ソフトバンクの新プランペイトクとは？料金や内容、他プランとの違いを解説

ソフトバンクは、新料金プランである「ペイトク」の提供を開始しました。

すでにソフトバンクを利用している方、これからソフトバンクへの乗り換えを考えている方などは、どの料金プランを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

本記事では、新プランのペイトクについて、料金やサービス内容を中心に徹底解説していきます！

一見、ペイトクは月額料金が高く見えますが、各種割引を利用したり、PayPayをたくさん利用したりすることで、他プランよりもお得になる可能性がありますよ。

他プランとの比較やプラン選びのポイントについてもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ソフトバンクの新料金プラン「ペイトク」とは？

画像引用元：PayPay公式サイト

ペイトクは、2023年10月3日（火）からソフトバンクに導入された、新料金プランです。

PayPayを利用するほどお得になるのが特徴で、普段からPayPayでの決済が多い方におすすめのプランといえます。

PayPayとは、ショッピングなどのお支払いに利用する度に、利用金額に応じてPayPayポイントが還元されるサービスです。ペイトクを契約することで、還元ポイントからさらに上乗せされます。

つづいて、ペイトクの料金体系について詳しくみていきましょう。

ペイトクの料金体系

ペイトクは「ペイトク30」「ペイトク50」「ペイトク無制限」の3つの料金プランを展開しています。

月額料金やPayPayポイントの還元率などを、詳しくまとめました。

ペイトクの料金プラン

各プランの名前のとおり、ペイトク30は30GB、ペイトク50は50GB、ペイトク無制限は無制限にデータ通信をおこなうことが可能です。ただし、ペイトク無制限は正確にいうと無制限ではなく、200GBまでという上限が設定されています。上限を超えると通信速度は最大4.5Mbpsまで下がります。

ペイトクでは「新みんな家族割」「おうち割光セット」「PayPayカード割」の3種類の割引が利用可能です。3種類すべての割引が適用された場合は、毎月2,497円安くなります。

通話料やSMS通信料は、従来プランと変わりません。ソフトバンクの家族割引に加入している家族グループであれば、通話料・SMS送信料が無料になります。

そのほかの通話オプションと料金を、以下にまとめました。

ペイトクの通話オプション

「準定額オプション＋」は、短時間の通話が多い方におすすめです。SMS通信料は1通ごとに3.3円～、受信料は無料です。

一方「定額オプション＋」は、長時間の通話が多い方やソフトバンク回線宛へSMSを送る機会が多い方におすすめ。ただし、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO以外に送信する場合は、通常と同じ3.3円～／通の送信料が発生します。

ソフトバンクの料金プランを比較

ソフトバンクの料金プランは、ペイトクのほかに「メリハリ無制限＋」「ミニフィットプラン」を提供しています。

3種類の料金プランを比較してみましょう。

ペイトクは中容量～、メリハリ無制限＋は無制限、ミニフィットプランは低用量のデータを使いたい人向けのプランです。

ペイトクはほかのプランと比べると月額料金が高い分「新みんな家族割」などの割引が利用できるほか、PayPayでの還元も上乗せされます。

メリハリ無制限は純粋なネット使い放題のプランで、PayPayでの還元はありませんが、ペイトクよりも月額料金が安いのが特徴です。

ミニフィットプランは、使ったデータ量に応じて月額料金が変動する従量制のプランです。3つのプランのなかで最も安価ですが、PayPayでの還元がないことに加えて、みんな家族割とPayPayカード割も利用できません。

ソフトバンクの料金プラン選びのポイント

ソフトバンクでどの料金プランを利用するべきか、迷う方も多いのではないでしょうか。

以下4つのポイントを参考に、最適なものを選んでみましょう。

ネットをたくさん使いたい＋PayPayで月44,000円以上お支払いがあるならペイトク

ペイトクは、基本的にPayPayの還元率が高い無制限プランを選びましょう。

30GBのプランは1％と還元率が低く、上限の1,000円相当のポイントを獲得するためには、月10万円分をPayPayで支払う必要があります。同じように、50GBのプランは還元率が3％なので、上限の2,500円相当のポイントを獲得するためには、月に大体84,000円分PayPayでの支払いが必要です。

一方、ペイトク無制限の還元率は5％。上限の4,000円相当のポイントを獲得するには、月8万円分をPayPayで支払えばよく、3プランのなかでは効率よくポイントをためることが可能です。

また、ペイトク無制限とメリハリ無制限＋の価格差は2,200円ですが、月44,000円以上PayPayで支払う場合は、同額またはペイトク無制限のほうがお得になります。ポイントでの還元なので実質価格にはなりますが、普段からPayPayを使う機会が多い場合はペイトク無制限を検討してみましょう。

ネットをたくさん使いたい＋PayPayをあまり使わないならメリハリ無制限＋

PayPayを使う機会があまりなく、ネットのたくさん使う方は、メリハリ無制限＋がおすすめです。

メリハリ無制限＋は、月額7,425円の料金プランで、名前のとおりデータ通信が無制限でおこなえます。

「新みんな家族割」「おうち割光セット」「PayPayカード割」の3つの割引が適用された場合は、月額4,928円まで安くなる点も魅力的ですね。

ネットやPayPayをあまり使わないならミニフィットプラン

「ネットはWi-Fi接続が中心」「そもそもあまりネットは使わない」という方は、低用量プランのミニフィットプランを検討してみましょう。

ミニフィットプランは、月1GBまでの利用であれば3,278円、おうち割光セットを利用する場合は2,178円と、かなり低価格で利用できるプランです。

上限の3GBまでデータ通信をおこなった場合でも、5,478円が最大請求額になるため、7,425円の無制限プランと比べると1,947円安くおさえられます。

20GB～30GBならワイモバイルを検討してみる

20GB～30GBの中容量プランを利用したい場合は、ソフトバンク回線が使えるワイモバイルを選ぶのもよいでしょう。

ワイモバイルは、以下3つの料金プランを提供しています。

「シンプル2 M」は20GB、「シンプル2 L」は30GBの料金プランです。

月額7,425円のペイトク30GBと比べてみると、「シンプル2 M」は5,060円、「シンプル2 L」は3,410円安く利用できます。ペイトク30GBは月1,000円相当の還元が上限であるため、マックスまでポイントを獲得できたとしてもシンプル2のほうが安くなりますね。

ただし、ペイトク30GBで「新みんな家族割」などの割引を活用すると、月額4,928円まで安くなるため「シンプル2 M」よりもお得になる可能性はあります。

ペイトクを利用するうえでの注意点

ペイトクを利用するうえでの注意点として、以下4つをご紹介します。

注意点1.ペイトク無制限は200GBが上限に設定されている

先述のとおり、ペイトク無制限には200GB／月までという制限があります。200GBを超えるデータ通信をおこなった場合は、最大4.5Mbpsまで速度制限がおこなわれます。

時間帯により速度制御の場合あり。テザリングと合計200GB/月超の場合、通常利用に影響のない範囲(最大4.5Mbps)で速度制御。データシェアは50GBまで。

引用元：ソフトバンク公式サイト

4.5Mbpsの速度であればネット閲覧で困ることはありませんが、動画視聴や大容量のデータダウンロード、ビデオ会議などでは不便を感じるかもしれません。テザリングの上限は50GBまでで、これを超えると通信速度が最大300kbpsまで低減します。

また、同じ無制限プランであるメリハリ無制限＋においても、同様の制限が設けられています。

速度制限やテザリングの上限がない無制限プランを利用したい場合は、ドコモの「eximo」や楽天モバイルの利用を検討してみましょう。

注意点2.メリハリ無制限への出戻りはできない

メリハリ無制限は2023年10月2日をもって新規受付を終了しています。そのため、現在メリハリ無制限を契約中でペイトクへの契約変更をおこなった場合、再度メリハリ無制限を契約しなおすことはできません。

2023年10月3日に新設されたメリハリ無制限＋の契約であれば可能です。2プランのサービス内容を比較してみました。

メリハリ無制限＋は月額基本料金が値上がりしていますが、新たにPayPayカード割が使えるようになり、毎月187円の割引が利用可能です。全割引を適用した場合、どちらも4,928円が月額料金となります。

また、メリハリ無制限ではなかった200GBまでのデータ通信制限が、メリハリ無制限＋で設けられた点も留意しておきましょう。

注意点3.「新みんな家族割」の1,210円割引は3人以上の家族が対象

「新みんな家族割」で1,210円の割引が適用されるのは、家族グループが3人以上の場合が対象です。

家族グループが2人の場合は、660円までの値引きにとどまります。

家族グループ2人で「新みんな家族割」を含めすべての割引が適用された場合の月額料金は、ペイトク30は5,478円、ペイトク50は6,578円、ペイトク無制限は7,678円です。

「新みんな家族割」の対象は、別居中の家族や親せき、同居中のパートナーやシェアハウスの仲間なども含まれます。現在2回線で家族割を利用中の方は、この機会に家族グループを増やせないか検討してみるのもよいですね。

注意点4.ソフトバンクの携帯電話料金の支払いは対象外

PayPayでの支払いであっても、すべてがペイトク特典の対象となるわけではありません。

まず、ソフトバンクやワイモバイル、LINEMOの携帯電話料金は対象外です。行政サービスの利用料金や地方税などの納付金、PayPayほけん・PayPay資産運用といったPayPay関連サービスなどの支払いも、特典の対象にはなりません。

PayPayが使えるお店で日々のお買い物を積み重ねることが、特典獲得の近道です。

PayPayポイントの還元率が3倍になるキャンペーン実施中

画像引用元：ソフトバンク公式サイト

現在、ペイトクではPayPayポイントの還元率が3倍になるキャンペーンを実施しています。

キャンペーン期間中、ペイトク30は1％→3％、ペイトク50は3％→9％、ペイトク無制限は5％→15％まで還元率がアップします。

還元ポイントの上限は通常と変わらず、ペイトク30は1,000円／月、ペイトク50は2,500円／月、ペイトク無制限は4,000円／月までです。

キャンペーン期間は、以下のとおり請求締日によって異なります。

最短で2024年2月20日までの決済で終了してしまうため、気になる方はお早めにペイトクへ加入しましょう。

ペイトクの申し込み方法

ペイトクは、ソフトバンクショップ店頭かWEB上からも申し込みが可能です。

すでにソフトバンクを契約している場合は「My softbank」から料金プランの変更をおこないましょう。

ソフトバンクユーザー以外は、ソフトバンクオンラインショップから申し込みが可能です。

店頭での手続きを希望する場合は、公式サイトの「店舗を探す」から最寄りのショップを探してみましょう。ただし、店頭で新しい機種を購入する場合は、頭金と事務手数料で1万円～2万円ほど請求される可能性がある点は認識しておきましょう。

頭金・事務手数料を支払いたくない場合は、ソフトバンクオンラインショップの利用を検討してみてください。

ソフトバンクで機種変更するならオンラインショップがお得で便利！

ソフトバンクで機種変更をするならオンラインショップを利用すると良いです。

オンラインショップを利用すると、ソフトバンクショップの店頭で機種変更した場合にかかる頭金3,000円～10,000円程度が無料になります。

また、店頭のように長い待ち時間が発生せず、自分の空き時間に機種変更が可能です。

店員さんに、強引に不要なオプションを勧められることもないので安心して機種変更できますね！

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まとめ

今回は、ソフトバンクの新プラン「ペイトク」について解説しました。

本記事の要点を、以下にまとめます。

ソフトバンクでは、ペイトク以外に「メリハリ無制限＋」「ミニフィットプラン」といった料金プランも提供しています。また、同じソフトバンク回線が使えるワイモバイルでは、中容量プランも加入することが可能です。

月にどれくらいのデータ通信をおこなっているか、使える割引はどれかなどを検討しつつ、最適な料金プランを選んでみてくださいね。

詳細はソフトバンクの公式サイト（https://www.softbank.jp/mobile/）でご確認ください。