高タンパクで低脂質!　安心素材のジビエスープ『天然鹿ボーンブロス』｜モニター こゆさん

人生で初めて食べた野生の鹿の骨からとったスープ『鹿ボーンブロス』をレビューしたいと思います。

▼このような方にオススメです
・高タンパクで低脂質の食べ物を探している方
・化学調味料や農薬などが気になる方
・社会課題の解決・SDGsに興味がある方
・新しい商品を試してみたい方
・ジビエの味が気になるけど想像できないという方

『鹿ボーンブロス』に興味を持った理由は、ずばり野生の鹿が使われていたからです。前々から、野生の動物が里を荒らしてしまう問題は知っていました。

害獣として狩った鹿やイノシシのお肉を販売しているのは見たことはありますが、骨のスープは初めてで。どんな味なのだろう…と気になったのです。

では、体験した感想をご紹介したいと思います。


●ジビエの臭みは一切なし、すっきりと美味しいスープ

まず、パッケージデザインがシンプルで素敵です。
コスメや雑貨のような洗練された見た目にワクワクします。

<3種類のカラフルなスープ> ・鹿ボーンブロス(プレーン)
・鹿ボーンブロス+海津トマト&ジンジャー
・鹿ボーンブロス+ココナッツ&大垣レモングラス

スープはキャップ付きパウチ袋に入っていて、飲んだらその分小さくなるので、冷蔵庫もすっきり。無駄がありません。

まず、『海津トマト&ジンジャー』を冷やして、キャップを開けて、そのまま飲んでみました。

「ごくごく、美味しい!」

さらりとしたシンプルなガスパチョみたいです。

鹿ボーンは、牛や豚のようなパンチのある味ではなく、じんわり優しい旨味。

料理に使う前の味見のはずが、飲みやすくて、そのまま半分ほど飲んでしまいました。冷たいままでも美味しいのは、油が一切、浮いていない澄んだスープだからなのでしょう。

冬なので温めて飲もうと思っていたけれど、冷たくても美味しいスープはなかなかないので、冷製パスタで食べることにしました。

今回は太めのパスタで美味しくいただきましたが、スープに絡みやすいカッペリーニや素麺などの細麺がベストチョイスだと思います。




●骨も、野菜も、安心材料にこだわっている

スープに使われているのは、自然の中で駆け回った健康な鹿。
香味野菜は、無農薬・減農薬にこだわった季節のもの。

スープという料理は、素材のエキスを抽出するものだから原材料が特に気になりますが、これなら安心して食べられます。

また、鹿は栄養価も優れていて、牛・豚・鳥と比べても高タンパク・低脂質。
人体では作ることのできないアミノ酸も多数含まれているそうです。


次に試したのは、アジアンテイストの『ココナッツ&大垣レモングラス』。

レモングラスはタイ料理でよく使われるハーブですが、このスープのハーブ感はとっても穏やかです。だから得意でない方でも、美味しく召し上がれると思います。

それから、塩味が控えめなのがいいです。おかげで自分好みに調整ができます。

今回はスープそのものの旨味を楽しむために、野菜を一緒に煮込まず、グリルをしてから合わせました。ごはんや麺を入れて食べても美味しい味です。

●食べることが、SDGsへの取り組みになる
冒頭でも書きましたが、そもそも私がこのスープを気になったのは、ジビエを活用していたからです。

自然に近いところでの暮らしを調べているうちに、山の獣たちが里に降りてきて農作物などの被害を及ぼしている問題を知りました。害獣として捕獲されても、食肉として扱われるのはわずか10数%だそうで…。

この背景を改善しようと生まれたのが、鹿ボーンブロスだそうです。

また、スープに使われている野菜も、規格外のものを積極的に使っているそうです。
行き場のない野菜をレスキューしている活用しているところも、素晴らしいと思いました。

さらに心動かされたのは、このビジネスが、地域の経済の循環を促しているところです。

地域の食材を使って作り、大都市にだけ販売していたら、お金の流れは一方通行です。その地域が潤うには、たくさん作って、たくさん販売するしかない。これでは消耗するしかありません。でも、地域の食材を使って、地域に返していけば、その中でお金が巡ります。「持続可能」なビジネスの実現。ぜひ頑張って欲しいです。

・野生動物の獣害問題
・規格外野菜のフードロス問題や無農薬農家への応援
・地域で持ちつ持たれつのエシカル消費

この3つの問題に、鹿ボーンブロスは向き合っています。


●まとめ
鹿ボーンブロスは、買い手よし、売り手よし、世間よし。
『三方よしのハイスペックスープ』だと思いました。

あ、もちろん、味もよしですよ!　四方よし!

プレーンは冷凍庫にしまってあるので、どうやって味わおうかを考えています。ぜひ試してみてください。

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