本記事では、光回線とホームルーターの違いについて比較しています。最後まで読むことで2つの違いをしっかり理解し、自分にとって最適な回線が選べるようになるでしょう。
また、それぞれのメリット・デメリットに加え、目的別の提案も紹介しています。「どっちを選べばいいの?」と悩んでいる人にとっても、きっと参考になるはずです。
光回線とホームルーターの違いが判らない方や、どちらを契約しようか迷われている方は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてくださいね。
光回線とホームルーターについて
まずは、光回線とホームルーターの特徴について解説します。
光回線とは?
光回線とは、光ファイバーケーブルを使ってインターネット接続を行う回線のことです。
電柱から自宅まで物理的に引き込み、家の中ではWi-Fiルーターを使って無線通信や有線接続をしてネットに接続します。
利用するには、基本的に工事が必要です。そのため、申し込みから実際に使えるようになるまで、数週間から数ヶ月がかかることがあります。
ただし、アパートやマンションなどでは、すでに光回線が導入済みとなっている物件も多く、この場合は工事不要です。申し込みだけで利用できるようになります。
ホームルーターとは?
ホームルーターとは、モバイル回線を使ってインターネットに接続する、据え置き型のWi-Fiルーターです。
自宅近くの基地局から電波を受信して、ネットに接続します。無線通信が前提ですが、有線LANポートがついた端末であれば有線接続も可能です。
利用方法はとてもシンプルで、自宅に届いた端末をコンセントに挿すだけで使えるようになります。光回線のような開通工事は不要で、導入まで時間が掛からないのが最大の特徴です。
モバイル回線のため、5G通信による高速通信にも期待できます。
光回線とホームルーターを5つの項目で徹底比較
光回線とホームルーターの特徴が分かったところで、具体的な違いについて見ていきましょう。
ここでは、5つの項目を比較します。
まずは、具体的な特徴をまとめた一覧表をチェックしてみてください。
| 光回線 | ホームルーター | |
| プラン月額料金 | 約4,000円~7,000円 | 約4,000円~6,000円 |
| 通信速度 | 平均下り:527.7Mbps 平均上り:455.6Mbps Ping値:18.6ms |
平均下り:107.7Mbps 平均上り:25.5Mbps Ping値:47.8ms |
| 対応エリア | 全国 ※独自回線や10ギガプランは一部地域 |
全国 |
| 開通工事 | あり | なし |
| 利用開始までの期間 | 2週間~3ヶ月 | 当日~10日程度 |
| 契約事務手数料 | 3,000円前後 | 3,000円前後 |
| 端末代 | なし | 約20,000円~70,000円 |
| 代理店窓口 | あり | あり |
※通信速度の引用元:みんなのネット回線速度(みんそく)(2025年7月時点の各回線タイプ平均値)
上記表を踏まえたうえで、詳しく見ていきましょう。
月額料金
実際に、光回線とホームルーターの料金を比較してみましょう。
| 回線 | サービス名 | 戸建てタイプの月額料金 | マンションタイプの月額料金 |
| 光回線 | SoftBank光 | 5,720円~ | 4,180円~ |
| 光回線 | auひかり | 5,610円~ | 4,455円~ |
| 光回線 | ドコモ光 | 5,500円~ | 4,180円~ |
| ホームルーター | SoftBank Air | 5,368円 | |
| ホームルーター | au ホームルーター5G (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) |
5,170円 | |
| ホームルーター | ドコモ home 5G | 5,280円 | |
※2025年7月時点の金額
光回線は建物によって料金が異なりますが、ホームルーターは建物に限らず料金は同じです。料金を比較した結果、光回線とホームルーターのどちらが安いかは、建物によって変わることがわかります。
上記表を見ると、マンションで利用する際は光回線の方が安く、戸建てで利用する際はホームルーターの方が安い傾向にあるようです。
また、それぞれ代理店やプロバイダを経由して申し込むと、さらに安い料金で利用できる場合があります。そのため、料金重視の場合は、様々な窓口を比較することが大切です。
通信速度
先ほどの料金を比較した光回線とホームルーターの通信速度を比較してみましょう。
| 回線 | サービス名 | 平均下り・上がり速度 | Ping値 |
| 光回線 | SoftBank光 | 下り:509.21Mbps 上り:463.42Mbps |
15.94ms |
| 光回線 | auひかり | 下り:651.18Mbps 上り:611.11Mbps |
16.02ms |
| 光回線 | ドコモ光 | 下り:452.29Mbps 上り:390.55Mbps |
20.92ms |
| ホームルーター | SoftBank Air | 下り:134.2Mbps 上り:12.13Mbps |
47.49ms |
| ホームルーター | au ホームルーター5G (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) |
下り:130.48Mbps 上り:24.92Mbps |
47.37ms |
| ホームルーター | ドコモ home 5G | 下り:179.97Mbps 上り:17.88Mbps |
47.43ms |
※引用元:みんなのネット回線速度(みんそく)(2025年7月時点
下りはダウンロード、上りはアップロードで、数字が大きいほど速度が速いことを表します。Ping値は応答速度を表す数値で、小さい数字ほど速度が速いことを表します。
それぞれを比較した結果、光回線の方が通信速度が速く安定していることがわかります。通信速度を重視される方は、光回線一択とも言えるでしょう。
ホームルーターの場合、動画やWEBサイトを見る程度の利用方法なら問題ないですが、大量のデータをクラウド上にアップすることが多い場合は不向きかもしれませんね。
速度制限
ホームルーターは、「一定期間内に大量のデータ通信を行った場合」や「回線が混雑する時間帯」に、一時的な速度制限がかかることがあります。こうした内容は注意書きに記載されているため、事前に確認しておきましょう。
一方、光回線は基本的に速度制限がありません。ただし、プロバイダによっては独自の制限を設けている場合もあるため、申し込む時に確認しておくと安心です。
また、夜間など利用者が増える時間帯は、回線の混雑によって速度が低下することもあります。制限がないとはいえ、遅くなることはあると覚えておきましょう。
設置の手軽さ(工事の有無)
ホームルーターは、自宅のコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が作れるため、手軽に導入できると言えます。店舗で申し込むとその場で端末を渡してくれるため、最短当日に利用することも可能でしょう。
一方、光回線は自宅まで光ファイバーケーブルを引き込むため、設備が無い建物は必ず工事が必要になります。手軽さで見ると、光回線はやや手間がかかると言えるでしょう。
ただし、すでに導入されている建物の場合は、工事不要で利用できることもあります。マンションやアパートは、部屋に「光コンセント」があると光回線が利用できます。リビングの壁やエアコン周りなどにあり、「光」や「光コンセントSC」といった記載があるので探してみてください。
申し込みの窓口
光回線もホームルータも、代理店やプロバイダを経由して申し込むことができます。お得に申し込みたい方は、こうした窓口の違いも確認しておくと良いでしょう。
特に代理店では、高額キャッシュバック特典や月額料金割引特典などを設けており、公式窓口にはない特典が適用されるケースもあります。そのため、同じサービス内容でも、実質料金が大きく変わることがあります。
ただし、代理店は複数存在し金額も特典内容も異なります。選んだ窓口によって数万円の差になることもあるため、お得感を重視する方は代理店ごとの比較もしておくことが大切です。
光回線のメリット・デメリット
ここからは、それぞれのメリットとデメリットを確認し、それを踏まえたうえでおすすめな人も解説します。
まずは、光回線についてです。
メリット
光回線のメリットは4つあります。
| メリット1.高速で安定した通信ができる メリット2.複数接続しても快適に使える メリット3.データ無制限で速度制限がない メリット4.環境に合ったプランが選べる |
詳しく見ていきましょう。
メリット1.高速で安定した通信ができる
光回線の最大のメリットは、通信速度が速く安定している点です。光ファイバーケーブルを物理的に家まで引き込むため、スマホと同じモバイル回線を使うホームルーターに比べて、安定したインターネット環境を実現できます。オンラインゲームを快適にプレイしたい人や、リモートワークなど常に安定した通信が求められる人に最適です。
メリット2.複数接続しても快適に使える
光回線は通信が安定するため、複数の端末を同時に接続しても速度が落ちにくいメリットもあります。スマホやパソコン、ゲーム機など、家族全員がそれぞれの端末を使っていても、ストレスなく快適に利用できるでしょう。ただし、使用するルーターには最大接続台数がきまっているため、その範囲内で利用することが大切です。
メリット3.データ無制限で速度制限がない
光回線は基本的にデータ量による制限がないため、どんなにたくさん使っても速度制限がかからないというメリットがあります。回線が混雑して一時的に速度が低下することはありますが、これは速度が制限されているわけではないため不安になる必要はありません。
その点、ホームルーターも実質無制限ではありますが、短期間で大量のデータ通信を行うと、一時的に速度制限がかかる場合があるため、使い方には注意が必要です。
メリット4.環境に合ったプランが選べる
光回線は、1ギガ・5ギガ・10ギガといった複数の速度プランがあり、利用スタイルや環境に応じて最適なプランを選ぶことができます。これに対しホームルーターは、基本的に通信速度を選べるプランがなく、自分の利用スタイルに合わない可能性があります。用途や環境に応じて柔軟に選べる点は、光回線の大きな魅力と言えるでしょう。
デメリット
光回線のデメリットは3つあります。
| デメリット1.月額料金がやや高い デメリット2.工事が必要ですぐに利用できない デメリット3.提供エリアが限定的な場合がある |
それぞれを詳しく解説していきます。
デメリット1.月額料金がやや高い
光回線は、ホームルーターと比べて月額料金がやや高めです。通信速度の速いプランを選ぶと料金がさらに上がるため、注意が必要です。マンションタイプであれば、ホームルーターよりも安い料金で使えることもありますが、電柱から直接光回線を引き込む場合は戸建てプラン扱いとなるため、料金が高くなります。料金を重視される方は、契約前にしっかり確認しましょう。
デメリット2.工事がある場合はすぐに利用できない
光回線を使うには、基本的に工事が必要です。戸建ての場合は必須で、マンションも未接続の場合は必要です。そのため、申し込み後すぐに使えるわけではなく、使えるまでに時間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。
特に引越しの多い3月〜5月は工事の予約が取りにくく、申し込みから2ヶ月以上待たされるケースも。光回線を申し込む際は、タイミングに注意しましょう。開通するまでWi-Fiルーターを無料で貸し出ししてくれるところもあるので、事前に確認しておくと安心です。
デメリット3.提供エリアが限定的な場合がある
光回線には、一部の地域でしか利用できない独自回線や高速プランが存在します。そのため、使いたくても提供エリア外で契約できない場合があり、この点は光回線のデメリットと言えるでしょう。特に、オンラインゲームをプレイする人にとっては、通信速度の安定性や速さ優れた独自回線は魅力的な選択肢です。もし、同時回線を使いたかったけどエリア外だった場合は、ゲームに特化したゲーミング回線や、利用者からの評価が高いコラボ光を検討するしかありません。利用できる光回線の中から、自分に合った回線を探しましょう。
光回線がおすすめな人は?
メリット・デメリットを踏まえたうえで、光回線がおすすめな人は以下の通りです。
●通信速度と安定性を最も重視する人
●オンラインゲームを快適にプレイしたい人
●画像や動画のデータをアップすることが多い人
●家族みんなで快適に使いたい人
光回線は、速度と安定性に定評のあるインターネット回線なので、通信速度を最も重視する人におすすめです。
普段からオンラインゲームをする人は、独自回線やコラボ光型のゲーミング回線を導入することで、競技性の高いFPS・TPSのゲームが快適にプレイできるでしょう。
また、画像や動画などのデータをクラウド上にアップすることが多い人にも最適です。重いデータも、それほど時間をかけずにアップロードできるでしょう。
複数の端末に同時接続しても速度が遅くなりにくいため、家族で利用する人にもおすすめ。当てはまる方は、ぜひ光回線を検討してみましょう。
ホームルーターのメリット・デメリット
つづいて、ホームルーターのメリット・デメリットと、おすすめな人について解説していきます。
メリット
ホームルーターのメリットは3つあります。
| メリット1.工事不要ですぐに使える メリット2.初期費用が抑えられる メリット3.引越しに対応しやすい |
それぞれを詳しく解説していきます。
メリット1.工事不要ですぐに使える
ホームルーターは、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fi環境が整う手軽さが魅力です。光回線のような開通工事が不要なため、面倒な手続きや日程調整も必要ありません。
また、店舗で申し込めばその場で端末を受け取れるため、最短で当日から利用することも可能。忙しい人や、すぐにネット環境を取り入れたい人に最適な選択肢となります。
メリット2.初期費用が抑えられる
光回線は、工事や専用ルーターの準備が必要で、初期費用として数万円かかることも珍しくありません。それに比べてホームルーターは、端末が届いたその日からすぐに使い始めることができ、工事は一切不要。別途用意する機器もないため、光回線よりも初期費用がぐっと抑えられます。費用を抑えつつ、スピーディーにWi-Fi環境を整えられるのは、ホームルーターならではの大きな魅力です。
メリット3.引越しに対応しやすい
ホームルーターは、光回線のように設置場所が固定されないため、引越しにも柔軟に対応できるメリットがあります。新しい住まいで使う場合も、オンラインで住所変更の手続きをするだけでOKなパターンがほとんどです。引越しのたびにインターネット環境を整える手間が抑えられるため、転勤や単身赴任などの転勤が多い人に最適です。
デメリット
ホームルーターのデメリットは3つあります。
| デメリット1.光回線より速度や安定性は劣る デメリット2.月額料金は光回線と大きく変わらないことも デメリット3.データ無制限でも速度制限がかかる場合がある |
それぞれを詳しく解説していきます。
デメリット1.光回線より速度や安定性は劣る
ホームルーターは、モバイル回線を使って通信を行うため、光回線よりも速度や安定性が劣る傾向にあります。周囲の建物や電波状況、天候などの影響で、速度が低下したり不安定になることがあります。また、設置する場所によって電波の入りやすさも変わるため、利用の際は置き場所や環境にも注意が必要です。快適な通信環境を求める方は、慎重に検討しましょう。
デメリット2.月額料金は光回線と大きく変わらないことも
ホームルーターは、工事不要で初期費用を抑えられますが、月額料金は光回線とあまり変わらない場合があります。安さ重視で選ぶと、思ったよりメリットを感じられない可能性があるので注意しましょう。
光回線のマンションタイプは、ホームルーターよりも月額料金が安く設定されていることもあるので、料金重視の方は料金プランをしっかり比較することをおすすめします。
デメリット3.データ無制限でも速度制限がかかる場合がある
ホームルーターは、短期間で大量のデータ通信をした場合や、夜間などの利用者が増える時間帯は、一時的に速度制限がかかる場合があります。光回線には基本的に制限がないため、これは、ホームルーターを使う上で気になるデメリットと言えるでしょう。モバイル回線を複数のユーザーで共有しているため、全体の通信品質を保つ目的として設けられています。速度制限を気にせず使いたい方は、光回線の導入を検討しましょう。
ホームルーターがおすすめな人
メリット・デメリットを踏まえたうえで、ホームルーターがおすすめな人は以下の通りです。
●すぐにWi-Fiが使える環境を整えたい人
●転勤や単身赴任などの引越しが多い人
●光回線が導入できない環境に住んでいる人
●SNSや動画視聴などの利用が中心の人
ホームルーターは、すぐに自宅でWi-Fiを使いたい人におすすめです。コンセントに挿すだけの簡単設定で、店舗で申し込めばその場で受け取れるスピーディーさがあります。
また、転勤や単身赴任などで引越しが多い人にも最適。オンラインで住所変更さえすれば、転居先でもすぐに使えます。光回線が導入できない物件にお住まいの方も、選択肢の一つとなるでしょう。
SNSの閲覧や動画視聴などの利用が中心の人なら、ホームルーターでも十分快適に利用できるでしょう。ただし、リモートワークが多い人やオンラインゲームをする人は、速度や安定性のある光回線の方が安心です。
どっちがいい?目的に合わせた選び方について
ここまでの内容から、目的にあわせて光回線とホームルーターどちらが最適かについてお伝えします。
人によって重視するポイントは異なると思いますので、参考程度にチェックしてみてください。
一人暮らしの人
一人暮らしの多くは、アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる方が多いと思います。そのため、導入のしやすさで言えば「ホームルーター」が有利でしょう。
ただし、オンラインゲームやリモートワークが多い場合は、「光回線」の方が最適です。工事などの許可が必要で導入には時間がかかりますが、一度開通すればそのあとは快適です。
オンラインゲームを全くしない人で、動画視聴・SNS閲覧程度のライトユーザーなら「ホームルーター」でも十分です。ただし、光回線はアパートやマンションの方が安い料金設定となっていることが多いため、コストを気にするなら「光回線」もありでしょう。
自分のライフスタイルに合わせて選択してみてください。
引越しが多い人
引越しが多い人は、ほとんどが仕事の都合で移動していると思います。そのため、忙しい合間でもスムーズにWi-Fi環境を整えられる「ホームルーター」が向いています。
新しい住まい先では、オンラインでの住所変更は忘れずに行いましょう。契約先によって手順が異なる場合もあるため、必ず確認しておくことをおすすめします。
家族みんなで快適に使いたい人
家族の場合は「光回線」が最適です。光回線は、複数の端末をつないでも速度低下が起きにくいため、誰かが動画を視聴していても、他の人が快適にリモートワークやオンラインゲームを楽しめます。
さらに、ホームルーターと比べて安定した通信が可能なため、オンライン授業やリモート会議など絶対途切れてほしくない場面でも安心して利用できます。速度制限を気にしなくても良いといったメリットもあり、家族みんなが快適に使える回線なのです。
リモートワークやオンラインゲーム中心の生活の人
リモートワーク中心の生活や、オンラインゲームを頻繁にプレイする人には「光回線」がおすすめです。
リモート会議や打ち合わせといった重要な場面でも、光回線なら安定した通信を確保できるため、音声や映像が途切れることなくスムーズにやり取りできます。
オンラインゲームは、必要な速度・ping値の目安が通信速度30〜100Mbps以上、ping値30ms以下となります。下の表を見てわかるとおり、基準を満たしているのは光回線となります。
| 回線タイプ | 平均下り速度 | 平均上り速度 | 平均Ping値 |
| 光回線 | 527.7Mbps | 455.6Mbps | 18.6ms |
| ホームルーター | 107.7Mbps | 25.5Mbps | 47.8ms |
| モバイルルーター | 88.7Mbps | 15.3Mbps | 53.5ms |
引用元:みんなのネット回線速度(みんそく)(2025年7月時点の各回線タイプの平均値)
ホームルーターでもプレイ可能ですが、FPS・TPSといったジャンルは難しいかもしれませんね。
おすすめの光回線3選
ここでは、おすすめの光回線を3つ紹介します。光回線選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、おすすめの光回線を一覧の表にしましたのでご確認ください。
| 光回線サービス | エリア | 月額料金 | 速度・Ping値 | スマホセット割 |
| GMOとくとくBB光 | 全国 ※10ギガは一部地域 |
・戸建て:4,818円~ ・集合住宅:3,773円~ |
・下り:456.13Mbps ・上り:390.14Mbps ・Ping値:19.79ms |
なし |
| ドコモ光 | 全国 ※10ギガは一部地域 |
・戸建て:5,500円~ ・集合住宅:4,180円~ |
・下り:452.29Mbps ・上り:390.55Mbps ・Ping値:20.92ms |
ドコモ:最大1,210円 |
| NURO光 | 北海道・東北・関東・東海・関西・中国・九州の一部地域 | ・戸建て:5,200円~ ・集合住宅:3,850円~ |
・下り:793.64Mbps ・上り:695.79Mbps ・Ping値11.34ms |
・ソフトバンク:最大1,100円 ・ワイモバイル:最大1,650円 ・NUROモバイル:最大1,100円 |
※速度の引用元:みんなのネット回線速度(みんそく)(2025年7月時点の情報)
GMOとくとくBB光
●キャンペーンが充実しキャッシュバック特典が高額
●Wi-Fiルーターのレンタルが0円(1ギガの場合)
●契約期間の縛り・解約金がない
●工事費実質無料特典もあり導入しやすい
GMOとくとくBB光は、契約期間の縛りやキャンペーンが充実しているコラボ光回線です。
月額料金4,290円~と平均的ではありますが、高額キャッシュバック特典や月額料金割引特典などが充実しているため、長期的にみるとコスパが良い光回線となります。コラボ光なので、アパートやマンションに「光コンセント」があれば開通工事不要で利用できます。
また、厳選されたWi-Fiルーターが0円でレンタルできるのも魅力。1ギガの場合、3年以上利用すればそのままプレゼントとなります。ルーター選びに迷っている方や、初期費用を抑えたい人にとっては嬉しい特典ですね。
契約期間の縛りや解約金がないため、光回線の中では引っ越しが多い人にも最適です。ただし、工事費実質無料の特典を利用している場合は、毎月割引することで実質無料を実現しているため、割引が終わる前に解約すると残りの工事費を一括で請求されます。解約のタイミングには注意が必要です。
GMOとくとくBB光がおすすめな人は、以下の通りです。
●高額キャッシュバックが欲しい人
●引っ越しが多い人
ドコモ光
●複数のプロバイダから選べる
●契約者数№1で安心感がある
●スマホとのセット割がある
●キャンペーン・キャッシュバックが充実
ドコモ光は、契約者が最も多いコラボ光回線です。多くの人に選ばれている安心感があります。
最大の特徴はプロバイダを自由に選べることです。コラボ光の多くは特定のプロバイダに固定されていますが、ドコモ光ではプロバイダを複数用意しています。プロバイダを変更することで通信速度が改善されるケースもあるため、他社へ乗り換えなくても快適なネット環境を整えることができます。
また、スマホとのセット割は最大1,210円も割引されて、キャンペーン・キャッシュバックも充実しているのでお得に申し込みが可能。ドコモショップ(店舗)で契約することも可能なので、Webでの申し込みに不安がある方でも安心です。
ドコモ光がおすすめな人は以下の通りです。
●ドコモユーザーの人
●安心感やサポート面を重視する人
NURO光
●プロも認める通信速度や安定性
●2ギガプランが選べる
●割引特典が選べる
●スマホとのセット割がある
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する独自の光回線サービスです。プロeスポーツチーム「REJECT」とのチームスポンサーシップ契約を結んでおり、通信速度や安定性の高さはプロも認めるレベル。本気のゲーマーや高品質なネット環境を求める人におすすめしたい光回線となります。
最大の特徴は、2ギガのプランを標準で用意している点です。「1ギガだと不安」という人には、ぴったりな選択肢と言えるでしょう。それでいて料金も比較的リーズナブルなので、コストを重視する人にも最適です。
ただし、独自回線のため提供エリアは限定されており、また宅内工事・屋外工事が別日に行われることもあり、開通までに時間がかかる可能性もあります。この点に不満を感じている声も多いので、契約前にしっかり確認しておくと安心です。
NURO光がおすすめな人は以下の通りです。
●プロも使っている光回線を契約したい人
●ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの人
おすすめのホームルーター3選
つづいて、おすすめのホームルーターを3つ紹介します。ホームルーター選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、一覧の表にしましたのでご確認ください。
| ホームルーター | おすすめの窓口 | 月額料金・端末代 | 速度・Ping値 | スマホのセット割 |
| WiMAX (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) |
カシモWiMAX | ・月額料金:4,818円 ・端末代:27,720円 ※3年利用で端末代実質無料 |
・下り:130.48Mbps ・上り:24.92Mbps ・Ping値:47.37ms |
・auスマホ:最大1,100円 ・UQモバイル:最大1,100円 |
| ドコモ home 5G | GMOとくとくBB | ・月額料金:5,280円 ・端末代:73,260円 ※3年利用で端末代実質無料 |
・下り:179.97Mbps ・上り:17.88Mbps ・Ping値:47.43ms |
・ドコモ:最大1,210円 |
| SoftBank Air | モバレコ Air | ・月額料金:4,180円 (37ヶ月目~:5,368円) ・端末代:71,280円 ※4年利用で端末代実質無料 |
・下り:134.2Mbps ・上り:12.13Mbps ・Ping値:47.49ms |
・ソフトバンク:最大1,100円 ・ワイモバイル:最大1,650円 |
※速度の引用元:みんなのネット回線速度(みんそく)(2025年7月時点の情報)
WiMAX
●おすすめの窓口は「カシモWiMAX」
●下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能
●au・UQモバイルとのセット割あり
WiMAXは、UQコミュニケーショズ社が提供するホームルーターです。5Gに対応し、下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能となっています。
申し込みは、業界最安級のWiMAXサービス「カシモWiMAX」がおすすめです。キャッシュバック特典はありませんが、月額料金が1ヶ月以降ずっと4,818円と安く利用できるのが魅力です。端末代は27,720円で、毎月770円の割引が適用。36ヶ月利用すれば実質0円となます。
auのスマホやUQモバイルユーザーなら最大1,100円の割引が適用されます。au・UQモバイルユーザーで、ホームルーターを探している人におすすめです。
au WiMAXがおすすめな人は、以下の通りです。
●高速なホームルーターを探している人
●月額料金を抑えたい人
ドコモ home 5G
●おすすめの窓口は「GMOとくとくBB」
●下り最大4.2Gbpsの高速通信
●最大66台の同時接続に対応
●ドコモのスマホプランとのセット割あり
home 5Gは、ドコモが提供するホームルーターです。WiMAXと同じく下り最大4.2Gbpsの高速通信と、最大66台の同時接続に対応しています。
おすすめの窓口は、GMOとくとくBBです。指定の手続きで2万円のAmazonギフト券や、他社からの乗り換えで2万円分のdポイント還元など、他ではあまり見られない魅力的な特典が受け取れます。ただし、受け取るためにはも仕込みとは別に手続きをする必要があるため、その点だけ気をつけておきましょう。
また、ドコモユーザーなら最大1,210円のセット割が適用されるのも嬉しいポイント。端末代73,260円は、36ヶ月利用で実質0円となります。
ドコモ home 5Gがおすすめな人は、以下の通りです。
●お得な特典を受け取りたい人
●高速なホームルーターを探している人
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)
●おすすめの窓口は「モバレコ Air」
●Wi-Fi7にも対応
●月額料金が安い
●違約金・撤去工事費を満額還元
ソフトバンクエアーは、ソフトバンクが提供するホームルーターです。5Gの高速通信だけでなく、Wi-Fi7にも対応しているのが特徴です。
おすすめの窓口は「モバレコ Air」です。モバレコ Airは、ソフトバンクエアーの代理店で、月額料金が1ヶ月目は770円、2ヶ月目から36ヶ月目まで4,730円と安いのが魅力。さらに、他社からの乗り換え時の違約金・撤去工事費を満額還元してくれるキャンペーンもあり、お得に利用し始めることができます。
さらに、ソフトバンクユーザーなら1,100円、ワイモバイルユーザーなら1,650円のセット割が適用。気になる方はぜひ検討してみてください。
ソフトバンクエアーがおすすめな人は、以下の通りです。
●月額料金を抑えたい人
●他社からの乗り換えを検討している人
光回線・ホームルーターのよくあるQ&A
光回線とホームルーターは、結局どちらを選ぶべき?
ホームルーターに比べて通信環境が安定しており、オンラインゲーム・リモートワーク・動画配信など、幅広い用途に対応できます。月額料金も、ホームルーターより数百円ほど高い程度で済むケースが多く、快適なネット環境が手に入ると考えれば、長期的にみて光回線の方がコストパフォーマンスに優れていると考えられます。
もちろん、「引っ越しが多い」「光回線の工事ができない」といった事情がある人には、ホームルーターが向いています。自分の利用スタイルに合わせて選択することが大切です。
光回線の工事はどのくらい時間がかかる?
ただし、「予定していたルートで光ファイバーケーブルを引き込めない」「電柱から宅内に引き込む際に穴をあける必要がある」といった場合は、通常よりも工事がかかる可能性があります。工事を行う際は、時間に余裕の持てる日を指定しておきましょう。
ホームルーターの最適な設置場所は?
まとめ
本記事では、光回線とホームルーターについて比較しました。
それぞれ通信速度や導入の手軽さに違いがあることが分かったかと思います。速度が速く安定しているのは光回線で、工事不要で簡単に利用できるのがホームルーターとなります。料金に関しては、住んでいる建物や選んだ申し込み窓口の特典内容によって変わるため、一概にどちらが安いとは言えません。
どちらを選ぶべきかは、自身の生活環境や利用目的に合わせて判断するのがベストです。普段からオンラインゲームやリモートワークが中心なら光回線が向いていますし、引越しが多い人や動画を見たりSNSを見る程度の使い方ならホームルーターが向いています。料金だけでなく、どんな使い方をするかを考慮しながら選んでみてください。
本記事が少しでも最適な選択の手助けになれば幸いです。