鹿児島から届いたルビー色の『ハイビスカスローゼルすし酢』は、ビタミンCたっぷりで甘酸っぱさがクセになる|モニター こゆさん
キッチンで働いていると、食材の色を気にします。カラフルな方がおいしそうに見えるから。付け合わせが3種類あっても、みんな同じ色だとのっぺりしてしまうんです。とりわけ「赤」は大事なアクセント色。ちょっとであっても、お皿を華やかにしてくれます。
今回のテーマは『ハイビスカスローゼルすし酢』。鮮やかな赤が印象的な「すし酢」です。
赤い寿司用のお酢で、思い当たるのは「赤酢」。酒粕から作るお酢で、江戸前寿司で使われます。酸味が少なく、コクがある赤酢のお寿司が大好きだけど、その色は茶系で渋め。こんなに赤くはありません。
さて、赤いすし酢、どんな味なんでしょう。
●ハイビスカスローゼルすし酢の中身をチエック
商品名の文字量の8割を占める「ハイビスカスローゼル」がまずよくわからない・・・。このすし酢を作っている『Michiさんの台所』のホームページを見ると、
“ハイビスカスローゼルは、花やガクが大変華やかで、鑑賞するのにも楽しめますが、ビタミンCを多く含み、美肌効果も期待できます。酸味のクエン酸は疲労回復、赤色のポリフェノールは抗酸化作用、動脈硬化予防など、成人病予防効果があると言われています。”
とあります。
ハイビスカスローゼルは食用の花のことなんですね。
Wikipediaでも見てみると、酸味があって、世界各地でジャムやゼリー、酒、ハーブティーなどいろんな加工で食べられているとあります。なんと、ブラジルでは梅干しの代わりらしい。調べると、ローゼルの塩漬けが「花梅」という名で販売されていました。
日本の伝統食・梅干しの代打もできるとなると、寿司との相性は良さそうです。
原材料は6種のみ。
醸造酢 きび砂糖 紫芋 黒酒 天然塩 ハイビスカスローゼル
着色料や香料が入っていないのがうれしいです。アントシアニンが豊富な紫芋も加えて、6種の素材で作った特製酢。食べる前から期待が高まります。
●いざ、実食!
お酢がおうちに届きました。
細長くて、ドイツワインの瓶に似ているなと思いました。
ハイビスカスローゼルの赤に、紫芋が重なって、深いルビーのような色です。
まずはそのまま飲んでみました。
お酢をグラスの1/5ほど入れて、氷と炭酸水を入れて軽くステアします。
いただきます。
シュワ〜、さっぱり!
ほんのり甘くて、後味が花っぽくて、おいしい〜! この後味の表現が難しい。華やかな味がするけどフルーツっぽくはなくて、でもちゃんと「ハイビスカスローゼルの味」はする。酸味の強いハーブって感じかな。すし酢とあるけど、飲む酢としてすでにおいしい。夏にいいですね。
●レシピ「夏野菜と鶏そぼろの押し寿司」
※文字数制限のルール上、材料とレシピは省略しました。詳細はブログに記載しております。(https://mugmum.hatenablog.com/entry/2021/06/29/235027)
できました〜!
初めての押し寿司が、こんなにかわいくできるなんて、感動・・・。
いただきます。
ケーキのようにカットして、お皿にのせて、フォークで食べます。ちょっと押しが足りなくて、こぼれやすいけど、でもいい!
うん、おいしい。鶏そぼろの濃いめの味付けは、たまごの白身や海苔や夏野菜と一緒に食べるとちょうどいい。何より、酢飯がおいしいです。酢加減がマイルドで、具材をまとめています。ほんのりピンクもいい感じ。玄米じゃなくて、白米でやると、もっとピンク色が出るんだろうな。
もっといろんな押し寿司を作りたくなってきました。
●珍しい、だけじゃない!
最初に『ハイビスカスローゼルすし酢』を見たときは、名前や色からビジュアル重視のファッション的なお酢だろうな、と思っていました。
でもちゃんと調べてみると、原材料は厳選されているし、余計な添加物も入っていない。赤色の元になっているローゼルは世界各地で昔から重宝されている栄養豊富な植物。見た目だけじゃない素敵なお酢だったことにようやく気がつきました…。
●まとめ
ハイビスカスローゼルすし酢、すごく楽しいです。色もキレイだし、味もおいしい。そして、すし酢を作らなくていいので、押し寿司の具材を何にするかとかデザインとか、他のことに集中できるのがありがたい! 寒天やゼラチンでゆるく固めてフルーツサラダのジュレにするとか、米を外側に巻く巻き寿司のカリフォルニロールとか、ピンク色を生かした料理をもっと作ってみたいと構想を練っています。
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ハイビスカスローゼルすし酢
「ハイビスカスローゼルすし酢」を使用して、ちらし寿司を作ってみました~! ハイビスカスローゼルを...