マンションでおすすめな光回線10選!選び方のポイントや注意点も徹底解説

マンションで快適なネット環境を手に入れるなら、光回線の利用がおすすめです。光回線とは、光ファイバーケーブルを使ったインターネット通信で、従来の電話回線よりも高速かつ安定した接続が可能になります。

とはいえ、光回線のサービスは非常に多く、「種類が多すぎて選べない…」「自分にあった光回線はどれ?」と悩んでしまう方も少なくありません。

そこで本記事は、マンションで使えるおすすめの光回線を10選ご紹介します。

選び方のポイントや開通までの流れについても丁寧に解説していますので、マンションでの光回線選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

マンションに光回線を引く前に知っておくべき基礎知識

光回線を選ぶ前に、まずはマンションについて基本的な知識をお伝えします。

マンションで使える光回線は2種類

まずは、光回線の種類をチェックしましょう。種類を知っておけば、回線選びやトラブル防止に役立ちます。

光回線の種類は大きく分けて「NTT回線」と「独自回線」の2つに分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

NTT系
(フレッツ光・コラボ光)
独自回線系
(電力系含む)
主な光回線サービス フレッツ光
ドコモ光
ソフトバンク光
ビッグローブ光
GMOとくとくBB光
JCOM NET光(一部独自回線)
楽天ひかり
@nifty光
IIJmioひかり
…etc
auひかり
NURO光
コミュファ光(中部電力)
eo光(関西電力)
メガ・エッグ光(中国電力)
ピカラ光ねっと(四国電力)
BBIQ光(九州電力)
※電力会社は中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力で光回線サービスを提供
提供エリア 全国
※一部地域に未対応あり
※10ギガプランは一部地域
一部地域
特長 ・日本全国に提供
・NTT系回線同士なら工事不要で乗り換え簡単
・時間帯によって遅くなる場合がある
・NTT系回線に比べて通信速度が速い
・開通までに時間が掛かる場合がある
・電力系回線は電気とのセット契約で割引がある

それぞれについて詳しく解説していきます。

NTT系(フレッツ光・コラボ光)

NTT系とは、NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」の回線を使った光回線サービスを指します。山間部など一部地域を除き、全国で利用できます。また、すでにこの回線を導入しているマンションも多く、利用しやすいのが魅力です。

NTT系は、大きく分けて「フレッツ光」「コラボ光」の2つがあります。

  • フレッツ光:NTTが提供するインターネット回線サービス。利用するには別途プロバイダーとの契約が必要で、料金もやや高め。個人向けのキャンペーンがとても少なく、割引などもほとんど無い。
  • コラボ光:NTTのフレッツ光回線とプロバイダーがセットになったサービス。別途プロバイダー契約をする必要がなく、月額料金もフレッツ光より安い。キャンペーンやキャッシュバック特典も充実し、お得感がある。

フレッツ光もコラボ光も同じ回線なので、通信品質にそれほど大きな差はありません。また、乗り換えが工事不要になるのもポイント。引っ越しのタイミングで他のコラボ光に乗り換えようという場合も、工事がないためスムーズに切り替えられます。

独自回線系(電力系も含む)

独自回線とは、NTTのフレッツ光回線を利用せず、自社で保有・運用している回線を使っている光回線サービスを指します。提供エリアが限られており、利用者が少なく回線が混雑しにくいため、通信速度が速く安定しているのが特徴です。

独自回線は、大きく分けて「auひかり・NURO光(ダークファイバ―活用)」と「電力系回線(地域限定)」の2つがあります。

  • auひかり・NURO光(ダークファイバ―活用):独自回線といえば、まずこの2つ。電力会社から引き継いだ回線や、NTTの未使用ケーブル「ダークファイバ―」を活用してサービスを提供している。
  • 電力系回線(地域限定):中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力が自社回線を使ってサービスを提供。電気とのセット割引などがある。

独自回線は、すでに決まった建物でしか利用できない場合があります。また、配線方式や設備状況によって「マンションプラン」が利用できず、「戸建てプラン」扱いになることも。戸建てプランは月額料金が高いため注意が必要です。

独自回線の申し込みを検討される方は、契約できるプラン内容もふまえ、導入できるかしっかり確認しておくことをおすすめします

マンションのインターネット回線の仕組み(VDSL・LAN・光配線方式)

マンションのインターネット回線は、一般的に「電柱→共用部分(MDF室)→各部屋」の順に配線されています。

電柱から共用部分まではほぼ光回線ですが、共用部分から部屋までは「VDSL配線方式」「LAN配線方式」「光配線方式」の3ついずれかを採用しており、どの配線方式かによって速度に差が出るため、ここをきちんと確認することが大切です。

特徴は以下の通りです。

  • VDSL配線方式:電話回線を使った回線。最大100Mbpsまでしか出ない。
  • LAN配線方式:LANケーブルを使った回線。最大1Gbpsだが、実行速度は60〜90Mbps程度が一般的。
  • 光配線方式:光ファイバーを使った回線。最大1〜10Gbpsの高速通信が可能。

VDSLの100Mbpsと、光配線の1Gbpsでは、約10倍もの差があります。
そのため、できるだけ「光配線方式」が導入されたマンションを選ぶのがベストと言えるでしょう。

光回線を選ぶ前に!マンションの設備状況を確認

ここでは、光回線を選ぶ前に確認しておきたい、マンションの設備状況について解説します。
まずは、次の3つの方法で光回線が導入されているかを確認してください。

〈光回線の確認方法〉
①光コンセントがあるか
②公式Webサイトでマンションを検索
③大家さんや管理会社へ直接問い合わせる

光コンセントは、リビングの壁やエアコンの周りなどにあります。「光」や「光コンセントSC」といった表示があるので、探してみましょう。

状況が確認出来たら、次の4つのパターンから必要な対応を行いましょう。

光回線がまったく導入されていない場合

この場合は、電柱から引き込む工事が必要なため、大家さんや管理会社の確認・許可が必要です。導入のハードルはやや高めで断られるケースもあり、マンション入居前の方はあえて選ぶ必要はないかもしれません。

万が一、工事の許可が下りなかった場合は、開通工事が不要なホームルータや、JCOM NETなどのケーブルテレビ回線を検討しましょう。

共用部分まで光回線が導入されている場合

この場合、共用部分から各部屋までの配線工事をすることで利用可能となります。大家さんや管理会社から工事の許可をとり、光回線に開通工事を依頼しましょう。工事自体は簡単で、30分~1時間程度で終わります。

ただし、共用部分まで引き込まれている線がフレッツ光の光ファイバーだった場合、独自回線は新たに電柱から引き込む工事が必要になることも。工事は勝手にできないので、光回線を申し込む前に必ず確認しましょう。

部屋まで光回線が導入されている場合

部屋に「光コンセント」がある場合、部屋まで光回線が開通しています。ONU(回線終端装置)やホームゲートウェイを接続するだけで使えるため、基本的に工事は不要ですが、未接続になっている場合は開通工事が必要です。そのため、光コンセントがあっても確認しておくと安心です。

独自回線の場合は「光コンセント」があっても別途工事が必要な場合があります。光回線を申し込む前に、工事の可否を確認しておきましょう。

共用部から各部屋まで光回線ではない場合(VDSL・LAN方式)

建物情報に「光回線完備」「インターネット完備」とある場合、部屋までVDSL・LAN方式が採用されている可能性もあります。これらを光配線方式にするには大規模な工事が必要となるため、ハードルはやや高めで断られる可能性があります。そのため、電柱から直接光回線を引き込むという選択肢ができないかを確認してみてください。

なお、NTTではVDSLから光配線方式への移行を進めています。VDSL・LAN方式のマンションが将来的に光回線となる可能性があるため、特に問題がないという方は移行されるまで待つのもアリかもしれません。

マンションの光回線を選ぶ5つのポイント

マンションで快適にインターネットを使うには、光回線の選び方が非常に大切です。
失敗しないためにも、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1.提供エリアを確認する
ポイント2.料金は総額で比較する
ポイント3.キャンペーンやキャッシュバックは「条件」をチェック
ポイント4.スマホとのセット割があるか
ポイント5.代理店窓口があるか

詳しく解説します。

ポイント1.提供エリアを確認する

どんなに魅力的な光回線であっても、そもそも提供エリアに含まれていなければ利用することはできません。そのため、光回線を選ぶ際はマンションのあるエリアでも利用できるか確認しましょう。確認の方法は、公式Webサイトの住所検索が便利です。

コラボ光は全国で提供できますが、一部地域では提供できない場合も。また独自回線は、提供エリア内であっても「戸建てプラン」扱いになって料金が高くなることがあります。どちらのタイプであっても、事前に提供エリアの確認はしっかりしておきましょう。

ポイント2.料金は総額で比較する

光回線を選ぶ際に、料金を比較して決めたい方も多いかと思います。この時、光回線の基本料金だけを見て選んでまうと、「安いと思っていたのに実際は高かった…!」なんて後悔する可能性が。そうならないためにも、必ず総額の料金で比較するようにしてください。

光回線の料金は、基本料金以外に「事務手数料」「工事費」「Wi-Fiルーターのレンタル代」「オプション料金」などがあります。キャンペーンで無料になる場合は、その特典も踏まえて毎月いくらになるのか確認しましょう。

ポイント3.キャンペーンやキャッシュバックは「条件」をチェック

光回線をキャンペーンやキャッシュバック特典の内容で選ぶ人もいるでしょう。この時、特典の内容だけでなく、適用条件をふまえて比較することが大切です。特典内容だけで判断すると、「キャッシュバックは長期のオプション契約が条件だった」「こっちの方がお得だった」と後悔する可能性があります。

また、工事費実質無料特典や工事費負担特典がある場合は、仕組みや手続きの方法もしっかり確認を。余計な費用を払うことになったり、必要な書類を用意できず特典無効になる場合があります。適用条件を踏まえたうえで比較し、本当にお得かどうかを判断しましょう。

ポイント4.スマホとのセット割があるか

光回線の中には、スマホとのセット割が用意されているサービスがあります。これは、同じキャリアのスマホと光回線を契約することで、スマホの月額料金が毎月割引されるというものです。通信費全体を安く抑えることができるため、セット割があるかも確認しておくと良いでしょう。

格安SIMの場合、同じ会社から光回線サービスがある場合はセットで契約するのがおすすめ。光回線サービスが無いスマホなら、料金が安い光回線を契約して通信費の総額を抑えましょう。

ポイント5.代理店窓口があるか

光回線によっては、代理店経由で契約することができます。代理店はキャッシュバック特典が充実し、お得に申し込むことができるため、お得感を重視する方は代理店窓口をチェックしておきましょう。

代理店が複数ある場合は、代理店ごとの比較も行います。キャッシュバック金額はそれぞれ異なり、選んだ窓口次第で数万円の差が出ることもあるため、比較・検討はとても大切です。受け取るための適用条件も忘れずに確認を。

マンションにおすすめな光回線10選

これまでの解説を踏まえて、ここではマンションにおすすめな光回線10選をお伝えします。

まずは、おすすめの光回線ごとにエリアや料金を比較した一覧をご確認ください。

サービス名
※おすすめ順
エリア
(10ギガは一部エリア)
基本料金 セット割
GMOとくとくBB光 全国 1ギガ:4,290円
10ギガ:5,940円
なし
ドコモ光 全国 1ギガ:5,280円/5,500円/5,720円
10ギガ:7,590円/8,030円/8,250円
ドコモ:最大1,210円
※ahamoは対象外(ahamo光とのセット割あり)
ソフトバンク光 全国 1ギガ:4,180円
10ギガ:6,380円
ソフトバンク:最大1,100円
ワイモバイル:最大1,650円
NURO光 北海道・東北・関東・東海・関西・中国・九州の一部地域 2ギガ:3,850円
10ギガ:4,400円
ソフトバンク:最大1,100円
ワイモバイル:最大1,650円
NUROモバイル:最大1,100円
ビッグローブ光 全国 1ギガ:4,378円
10ギガ:6,270円(スタート割適用)
au・UQモバイル:最大1,100円
J:COM NET 光 大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、和歌山、大分の一部地域
※「J:COM NET光(N)」は全国
1ギガ:5,280円
5ギガ:5,830円
10ギガ:6,380円
※J:COM NET 光(N)
1ギガ:5,258円
10ギガ:6,886円
J:COMモバイル:最大1,628円割引(期間限定)
au・UQモバイル:最大1,100円割引
※J:COM NET 光 (N)はau・UQモバイルのセット割対象外
auひかり 一部地域(要確認) 4,290円~ au・UQモバイル:最大1,100円
@nifty光 全国 1ギガ:4,378円
10ギガ:6,380円
au・UQモバイル:最大1,100円
IIJmioひかり 全国 1ギガ:4,356円
10ギガ:5,456円
IIJmio:毎月660円
楽天ひかり 全国 1ギガ:4,180円 楽天モバイル:毎月1,000ポイント還元

※2025年11月時点の情報

それぞれを解説していきます。

GMOとくとくBB光

<GMOとくとくBB光の特徴>
●キャンペーンが充実しキャッシュバック特典が高額
●Wi-Fiルーターのレンタルが0円(1ギガの場合)
●契約期間の縛り・解約金がない
●コラボ光で乗り換え工事不要

GMOとくとくBB光は、契約期間の縛りやキャンペーンが充実しているコラボ光回線です。

月額料金4,290円~と平均的ではありますが、高額キャッシュバック特典や月額料金割引特典などが充実しているため、長期的にみるとコスパが良い光回線となります。コラボ光なので、マンションにNTT系回線が導入されていれば開通工事も不要です。

また、厳選されたWi-Fiルーターが0円でレンタルできるのも魅力。1ギガの場合、3年以上利用すればそのままプレゼントとなります。ルーター選びに迷っている方や、初期費用を抑えたい人にとっては嬉しい特典ですね。

契約期間の縛りや解約金がないため、引っ越しが多い人にも適しています。ただし、工事費実質無料の特典を適用している場合は、解約のタイミングに注意が必要。毎月割引することで実質無料を実現するため、割引が終わる前に解約すると残りの工事費を一括で請求されます。

GMOとくとくBB光がおすすめな人は、以下の通りです。

●月額料金や初期費用を抑えたい人
●高額キャッシュバックが欲しい人
●引っ越しが多い人

ドコモ光

<ドコモ光の特徴>
●複数のプロバイダから選べる
●契約者数№1で安心感がある
●スマホとのセット割がある
●キャンペーン・キャッシュバックが充実

ドコモ光は、契約者が最も多いコラボ光回線です。多くの人に選ばれている安心感があります。

最大の特徴はプロバイダを自由に選べることです。コラボ光の多くは特定のプロバイダに固定されていますが、ドコモ光ではプロバイダを複数用意しています。プロバイダを変更することで通信速度が改善されるケースもあるため、他社へ乗り換えなくても快適なネット環境を整えることが可能です。

また、スマホとのセット割は最大1,210円割引で、キャンペーン・キャッシュバックも充実しています。ドコモショップ(店舗)での申し込みも可能なので、対面でサポートを受けながら契約したい人にも最適です。

ドコモ光がおすすめな人は以下の通りです。

●プロバイダを選びたい人
●ドコモユーザーの人
●安心感やサポート面を重視する人

ソフトバンク光

<ソフトバンク光の特徴>
●IPv6高速ハイブリット通信で快適
●ドコモ光の次に契約者が多い
●スマホとのセット割がある
●キャンペーン・キャッシュバックが充実

ソフトバンク光は、ドコモ光に次いで契約者が多いコラボ光回線です。

「IPv6高速ハイブリット通信」によって、快適なインターネット通信が期待できます。ただし、高速通信を利用するには「光BBユニット(月額513円)」のレンタルが必須で、Wi-Fiオプション(月額1,089円)加入ならトータルで月額1,602円の支払いが発生します。一見デメリットですが、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーならWi-Fiオプション込みで月550円で利用可能になるため、ソフトバンクユーザーにはメリットのある光回線といるでしょう。

スマホとのセット割では最大1,650円割引が適用され、キャリアの中でも最も大きな割引額です。ワイモバイルなら、月額料金を押さえつつ光回線とスマホの両方で快適な通信環境が整いますね。キャンペーンやキャッシュバック特典も充実しているので、お得に申し込めますよ。

ソフトバンク光がおすすめな人は以下の通りです。

●ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの人
●ルーターをレンタルしたい人
●お得感を重視する人

NURO光

<NURO光の特徴>
●月額料金が安い
●特典が選べる
●スマホとのセット割がある
●通信速度が速い

NURO光は、高速通信が魅力の独自回線です。通信速度を重視する方におすすめです。

月額料金も安く、本記事で紹介している光回線のなかでは最も安い金額となっています。また、選べる特典で2~3年の月額料金がさらに安くなります。速さと安さの両方を重視したい人に最適な光回線と言えるでしょう。

ただし、独自回線のため提供エリアは限られます。また、宅内工事・屋外工事日程が2回に分かれることもあり、開通までに時間がかかる可能性もあります。この点に不満を感じている声も多いので、確認のうえ契約を検討しましょう。

NURO光がおすすめな人は以下の通りです。

●月額料金を抑えたい人
●高速通信を求める人
●ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの人

ビッグローブ光

<ビッグローブ光の特徴>
●通信事業35年の老舗プロバイダーが運営
●au・UQモバイルユーザーのセット割がある
●キャンペーンやキャッシュバックが充実
●何度引っ越しても工事費0円

ビッグローブ光は、老舗プロバイダー「ビッグローブ」が運営するコラボ光回線です。

ビッグローブは35年以上の実績がある通信事業者で、通信速度の安定性に定評があります。また、KDDIグループに属しているため、au・UQモバイルとのセット割が適用できるのもポイント。auひかりが契約できないau・UQモバイルユーザーにとって、非常におすすめな光回線と言えます。

また、1ギガの3年プランを契約すれば、何度引っ越しても工事費が0円になるという特典があるのも魅力です。引っ越しをする可能性がある人にとっては、コストを抑えやすい光回線でしょう。

ビッグローブ光がおすすめな人は以下の通りです。

●引っ越しの予定がある人
●速度評価の高いコラボ光を探している人
●au・UQモバイルユーザーの人

J:COM NET光

<J:COM NET 光の特徴>
●地域や建物で選べる回線が決まっている
●AI機能搭載のWi-Fiルーターが付いている
●スマホのセット割がある
●テレビサービスがお得に契約できる

J:COM NET光は、建物によって使える回線が異なります。また、J:COM NET光は独自回線、J:COM NET光(N)はコラボ光回線となります。マンションがどちらの回線に対応しているかは、料金シミュレーションで確認できます。

マンションがJ:COM NET光の場合、月額料金は安くスマホとのセット割も適用されます。また、J:COMの強みでもあるテレビサービスもお得に契約可能に。ネット回線とテレビを一緒に契約したいという方に最適なサービスです。
ただし、J:COM NET光(N)はスマホのセット割やテレビサービスは対象外です。料金もやや高めなので、マンションでこの回線しか選べない場合は、慎重に検討することをおすすめします。

また、AI機能を搭載したWi-Fiルーターが使えるのも魅力。自動解析で回線の混雑を回避し、快適なネット通信を提供します。料金はプランに含まれているので、別途支払いは発生しません。

J:COM NET光がおすすめな人は以下の通りです。

●au・UQモバイルユーザーの人
●テレビサービスを契約したい人
●高性能なWi-Fiルーターを使いたい人

auひかり

<auひかりの特徴>
●プロバイダが選べる
●スマホのセット割がある
●ルーターのレンタル料が安くなる
●通信速度が速い

auひかりは、大手キャリアの中で唯一「独自回線」を採用した光回線サービスです。

最大の特徴は、契約したいプロバイダを自分で選べる点です。全部で8社用意されており、マンションのみ選択可能なプロバイダもあります。また、au・UQモバイルのセット割を適用すれば、ルーターのレンタル料も安くなり、モバイルユーザーにとって嬉しい特典と言えるでしょう。

ただし、利用できるマンションタイプはあらかじめ決まっており、自由に選ぶことはできません。建物によっては、VDSLやLAN配線を取り入れたタイプしか選べない可能性もあるため、なるべく光配線方式を取り入れたマンションを選ぶことをおすすめします。

auひかりがおすすめな人は以下の通りです。

●au・UQモバイルユーザーの人
●プロバイダを選びたい人
●とにかく通信速度を重視する人

@nifty光

<@nifty光の特徴>
●契約期間の縛りが無いプランもある
●スマホのセット割がある
●ニフティポイントが貯まる
●キャンペーンやキャッシュバックが充実

@nifty光は、ノジマ完全子会社であるニフティ株式会社が運営するコラボ光回線です。

家電量販店ノジマの店内商品が8%OFFになる割引優待などがあり、ノジマをよく利用する人にとてもおすすめです。また「ニフティポイント」も貯まり、貯まったポイントは月額料金の支払いに充てることも可能。お得さを実感しやすい光回線と言えるでしょう。

プランでは、契約期間の縛りが無いプランも用意されており、短期契約を検討する人にも選びやすい特徴があります。ただし、一部サービスや割引特典が適用されないため、他プランとしっかり比較したうえで契約を検討してください。

@nifty光がおすすめな人は以下の通りです。

●au・UQモバイルユーザーの人
●家電量販店ノジマをよく利用する人
●契約期間の縛りがない光回線を探している人

IIJmioひかり

<IIJmioひかりの特徴>
●格安SIMサービスの光回線
●IPoEオプションが無料
●SIMサービスとのセット割がある
●必要最低限のオプションしか用意されていない

IIJmioひかりは、格安SIMサービスを提供する株式会社インターネットイニシアティブのコラボ光回線です。

SIMサービスとのセット割で、毎月660円の割引が適用されます。一見少ない割引額に見えますが、SIMサービスのプラン内容によっては相殺されることもあり、実質的にお得です。IIJmioユーザーにとって、相性の良い光回線といえるでしょう。

また、必要最低限のオプションしか用意されていないのも特徴です。テレビや動画配信といったエンタメ系を利用したい人には向きませんが、余計なオプション加入を避けたい人には最適です。さらに、高速通信ができる「IPoEオプション」も無料で利用可能。通信速度に関する評価も高いため、気になる方はぜひ検討してみてください。

IIJmioひかりがおすすめな人は以下の通りです。

●IIJmioの格安SIMを使っている人
●余計なオプション加入を避けたい人
●高速通信のIPoEオプションが無料で利用できる

楽天ひかり

<楽天ひかりの特徴>
●月額料金が安い
●プランは1ギガのみ
●楽天ポイントが貯まりやすくなる
●工事費キャンペーンは完全無料

楽天ひかりは、楽天経済圏の人にとって非常にお得なコラボ光回線です。

最大の魅力は、楽天市場でのポイント獲得が2倍に増えること。また、楽天モバイルとのセット契約で毎月1,000ポイントも還元されます。ポイントは、日々の買い物からスマホ代の支払にも使えるため、楽天サービスを日常的に使っている人に最適です。

また、工事費に関するキャンペーンが「完全無料」なのも嬉しい魅力。他では月ごとの割引で実質無料を実現しますが、楽天ひかりは初めから工事費を割引してくれるため、後から請求される心配はありません。ただし、開通のタイミングによっては特典対象外となるため、適用条件はしっかり確認しておきましょう。

楽天ひかりがおすすめな人は以下の通りです。

●楽天モバイルユーザーの人
●楽天市場でよく買い物をする人
●工事費を完全無料にしたい人

マンションで光回線を契約する際の注意点

ここでは、マンションで光回線を契約する際の注意点をお伝えします。

注意点は3つあります。

注意点1.退去時に撤去が必要な場合がある
注意点2.通信速度はエリアや時間帯によって異なる
注意点3.建物によって光回線が引けない場合がある

注意点1.退去時に撤去が必要な場合がある

マンションで光回線を新たに導入する場合は、退去時に撤去が必要なケースがあります。建物によって原状回復(入居時と同じ状態に戻すこと)が定められている場合は、撤去しないと原状回復費用を請求される場合があるため、必ずルールに従って撤去しましょう。

撤去作業は1〜2時間程度で、主に光ケーブルを取り除く工事となります。2〜4月の引っ越しシーズンは、1カ月先まで工事の予約ができない場合があるため、早めの依頼を心掛けましょう。撤去費用は契約した光回線サービスによって異なります。契約時にあわせて確認しておくと安心です。

注意点2.通信速度は必ずしも最大通信速度が出るわけではない

最大1Gbps・10Gbpsといった通信速度が利用できると聞くと期待してしまいますが、これらはあくまで理論上の最大数値(ベストエフォート)です。ベストエフォートとは、「努力はするけど保証はしません」という意味です。そのため、必ずしも期待通りのスピードがでるわけではない点に注意しておきましょう。

最近では、多くの光回線で「IPv6」に対応しており、従来よりも安定した高速通信が期待できます。ほとんどが契約と同時に利用可能ですが、サービスによっては別途オプション契約が必要だったり、ルーターのレンタルが必須だったりと利用条件はさまざまです。その点も踏まえて光回線を選びましょう。

注意点3.建物によって光回線が引けない場合がある

マンションの中には、「建物が古くて光回線の工事が難しい」「外壁への配線が禁止されている」といった理由で、光回線を導入できない場合があります。この場合は、大家さんや管理会社からの工事許可が得られないため、光回線を引き込むことは難しいでしょう。

代替え手段として「ホームルーター」を利用するのも手ですが、これは近くの基地局から電波を受信して通信を行うため、通信速度はやや不安定。他の選択肢を選ぶ際は、特徴やメリット・デメリットをしっかり確認したうえで検討してください。

マンションで光回線を開通するまでの流れ

ここでは、マンションで光回線が開通するまでの手順を紹介します。

建物によって異なる場合もありますが、基本的には以下の流れで進めていきましょう。

手順1.マンションの光回線状況を確認する
手順2.光回線を選び申し込む
手順3.電話にて工事日の調整等をおこなう
手順4.立ち会いのもと回線の開通工事を実施する

それぞれ詳しく解説します。

手順1.マンションの光回線状況を確認する

まずは、マンションで光回線が導入済みかを確認します。

光コンセントが部屋に設置されている場合や、共用部分まで光回線の設備が導入されている場合は、比較的簡単な工事で済みます。導入されていない場合は、大家さんや管理会社・管理組合に確認し、光回線の工事を行ってもいいか確認してください。

すでに決まった光回線しか利用できない場合は、そのまま光回線を契約するか、他の光回線サービスが利用できないか相談してください。「▼光回線を選ぶ前に!マンションの設備状況を確認」で回線状況に応じた対応方法を4つのパターンで紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

手順2.光回線を選び申し込む

マンションの設備状況がわかったら、光回線を決めて申し込みます。この時、申し込む前に必ず提供エリア内にあるかを確認しましょう。

申し込みの窓口は、公式Webサイトや代理店など様々あります。安心感やサポート面を重視するなら公式窓口を、コストを重視するなら代理店窓口をといった視点で選ぶのがおすすめです。

「お申し込み」などの文言をクリックし、画面の案内に従って名前・住所・連絡先・希望工事日時といった情報を入力します。申し込みが完了すると登録したメールアドレス宛に完了お知らせメールが届きますので、内容に誤りがないか確認しておきましょう。

手順3.電話にて工事日の調整等をおこなう

申し込みの手続きが完了すると、サポート窓口から電話がかかってきます。先に申告していた工事希望日程のなかから正式な日時を決定し、工事日の予約を確定させましょう。

工事の日程が決まったら、大家さんや管理会社にも伝えておきましょう。共用部分での作業を行うために、あけておく必要があるからです。

電柱からの引き込み工事を行う場合は、2回に分けて工事を行うケースもあります。開通までに時間が掛かるため、なるべく余裕をもって日程を決めるようにしてください。

手順4.立ち会いのもと回線の開通工事を実施する

開通工事をおこなう場合は、立ち会いが必要です。

共用部分から部屋までの工事はだいたい30分〜1時間程度で、電柱から共用部分までの工事は、1〜2時間程度かかります

ルーターなどを同時にレンタル等する場合は、工事日の数日前に届く可能性があります。自前で用意する場合は、工事が完了するまでに準備しておきましょう。

マンションの光回線に関するQ&A

マンションで光回線が導入されているか確認する方法は?

部屋に「光コンセント」があるかを確認しましょう。内見の際に、壁やエアコンの近くに設置されている場合があります。建物によっては、意外な場所に設置されている場合もあるので、大家さんや管理会社に聞くのもよいでしょう。

マンションで利用するおすすめの光回線は?

コラボ光がおすすめです。コラボ光なら、「月額料金が安い」「コラボ光同士なら工事不要で乗り換え可」「キャンペーンでお得に契約できる」といった様々なメリットがあります。また、全国で利用でき、すでに導入されているマンションも多いため、利用しやすい光回線です。とくにこだわりがないのであれば、ぜひコラボ光を選んでみて下さい。

マンションで光回線を使えるまでどのくらいかかる?

早くて1週間程度ですが、工事の関係で1ヶ月程度かかる場合もあります。また、引っ越しのシーズンに申し込んだ場合、工事の日程がなかなか取れずもっと時間がかかる場合も。契約するタイミングに注意しながら、余裕をもって申し込むようにしてください。

マンションで光回線が利用できない場合はある?

「建物が古く光回線の工事ができない」「光ファイバーが届いていないエリア」「外壁への工事が禁止」といった様々な理由が挙げられます。その場合は、ホームルーターやケーブルテレビ回線を使ったインターネット接続を検討するなど、他の手段を取り入れてみてください。

まとめ

本記事では、マンションの光回線についておすすめを紹介しました。

マンションは、配線状況によって工事が必要なのか、希望の光回線が利用できるのかなど異なります。また、光回線が提供できるエリアにマンションがないと、そもそも契約することができません。申し込む前に、マンションの配線状況や光回線の提供エリアはしっかり確認しておくことが大切です。

非常にたくさんある光回線ですが、手間の少なさとコストパフォーマンスを重視するならコラボ光が最適です。中でも、契約期間の縛りや違約金がなく、キャッシュバック特典も充実している「GMOとくとくBB光」はとてもおすすめです。ただし、スマホとのセット割が無いため、その点を重視される方は他の光回線も検討してみましょう。

マンションでの光回線選びに、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。