分かりやすい入門書|モニター あかつきなつきさん
北川達也さんは神職者(明階←宮司及び権宮司になるために必要な階位)でもあり、仏教など宗教を超えて研究されている方。
その経歴が存分に生かされたブッダの教えを総合的に学べる本格的な仏教の入門書となっております。
また、引用されているものは、原始仏典から、ブッダの主張が分かる重要な項目を忠実に引用することで
それぞれの出典の本来の意味合いを曲解しないように工夫されています。
(もちろん適宜北川氏の解釈も入っていますが、書体や段落で引用と解釈を分離させて読みやすくなっています)
仏教ってなんとなく知ってるけど……なあなたも私も読み進め易くなっています。
そう、私も仏教、ブッダ、なんとなく聞いた事あるけど~?程度。
原始仏典があるなんて事も知らなかったです。
そういう人が興味を持った時におすすめかもですね。
てのも、原始仏典の他に
「ウダーナヴァルガ(出曜経)←原始仏典に匹敵するくらい古い仏典」や
「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ(法華経)」、
「摩訶止観」、
「三経義疏」などの教えも加えて、現代の日本人の生活によりよく生かせるような原始仏典の解釈をしてくれています。
おぉ、法華経聞いた事ある~!!みたいな感じで、ちょこちょことした知識が繋がっていくのが面白い。
また、時折北川さんのコラムでブッダの教えをモーセやキリスト教と比較してみたり、
難しすぎず、コラムで時折一息いれられる、そんな作りになっています。
そうそう、だからと言って、他宗教を否定する表現は一切ないように感じます。
ベースが神道の北川さんが書かれているからか、凄くフラットな立場から書かれているなぁ、
というのが安心?というか、
傾倒し過ぎないで純粋に知りたいという気持ちを邪魔しないで読める感じです。
おすすめは高校生~からかな?(対象年齢は12歳以上で作られているようです)
一番興味深く読めたのは、
似たような教えがあっても、
キリスト教は神が告げたもの、
仏教はブッダが生きた中で見出したもの。
そこが凄く興味深い。
ブッダがいいところの子(語彙力)でその人が出家して…というのは知っていたけど、
この時の出家って
墓場で拾った布で作った服を着て、
托鉢でもらった残飯で生きるという事なんだそうで。
多くの苦行を続けた結果
「苦行では悟りは開けない」
ただただ贅沢でもだめ、何も持たなさすぎるのもダメ、
苦行と快楽を離れた中正な方法(苦楽中道)によって悟りに到達するという
「ちょうどいい中正な立場(中道)」
なんて明快で、なんて難しい事か!!
正に経験者は語る!でブッダの背景を知るとすごく説得力がある、お飾りの言葉ではないと実感できます。
日々の生き方の気づきになりそうな、深い教えの一端を分かりやすく知る事ができますよ!
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