タンザニア キリマンジャロ バラム・セレクト Ep.1

タンザニア キリマンジャロ バラム・セレクト Ep.1

タンザニア最大輸出業者テイラーウィンチ社のバラム氏は、同社のカップテイスターであり、その能力の高さは折り紙つきです。
タンザニアを「知り尽くしている」プロ中のプロである彼の元には、まさにタンザニア中のコーヒーが集まります。

そもそもキリマンジャロコーヒーの定義は「タンザニアで生産された(ブコバ地区を除く)アラビカ種コーヒー」とされており、非常に広義です。
はっきり言ってしまうと「素晴らしいキリマン」もあれば「まあまあなキリマン」もあるということで、キリマンジャロコーヒーでも豆によって品質は大きく異なってきます。
「バラム・セレクト」とは名前のとおり、数あるキリマンジャロコーヒーの中からバラム氏によって厳選された「特別選定品」なコーヒーなのです!

今回ご紹介するバラムセレクトは、キリマンジャロ南東斜面1700m地点で生育されたものです。
キリマンジャロ山はタンザニア北部、ケニアとの国境近くに位置します。
来年以降、様々な要因によりバラム氏の選定が変わることがあり得ます。
そのため、選定ごとにエピソード1、2と番号を振ることになりました。
現地の凄腕カップテイスターが選定した最高峰キリマンジャロコーヒーをぜひお楽しみください!


<当店の焙煎過程について>
当店では、全てのコーヒーについて焙煎前に生豆を水洗いし、時間をかけて乾燥させてから焙煎しております。
これによりコーヒーの雑味がなくなり、冷めても美味しいコーヒーになり、この過程を経たコーヒーを当店では「pre-washed coffee」と呼んでいます。
豆の水洗いについては賛否が分かれるところですが、当店は「絶対にした方がいい!」と考えています。

①計量した豆を水につけます
1分強おいて、お米を研ぐ感覚で豆をしっかり洗います。
大体3回ほどすすぐと、水が濁らなくなります。
丁寧かつスピーディーな作業が大事です。
洗った直後の豆は水分を含みますので、洗う前より重くなります。

③この吸った水を外に出す工程が乾燥です
バットの上にタオルを敷いて、その上に均一に豆を敷きます。
ぐるぐる巻きにして効率よく豆表面の水分を吸った後、天日干しします。
秋冬は乾燥させやすいですが、均一に乾燥するよう数十分おきに豆を撹拌します。

④焙煎機に余熱をかけ豆を室内に戻します
乾燥の最中、欠点豆を取り除く作業を数回に分けて行っているので、最初よりも重量が減ります。
これで乾燥も終わって、いよいよ焙煎です!

➄強火でしっかりふっくら焼き上げます
この豆は当店の基準でいうと少し深めの煎り具合です。
洗われていないコーヒーとの差は、コーヒーが冷めたときにはっきり分かります。
洗われたコーヒーは冷めるとより個性が際立って感じられるようになります。
お客様にご提供するコーヒーは全て丁寧に洗い、乾燥させ、焙煎します。

商品URL
https://iori2018.thebase.in/items/33880030