思った以上に誰でも楽しめる!｜モニター のりさん

俳聖HAISEI春夏編、届きました!
私の母は元々俳句や詩・文芸全般が好きな人なのですが、ここ数年は脳トレにも興味をもっていました。
なので、なにか文学的な遊びができるゲームがあれば家族でコミュニケーションを取りながら楽しめるのではないかと思っていたんです。
本人はスマホも持ちたくないというぐらいデジタルに弱いのでアナログなものがいいし、でもカルタや百人一首よりもっと会話ができるものが望ましい…
そんなことは実はけっこう前から思っていたのですが、ついに「これだ!」と思ったのが俳聖だったというわけです。
ちょうど今は5月、母の日に家族で遊んでみることにしました。
この日のメンバーは唯一作句経験者の母、私と夫、娘の4人です。
まず説明書を広げてルールを確認してみると、この説明書がなかなかカジュアルで笑ってしまいました!
互いの句をほめるという流れがあるのですが…どうにもほめようがない時はほめている雰囲気だけでも出すとか、色々なことが堅苦しくなく記されています。
正直俳句未経験者の私は少し緊張していたのですが、この説明書を読んで「あぁ、もっと気軽に楽しんでいいものなんだな」と気持ちが楽になりました。
おおまかな遊び方は配られたお題・季語・切れ字・助詞カードの語句を使って句を作り、完成までの速さと出来た句の内容の良さを競うものです。
4種類のカードにはそれぞれ難易度によって得られる点数が示されていて、配られたカードを全て句に組み込めなかった時や字足らず・極端な字余りは減点対象となります。
そして句の良し悪しは投票で決めるようになっています。
さて、私が1回目で作った人生初の句は…
「夏の道 蚊柱よけて 歩く君」
です。
もう配られたカードの中の「夏」と「柱」をなんとか入れるのが精一杯、助詞も切れ字も無視してなんとかひねり出したのがこれでした。笑
回を重ねるたびに、追加で場のカードをひくことができるなどのルールに徐々になれていきました。
みんな思い付かない時はけっこう無理矢理句にしたりしたのですがそれがまた面白くて、みんなで何度も大笑いしました。
そしてなにがなんでもほめるという流れ、これも徐々にコツがわかって言葉が出てくるようになるものなんですね。
いいところを見るようにする、これは日常の中でも役立つことだと思いました。
ひと通りの流れを終えて結果は…
娘47、私42、母37、夫34。
俳句未経験の娘の勝利です。
始める前気乗りしない様子だった夫は惨敗だったものの、遊んでみると面白かったと言っていました。
これならどんなメンバーでも遊べそうですね。
お酒の席で遊んでも面白いのではないか…なんて思ったりもしちゃいました。笑
そしてきっと何度も遊べば正式なルールも身に付いてレベルアップしていくのだと思います。
俳句を覚えたい人にも、俳句に興味がない人にも、俳句が得意な人にも、人とコミュニケーションを取るのが苦手で克服したい人にも、脳トレをして若さを保ちたい人にも、あらゆる人にオススメのゲームだと思います。
ところで参加者が4名の場合ひとまわり遊ぶと16作品の俳句が誕生しますが、みんなに「恥ずかしいから自分のはネットに流さないで!」と言われてしまったので…私が1番になった回の句だけを最後に。
「陽炎や 少女の髪を ゆらめかせ」
もっと勉強してみたいですね。笑
俳聖、とても良いゲームでした!
ありがとうございました!

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ゲームで俳句作り　俳聖(春夏編)