフカードの旅行保険は卒業後に補償終了となる点には気を付けてください。
携帯電話料金の支払いでAmazonギフト券が当たる
携帯電話料金(スマホ代)を学生専用ライフカードで支払うと、毎月抽選で500円分のAmazonギフト券が当たる「ケータイ料金決済deプレゼント」というサービスがあります。
当選確率は10人に1人となっているので、一般的なプレゼントよりも当たりやすいのがメリットです。
対象となるのはドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルの4社で、一度エントリーを行うとその後は自動で抽選に参加できます。
ライフカードの特徴
ライフカード
カードの特徴
初年度ポイント1.5倍、誕生月はポイント3倍、L-Mall経由でのネットショッピングでポイント最大25倍など、ポイントが貯まりやすい制度が豊富な年会費無料カード。
クレジットカードとETCカードが両方無料で持てる
ゴールドカードなど一部のカードを除き、年会費無料で持てるカードが多いのもライフカードのメリットです。
クレジットカードとETCカードの両方が年会費無料で持てるため、免許を取る予定がある学生や未成年はライフカードを作っておいて損はありません。
ライフカードのポイント還元率
ライフカードの通常ポイント還元率は0.5%です。
1,000円の利用につき1ポイント(100円につき0.1ポイント)が付与され、1ポイントは5円相当の価値があります。
ライフカード最大の特徴は充実したポイントプログラムです。
ポイント還元率は平均的ですが、ライフマスターカードではポイント付与率の平均が1.1%以上となるなど、使い方を工夫すると還元率以上のポイントを貯めることもできるでしょう。
ライフカードには、以下のように還元率がアップする仕組みがあります。
- 入会後1年間はポイント1.5倍(0.75%)
- 誕生月はポイント3倍(1.5%)
- 1年間の利用金額が50万円以上で300ポイントのボーナス
- 利用金額に応じて次年度の基本ポイントが最大2倍に
- L-Mall経由のネットショッピングはポイント最大25倍
例えば、大きな買い物を控えている時はポイントが3倍になる誕生月に購入したり、ネットショッピングをする際には「L-Mall」というライフカードが運営しているショッピングモールを経由するだけでポイントが2倍~25倍貯まるのでお得です。
L-Mallには楽天市場やYahoo!ショッピングなど多くのショップが出店しているので、楽天市場など楽天関連サービスだけ還元率がアップする「楽天カード」よりも場合によってはポイントが貯まるケースもあります。
ポイント有効期限は最大5年間
ライフカードのポイント有効期限は最大5年間です。
獲得したポイントは自動繰越で2年間有効となり、その後は毎年1回×3回の繰越手続きができるので、ポイント有効期限は最大5年間となります。
例えば「オリコカードザポイント」のポイント有効期限は1年間と短いので、じっくりとポイントを貯められるライフカードの方が有効期限切れによるポイント失効のリスクを減らせるでしょう。
貯まったポイントは楽天ポイントなど他社ポイントへの移行(交換)もでき、使い道が多い点もメリットです。
ホテルやレジャーで優待サービスが受けられる
ライフカードを提示したり利用すると、ホテルやレジャー施設、飲食店など様々な場所で優待サービスが受けられます。
例えば、以下のような優待が受けられてお得です。
- サカイ引越センター基本料金20%割引
- ANAスカイホリデー旅行代金5%割引
- ホテルニューグランド宿泊料10%~30%割引
- 鴨川シーワールド入園料10%割引
- 富士急ハイランドフリーパス割引
ホテルは宿泊日によって割引率が変わるケースもあり、ホテルニューグランドの場合は日曜~木曜の宿泊料が30%割引となります。
ライフカードの審査に通るための対策
携帯電話料金を延滞するとブラックになる恐れがある
携帯電話(スマートフォン)を分割払いで購入して月々の料金と一緒に支払っている場合、延滞を起こすとブラックリスト入りする恐れがあります。
これは、携帯電話本体の分割払いは割賦契約となり、信用情報に支払い状況が記録されるためです。
信用情報はクレジットカード審査の際にチェックされるので、この時に延滞が分かると審査落ちする恐れがあります。
親の名義ではなく、自分の名義で携帯電話を契約して料金を支払っている場合は特に注意してください。
短期間に複数のカードを申し込まない
短期間に複数のカードを申し込むと「申し込みブラック」になって審査落ちのリスクが高くなってしまいます。
次々とカードを申し込むと、カードの現金化やキャンペーン目的での入会を疑われて「申し込みブラック」という状態になるのです。
クレジットカードはキャッシング機能を利用してお金を借りることもできるため、複数のカード会社に借金をしそうな人は当然審査で不利になります。
申し込みブラックとなる目安は1か月間に3枚以上のカード申し込みを行った場合で、申し込みに関する情報は6か月間信用情報機関に残るので、申し込みブラックが疑われる場合は6か月間経ってから改めて申し込みを行ってください。
申し込み時に記入ミスや虚偽記載がないように注意する
住所や氏名・電話番号といった個人情報など、申し込み時に記載する情報は記入ミスや虚偽記載がないように気を付けてください。
単純な誤字脱字でも虚偽記載とみなされて審査落ちする恐れがあるため要注意です。
申込書に手書きする時は丁寧に読みやすい文字で記入し、インターネット申し込みの場合は変換ミスにも注意しましょう。
キャッシング枠を希望しないで申し込む
キャッシング枠を希望した場合、貸金業法に基づく審査が加わるため審査が厳しくなります。
キャッシングを利用しない場合は、キャッシング枠を0円にして申し込むと審査通過率をアップさせることが可能です。
キャッシングは留学や旅行の際に現地通貨をATMで引き出せて便利ですが、利用する場合もキャッシング枠は少な目にして申し込むのが審査通過のコツとなります。
学生がライフカードを持った場合の限度額
学生がライフカードを持った場合の限度額は「30万円」です。
一般向けの「ライフカード(年会費無料)」の場合、限度額は10万円~200万円という記載がありますが、学生が申し込んだ場合は最大でも30万円に設定されると考えられます。
その理由は、通常カード審査では支払可能見込額の調査が行われますが、収入がない(少ない)学生や、専業主婦に対しては限度額30万円以下のカードを支払可能見込額の調査なしで発行できるためです。
この仕組みにより、学生のうちは限度額が30万円を超えるカードを持つことは難しいでしょう。
「ライフカード(年会費無料)」を申し込んだとしても、200万円という最大の限度額を持てるのは社会人になって多くの収入を得られるようになってからです。
学生がライフカードを申し込んだ場合の限度額が「30万円」というのはあくまでも最大の限度額で、「学生専用ライフカード」の場合は5万円~30万円の間で個別に設定されます。